今の時代ならでは。


RZ34納車待ちのお客さんが、別にオーダーした新型紙シビックTYPE Rに乗って遊びに来てくれました。
”全然ブン回してください!”と許可もいただき試乗しましたが、2.0L 4気筒エンジンでもVTECとTURBOパワーが強烈で、とても330馬力とは思えない力強い加速をしてくれました。
かつ6速ミッションに4ドア4人乗りと、家庭持ちには嬉しい1台です。
僕も以前はEK9とFK2の2台のTYPE Rを所有していた時期がありましたが、この新型FL5は運動性能は当然ながらデザインも良く魅力的な車であることに違いはありません。
ただ、残念ながら新型フェアレディZ同様に受注停止中とのこと。
もう1−2年はこのような欲しい時に欲しいものを手にすることのできない状況が継続されるのかもしれませんが、誰が最終型GT-Rに乗ってきてくれるだろうかということも楽しみにしています。

12年前へ戻すのではなく、今に生かす。


前回のBLOGで登場したZ32最終型。
フェアレディZ 300ZX ツインターボ 2/2
DAYTONAに来たときから、前オーナーにより初期型ワインレッドへと全塗装が施されていましたが、12年間も手入れがされていないと無残な姿に。



お仕事で頂くレストア等で生じる製造廃止部品の部品取りなどにも使っていましたので、ところどころ部品がなく残念な姿へと変わってしまいました。



元の塗装状態(塗料)も決して良くはなかったのか、ところどころクリアーは浮き変色も見受けられます。

このまま放置していても、どんどん劣化は進む一方だし、何処かのタイミングで何かをしなきゃいけないかと思いつつ12年経過してしまったわけですが、
ちょうどいいタイミングかもしれません。
ペイントファクトリーへ輸送し、本来のスーパーブラックへ塗装を戻し、再生を行いたいと思います。

恐れずに進め。 


よく、年寄り(失礼!)が"時間が経つのが早いねー"とか"1年があっという間だ"などと口にしますが、
これは、生涯における時間の心理的長さは、年齢の逆数に比例し、年齢に反比例することが原因だそうで"シャネーの法則"と言うそうです。
たしかに1年の経過はあっという間だし、1ヶ月なんてすぐに来てしまう。
経営者あるあるでしょうが、月末の支払いが終わったと思って一息ついたら、もう翌月の支払いが。。。 
段々と1日、1ヶ月、1年における尺度が短くなってきてると僕自身も感じることは、自分も歳を重ねていると改めて思い知らされてしまう出来事です。

過去に何度か本Blogに書いたこともありますが、僕は過去に自分が手がけた仕事に直面した時、非常に驚く時があります。
よく、こんなことが出来たよな? 凄いな! その時々で過去の自分に感心するわけですが、それは紛れもなく自分自身ですので、驚くばかりではなく微笑ましくもあり嬉しい瞬間でもあります。
もちろん、過去の自分は未来の自分に誉められようと行動したわけではなく、ただその時々にできる精一杯の事をしただけでしょう。
では、今の自分は?と考えた時 未来の自分が誉めてくれるのだろうか?
そう考え出したら正直自信はないし、それどころか”そういう”考えをしている時点で、もしかして自分は歳をとったのか?折り返し始めているのか?と。
僕は49歳ですが、年齢や生活環境の変化で不安になるときも当然あります。 過去の蓄積が現在であり、今の積み重ねが未来とするならば、果たして自分は今のままでいいのだろうか?
最近、そのようなことばかりを考えていました。 当然、テンションは上がらず面白くない。

最近、片付けをしていたときのこと。
DAYTONAには長年にわたり手付かずのZ32最終型があります。
僕達が中古車販売を行っていた末期、東京より1台の最終型を仕入れしていましたが、結局買い手がつかないまま中古車販売業を終了させましたので、その時の不良在庫車という事です。
ふと、フロントウインドウに貼られたままの車検ステッカーを見ると、”平成23年”の文字が。つまりこの車両を仕入したのは約12年前。
今回のBlogの流れから言えば

”もう、そんなに時間が経ったのか?と、そう感じた”

と書きたいところではありますが、そうではなく「まだ、それくらいか」と。
つまりは、自分の中の時間軸が思っているより緩やかであると気がつき、この最近 老いや未来を心の中で恐れていましたが”まだ全然やれるな!”
と、誠に単純ではありますが、自分の時間が生み出す可能性は、終わったわけではないと勇気つけられた瞬間でもありました。

早期リタイヤというワードが飛び交う中。
僕の場合、見えない恐怖と戦わず守りに徹するのもいいのでしょうが、残念ながらそれだけの基盤もありません。
ならば、前へ進むのみ。
 
しかしながら、時々後ろを振り返るのは、
それは歳のせいかもしれません。

誇らしく生きている。


九州のZ34 nismoオーナーさんが、SACLAMサイレンサーとフロントパイプの装着のため入庫してくれました。
時代はダウンサイジングターボ、ハイブリッド もしくはEVが主流のパワーユニットへと移行している中、歴代最大の大排気量3.7L NAエンジンをつい最近まで採用していたZ34です。
大排気量NAエンジンの持つ良さといえば、やはりエンジンそのものが発するメカニカル的な動きや排気音では無いでしょうか。
そこに組み合わせられるマニュアルトランスミッション。 現代的な制御システムの中にどこか古風を残した味わい。
おそらくは、もう2度と自動車メーカーは”このような”パッケージを作ることはなく、これまでは当たり前のように触れていたZ34でも、今はなぜだか輝かしく、誇らしく思えたりもします。
また、騒音対策や自動ブレーキの義務化など、段々と車は趣味的な色合いを薄くなっていくであろうと思われる中、湿度の低い冬の季節に木霊するサクラムサウンドがとても印象に残りました。

