心響けばチタンも響く 


月初にAltrack Exhaust manifold Ver3を装着したZ34 ver.nismoオーナーさん。
『これだけ体感できて、この金額なら納得できるわ~』
と喜んで貰っていますが、一つ気がかりなのはマフラーがnismo純正であるというところ。 僕としましては”もう少し”排気の抜けが有るマフラーなのかなと思っていましたが、実際走らせてみると市街地や軽いワインディング程度 そうですね~4速までのフル加速は申し分ないのですが、高速道で5速、6速を多用するシーンでは、コモリ音がかすかに聞こえていました。

当然オーナーさんも僕と同じ感覚を感じ始めてきたというところでリアマフラーを交換。
amuse R1 TITAN エクストラ インナーパイプ60パイ 09テールを導入しました。



本当にね~ マフラー交換するだけで、どうしてここまで面白くなるの?って僕のほうが聞きたくなるほど、ロングEXマニとの相乗効果が高く、エンジンも下から上まで気持ちよく一気にブン回ってくれます。
とにかく気分がいい! 車速はそれほど乗ってなく中回転域で走るワインディングでも一瞬の加速ポイントでアクセルを床までベタッと踏み込むと、フゥワァァァァ~~~~~ン♪って、なんかねウエストゲートが付いているTuningTurbo車に乗っている感覚になってきますね!

高速でのコモリ音も当然解消。 ECUリセッティングの為のデータロギングを行いに夜の九州自動車道を1区間だけ走りましたが、いやいや 最高 楽しすぎます。
なんていうのかな nismoコンプリートの名機380RSに近づいているというか、間違いなく同じニオイをしたフェアレディZになっていることは僕の肌でしっかりと確信しました。

楽しさと実力 サウンドとパワー 何もかもが1台のZ34 ver.nismoに凝縮されて、溢れんばかりの力を廻りにまき散らしているとでもいいのでしょうか?
この文章を書いていて気が付きましたが、この特徴 なんとなくオーナーさんの人柄にも似ているかも(笑)

セールストークでも何でもなく、僕が感じた 僕の心からの声を言うと

ちょっと最高にイケ過ぎですね!

8月31日(水)20:00~
デイトナTV go on air!!!
番組URLはこちら⇒http://www.ustream.tv/channel/daytona-racing

プロテクションフィルム



PORSCHE997 carrera4Sのプロテクションフィルムの施工依頼をいただきました。
せっかくハイモスコーティングを行った純白なキャララホワイトでも、例えばクルマの乗り降りの際にサイドスカートに僅かにかする程度でも線傷がついてしまうのも嫌だし、フロント周りも極力傷は付けずに綺麗に維持していきたい。 そんな悩みを相談してくれた方は、勿論 有ちゃん先生でした。

プロテクションフィルムとは飛び石、擦り傷防止の為 ボディを守る特殊フィルムのことです。
ウインドウフィルムとの大きな違いは厚さにあり、0.15mm(150ミクロン)程度と相当なまでの厚さのクリアーフィルムをボディに貼り込みます。
当然張り込み施工も大変なものになるのですが、それ以上に大変な作業になったのはフィルムの型取りでした。
今時はプロテクションフィルムも多種多様に車種別でカット済みプロテクション ボディフィルムが存在していますので、ノーマル車両でしたらカット済みのプロテクションフィルムを貼り込むといいだけなのですが、
今回のように社外品や特別仕様のボディパーツが付いている場合 残念ながら既製品は存在せずにワンオフ加工が強いられます。

有ちゃんPORSCHEは独テックアートのスポイラーでModifyしていますので・・・。 施工は非常に大変でした。
手先が器用なフィルム職人と3人がかりで夜遅くまで貼っては伸ばし 切っては張り込みを繰り返し、なんとかアールがきついスポイラーにも対応することが出来ました。

