BIGスロットル・・・Z32編

ついつい うっかりしていました。
昨日紹介したBIGスロットルですが、Z32フェアレディZへの装着 設定あります。
電子スロットル車のみの物ではありません。


Z32フェアレディの場合 純正スロットルを加工する場合49.5Φ⇒51.5ΦへボアUPです。 純正では小さなスロットル径も、結構削り代がありますので2mm大きく出来ます。
スロットルシールも再施工しますので、機密性もいいです。
パワー不足に悩むNA~タービン交換車両まで、幅広くBIGスロットルの効果を結構楽しめると思います。
「もう少しでいいからトルクが欲しいな」
と感じられているユーザーさんに特にオススメしたいです。
それと、何事でも同じですが NAの方がパワーが少ないので体感出来やすい思います。

また、エンジンチューンなども行っているハイパワー車両の場合 スカイラインのスロットルを流用(と言ってもサージタンクを肉盛加工)で70Φと言うプランもあります。
但し! パイピング、インタークーラーで入り口も全て作り直しになりますので、「ちょっとやってみようかな」というレベルでは終わりません。 価格も納期も 勿論パワーも・・・

最近のZ32の傾向として、NA,ターボ問わず 排気ほぼフルチューン(エキゾーストマニーホールドは純正)
環境問題や道交法の面などから、スポーツキャタライーザー+車検対応マフラーの組み合わせが多く見られます。
では吸気はと言うと、一時期 僕が必死にARCのインダクションBOXを販売していましたが、現在廃盤で入手できませんから低抵抗純正交換エアークリーナーと言うのがパターン化しています。
もう1歩踏み込んだ吸気チューンとして、今回の「BIGスロットル」を是非ともお勧めしたいと思います。


写真はDAYTONA1号車 当然ですが本気の70Φ仕様です(笑)
写真左に写っているエアクリーナー~ターボチャージャー間パイプは純正50Φ
大きさの違いをご覧ください。

■Z32フェアレディZ BIGスロットル VG30DE(TT) 49.5φ⇒51.5φ 左右SET 63,000円(税込) 基本技術料15,750円

■Z32フェアレディZ サージタンクBIGスロットル VG30DE(TT) 49.5φ⇒70φ 94,500円(税込) ※パイピング製作が必要になります

BIGスロットル

実は、当初上手くいかなかった話。。。

Z33 VQ35HRへBIGスロットルを入れた話。
DAYTONAでは初めての装着(全国でも2例目)でしたが、特に難しいことも無いと考えていました。 同じようにBIGスロットル屋さんも「吸気量学習したら良いだけです」と言っていましたので、本当に簡単に考えていました。


写真の通り 純正60Φ BIGスロットル62Φ
たった2mmと思う方も多いでしょうが、、、、 

何が大変なのか? 

取り付け自体はとても簡単 ネジ4本+ホース2本×2
30分もあれば左右交換できます。 簡単簡単

楽勝モードでエンジン始動!
すると・・・

ブ~~~~ワン ブ~~~~~~~ワンッ

と それはそれは考えられないくらいハンチングします。

Z33フェアレディZはアイドリング調整を電子スロットル本体で行っています。
そして、そのスロットル径を2mm大きくしましたので、当然吸気量は上がります。 まあ、それが狙いの部品ですので当然と言えば当然です。
そうなりますと、アイドリング状態でも吸気量が上がります。 つまりはアイドリングが高くなります。 
どれぐらい高いかといいますと、2000rpmオーバー・・・
「これはおかしいぞ」と車側がアイドリングを下げようとします。 結果、ハンチングが起こります。 1200~2200rpmを行ったり来たりしています。

吸気量学習をさせて、アイドリングを安定させるといいのですが、
さすがにデイトナ自慢のスキャンツールも今回ばかりは役に立ちません。
なぜなら、ある程度はアイドリングを安定させないと、車に問題があるとECUが判断して初期学習ができないのです。