オーダー頂いたオーラnismoが届きました。


2020年ころより半導体不足が続いており、新車が手に入りにくい状況は今も継続しています。
車種によっては比較的早く納車されるものもあるようですが、人気車種ともなれば”年単位”での順番待ちとなり、車検や事故などで急な買い替えにも対応できることはほぼなく、
昨今欲しい時には全く在庫はなく入手が難しい状況となっています。


そのような中、オーナーさんより普段使用する車の相談をいただき比較的納車の早い”日産オーラをお薦めしたところ、お付き合いのあるディーラーさんでは「標準車ならば3ヶ月 nismoならば半年程度の待ちが必要」と案内されたようで、半ば中古車も選択肢に入れていたところ、いいタイミングでnismoの引き合いをDAYTONAのお付き合いのあるディーラーさんよりいただきご紹介→ご成約となりました。 

2023年も引き続き新車が手に入りにくい状況ではあるようで、トヨタに関しては年間総生産台数の若干の増加はあるようですが、1-3月と限定的ではあるものの国内/海外比率の調整を行い”ある程度”のバックオーダー分を消化する動きにあります。
RZ34に関しては3月納車予定だったものが4月へずれ込んだりと、ディーラーもスケジュールを追いきれずに時期は流動的です。
とはいえ、今までが何でも簡単に手に入りすぎていただけなのかもしれませんし、待っている時間も"あれやこれや"とパーツ探しに時間を費やすとあっという間かもしれません。

オーラnismoはボディコーティングとフロントガラスプロテクションを施行してからの納車となります。
もう少々お待ちくださいね!

被害支援を行いました。


2023年2月6日トルコ南東部のシリアとの国境付近を震源とするマグニチュード7.8の巨大地震により、現在までに3万人を超える死者、また1300万人を超える被災者が報告されています。

つきましては、私どもが運営しているThe Daytona International及びThunder Bolt Titaniumより、トルコ大使館並びに国境のなき医師団へ義援金及び緊急チーム募金を送金いたしましたことをお知らせします。
お送りした資金は、当然ながら常日頃より私共を愛用してくださっている、1人1人のユーザー様から頂戴したお金であり、個人としても法人としてもそう大きな事はできませんが、ありがたく使わせていただいたことをご報告いたします。
また、トルコ/シリアの両国においては、被害の全容どころか現在もまだ救出の最中でありますが、1日でも早く平穏な生活をお送りすることのできるよう心より願っています。

DAYTONA Racing / 山本ゆうき

フロントガラス プロテクション


スポーツカーをストレスなく自由に走らせようとするなら、当船市街地よりも高速道路や交通量の少ないワインディングなどへ足を伸ばす方は多いと思います。
特に有料道路を多用される方ならわかると思いますが、気持ちよく走る代償として飛石によるフロントウインドウのダメージには頭を悩ませてしまします。
ひどい時には1年に2回も飛石被害にあい、うち1回に関しては前方に走行している車両もおらず”一体どこから飛んできたのか?”と頭を悩ませてしまいました。
以前は車両保険加入であれば等級を保持したまま請求できていましたが、現在では1等級下がってしまいますから、そう易々とは保険も使用できないのが現状です。

”自分の身は自分で守る”ではありませんが、この最近フロントウインドウ専用プロテクションフィルム施工の問い合わせをいただくことがあります。
もちろんプロテクションフィルムという名の通り、よほどの石でも飛んでこない限りはフィルムが守ってくる利点や、ワイパー傷防止 つまりは綺麗なガラス面を保持してくれるメリット。
さらに最近では紫外線カットフィルムも誕生しましたので、以前は室内側から貼るフィルムが大半でしたが、従来と同じ感覚+歪みはほぼ無し+プロテクション機能も兼ね揃えましたので人気が出るのも納得な話です。
詳しくはお問い合わせください。

VQ35DE オーバーヒート修理


DAYTONAファクトリー2では、オーバーヒートを繰り返してしまったVQ35DEの修理をおこなっています。
ハッキリとした原因は現段階では調査できていませんが、それでもラジエターから吹き返しがあるため少なくともヘッドガスケット抜けや歪みが考えられます。
そのため、保有していたノーマルエンジンへと換装を行います。
オーバーヒートしてしまったエンジンは分解を行い、原因を追求してゆきます。
ラジエターファンは問題なく稼働していましたので、非常に不思議なオーバーヒートです。

BellusMare ワイドボディKIT


普段より仲良くしてもらっている、ご近所のBellusMareさん。
火曜日に来社していただき、これからのパーツ販売展開等のミーティングを行いました。
東京オートサロン期間中にも色々と相談を受けていましたが、BellusMareの1つの姿勢として自社販売施工を続けていましたが、作業を自社で行い 問題があれば修正を行い改善を繰り返す中で、素材としてではなく部品として提供する準備が整ったということで、DAYTONAは喜んで販売協力正規代理店として取り扱いをスタートすることにしました。

見る人が見ればわかるでしょうが、やはりPORSCHEを強く思わせるデザインは、昨今のブリスター風ではなく70-80年代のワークスレーシングを意識したデザインです。
フロント80mm リア120mm張り出したフェンダーに、フロント、サイドはダウンスタイルですので、グッとくるフォルムを持っています。
是非ともオーダーのほど、お待ちいたしております!