納車に行ったらニコニコしながら有ちゃん先生 言うんですよ

『あ~ これで傷を気にせず乗り降りできます~ ありがとうございます~』

なんて満面の笑みを浮かべて言われちゃったら、

「いやいや なんのこれしき 全然お安い御用です」

僕としましてはこう答えるしかありませんよ(笑)

大切な愛車を外敵から守る 確かな手法の1つがデイトナプレミアムボディコーティング(ハイモースコート)でもありプロテクションボディフィルムでもありますが、ハイブリットすることでより確かな1つが新しく誕生しました。

8月31日(水)20:00~
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多機能サービスのススメ





先月より販売を開始した高品質ダンパー、高品質スプリングのサポートパーツ フリクションレス スプリングシートが店頭、通信販売 共に大人気です。

僕がメインとして案内するダンパーKIT  DFV OHLINS ver.DAYTONAのアップデートParts さらに低フリクション化を目指すPartsとして製作しました。
勿論 既にDFV OHLINS ver.DAYTONAを装着のオーナーさん向けに案内もできるPartsですから、例えば
「ダンパーO/Hのついでに」
とか
「メインスプリングの交換のついでに」
とか
「4輪アライメント調整のついでに」

僕としましては”何かのついで”にフリクションレス スプリングシートを案内できたらいいなと思っていましたが、 思いの外「フリクションレス スプリングシートを装着する為」や「全く別項目の作業のついで」にフリクションレス シートのご依頼を頂くことが多く 自分で言うのも変ですが・・・ 結構驚いてしまいました(笑)

単純にダンパーからスプリングを取り外しフリクションレス シートを上下に2枚はめ込むとA寸法より4mm変動します。組み込む際にスプリングシートを4mm下げると今までと同一の車高になり純粋にフリクションレス シートの効果のみを体感できます。
それだけでも十分良いのですが、せっかく”フリクションレス シートを入れるため”だけにダンパーをバラすのですから、もう一捻り変化を感じてもらいたいな と僅かではありますが事前荷重(プリロード)をかけて納車したりしています。

基本はプリロードZEROで組むことが大半ですが、ローダウン幅が大きなオーナーさんや、スピードレンジが高めのオーナーさんへは特にプリロードを掛け反発力の強さを含む乗り味の様子を見てもらっています。
DFV OHLINS ver.DAYTONAの基本コンセプトは快適なタウン~爽快なワインディングまでを基本コンセプトにしていますので、メインスプリングは柔らかめで制作しているからこそプリロードをかけた時の反発変化にも気がつきやすく『本当に乗り味が柔らかくなった』と喜んでもらっています。

とは言え、感じるコトは人それぞれ 好みに合わない場合は当然ながらプリロードZEROに戻します。
クルマは単車と異なり減衰力調整さえも簡単には実行できない(セットをどう扱えばいいのか?)。 ましてや車高調整なんてオーナーさんご自身で行うことは不可能に近いです。
せっかくの減衰力調整 せっかくの車高調整 せっかくの全長調整機能を兼ね揃えているDFV OHLINS ver.DAYTONAです。 ダンパーを自身で有効活用できないなら、サービスを上手く活用して下さい。
減衰力調整もプリロード調整も車高調整も全て僕達が行います。  よ~く DAYTONA HPを見て下さい。  

皆さんが常にいい環境でフェアレディZライフが安心して楽しめるように、上手に僕達を使って下さい。  
僕もまたオーナーさんの愛車に触れ、喜んでくれる姿を見る事を嬉しく思っているんですよ。

DAYTONA フリクションレス スプリングシート ID65 ID95


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変わらない想い 変わりゆく楽しさ


中国地方よりZ33中期モデルのオーナーさんがDAYTONA Sports ECM Pack,Bのご依頼で来店してくれました。
こちらの車両は中期は中期でもATミッション車両ですのでEXーVTC未搭載の280PSモデルになりますが、それでも全領域A/F(空燃比)センサーを純正で採用したモデルですので、より細かく高精度にエンジンコントロールが出来るマイコンを搭載している新世代モデルになります。 
その他 初期のエンジンからの変更ポイントとしてインテークパイプの仕様変更が行われた(初期型にも流用可能)VQ35DE最後のモデルとなり、勿論DAYTONA Sports ECMも専用データーとしてCF42Aと言うマイコン品番で管理しています。