さすがに困って、スロットルメーカーにTEL
「う~ん うちも1台だけしか実績がないので、、、 うちは○△(やり方を説明してくれて)で行いました。 その後コンサルト(日産の診断ツール)処理をしました。 それとコンサルトⅢ(日産の最新スキャンツール)がないと出来ません。 何とかがんばってください」と。。。

確かにコンサルトⅢは処理能力が早い(コンサルトⅡの17倍の処理スピード)ので、もしかしたら何とかなるかもと日産へ行くが・・・ やはり結果は同じ。 出来ないものは出来ない。
メーカーさんに聞いた○△というやり方 間違いなく1台は、このやり方で成功した訳ですので、○△を100万回くらい行う。
しかし出来ない(泣)

前例がある1台は関東の有名ZショップでECUを製作された車という情報をつかみ、たまたまそのショップさんとデイトナはお取引もありましたので、何か独自のアイドル学習機能でもあるのか聞いてみました。
しかし 返ってきた答えは「う~ん 学習機能等は全て純正と同じです。 力になれなくてスイマセン」と・・・ また振り出しに戻ってしまいました。

これは独自に何か対策を考えないと、まずアイドリングさえしないなと思うようになり相当考え込みました。
現状は吸気量が多いのでハンチングする訳ですので、いろいろと考えて試してみました。
エアクリーナーの目を塞ぐとか。 パイピングを絞るとか。
朝一番に行うとか 暖気後に行うとか  考えられることはある程度実行しました。
しかし制御が出来ない。
実は3日ほど たった「アイドリング学習をさせる」ことも出来ない現実と技術、知識に自分を情けなく たった1人 涙は流していませんが頭を抱え悩みこんでしまいました。 なんだかんだ言いながらも、前例の1号車はオリジナルデータECUも付いていますから点火や燃料MAPがこちらとは異なるわけですので、もしかするとこちらは制御できない可能性もあるとも思うようにもなりました。

4日目位かな?
いくらやっても上手くいかずに、段々と腹も立ち始めてきました(笑)
スロットル屋さんもそれなりに心配してくれて電話くれます「どうしても無理でしたら純正のスロットル送りますが・・・」
この頃になると僕も変な意地が出始めて「いいえ 何とかします」とムキになったりもしました(笑)
考えられる手は打ちました。 普通の方法では何をやっても無理です。 これは誰がやっても同じです。 無理なものは無理
どうして1例目が成功したのかが不思議でなりませんが、コンサルトⅢとか、そういう問題ではなく根本的に無理。
じゃあ普通ではない 何か上手く方法を考えましょう。

吸気量学習をするためにはいくつかのお約束項目があります。
・電気負荷をかけない
・吸気温度制限がある
・水温は7~90度
・ニュートラル(ATならPかN)
・ステアリングは真っ直ぐ
この状態で吸気量学習を行うわけですが、少しでも外れると即学習は中止になります。
そして、恐らく(きちんとした情報、整備案内には記載なし)アイドリングは1000rpm以下で約30秒安定させないといけないわけです。

色々考えると、「ある」ヒントを得ることができました。
調べ物などをして準備に1時間程度かかりましたが、「ある」事を行いエンジンスタート。
2014年8月5日更新

「ある」方法に関する問い合わせが、一般、業者様問わず、とても多く寄せられています。
私達は部品を交換することではなく、技術面でそれをカバーしました。 いまのところ100%成功しています。
しかしながら、電話などでのアドバイスでは、それを説明することは大変困難です。出し惜しみをしているわけではありませんが、本当に説明が困難なのです。
以降、ハンチングに対する解決策は店頭でのみ対応とし、申し訳ありませんが、お電話等での対応はお断りさせていただきます。


2015年10月4日
マニュアルの販売を開始しました。


1100rpm位で安定しています。
もう少し回転を下げたいと、同時に別の事も行い回転は900rpm程度まで落とすことができました。
そこでスキャンツールの出番です。 吸気量学習を行うボタンを押し30秒待ちます。
出来なければ、またイライラするハンチングが待っています。

