バッテリー上がりにご用心



社団法人・日本自動車連盟
通称JAFのトラブルランキングによりますと、ダントツ1位は「バッテリー上がり」だそうです。
僕もお客さん達には「いざ という時にバッテリーがあがったら絶対に困るから、コマめに交換しようね」と言ってはいるのですが・・・

ある朝のお話

雨が降ったり、雪が降ったりの悪天候でしたので、1週間ほどDAYTONA Z34は自宅待機していました。
天気も回復してきましたし週末なんで来客も多いだろうと思いましたので、「さてさて今日はZ34に乗って出社しよう!」と張り切って車に乗り込みスターターボタンを押しエンジン スタート!!  ブヲンッッ~♪



のはずが・・・


キュルッ  


キュルッ   


キュル   ボッン♪   ボボボボボボボボボ~♪



汗・・・  
ギリギリセーフでエンジンは始動したものの、物凄くバッテリー上がりかけているな・・・・


クソックソッ
何だ!この野郎!!  この車 新車だぞ!!! どうなってんだ!
とは思ったものの、もしかしたらルームランプが点いていたり何か僕の不注意があったのかもしれないし、少し様子を見ようとこの日は久しぶりのZ34に乗って出社しました。

この日もたくさんの方がデイトナに来てくれました。
来客の多い1日はとても短く感じるものです。

今日もいろんな人に会えることができたよな~
いろんな話が楽しかったよな~
なんて思いながら1日は終わり、最後に数名の顧客さんが居残っていましたので一斉に解散しようと顧客さん達は車を移動し、愛車の暖気をしながらDAYTONA Z34の横で立ち話をしています。

さてさてデイトナ号も移動しようと車に乗り込みエンジンスタート!

すると・・・


キュルッ



キュルッ



キュルッ


キュル  



スカッ♪



皆が見ている前でバッテリー上がり・・・


顧客さん達も不思議そうな顔して

A氏「あの~ バッテリー駄目っぽくないですか?」

B氏「とても新車と思えませんね(笑)」

C氏「山本さん いろんな意味でちょっとヤバいですよ」


とても恥ずかしい! 非常に屈辱的だ!!!
くそ! 俺の車は新車なんだぞ!!! 納車後10か月の7000kmだぞ これはクレームだ!!

と思いながら日産の担当営業マンにTEL

すると返ってきた回答がこれまたユニーク

日「山本さん 申し訳ない  色々調べてみましたが新車でもバッテリーは特別扱いで、保証は3ヶ月なんですよ 特価でお出ししますから勘弁してください」

なんだ なんだ  なんでバッテリーが3カ月保証なんだよ。
アフター物だったら2~3年保証なのに、新車のバッテリーってとりあえず動かすだけのバッテリーってことか クソックソッ(泣)

もうこれ以上言っても仕方がりませんので、今はパナソニックのカオスにしようかボッシュの新型バッテリーを入れるかネットを見ながら悩んでいる「やまもと」なのでした(笑)。   

ゴジラの上津江村日記・・・その①


いよいよ始動しました。 ゴジラ サーキットチャレンジ

車の仕様は前回書いたように、本当に軽いライトチューン程度の状態です。
今回のサーキットチャレンジに対するコンセプトは、愛車に少し手を加えたら誰もが同じようにこんなに楽しく こんなに速く走れるんだぞ!
と、言うように何も特別なことは行わずに、昨日サーキットを走った車でも翌日普通に通勤にも使うことができて、休みには普通に買い物も行くことができて、そして自走でサーキットまで行って楽しんで周回して、また自走で帰ることができる。 今の時代には必須装備のナビもETCも付いていますよ。
サーキット走行は趣味の範囲でできるとても楽しい遊びで、特別なことはないんだよ という事だけは意識して今回のサーキットチャレンジを応援しています。 

前置きが長くなりましたが、この状態のまま1月初旬にオートポリスにてシェイクダウンしてみました。
結論から先に書きますと2'14.699という 予定タイムよりも3秒ほど速い結果で、意外な戦闘力の高さに驚きました。
参考までに各主要サーキットタイムに換算しますと
・岡山・・・1分49秒
・鈴鹿・・・2分32秒
・筑波・・・1分5秒
・もてぎ・・・2分16秒
あくまでも換算ですが、現状でこの位の実力はあるようです。