オーナーさん約20年前には福岡にお住まいだったということもあり、作業の待ち時間を利用して懐かしい福岡の土地を 福岡の空気を思い出すように太宰府天満宮に参拝に行きました。
太宰府天満宮はBLOG一期一へぇにも度々登場しますが、DAYTONAより車で15分 西鉄大牟田線をご利用の場合 二日市駅にて太宰府行きへ乗り換え DAYTONA最寄りの西鉄下大利駅~太宰府駅まで4駅しかありませんので10分程度で行くことが出来る、比較的アクセスのいい場所に位置しています。
日中は変わる事のない太宰府の街をご自身の足で見て歩き、夕方から夜にかけては生まれ変わったフェアレディZに乗って福岡の街を走り、そのまま福岡で1泊して岐路に立ちました。


ご自宅までの帰り道 いろんな変化がオーナーを待っていました。
雑味が音色だと言っていたEXサウンドも乾いたサウンドに変化していると驚いていましたが、一番の驚きは行きと帰りで燃費が向上しているという点。
帰りの高速では12.5km/Lと、同じドライバーが同じ乗り方をして燃費が約1km向上していると言うことを報告してくれました。

これからフェアレディZをどうモディファイしていこうかと、ますます夢は広がるばかりのオーナーさんでした。
また福岡に帰ってきてくださいね! ご来店ありがとうございました。


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取材を受けました


朝一番から国武くんの作業でした。
お盆前に『ブレーキパットが少なくなってきた』と相談をもらっていましたので、ストリートユースで使うスポーツパットの必須科目として対制動能力は僅かにUPさせながらも、対摩耗性、低ダスト、で好評なZONE 86Bブレーキパットを前後4輪交換しました。
アタリがつくまではそっとブレーキペダルを踏んであげてくださいね。 均一に綺麗に磨耗していくブレーキと、凸凹になりながらも何とか効くブレーキでは、同じ摩材のディスクパットを使用しても天と地ほどの差が出ます。 制動能力も摩耗もです。 ガツンとペダルを踏む冒険は、少しだけ待ってくださいね。

で、国武くん BLOGを書いているらしく

『BLOGに掲載したいので写真を撮らせてください』

どうぞどうぞ ご自由にどうぞ。 って具合でしたが、
帰り際には

『取材させて下さい』

と言われ動揺してしまいました(笑)
取材内容は

『山本さんにとってフェアレディZとは何ですか? 一言で答えて下さい。』

と言うものでした。
僕にとってフェアレディZとは、豪華なスポーツクーペを走らせる喜び趣味的愛車に始まり、その後走る場面はサーキットへ向かい戦うマシン戦闘機として活躍、13年前にはフェアレディZ専門店としてDAYTONAを立ち上げフェアレディZは仕事にもなりました。 
じゃあ今は仕事だから趣味ではないの?と言えば、全くそんなこともなく、今もフェアレディZが大好きだしプライベートでもZ34に乗っています。
1つだけユーザーさんとは異なる点は、一般的に1人のユーザーにとってフェアレディZは通過点 もしくは到着地点になることが大半と思います。 
一生に一度フェアレディZと生活する時間が有るか無いか?でしょう。
だけど僕の場合 仕事としてもフェアレディZに携わっている以上 もっと言うならフェアレディZ専門店として生きている以上 僕の人生ではずっとフェアレディZがパートナーとして側に居ます。
そこが一般ユーザーと僕とでは異なることだし、僕はその人生を歩めることを嬉しく思っています。