30秒経過
恐る恐る エンジンをかけなおします。

すると。。。

ボォンッ ボボボボボボボ~  ボ~~~~~~~~

おおっ! 少しアイドリングは高いですが900rpm位で安定しています。
とりあえず「ある」事は成功しました。
が、 またしても軽くハンチングを起こします。
う~む 続けて2回3回と吸気量学習を行い様子を見てみると、アイドリングは700rpm程度で安定しました。 もう誰が見ても普通の状態です。
念のため、その後も3日ほど様子を見ますが、僕の心配しすぎだったようで、その後も順調そのものでした。
試乗も当然行いました。
アイドリングでさえあの豹変ぶりです。 そりゃバリバリ走っていきます。
どちらかというと低中速のパワーが上がったような感じがします。 解りやすく言うと排気量UPの感じですかね。  

そして納車

後日オーナーさんより電話いただきました。
「いや~ 物凄く良くなったよ。 トルクもあるし排気音も変ったね。 ドライブが楽しくなって、意味もなくウロウロしてしまうよ」と感激されてました。
このようなコメントを頂けると、本当に苦労した数日間は笑い話に変わります。
たった2mmに悩まされ、驚かされ、励まされ

「諦めずに成し遂げてよかった」

そう心の底から思う「やまもと」なのでした。



■Z33フェアレディZ BIGスロットル VQ35HR 60φ⇒62φ 左右SET 73,500円(税込) 基本技術料15,750円

■Z33フェアレディZ BIGスロットル VQ35DE 70φ⇒72φ  39,900円(税込) 基本技術料6,300円

難しい話

実は、当初上手くいかなかった話。。。

今更ですが、デイトナではフェアレディZをメインで販売、メンテナンス、各種モディファイを得意としております。
その中でも特に足回りのモディファイは得意中の得意。 Z32に関しては、僕は世界で一番の理解者ではなかろうかと言う位 得意としています(笑)
しかしZ33では、まだまだ研究の余地があります。 意外とリアのバネ形状で全体の動きが変わったりもしますし、Z32ではあまり考えなかったレバー比の問題なども合わせると、それなりに難しい所もあります。

つい最近 ビルシュタイン製ダンパーを造りました。
本来なら、最も得意とする「はず」でしたが。。。
あまりダンパー内部や仕様等詳しいことを書いても、話の本題からはかけ離れますので省略しますが、早い話 僕が車の仕様やオーナーさんが求める内容を聞きBSC(サービスセンター)に伝えます。
「○Kgのバネを使用します。 タイヤは○△です。 ステージは◎です。 車の仕様は◇です。 ですので、これにあうような仕様で減衰力を造って下さい。」と言うようなオーダーですね。
これに対してBSCは「じゃあ 全体的に○の方向で造りましょうか?」と言うような意見が出てきますので、イメージで作り上げて行き製品化していきます。

3週間ほど待ち 待ちに待ったダンパーが届きました。
すぐさま組み込みオーナーに乗ってもらいます。
オーナーがいつも行くステージでの試乗です。 ところが、、、
「どうもイマイチ オーダーの内容と違うような気がする」とのコメント。 
話を聞くと、どうもリアが柔らかすぎて、フロントの縮みが軟すぎ、伸びが速すぎるような内容ですので、フロント、リアの伸び、縮みの強さ、スピードについて分析しながらBSCに意見を出しました。
「要望していた特性と違うんじゃないか?」と率直に言いました。

すると担当者は「え! どこが悪いですか? 今の流行はこのような特性ですよ。 この仕様のほうがタイムも出ますよ」と言ってきました。
もう少しわかりやすく話をしますと、担当者は担当者で車のトラクションがかかるようにするために、僕の要望を聞いたうえで、もっと良くなるようにとスパイスを効かせたということ。 マッチングさえ合うのでしたら最高とは思いますが、残念ながら今回はマッチしませんでした。 こういうときは難しいところです。
担当者の思いや流行は今回の仕様なのかもしれないが、僕が出した要望 オーナーの好みとはまったく合わないのだから、その時点で話はかみ合わないのです。
おかしな話ですが、若干にらみ合いみたいな状況でした。
詳しい数値を担当者に聞くと、やはり僕等が考えていたものに対して2,30%減衰力が足りないなど。 やはり当初の目標より脱線しているのは確かなようでした。 
渋々、「あの仕様の何が悪いんですかね~ まあ良いです 作り直したらいいんでしょ」的な流れでしたが(笑)