しかし、喜んでばかりもいられず課題もたくさん抱えてきました。
・VDCの介入
始めから解りきってはいたのですが、VDCをスイッチでカットしていてもブレーキを残したままでのターンインの際
わずかですが挙動の乱れが発生しています。 
対策として純正のヨーセンサーを遮断させる必要があるようです。

・デフの内圧上昇
これも解りきってはいたのですが、デフオイルの容量不足で発熱が酷いようでブローバイ吹きまくりです。
ある程度は高性能ギアオイルで対策はできるようですが、やはり最終的には何らかの方法で油量を増す必要がありそうです。 

・5500rpm~伸びない
つまりは車重の割にはパワー不足。
と言っても高回転の1部分だけですから、この辺りは僕がプログラムしているDAYTONA製ECMのデーター調整で様子を見たいと思います。 

・その他
ステアリングを切った瞬間に反応遅れがあるし、全体的なトラクション確保のため足回りをセットを少々改善していく必要がありそうです。
それ以外は油温、水温は問題なし。 
ブレーキは少々甘いけどストリート材のnismo S-TUNEだから仕方がない。 もう少し煮詰まってきてから考えます。 


来月のアタックまでには
・機械式LSDの導入
・ECMのセッティング変更
・Fバネレートの変更 
・強化スタビライザー導入
・Fキャンバー角変更

この位はver UPして2月には再トライして、次なるハードルは10秒切りを目指してみたいと思う「やまもと」なのでした。





AP Racing Formula Brake Kits

元デイトナデモカー Z33ロードスターに乗る「さとだ」さん。

毎週末はデイトナに昼ごろから出勤?してきて、まずは隣のコンビニでお弁当を買う。
食べ終わったらパラパラと本を読み、遊びに来る顧客さんと楽しそうに話をする。
そして夕方ころから愛車の洗車をして、閉店とともに帰っていく。。。
こんな生活をかれこれ10年近く続けている「さとだ」さん。

その「さとだ」さんが「ブレーキ買おうかな」と言い出したのが11月頃かな?
当初はbrembo製8ピストンor6ピストン仕様をと考えていましたが、何か別の銘柄のキャリパーを見てみたいと言い出したので数タイプ提案してみました。
だけどbrembo以外って言うとAP RacingかALCON もしくはパーツメーカーオリジナル品

「何となく響きもいいのでAP Racinを見てみたいね」って話になり、早速 AP Racing日本総代理店のニコルマーケティング社に問い合わせをしてZ33用CP7040仕様とCP5555仕様の画像、仕様をメールで送ってもらいました。
CP7040、CP5555共に6ピストンキャリパーですが、CP7040はストリート向き 対するCP5555はダストブーツも付いてなく高剛性のレーシング仕様です。
当然ながら見た目もまったく異なります。 5555のKITはドス?が効いていてそれはそれはカッコいいの何の・・・
そんな画像を「さとだ」さんに見せたら・・・

「あっ これ買います」


と言うことで デイトナ初上陸
AP Racing CP5555
ディスクローターは24本スリット356mm仕様

カッコエエ。。。


薄気味悪く?光り輝くゴールドのキャリパーとスリットローターやフローティングマウントの方法にタダものでない凄味を感じます。
ブレンボとは違うカッコよさや渋さ 「戦うブレーキだ」って雰囲気が良いですね。


ホイールを装着したらこんな感じ。
面白いのは ロードスターボディとver nismoエアロ チタンコーティングリムとAP racing CP5555キャリパー と一見合わない感じですが実は物凄くマッチングしている。
やはりそれぞれのパーツが素晴らしく完成度ある商品なので、合わせやすいといいますか合いやすいですよね。
足元だけ見ても、チタンホイールのおかげでCP5555に彫られているAP Racingの存在に物凄く目が行くし、互いに主張し合えるように互いの存在を際立たせてくれているようです。
僕にはアンマッチしそうな互いの存在が、高い次元でシンクロしていて素晴らしいほど完成していて、先日からこの車を見ては鳥肌を立てています。
そして、余りのカッコよさに「やまもと」は腹も立てています(笑)

■AP Racing Formula Brake Kits

Z33フェアレディZ
キット品番 CP5555T1026Z
ピストン数 6ピストン
ディスクサイズ 356×32
ディスクフェイス カーブド24本スリット
ディスクマウント ストラップドライブ