“つまりはフェアレディZとは人生 自分自身である”

と国武くんに回答しました。 

8月31日(水)20:00~
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嬉しい相乗効果




Z33 VQ35DE 294PSに吸排気系にSports ECUまで含めたTuningModifyのご依頼でした。

・DAYTONA Sports ECM Pack,B
・amuse R1チタンエクストラ
・TOMEI エクスプリーム メタルキャタライザー
こうやって各パーツの名称を書いているだけでも完成形を連想しながら、ワクワクドキドキとレスポンスの良さを空想できるほど、僕にとっても楽しくなるような大人気のメニューです。

吸気、排気、燃焼をバランス良く 効率良く サイクルさせる⇒運動性能の向上
それに加え
EXサウンドやエンジンフィールの追求⇒楽しさの向上
それらが複合的に組み合わされると、否が応にもご機嫌なるフェアレディZが完成されることになる訳です。

最近Sports ECMや+吸排気モディファイを行ったオーナーさんから興味深いお便りが届きます。
それは『燃費が向上する』という内容のモノです。
単純に燃費が向上したと言っても、どの回転域の話なのか? 例えば市街地や渋滞での話なのか? 若しくは高速道路で流している話なのか? 
ですが、お便りの内容を見て見ると面白い事に渋滞、クルーズ共に両立して燃費が向上しているという内容が多いのです。

燃料MAP上では高負荷、高回転域で燃料を絞っていますが、常用領域では逆に燃料は増量傾向にあります。
単純に考えると燃費は悪化しても悪くは無いほど増量しているのですが、そこはバランスの問題が絡み合ってきます。
ある一定の燃料を最大に燃焼してあげることで、結果少ない燃料で大きな出力を得ることが出来ると言う訳ですから、アクセルを踏む量も減少⇒結果 同じようなスピードレンジで走るのでしたら使用燃料は減少傾向にあると言う感想を頂いています。

僕はECMデーターを造る際に、良くも悪くも“燃費”を意識していた訳ではありませんが、これだけ多くのオーナーさんにDAYTONA Sports ECMを利用してもらい、今更ながらTuningとECOをも両立する事が出来た 結果オーライ 嬉しい誤算でした。


8月31日(水)20:00~
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踊るように走る


平成23年式のZ34オーナーさんが、お盆休みを利用してDAYTONA Sports ECM Pack.Bをお求めにやってきてくれました。

新車購入直後よりDAYTONA Sports ECMに興味があり問い合わせをいただいておりましたが、
『せっかくの新車ですから、どうせならナラシもしっかりと行った上でTuningを進めて行ってはいかがでしょうか?』
とアドバイスを行ったところ、ようやくアタリもついた頃合いを見て入庫してくださいました。

帰りの九州自動車道はあいにくの道路渋滞だったようですが、鳥栖ジャンクションより長崎自動車道に乗り再び加速していくと、いままでは車間が詰まり6速⇛5速にギアを落とし前方が開くと再加速していくようなシーンでも、DAYTONA Sports ECMでは6速キープのまま再加速しても、しっかりとエンジンが立ち上がって楽に6速巡航が出来るようになったと喜んでくださいました。

気のせいかもしれないけど”排気音が甲高い気がする”とコメントも下さいましたがサスガです。 今までわずか2000キロ程度しかZ34に乗っていないはずなのに、帰り道の数10キロでこの変化に気がつくとは・・・。
VVEL、VTCマップのチューニングを行ったことで2400prm~4400rpm付近ではオーバーラップが純正よりも大きく、今までよりもトーンが高い排気音を実際に感じることが出来たのはこの為です。
勿論、排気音の変化はただの副産物に過ぎず、VVEL,VTCチューニングで得られる体感効果の一部です。 前から書いていますが、VVEL,VTCチューニングでVQエンジンの大まかな性格をコントロールすることが出来ます。気持ちよく走るためにはVVEL,VTCチューニングは必須 逆を言うとVVEL,VTCチューニング無しではチューニングVQエンジンを語ることは不可能に近いと僕は考えています。

