AP Racing

S口先生からブレーキカスタマイズの相談をいただきました。
最初の要望は
・純正Bremboのオーバーホール及びリペイント(RED)
・2Pドリルドローター
つまりは、ご友人の有ちゃんPORSCHEに対抗?するのも1つの目的だったようですが(笑)
しかし、このプランを当たり前にカスタムしていくとなりますと、ざっと見積もっても40万円近くなります。
これはモノの考え方にもよると思いますが、僕はそれを薦めずに、これを機にブレーキを一新する別のプランを提案してみました。



使用したキャリパーはAP Racing CP7041 6ピストンキャリパーです。
それに2ピース ドリルド/スリット 362mmディスクローターを導入です。
ご覧のように19インチのホイールでは、ほぼ限界サイズです。


リアはAP Racing CP5147 4ピストンキャリパーです。
2ピース ドリルド/クロスド 330mmディスクローターです。 勿論サイドブレーキも使用できるようにインナードラムは内蔵です。


最近は為替が若干円安方向に振りましたが、それでも現在1ドル80円 1ユーロ108円程度の超円高水準です。
今まで日本は輸入に頼った経済でしたので円高になると、それだけで赤字転落なんて珍しくもない話になり円高=悪いイメージですが、
逆に考えると円高の今だからこそ本来は高価な輸入パーツを手に入れる100年に1度のチャンスです!
それを掴むか掴まないか 掴むことが出来るか否かはオーナーさん次第です。











PHASE 4


前回までにエンジン系統のリファインを完了し、今回はフットワークの見直しを行いました。
DAYTONAでは取り扱いが珍しい英国QUANTUM(クァンタム)のダンパーシステムを導入しました。
別タンク付きの2WAYコントロール(ロースピード、ハイスピード)が可能なT3-CRというラインナップの中でも最上級グレードのシステムです。

今まで使っていたOHLINSコンプリートKITからのチェンジですが、乗り味をもっともっとソフトに持っていきたいということで『超低ガス圧ダンパー』を実現しているQUANTUMをオーナーは選んだ訳ですが、
乗った感じはOHLINSが持つキチッ!とした動きとは異なりQUANTUMはシナ~とロールしていく動きをし、今までとは全く異なる動きをします。
じゃあ、それがイコール乗り心地の向上に繋がっているかというと、実はそうとも言えなず一長一短。 昨日もオーナーの話を聞きながら減衰力を調整していました。



ブレーキは大型化も当初検討していましたが、見た目以外には特に不自由していることもありませんので、今回はブレーキディスクローター、ブレーキパット、ブレーキホースの一新に加えBremboキャリパーのオーバーホールを行いました。
ブレーキオーバーホールはペダルフィールの向上にダイレクトに反映されるので、ある一定時期で必ず見直しを行いたい項目です。
長年使用し続けたブレーキキャリパーはダストシールも固くなり、同時にピストンの動きも硬くなっていますので、オーバーホールを行うことでピストン~シリンダーの動きも非常にマイルドになりました。
スムーズに動くキャリパーの中に、カチッとしたペダルフィールを実現しています。


早速、次のメニューも決まりました。 今度はクラッチのリニューアルを行います。

オーナーが大好きなゴルフと同じで、モノを知れば知るほど欲求は高まるばかりだし、ハマればハマるほど理想は高くなるわけですが、
『あ~ 仕事にもこれくらい執着できたら良いのにな~』 って言っていましたが(笑)
365日 仕事に飛び回っているオーナーさんのお話しでした。  


DFV OHLINS Ver.DAYTONA ESE for CKV36


CKV36スカイラインクーペにDFV OHLINS Ver DAYTONAの装着を行いました。
愛車の走行距離は5万キロを超え、これからどのように愛車と付き合っていくか? このテーマがすべての始まりでした。
ブッシュ交換やブレーキO/H等 『リフレッシュする』項目は多々考えつくのですが、僕はまずダンパーに目を向けることにしました。
これまでも他社製品の車高調整ダンパーを装着されてはいましたが、
巨体な車体に20インチの大口径ホイール+低扁平タイヤを受け止めるには頼りない印象を受けましたので、ESE仕様へリニューアルしたばかりのOHLINSダンパーをお勧めしてみました。

フェアレディZとスカイラインクーペでは使用するシリンダーケースやシャフトは同一でも、ケース長、減衰力、バネレートの見直しを行なっています。
それは車重や車そのもののキャラクターを考えてのことで、車重1480kgのフェアレディZと、車重1630kgのスカイラインクーペ 
取り付けだけなら共有は出来ても、その性質は似て非なるものです。 