定価665,400(税込み)

YAMAHA performance damper



木Uさんが前々から欲しいと相談してくれていたYAMAHA製 パフォーマンスダンパー
Z33 ver nismoに純正採用された、通称「魔法の杖」とも呼ばれる不思議なボディチューニング パーツです。

見た目は普段見慣れた「ストラットタワーバー」に似た棒状のモノですが、名前からもわかるように「ダンパー機能」も兼ねそろえた補強バーと解釈するのが正しいかと思います。
足回りを固めた車両やホイールを大きくしたりハイグリップタイヤを履いた車両など 特にボディにストレスをかけているであろうと思われる車にはとても効果があるようで、通常路面からの振動はタイヤが吸収⇒ダンパーが吸収⇒車体が吸収するのですが、この「車体が吸収」する場面でYAMAHA Performance damperは効果を発揮し、車体(フレーム)に伝わる微振動をperformance damperが吸収して嫌味をなくしてくれた上で「しっかり感」を出してくれる、新しいボディチューニングのパーツです。

装着後の試走は大雪が降った日に行いましたが、外気温度1度程度で路面も濡れた低μにも関わらず、ステアリングから伝わってくるインフォメーションは確かな手ごたえを感じたのが第一印象。
木UさんのZ33は18インチのブリジストン RE050に組み合わせれているダンパーシステムはnismo S-TUNEです。
効果を確認したいため、路面が荒れているような個所を探しては走ってみました。
ステアリングに伝わる「ガタガタ」とした、いかにもボディ剛性が低そうなそれまでの感覚とは異なり、「ゴツ」とした感触はボディが1つの固まりになったように錯覚してしまいました。

そして決して上質とは言えないZ33の内装のキシミ音 堅い足回りに負けてプラスチックの擦れる音が聞こえる車内 のはずが・・・
何も不快な音も聞こえない  それどころか車内は何か頑丈な補強バーで守られているような気さえしてきて、安心感を感じさせてくれます。
カッチリとした応答を持つステアリングは、どこまでも頼りがいのあるシャーシへと生まれ変わった証です。

その証拠?に、納車翌日の木Uさんは開店前のデイトナにバンバン電話をかけてきてくれて「ねえねえ これスゴク良いよ 最高だよ! 皆にも勧めたほうが良いよ」と嬉しそうに話をしてくれるのですから、その効果は相当なものなんだと改めて「やまもと」もパフォーマンスダンパーの素晴らしさに驚くのでした。

■YAMAHA performance damper
Z33用・・・61,000円(税込み)
Z34用・・・102,600円(税込み)
※各F,R1本ずつ 専用ブラケット計4つ含む
※F,バンパー脱着、基本取り付け工賃別途




 


saclam silencer kit for 370Z


依然人気のsaclam silencer KIT
2010年 初めての装着はZ34 フェアレディZへの取り付けでした。

実は09年12月にオーダーを頂いていたのですが、なにせsaclam silencerは生産本数が少なく、月に5本程度しか生産枠がありません。
その5本を全国の販売店、海外の販売店で取り合う訳ですので、受注後すぐに入手できれば奇跡のようなもので、時には2カ月程度お待ちいただくこともあるほどです。
極力お待たせする時間が短くなるようにと、できるだけ在庫の確保をと努めているのですが、、、 ゴメンナサイ お待たせしてしまいました。

待つ時間が楽しいものかと言うとそうとも言えるし、欲しい物がいますぐ手に入らず待つ時間は苦痛だとも言えます。
そりゃぁ欲しい物は今すぐGETできるに越したことはありません。
しかしSACLAMの場合は「2ヶ月待ちか・・・じゃぁ他のメーカーにしようかな」となることはほとんどありません。
他に比較検討の対象がない「唯一無二」の存在なのです。
そんな待ちに待った商品を手にできた喜びはとてつもなく嬉しいものだし、それが唯でさえ気分を盛り上げてくれるsaclam silencerとなれば、帰りの高速道は「ヒャッホ~」とノリノリでドライブしたことでしょう。