改善策をもう少し数値化してBSCに伝えダンパーの仕様変更をお願いしました。

2週間後

今度はとても素晴らしい仕様のものが届きました。
オーナーの理想に近いダンパーですので、それはそれはご機嫌さんで、
思いどおりのダンパーになったとオーナーも非常に喜んでくれています。



当初オーダー内容と若干の違いがあり、少し険悪ムードにもなりましたが、それはそれで真剣にオーダー内容を考えてくれてた結果だと 僕は受け止めています。
相手も仕事ですので、こちらのオーダー通りにチャッチャッと組み上げてしまえば簡単でいいのでしょうが、経験も豊富な担当者さんなりに良いイメージで組み上げて自信を持って納品してくれたのが最初の製品だと思います。
ところが僕が「ぜんぜん違うんじゃないの!」みたいな言い方をしたもんだから「何だこの野郎~ お前に良さなんて解るんか!」となったわけでして(笑)
2回目はもっと入念に打ち合わせを行いました。
担当者さんは何度も打ち合わせの電話をくれたり、真剣にダンパーを考えてくれました。
それで出来上がったのが写真のダンパー  とても素晴らしく仕上がった1品です。 
お客さんへは納期を延ばしてもらいご迷惑をおかけしましたし、少しだけ遠回りしてしまいましたが、僕が考えたダンパーを評価してくれるお客さんや、僕の考えを物にしてくれるビルダーさんあってのものだと。
改めて感謝します!




















王道


Z33 VQ35HR VerST 

マフラーはSaclam ECUはamuse
Z33ではとても人気がある2大ブランドのパーツを装着されました。


saclamサウンドを響かせるのは切れのよいHRエンジン そのエンジンを制御するのはZ33では定評のあるamuseハイテックROM まさに王道ではないでしょうか?
「本当に選んでよかった」皆さん口をそろえて、そう言っていただけます。


少し話は脱線しますが、DAYTONAではCAN通信可能なスキャンツールを用いてECU交換等の整備作業を行っています。
確実な整備作業を行うためには車両が発する1つ1つの信号の確認や、一旦ECUを外しますのでエラーリセットを行う必要があります。 
まずはブロー倍で汚れたスロットルボディ洗浄にはじまり
そしてECU変更後でも空燃比変化に対応できるように初期学習
さらにチューニング、スロットル洗浄後のアイドリングを確実なものにするためのTAS学習のリセッティングとアイドル吸気量学習
Z33の場合 ECU交換だけでも、ここまで点検しています。

お客様が「確実」な部品を選んでくれていますので、当然僕らも「確実」な仕事ができる姿勢でお待ちしております。
そして「本当にデイトナを選んでよかった」そう言って頂けますと大変うれしく思います。

さて あと2台 がんばります



 

リアアンダーバー


ふとした事から来店して下さるようになったお客様がいます。 
この車はnismoのSTREETカタログに載っているパーツは全て付いてると思います。
ホイルもホイールナットも 足もマフラーもエアロもフロアカーペットもメーターもオイルクーラーもPSクーラーも 全てnismo ほかも色々

さらに発展途上ではありますが、ARCのパーツも満載 ラジエターにパイピング、キャッチタンクにオイルパン さらにはクールフィン
ストリートユースの車両ですが、そのうちデフクーラーでも付ける勢いです。

nismoとARCパーツフル満載 まさに「王道」です。

そんな中 価格は安いし名前も売れていませんが、意外とウケが良かったパーツがありまして、

リアアンダーバー
大した部品ではないように見えますが、実は開発には「ひずみセンサー」を装着しTESTを行い、上下 前後 左右 全てにおいて剛性をあげることに成功しています。
特に足回りを固めたお客様がよく言われますが「リア周りがバタついて乗り難い」
Z33(V35)のリアメンバーはアルミですので、それなりに力を吸収してしまうようで、実際クラック(切れ)が生じている車もあるそうです。
効果としてはタワーバー同様 アルミメンバーで一番力がかかるトーコントロールアーム付近のサービスホールを利用し左右を結び剛性UPさせています。
リア周りに不快に感じた方は間違いなく効きますのでオススメです。
それと、お客様からの報告ですが「リア周りが静かになった」とコメントいただいています。 これは剛性が上がって歪量が少なくなったため不快な音が減少していることと考えられます。

■ リアアンダーバーSET 高強度アルミ製 ステンレスボルト付属 13,650円

ハブリング

振動 異音 異臭?