先日のBLOGにも書いたように、この日の福岡は大雪 納車予定日の午前中はこの天候でした。
納車を延期しようかとも思いましたが『いや~ これくらい想定内ですから問題ないですよ~』って受話器の向こうで楽しみにお待ちいただいてますので、
正午迄に車高調整、4輪アライメント調整を行いオーナーさんのお引取りを待ちます。


日頃の行いか? 納車時には吹雪いていた景色が嘘のように天候は回復です。
それまでは通行止めだった高速道路も、このタイミングで解除! 待ってましたと言わんばかりに、伸び伸びと羽ばたくように帰って行かれました。

後日頂いたメールの一部に『決して安くはない買物でしたが、良い買物が出来たと思ってます。』って書いていましたが、まったくもって僕も同感です。
確かにその内容にかかわらず数字だけを見るとOHLINSは安いものではありません。 
だけど僕がこれほどまでにOHLINSを支持し続け、自信を持ってお勧めできる大きな理由の1つとして、簡単に言うと感動を覚えたといいますか、、、、
黄金色に誇らしく輝くOHLINSを保有する喜びに勝り、その装着する喜び。 
僕自身も一オーナーとして、それまで不満タラタラだった僕の心に訴えかけてくれ、車の楽しさを再認識させてくれたあの日のことを思い出しました。

DFV OHLINS Ver.DAYTONA ESE for CKV36


SKIPPER AIRMATIC



純正でエアロダイナミクスを装着するZ34Ver.nismo それに加えDFV OHLINS Ver.DAYTONAでローフォルムを作り出しています。
『本音で言うともっと車高を下げたい。 だけど、下げてしまうと自宅に帰ることができない・・・。』
自宅のガレージが勾配があり、今でもギリギリ(アウト?) 
ダンパーの性能や、フェンダーとのクリアランス、勿論最低地上高はマダマダ余裕があるけど、スロープの形状でこれ以上どうしようもない。
例えば自宅の車庫は大丈夫だけど会社に行けないとか、同じような悩みを抱えるオーナーさんは多いと思います。

それだったら、通常走行時にはローフォルムを維持しつつ、スロープや段差があるシーンのみ車高を上げようというリフターシステムを導入しました。
ボタン1つで強力なエアーがタンクからカップへ送り出され90mmも車高が上がります。




今回取り付けを行ったリフターシステムは、SKIPPER(スキッパー)。
10年保証を約束してくれるロベルタのチタン合金/ジュラルミン無垢で製造されているカップキットを使用し、優れたパフォーマンスのSKIPPERの電磁バルブで上げ、下げを制御しています。
驚くことに僅か、1,2秒で90mmリフトアップすることが可能になりました。
また、オーナーからの要望もあり、純正の収納BOXをフルに使用してシステムを組み込みました。 外観からはその存在は全くわかりません。

これにより、欲しいフォルムは手に入れ、かつ実用性もある、理想的な組み合わせが実現しました。
ガサッっとバンパーが干渉する不快なストレスとは、これっきりサヨナラです。


春は目前



Z33 VQ35HRにDAYTONA Sports ECM Pack,Bを行いました。
エンジン型式の「HR」とはHighResponseと言うだけ有り、同型のZ33 VQ35DEとは一味も二味も乗り味は異なります。
大口径スロットルチェンバーが1つのDEに対し、小型スロットルチェンバーが2つのHR つまりは吸入空気を測定→燃料噴射を決めるエアフローセンサーも2つあります。
それをサージタンク内で1つにしエンジン内部に送るわけですが、必ずしも左右バンクが同条件というわけではありません。
しかしながら、逆に同調がキマった時に発する直列エンジンを思わすようなフィーリングこそが多連スロットル搭載車の醍醐味ではないでしょうか?


まずは現在搭載されていたマイコンEV13Bを、今回の作業でメーカーリプログラミング対策マイコンであるEV13Dへとリプログラミングを行います。
次にEV13Dをベースにチューニングを行いアップデートしました。

最近ではフェアレディZとクラウンアスリートの2台持ちで、『3週間ぶりにZのエンジンを始動しました』というオーナーさん
寒い冬は明け、これから暖かな春がやってきます。 週に一度のお休みは、是非ともフェアレディZに乗ってあげてくださいね。 
「いやいや言われなくても自然とZに乗りたくなっちゃうよ」って言われてもおかしくないほどのセッティングにはしていますから。 ねっ!