僕は数え切れないほどSACLAMの取り付けをしましたが、梱包を開く瞬間、お客様のZの車体に合わせる瞬間、ブリッピングする瞬間、喜ぶお客様の顔を見る瞬間、魅惑のサウンドを奏でながら帰っていくお客様をお見送りする瞬間、何度取り付けてもその感動が色あせることはありません。
何度も何度もその感動を味わっている僕でさえ、その瞬間はぞくっとするほど魅力的なものなのですから、はじめてご自身のフェアレディZで聞くその瞬間の喜びといったらたとえようがないほどです。

何ヶ月も待ち続けてようやく装着できたお客様はそれはそれは感動することでしょうが、僕もいつも同じ気持ちで一緒に感動を味わわせてもらえる幸せをかみしめるやまもとでした。


■Saclam Z34 SILENCER KIT
18000-NZ2-K000
定価 ¥273,000(税込)   基本工賃8,400円(税込)




東京オートサロン Chapter of 一期一会

TOKYO AUTO SALON 2010 with NAPAC



福岡空港より始発で東京へ出発、日帰りで東京オートサロンへ。



前日電話で神奈川県のZプロショップZoneの小村社長と連絡を取り合ったところ、車で行くからとのことで迎えにきてくだいました。
ご自身も限られた時間だというのに、わざわざ羽田まで寄り道して一緒に連れてってくれる優しさに感謝から始まった東京オートサロン見学の旅です。



羽田空港から約1時間の道のりでしたが、お互いの近況や仕事の話は尽きずディズニーランドを横目に見ながらアッというまに幕張メッセ到着です。



関西でフェアレディZを扱っているReal Speedさんというショップです。



前回の東京出張の際にSACLAMの宇野社長から紹介していただいたBILLION ミノルインターナアショナルの田中社長&デモカーTM-SQUAREスイフト
「そうそう!このナンバープレートとナットすてきでしょ?」とお茶目に笑う笑顔が少年のようで、失礼なんですが実にかわいらしい(笑)
本当に魅力的な素敵な方です。



ジャンクションプロデュースの武富社長と僕の友人で東京在住のマルチな才能を持つギョーカイ人H氏です。
武富さんとは同じ業界ではありながら今まで接点はなかったのですが、今回友人を介して知り合ったんですが、物事の考え方のスケールがとても大きく非常に刺激を受けました。
最近では国内はもとよりアメリカやヨーロッパでも活躍の場を広げる武富さん、衝撃的すぎるくらいの魅力を持つBIGなオトコっぷりに惚れそうでした。



愛知県のリバティーウォークのSさん。
ちなみにここはバックスペースなんですが、お客様の預かりの荷物はスゴイブランド品の数々でしてバック1コ100万円なんてものがゴロゴロしている様子に眩暈がしてきます。
しかもこの応接SETはカーボン製、スペシャルなオリジナル品で70万円だそうで、素材やデザインやクオリティを考えると激安です、、、まぁ僕には到底買えませんが、買えるものならば本当に安いです。



ちなみにこんなクルマを扱っています。



この後は自由行動としましてので写真はありませんが、たくさんの方たちにお会いしてお話しすることができました。



ランチは友人たちと東京ベイ幕張の最上階スカイラウンジへ



福岡には高い建物がほとんどありませんので、このような機会に高い建物にあがるとテンションもあがります。
車は1ミリくらいです。

続く

東京オートサロン Chapter of 風光明媚

会場内で見かけたフェアレディZです。
僕はカメラを持っていませんでしたので、すべては撮りきれていないようですが少し紹介しますね。



























Z32・Z33・Z34
どれもそれぞれかっこよかったりきれいだったり、素敵なフェアレディZばかりです。

東京オートサロン Chapter of 明眸皓歯

オートサロンの華。
皆さん痩せてお顔も小さく可愛らしいですね。

























東京オートサロン Chapter of 有終完美

会場内に入って6時間
早めに見て回って少し都内でショッピングする時間くらいあるかな・・・と思っていましたがむしろ時間が足りないくらいでした。
もっとお話したいしもっと見たかったけど帰りの飛行機の時間がありますし、それよりなにより足が痛い。



一日で600枚撮りためたデジカメは電池切れだそうで写真がいまいちですが。



「オートサロン限定ですよ!」とかわいらしい笑顔で勧めらるとつい買ってしまいます。
限定なのかXmasの売れ残りなのかは不明ですが(笑)サンタクロースの服を着た日産ベアと着物を着た日産ベア、アパレルやミニカーなどなど買いましたが、見ていると見るだけほしくなります。