オーナーは言いました
”これでやっと、「ワクワク踊るように走るZ34」を手に入れることができました。”

DAYTONA Sports ECM Pack,B 

8月31日(水)20:00~
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友達にしか教えてあげない。 とびっきりの情報なんだ。




294PSのZ33が立て続けに入庫すると書いたら、さらに1台 希少294PSモデルが入庫してきました。

DAYTONA Sports ECM パックBの施工です。
今年1月にDAYTONA Sports ECMを選んでくれたHZ33オーナーさんのお友達で、
2台で仲良くご来店下さいました。

『ここのECM入れたら、も~うバリバリ走るようになるよ 間違いないけん』
「あっ そうね? それは楽しみやね~」
って、僕がECMの説明する前に、HZ33オーナーさんが代わりに熱弁をふるってくださいました(笑)
これはある意味ではどんな営業方法にも勝る、とても質の高い情報の1つであると僕も思います。

この日は294PSのECMリフラッシュの他にも、HZ33オーナーさんの車にも軽作業のご依頼がありましたので、いつもより少しだけ長めに作業時間を見てもらいましたが、294PSオーナーさんのお孫さんも居ましたので待ち時間が退屈にならないように、DAYTONAから車で5分 JR大野城駅より快速電車で約10分 JR博多駅にある映画館Tジョイ博多で最新のカーズ2 3Dシアターを見てもらうようにしました。
オジサン2人と子供1人の計3人で3Dメガネかけて『おお~ すげ~~』って言いながら映画見ている姿を想像すると何とも面白い光景ですが、それでも帰ってきて『楽しかったよ~』って言われますと、案内した甲斐があったな~って嬉しくなりますね。
最近は遠方のオーナーさんも多いので、博多をご案内することもよくあります。
ショッピングに映画、食事 一通り何でも揃っている駅ビルですので、3時間4時間程度の待ち時間でしたら、全然時間を持て余すことなく福岡を満喫できると思います。

さて、DAYTONA Sports ECMはいかがでしたでしょうか?
何度も同じ事を書きますがVQエンジンはVTCセッティングで良くも悪くも車の性格が決まる要素を含んでいると思います。
僕がZに求める姿 パワフルかつ柔軟な思考をあわせ持つフェアレディZの理想像を、DAYTONA Sports ECMを使い具体的に表現しています。

おかえり!


『おかえりなさい』
お盆の帰省にあわせて(正確には車両預け⇛車両引き取り⇛帰省)Z33 294PSモデルをメンテナンス入庫してくれました。

走行距離も13万キロ近くになってきたこともあり、部分リフレッシュを兼ねての作業になりました。
勿論予算の都合がありますから、あれも、これも とは行きませんが、それでも自分が気になる箇所+α+Tuningまでもが出来たので、結果として満足行く内容になったのではないかな?

ステアリングにジャダーが伝わってくるということで、ブレーキディスクローターを交換 それとフロントのテンションロッドも左右交換
さらに、リアメンバーASSY交換を行いました。 これは純正のLSDケースのマウントブッシュが痛み、液漏れが生じたためメンバー交換を行いました。
Z33,Z34共に、リア側のLSDマウントが1箇所ですのでストレスが過度にかかりブッシュが破れ液漏れしていました。 残念ながら社外、純正 どちらも交換用ブッシュはありませんのでメンバーASSY交換です。
車体へのマウントブッシュも同時に新品になりましたので、気分的にも実効果としても凄くリフレッシュ感がある良いメンテナンスになったと思います。

