ブレンボ・・・オーバーホール編

ここ数日とても晴天で、お日様にあたりながらポカポカと仕事してます。
目をショボショボさせながらも、ブレンボキャリパーのオーバーホール中です。
いつ見てもブレンボは良いよね。 ピストンは超軽量 シールは国産品と違い物凄く耐熱性がありハードユースにも安心して使用できます。 まあ高いけど。


国産自動車ではBNR32のVスペックで初めてブレンボが純正採用されました。
その後BCNR33 BNR34 Z33にもブレンボは採用されています。
他メーカーでは本田のインテR 三菱ランエボ5~ スバル インプレッサ等・・・
最高のブレーキシステムとして自動車メーカーも純正採用しています。

しかしながらブレンボならではの欠点もあり、先に述べたオーバーホールのシールキットが通常キャリパーの5倍近い価格であったり、ブレーキパット、ローターの価格も恐ろしいほど高価だったり(アフターパーツメーカー品であれば通常の価格より少し高いくらい)します。

もう1つ ブレンボならではの欠点として、ブレーキローターを挟む格好で付いているキャリパーのクリアランスの狭さがあります。
これはF50ブレンボでも同じことが言えますが、ほんの少しでもブレーキローターが揺れてしまったら即キャリパーに接触してしまいます。
意外と気が付きにくく、そのまま乗られている方も多いのが現状です。
まずは見てみましょう


ご覧のように接触痕があります
何らかの原因で振れたブレーキローターがキャリパーの一部に接触しています。
接触するだけなら良い?のですが、問題は接触したことにより縦方向が変形します。
今度はブレーキパットの動きが悪くなり、最悪は引きずりを起こしてしまいます。
現にこの車両は、ブレーキパットを外す事さえも困難なほどパットがキャリパーに食い込んでいました。
当然ながらそんな状態できちんとブレーキが利くはずもありません。
このような場合オーバーホールのついでにペーパーで変形部を削り整形後組み込んでいます。

しかしながら、結局のところその原因がブレーキにある場合は少なく、ほとんどの場合がハブの異常(ガタ)であることが多いです。
このように全てのクリアランスが狭いので、ある程度は総合的にメンテナンスをしていかないとその性能を十分の引き出すことができません。


やっぱり

先日、早朝7時に僕の携帯電話が鳴った。
朝一の電話はロクな知らせは無い。
「○△が死んだ」とか「△◇が大変なことになったんで・・・」とか、とにかく良い電話は早朝にはかかってこない。
恐る恐る携帯のディスプレイを見ると「顧客のF君」 
はて?

電話に出てみると「事故を起こしたので助けてほしい」とのこと。 当たり前だが、ものすごく困った様子。
簡単に場所を聞き、すぐさま店に行き積載車に乗り換える。僕の家と店は5分くらいの距離だから、こういうときは非常に助かる。
事故現場は福岡の早良区と言って、店からは30分程度の距離。 その日の朝は雨上がりだったのでスリップしたのかな?等考えながら事故現場に到着。

まあ、見事に4面 全てをぶつけている・・・ ホイルはあっち向いてホイが3本
前後フェンダー、バンパーも傷を負っている・・・
聞けば単独スピンで側溝と植木に激突 2回転スピンらしい。 どうしてこうなったのか解らないらしい。スピードも出してはいなかったらしい。
僕はF君と知り合って5.6年経つが、彼が事故を起こしたこと、車をぶつけた事は記憶に無い というより一度も無い。
車は廃車 やるせないだろう・・・ 非常に気の毒だ。
僕に出来る事は話を聞いてあげて、次の車を用意してあげる事くらいしか出来ないが、こういうときほど力を貸してあげたいと思う。
やはり早朝電話は良い事など無いな。

OMEGA

オメガオイル 世界的に有名なオーストラリアのオイルメーカーです。
特にギアオイルの性能が抜群によく、多くのレース、チューニングユーザーに支持されています。

ここ最近、山口県にオメガの支店ができたことでチョクチョク営業さんが廻ってきてくれます。
営業さんからサンプルを頂いたので、色々な面からTESTしてみました。 

商品は若干高いですが、今回導入したオイル「G-1」は今まで弊社で使用していたMOTUL300Vに比べると、油温がやや上がりやすいと言う欠点はありますが、エンジンレスポンス、ライフは300Vに引けをとらないSPECかと思います。 油温に関しましては、オイルが鉱物油のため若干上がり気味だったと思いますが、致命的な欠点と言うわけではなくあくまでも300Vに比べるとと言う話です。
エンジンから出るメカニカルノイズは物凄く減少したように思えます。
高速道など高回転を多用する場面でも、エンジンノイズは明らかに低減していると思います。

当初は鉱物油という事で、あまり信頼はしていませんでしたが、性能がよい鉱物油は化学合成油に引けをとらないと言うことでしょうか。
その秘密は、ベースオイルの違いがあるようで、オメガオイルはペンシルバニア産良質な原油を使用している点にあるとのことです。
まあ、難しいことはわかりませんが、良いですよ(笑)

現在G-1 10w-40のみ在庫しています。
普通のZ32のターボ、NA 他には使用できます。
残念ながらZ33はもう少し柔らかいほうがBESTと思いますので、今まで通り300Vを使用してください。

OMEGA G-1 10w-40 @2,100円(税込み)
よろしくお願いします

オメガオイル

Congratulations!

週末オートポリスでスーパーGT第8戦が開催されていました。
GT500ではNSXに勢いがありZ不利かに見えましたが、終わって見ればワークス23号車のZが今季初勝利。
GT300はポールトゥウィンでムーンクラフト紫電が勝利
シリーズ終盤で、ガチンコバトルのようでした。

で、元GT300ボディを被ったシルビアでゴールドカップレースに参戦のニワトリさんを、ついでに見てきました(笑)
いつ見ても恐ろしい迫力のシルビアは、九州内外にファンを作るという人気ブリ。
巨大GTウイングに人気の秘訣があるようです(笑)
事実、某有名ショップさんまでもが視察に来られたらしいです。
こちらのレースは当然ながらニワトリさんがポールトゥウィン。 勿論同クラスの車もいましたが、まったく勝負にならず完全にニワトリさんのレースでした。


久しぶりにレース観戦してきましたが、やっぱりレースは良いですね。
レース独特の「華やかさ」 「興奮」 「緊張感」 「駆け引き」
出走前のPITの空気が、程よく僕の心をドキドキさせてくれます。
モータースポーツで絶頂!
その世界に足を踏みいれた者にしか解らない「興奮」と「感動」がそこにはあります。

美しき優者! ニワトリさん 本当におめでとう!! 

Congratulations!





 

その昔・・・

今回の台風被害にあった車が入庫してきました。
弊社では珍しい「メルセデスベンツ」
しかし悲惨なことに全身傷だらけです・・・ 無事なのは右Fフェンダーのみ。
幸いにも車両保険に入っていたので、今回は保険で修理できそうです。 よかったよかった。

このベンツはW124って型なんですが、実は僕が若かりし頃W124のAMG仕様が欲しくて欲しくてたまりませんでした。 色はブルーブラックっていう色が欲しくて欲しくて・・・

若かった頃を思い出したのでブログにしてみました(笑)