フェアレディZに限った話ではありませんが、我々車屋としても何とも頭が痛いトラブルの1つであります。

かすかな振動
「少しハンドリングにブレが出る」
とオーナーさんが悩みを僕に打ち明けてくれます。 すると僕は、その5倍くらい頭を悩ませてしまいます。

と言いますのも、この微振動って解決方法が非常に難しく、ホイールが悪い時もあればタイヤが悪い時もありますし、駆動系のトラブルの時もあります。
予算がいくらでもあるのでしたら、何でもかんでも交換していくと良いのでしょうが、現実問題として無理な面も多いのが現状です。

症状によりまちまちですが、Z32型フェアレディZは走行距離が多い車も多く車両側のパーツ「プロペラシャフト」に問題を抱えている事も多く、実際交換すると目が点になるほど改善されることもあります。

Z33型フェアレディZは今のところ車両本体の異常で振動が出ると言うケースは経験ありませんが、これはZ32にも言えることですが大型ホイールに交換して振動が出るケースが多いようです。

例えばBBSやボルクレーシングのような「鍛造」製の軽量ホイールに交換しても同様ですが、ホイールってただ付けて終わりという感覚の人が大半だと思いますが、実は意外と「ハブリング」の必要性を感じず未装着の車が多いように見えます。

ホイールナット5本を締めるだけでもある程度まではセンターになりますが、もっとキチンとセンターを出してあげるためにセンターハブカラーと言う部品があります。
社外のアルミホイールは、一部を除き車種専用設計ではありませんので、ある程度の汎用性を持たせるためにセンターハブ径を大きくとっています。
下は54mm~上は73mmまで、実に様々なハブ径があります。
ただホイールを購入しただけではホイール径73mmのボアが空いてます。 対する車体側は66mmですので。3,5mmほどスカスカになってしまいます。
ですのでカラーをつけることによって、よりセンターを出してあげよう つまりは微振動を少しでも減らしましょうということになるわけです。

これはホイールサイズが大きければ大きいほど? つまりはタイヤとのSET重量が重ければ重いほど、ハブリング恩恵にあずかれます。
ホイールバランスをとる程度の部品代ですので、ぜひ一度お試しあれ!

■KYO-EI ハブセントリックリング
●2個入 ●厚み:9mm ●材料:アルミ合金
●色:ガンメタリック(アルマイト仕上げ)
定価 ¥2,100








最近の出来事・・・

相変わらず忙しくてBLOG放置・・・
今日は少し時間で来ましたので、なにか世間話でもします(笑)

気がつけば11月 
早い 1年経つのが早すぎる・・・
そういえば、来月はZ34型フェアレディZの発売だそうで、雑誌やネットでも賑わっていますね。 写真はほぼ公開されていますが、Z33フェアレディZをキープコンセプト。 Z33を好きなユーザーさんからは支持されそうですが、Z32が好きなユーザーさんからは。。。 少し難しいかも知れません。
個人的にはリアビューをとても気に入ってます。 ポルシェ997っぽいテールデザインがとても好きです。 フロント周りは。。。
あとはミッションが少し特殊とか?
まあ、1カ月待てば普通に現車見れますのでZ34の話はその時にでもしましょう。


さてさて
最近元気良いのはZ33フェアレディZのモディファイ関係の仕事が多いです。
足回りや、エアロ ECUやマフラー 細かなパーツ等など 
比較的ライトな仕様が多くエンジンチューニングっぽい仕事は少ないです。
搭載エンジン別ではDEが7割 HRが3割ですかね。 しかし、何故だかSACLAMマフラーはHR8割位多い気がします。 ちょっと不思議です。
それとユーザーさんもよく勉強してあるので、皆さんパーツ選びが上手です。
本当に良い部品を選んでくれますので、僕としても自信を持って提供出来ますし全体的にクオリティ高い仕事をさせてもらえています。

そんなこんなで毎日楽しく仕事させてもらってます。
年末にかけて、新しいキャンペーンも提案していきたいと思いますので、よろしくお願いします!