そしてDAYTONA Sports ECMへ
元々はDAYTONAでスピードリミッターカットを行っていましたが、この気分爽快な納車にあわせてSportsデーターへVersionアップです。
純正状態ではEX側VTCの波形の乱れがあり、パーシャル~全開でアクセルを踏み込むと引っ掛かり(VTCチャタリング)が起きて、どうにもスッキリしませんでしたが、データーセットアップ後はEX側VTCの波形も綺麗になり、本来VQ35DE 294PSが生まれ持つ姿に戻ることができました。

帰り際 SACLAMサウンドを響かせ帰って行きましたが、綺麗に高回転までパ~~~~~ン♪と響き渡るサウンドを聞いていると、まるで車とオーナーの声が聞こえてくるようでしたよ。

PHASE 3







Z33 294PS オーナーN原さんの第3章
念願のHKS GTS7040スーパーチャージャーへのステップアップです。

これまでの半年以上の準備期間で補機類の強化を行って来ました。 ドンとパワーが上がっても、現状でもそれを支えるサブユニットは完璧だし、逆にHKS GTS70470の装着を想定して今まで着々と準備を行って来たわけですから何の不安もない万全なる体制でのPHASE3プランの着工となりました。

ポン付けで純正比+50PSの出力向上は大変魅力ではありますが、燃料は確実に不足するため強化燃料ポンプ+nismo製メインインジェクターで補います。
インタークーラーの取り付けスペースの問題で、取り外しを余儀なくされたYAHAMAパフォーマンスダンパーのかわりに、BTZフロアメンバーブレースを装着、マネージメントはDAYTONA Sports ECMにてエンジン制御を行い、安全マージンを十二分に確保した上でパワフルなるZ33が完成しました。

そして、新しく生まれ変わる記念の日に合わせ、ボディーメンテナンスも行いました。
DAYTONAプレミアムコーティング ハイモースコートです。
納車日はあいにくの雨交じりの天候でしたが、それが逆に幸いしてどこまでも映り込むボディカラーの色深さや、コロコロと丸みを帯びた水滴がより一層ハイモースコーティングの素晴らしさを改めて感じさせてくれる結果となりました。

実は、まだまだオーダー頂いているパーツがあるのですが、残念ながらここで一旦はタイムリミット。
次はお盆明け 全体的に点検、調整 そして追加オーダー分のパーツの装着にとりかかります。 
その内の1つにDAYTONA コンビネーションステアリングもありますが、どんな完成になるのか 僕も今のうちから楽しみでなりません。



VQ35DE 294PS



Z33型フェアレディZには3種類のエンジンが存在します。
VQ35DE 280PS
VQ35DE 294PS
VQ35HR 313PS
その中でも2番目の294PSモデルは大変希少で、平成17~19年式の6速マニュアルミッション搭載車にのみ与えられたエンジンです。
280PSVQ35DEとの大きな違いはEX側に可変バルブタイミングVTCユニットが増設されたことや、大容量サージタンクの搭載など。初期のVQ35DEをメーカーチューンしたようなエンジンです。
このEX側VTCは後に発表されるVQ35HRにも同様のシステムを搭載されました。
そのレアな294PSモデルが集中して入庫してきました。

VTCのメリットは、負荷×エンジン回転に応じて任意で作用角度を変更できますので、昔ながらの『○△度で固定』という極端なものではなく、アイドリング域 パーシャル域、全開域と、運転状況に応じて3Dに動くMAPを意識し、自在に作用角度を変更できること。 それをインテークとエキゾーストのタイミングが調整ができますので、本当に調整の幅は広がります。

例えば中高回転域を意識し作用角度を広げると、今度はアイドリングが不安定になります。 しかしVTCではそれらネガな部分を消すことができます。
アイドリングも、パーシャル域も全開域も それぞれのシーンに応じたバルブタイミング=シャープな吹け上がりを意図して創りだす それがVTCのメリット、VTCTuningの醍醐味 そして僕の得意科目なんです!