残り時間も少ないですが、一同合流して最後にひととおり見て回りました。















名残惜しいですが、時間と足が限界なので会場をあとにしました。

空港まではリムジンで直行です。
まぁリムジンといってもバスですが・・・・・・・(笑)



空港へつくなりサロンへ駆け込みお茶&マッサージで足の疲れを癒しながら楽しかった一日を思い出しながら帰路につきました。

 

TOKYO AUTO SALON 2010 with NAPAC

TOKYO AUTO SALON 2010 with NAPAC

会場幕張メッセ 国際展示場ホール

1月15日(金) 9:00~18:00(業界&報道関係者招待日/一般特別公開 13:00より)
1月16日(土) 9:00~18:00(一般公開日)
1月17日(日) 9:00~17:00(一般公開日)



●一般特別公開入場料
  1月15日(金)13:00~

  当日:3,000円(大人) / 前売:2,500円

●一般公開入場料
  1月16日(土)・17日(日)

  当日:2,000円(大人) / 前売:1,700円

東京オートサロンは日本最大のチューニング&ドレスアップカーとアフターパーツの総合展示会で、日本最大のカスタムカーの祭典です。
毎年のように行ってみたいなと思いながらも、年明けのこの時期は公私共に多忙を極めているので、なかなか都合がつかないまま はや数年。
都合がつけば行こうと思ってはいるものの・・・・・・都合というものは自分でつけないと勝手にはついてくれないものです。うんうん
今年は友人の会社が後援ということもあって、プレスデーに招待してもらいましたので思いきっていってきます。

というわけで、誠に勝手ながら1月15日(金)は臨時休業とさせていただき、DAYTONA一同日帰り強行軍で東京オートサロンの視察に行ってまいります。
お休みをいただいて出かけて行くわけですから、さまざまな情報や気になるパーツなどなどたくさんのお土産を持って帰りたいと思っています。

2月20.21日には福岡カスタムカーショーもひかえていますので、しっかりとお勉強してきたいと思います。



それではいってきます。

セレスチアブルーマイカのZ32


去年の年末のこと
Zっトンさんから「追突の被害にあいました、修理してください」との依頼がきました。
自走可能でしたのでそのまま入庫していただき、損傷や修理内容について打ち合わせをしていると「よし、いずれにしても修理&塗装しなくちゃいけないんだから以前から計画していた全塗装を思い切ってこの際に決行しよう!」と話は進みました。


全塗装といいましてもその金額はピンからキリまでありまして、予算が限りなくある場合は「ピン」コースをチョイスするのが一番いいのでしょうが、追い求めていきますとはずせるパーツはすべてはずし、エンジンまで下ろしたりというレストアレベルのものになる場合もあり期間もそうとうかかりますし金額も跳ね上がります。
しかし通常はそこまで細かい部分を追い求めることはなく、ドアの内張りや前後バンパーなどはずせる部品はできるだけはずすけれど、と比較的簡単に?というコースをチョイスされる方がほとんどです。
板金塗装や全塗装というものは「定価」がなくその金額がいまいち不透明な部分もありますし、技術レベルの差もそれはそれは激しいものがあります。
塗装の世界というのは一般的には「値段=仕上がり」と言われる世界ですし、一般ユーザー様ですとそう何度もあちこちの塗装工場を渡り歩くほど修理や塗装をすることもないと思いますので、見比べたり今回はここ、次回はあそこということがないだけに比較検討がしにくいものです。
そういうものだからこそ「値段<仕上がり」が求められると思っています。

デイトナではこのように定価がなく価格が不透明な商品というものについては、カウンセリングの際には特に念入りにオーナー様のご予算とご希望をお伺いしてできる限りオーナー様のご希望にそえるようにしたいと考えています。
もう10年来のおつきあいのあるデイトナ指定工場のオヤジさんとはこの「価格と仕上がり」の部分の感覚の違いから最初のころは何度か喧嘩をしたこともありましたが、おつきあいを重ねるうちに元来コマカイ(笑)性格の僕の思いを理解してくれて、今では何も言わなくても「価格<<<仕上がり」になるようになりました。