ECUのススメ


デイトナでは最近依頼が多い内容の1つに「ECUチューン」があります。
エンジンコントロールユニットの略ですが、点火、燃料噴射等 エンジンのパワーバランスをも左右する大切な部品です。

Z32時代のECUとは大きく違い、Z33のECUはCAN通信なる制御方式をとっています。
エンジン以外の、例えばスピードメーター1つとでも通信を交わしていまして、大変に複雑かつ高性能のコントロールシステムを搭載しています。

それともう1つ Z23と大きく違うものとして「DBW]方式の採用です。
ドライブ バイ ワイヤー つまりは電子スロットルの導入です。
今までの常識ですと、アクセルを踏み込んだという信号は、アクセルワイヤー つまり「糸」のようなものとエンジンのスロットル部分につながっていました。 非常に単純です。 アクセルを踏むと糸が引っ張られアクセルが開くわけです。
それを現代のZ33では、始めっから電気信号に変換して、スロットルに伝えているわけです。 アクセルを踏むと踏んだと言う信号がスロットルに向かいます。 スロットルについているモーターが弁を開くわけです。

ところが、このスロットルを開く速度というのが安全マージンの確保という面で、非常にレスポンスが遅く、結果全体的にダルなイメージになっているわけです。
アクセルをギュッと踏んでも ブゥオンッッッッ~♪ みたいな感じ(笑)
Z33フェアレディZのECU変更をお勧めする中でも、一番変化がわかりやすく、かつ効果的なのは、この電子スロットルの速度変更だと考えています。
どの程度速度を上げるのかでも変わりますが、ギュっと踏んだらブォンッッッッ!と歯切れ良くエンジンも吹けあがります。

また最近ではDBWのみのチューニングパーツとしてコレのようなパーツもリリースされています。

それとECU変更のメリットとして車速リミッターカット 
同時にエンジン回転数(レブリミット)の変更も受け付け出来ますが、レブリミットの引き上げでピークパワーが上がるわけでもありませんのし、あまりメリットも無いので純正値同等程度でのご案内をさせてもらってます。
気になる最大パワーUPは約7馬力程度です。

エンジンレスポンスのみの向上を狙うのでしたらDBWコントロールユニット
これでしたら値段も手ごろで、自分なりのスロットルスピードを選ぶことも可能です。
反面、あくまでもスロットルスピードのみの調整ですので、「速くなった」気がするだけで、実際はパワーもあがりませんし、スピードリミッターも作動します。

同時にリミッターカットや燃料、点火の最適化までを考えるのでしたら、やはりECU変更
先に書きましたDBWコントローラー+α程度で各種MAPの最適化を得ることができます。 
デメリットとして、エアクリーナーやスパークプラグの交換をSET変更する費用がかかるところでしょうか。

一番の肝はDBWと思いますので、付加価値を考えるか否かで選ぶパーツも変わってくると思います。
最近のトレンド情報でした。


■アミューズ ハイテックROM
・ハイテック ROM \69,800(税込 技術料別)
ハイスロットルプログラム (電子スロットルデータ)変更、
可変バルタイCVTC(e-VTC)データ変更、
燃料プログラム、点火時期プログラム変更
REV変更(指定値設定可)スピードリミッター解除

・ハイスロットギア \29,800 (税込 技術料別)
スロットルデータ変更のみのデータです。
燃料、点火、スピードリミッター他はノーマルとなります。


■ブリッツ THROTTLE CONTROLLER ¥39,900(税込 技術料別)
バックハーネス別途¥2,100円