■DAYTONA Sports ECM for VQ35DE(294PS) Pack,B 

未来予想図



先月は結婚が決まって、今月はステアリングがキマッて これ以上の幸せがどこにある?とお尋ねしたいほど、公私共に絶好調なオーナーさんです。

DAYTONA Carbon×Leather コンビネーションステアリングは完全受注生産 セミオーダーシステムを導入しています。
Carbonカラー
Leatherカラー
ステッチカラー
基本的には、これらの『色』をオーナーさんに考えてもらうわけですが、それ以外にもステッチの編み方やステアリング形状も任意で選択可能です。
今回のオーナーさんは太もも上部を形成する“Dシェイプ”は取りやめ、真円形状をベースにガングリップ、コブを形成し完全オリジナルCarbon×Leather コンビネーションステアリングを製作しました。

ステアリングに限らず、例えばホイールやエアロパーツ もっと言うならLSDや車高調など すべて同じですが、カスタムメイドの楽しみや完成予想図は常にオーナーさんの頭の中にあります。 
我々は今まで蓄積してきたノウハウを使い細かなサポートやアドバイスを行い、より完璧な理想像になるよう手助けします。 勿論、オーナーさんの頭に描かれている未来予想図がより正確なもの より楽しめるものになるように、なんていうのかな~ 会話はしながらでも、僕の頭の上の方とオーナーさんの頭の上の方で意思の疎通といえば良いのか? 僕は僕が知りうる限りの情報を『こんなにも楽しくなるんだぞっ!』てテレパシーを常に送っています(笑) 
極端な話 材料の見本は用意できても、完成形の見本は用意できない。 これを『不安』と思うのか『ワクワク』と思うのかもオーナーさんの気持ち次第ですから、やはり打ち合わせは重要ですよね。

そう言えば、これは好みの問題が大きいとは思いますが、僕はステアリングの太さを結構気にしています。
僕なりに「これだ」と言う太さは把握できましたので、今はZ32,Z33,Z34 ほぼ一定の太さで製作しています。
パッと見 少しだけ太いかな?と気がつくレベルの太さです。
見た目だけで行くと、細めのステアリングが正直カッコイイのですが、今DAYTONAで採用しているステアリングの太さを含め3SETプロトタイプを製作しました。 採用している太さは2番目の大きさで、一番握りやすく、運転していても一番疲れにくい大きさであると僕は判断しました。

『ステアリングを交換しただけで運転が楽しくなるなんて、こんな話誰も信用しませんよね?』
って僕に言ってくれましたが、当然僕を含めDAYTONA Carbon×Leatherコンビネーションステアリングのオーナーさんにはその意味が十分理解できますよ。

DAYTONA Carbon×Leatherコンビネーションステアリング

生きる楽しみを語りましょう



『俺はこのままじゃ死にきれない』

オイル交換の作業の合間にオーナーさんから相談を受けました。
まあ前から口癖のように言っているのですが、大好きな車道楽はこのZ34型フェアレディZで最後になると言うことなんです。
その『最後』が”いつ”なのか、ずっと先なのか?近いのか?も含め、そのことは僕は聞かない事にしているので現時点での言葉の真相はわかりません。
だけど『あ~ この車に乗って楽しかったよな~』って心の底から思って欲しい。 
せっかくDAYTONAに来てModifyしたのに『やっぱり前に乗った車のほうが楽しかったよな~』なんて思われたんじゃあ、逆に僕が死にきれません。

オーナーさんの話をよく聞き カウンセリングの末 高速道を走るときにリアの挙動が気になる。
もう少し言えばバウンドして路面に接地したときの不安定さが気持ち悪いという話でしたので、現在装着しているアイバッハ PROキット+純正ダンパーの組み合わせから、DFV OHLINS Ver.DAYTONAにスイッチしました。それに加えSPOONリジットカラーの装着です。