さてさて、今回のZっトンさんのフェアレディZの全塗装。
平成7年式シルバーのその車両は、Zっトンさんがまだ独身の頃から十数年、奥様に出会い結婚し子供が生まれ、5人家族になった今まで片時もそのそばを離れることなくZっトンさんとともに歩んできた思いがこもった大切な愛車です。
そんなふうに大切にされてきた愛車でも経年劣化というものは公平に訪れるわけでして、所々クリアー層までダメージを負い白く傷んでいるという状態でした。
そして今回は全塗装とあわせてモールの交換も行いリフレッシュとなりました。


約1ヶ月後
ご夫婦の記念日に合わせた希望ナンバーに変更し、Zっトンさんのバースディにあわせて車検証の登録変更をして記念日を刻んだフェアレディZはご家族の幸せを象徴するかのような素敵なカラーに。
マツダ アテンザに採用されたセレスチアブルーマイカという色です。

生まれ変わった愛車を見た瞬間のZっトンさん「うわっ 派手だなぁ 乗るのが恥ずかしいな」とは言うものの、ボディに写り込む笑顔も同じくらい眩しいくらいでしたよ。
とても鮮やかなその色は太陽がとてもよく似合う色で、明るい空の下ではマイカが光をあびてより輝く魅力的な色です。

仲の良い明るいファミリーにぴったりの素敵なフェアレディZになりました。

今年1番の仕事は・・・ VQ35HR BIGスロットルでした。




Z33 ver nismoに乗るノーミさんからのご依頼が今年最初の仕事になりました。
今回のモディファイはDAYTONAオリジナルBIGスロットル62ΦSTD仕様です。

09年9月に入れていただいたBIGスロットル対応のIMPULハイパワーコントロールECMの性能を最大限に引き出すために今回BIGスロットルの導入です。
ツインスロットルを持つZ33 VQ35HRは、純正では小径スロットルですので2Φ広げただけでも効果は絶大で、軽くブリッピングしてもパンパン跳ね上るピックアップのよさにノーミさんも大満足の様子でした。

だけど1番の違いは、IMPUL社ではATとMT車両ではハイスロットルセッティングを異なる仕様にしているようで、特にBIGスロットルを入れたAT車両は、ほんの1mmアクセルを入れただけでもグッと力強く前に出てくれる感覚を特に満足してもらえました。

■DAYTONA Racing Z33、Z34フェアレディZ BIGスロットル 
VQ35HR/VQ37VHR 
60φ⇒62φ 左右SET 純正下取り価格 73,500円(税込) 
基本技術料12,600円(吸入吸気量学習処理含む)

OKD PlasmaDirect


純正のイグニッションコイルと交換するだけで簡単に点火チューニング出来る。

理屈からいくと、今時のVQ(VG)エンジンには昔で言うところのデスビ、プラグコードは付いてなく、逆にプラグキャップ1本1本に点火をする機械が付いています。
そのシステムをダイレクトイグニッションと言い、点火させる機械をイグニッションコイルと言います。

このOKDプラズマダイレクトは、純正のイグニッションコイルをパワーUPして、1回の点火パワーを約2倍 そして最大の売りである、マルチスパークを可能にしたところです。
通常は1回の点火で1回しか火は飛びませんが、OKDプラズマダイレクトは100万分の1秒の間に3回以上着火します。 しかも純正比2倍の点火パワーで燃焼室内のガスを完全に燃焼させてしまうというものです。
結果として完全燃焼させるということは、当然パワーも上がりますし排ガスもクリーンになる。それもエンジンの寿命が縮みそうな無理なチューニングパーツをつけるのではなく、エンジンそのもののパワーを最大に発揮させてくれる、僕が大好きなテーマ「スーパーノーマル」を意識しているようなパーツです。

装着後の僕の感想は、「とにかくアクセルのツキがよくなった。」
アクセルを入れ普通に走ってアクセルをパッと抜く 
そしてもう一度アクセルを開けていく。 
そのようなアクセルを踏み直す時に、とにかく「ツキ」が良くパワーも感じられます。
今の時代にふさわしい、エコを意識しつつもパワーも上がる次世代型チューニングパーツの素晴らしさを感じられる1品で、是非ともBIGスロットルと同時装着してハイレスポンスを狙って欲しい商品です。


■OKADA PROJECTS PlasmaDirect
Z34 VQ37VHR 141,750
Z33 VQ35DE 134,400  
Z33 VQ35HR 141,750








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