ローダウン量を追いかけていませんし、とにかく安定した姿勢作りを今回は行いたいので、通常のVer.DAYTONAとは少しだけ仕様を変え、フロントを50ポンドハイレートに変更し、リアダンパーのストロークは+15mmほど伸ばして、より安定方向へ向かうようにセッティングしてみました。
用途は街乗りがメインではあるのですが、不満ポイントの話は決まって高速道での出来事であったというヒントから、ある程度車速が高いシーンでの安定性を想像してみました。

まずは時間はかかってもいいので思いっきり、存分に走りこんでください。
そして気になるポイントが見つかったら、何でもいいです僕に意見をぶつけて下さい。 専門用語も何も必要ありません。 
『何キロでドコドコを走っていて、フワッと感じたんだ』
このレベルでOKです。
僕の自慢のDFV OHLINS Ver.DAYTONAは4輪とも減衰力は20段階調整で行えますし、車高やプリロード、ダンパーストロークも自在に調整することができるダンパーです。

今、僕自身が仕事としてフェアレディZを扱いながらもプライベートでも同車を使用し、ここまでZ34のことが好きになったのもDFV OHLINS Ver.DAYTONAが有るからこそと言っても過言ではありません。

Altrack Exhaust manifold Ver3 







超ロングEXマニホールドのオーダーを頂いたのが1か月前
完全受注オーダーであるAltrack製Exhaust manifold Ver3の取り付けを先週より開始しました。

噂には聞いていましたが、初めて見る、初めて触るAltrack Exhaust manifold Ver3  溶接を含め造りの美しさは想像以上の完成度の高さです。 
特徴としましては純正レイアウトを無視し、とにかくプライマリー長を可能な限り伸ばして等長EXマニにしていると言う事ですが、細かな点を見て見ると製品の魅力が沢山見えてきます。
・全6気筒の管長誤差を1%以内
・楕円ポート⇒45Ф真円パイプ
・45Ф⇒50Фへ拡管するコニカルヘッター
・アールのきつい個所はパイプを半割りモナカ形状にて製作
・車検対応品(保安基準排ガス試験レポート証明書付き)

とにかくエンジンルームのスペースが狭いフェアレディZにとって、ネックになるポイントはプライマリーの短さですので、純正よりも約200mmも長いAltrack Exhaust manifold Ver3にアドバンテージがあるのは明白なうえに、大型バイクの高性能集合管では多く見る事が出来るコニカルヘッターの利点も最大限に引き出すことが出来ると言う事が楽しみなポイントです。

とは言え、スペシャルなパーツですので取り付けが通常のEXマニホールドに比べ大変困難であるという点や、エンジンコンピューターの仕様をAltrack専用のMAPへ変更しないとA/Fが大幅に目標値から外れパワーを得ることが出来ない点 
買い手を選ぶマニホールドであるのと同時に、造り手を選ぶマニホールドであるということもSpecialです。
その為 作業にはECMリセッティングも含め1週間ほど納期を頂きましたが、期日内に無事セッティングも決まり満足いく内容になりました。

シャーシダイナモ測定では、パワーの谷は全て消し去りトップエンド7000rpmオーバーまで一直線に登りつめて行きます。
エンジンさえ耐えるのでしたらどこまでもパワーを叩き出す事が出来そうな NAエンジンとしては理想的なグラフになりました。
また2速、3速、4速を多用するワインディングでのTESTドライブでは、2000rpm付近からパァ~~~~~ン♪と甲高い音色と共に、現仕様のREVリミットである7800rpmまで一気にエンジンが吹け上がりますので、それこそ『あれっ? VQ37ってこんなにローギアードの高回転エンジンだったかな?』って、そもそもフェアレディZではなく、何か別の軽量マシンに乗っているようにさえ錯覚してしまうほどです。

今後は更にEXチューニングを進めパワーを追及して行くか?  DFV OHLINS ver.DAYTONAを手に入れ操作性を追求するか?
どちらにせよ、当分の間は想像するだけでも走る楽しみは広がるばかりです。


■Altrack Exhaust manifold Ver3