DAYTONA Sports ECM Pack,B for VQ35HR


Akrapovic Evolution exhaust system



ヨーロッパ最大のモーターサイクルエキゾーストメーカーであるAKRAPOVIC(アクラポヴィッチ)
MOTO GP、ワールドスーパーバイクで活躍するワークスチームも採用するほどのエキゾーストメーカーですが、その高性能Partは2輪のみではなく4輪車向けの商品展開が始まりました。
去年のニュルブルクリンク24hレースで優勝を飾ったPORSCHE911GT3-RSR マンタイレーシングのエキゾーストシステムもアクラボビッチでした。
現在は主にヨーロッパ車向けのラインナップが多いのですが、日本車向けも特別な車種に限定されていますが存在します。

実は日本車は3車種の展開で、GT-R、ランサーEVO、そして370Zのみです。
370Z はラインナップは2パターン
・フロントパイプ部からテールピースまで交換する
エボリューションモデル (+13PS /7460rpm +10Nm/3370rpm)
・フロント~中間パイプは純正を使用しテールピースのみを交換する
スリップオンモデル (+5PS/7460rpm +5Nm/3000rpm)

それにテールエンドが2パターン
・ドライカーボン
・チタニウム
を組み合わせ選択することが出来るシステムです。


去年末オーダーしていた商品が届き装着を行いました。
試走した印象は・・・。 3000rpm辺りからグワッと前に前に加速していく印象 更に6500prm辺りで更にもう1段加速していく印象。
う~ん 何度も何度も自分の錯覚かと思い試走を繰り返すけど、何度乗っても同じ。 
大げさかもしれませんがホンダのVTECのように明らかに加速が変る瞬間があるんですね。
丁度、同日maroonさんも来店していましたので同乗試走に行くと、やはりmaroonさんも『おおっ 何だ何だ?』って普通ではないZ34フェアレディZに驚いている様子。


その不思議な感覚とは実は、感じて当然なものでした。
純正マフラーとAKRAPOVICの比較データーです。
僕が第1段階で感じたポイント 第2段階で感じたポイント そのまんまグラフが物語っていました。
トルクの立ち上がりが3000rpm位から純正とは大きな差が出ています。 トルクの増加は落ちること無く6000rpm近辺ではパワーグラフも純正とは開き始めています。
事前情報はないままに素直に自分達が感じた感覚とグラフが物語る数字がぴったり一致していることに、思わず二人で顔を見合わせて「オオッ!!!」

僕は車に携わるようになって約20年 その間様々なエキゾーストを見てきましたが、正直なところ ここまでパワー変化を感じたマフラーに出会ったのは今回が初めてです。
マフラーに何を求めるかで選ぶものも変わります。 ルックス、サウンド、そしてパワー。 

新たな感動を呼ぶエキゾーストシステムの名を“アクラボビィッチ”と言います。


Individual(インディビデュアル)


BMW E89オーナーさんよりLEDイルミネーションの取り付けの依頼をいただきました。
ミッションインポッシブルに登場するBMW i8に感化されたかは不明ですが(笑)、夜になるとフワンっと浮かび上がるようにグリルが鮮やかなブルーに照らされます。
常時点灯しっぱなしではなく、室内からON/OFFの切り替えが出来るようにS/Wを設置しましたので、その時の気分によって点灯してくださいね。


追加でフロア補強プレートの装着も行いました。
CPM(cyuuou precision machining)製のハイクオリティレインフォースメントです。
純正のプレート~フロアー間に挟みこみ形状ですので、気になっていたマフラーとのクリアランスですが問題なくクリアー。
最小限の厚さ、かつ最大限の硬さを出すためにジュラルミンにて切削を行なっているメイドイン・ジャパンが誇らしい製品でした。

ほんの3ヶ月前はノーマルだったのに、段々と自分色のBMWが出来つつあります。
カスタマーは自動車メーカーではありませんから、予算の制約もなければ、見えないユーザー像を追いかける必要はありません。
自分の技量でやるとこまでやって、自分だけが気に入れば良いわけです。
シュニッツァーでもMでもアルピナでもない。
完全に独自のオリジナルモデル 「インディビデュアル」です。
これが車遊びの醍醐味です。


カスタムバンパーのトラブル


Z33Ver.nismoに乗るオーナーさんが来店してくれました。
nismoをよく見慣れた方でしたら、この姿を見て「ん? なんか違うぞ」って思いませんか?
そうなんです。 nismoの純正バンパーと社外バンパーの一部を組み合わせたハイブリッドなバンパーなんです。
オーナーさんが入手した当初からこの形状ということもあり詳しい詳細は不明。 今回は、そのバンパーのトラブルでの入庫となりました。


マフラーの右斜め上
何かふくれあがっているようになっています。
直接の原因までは不明ですが、元の処理が甘かったのか、マフラーなどの熱が影響したのか、とにかくパテの密着が悪くこのようになっています。
今このような状態でも、おそらく仕上がったその場は綺麗な状態だったとは思いますが、こうして時が経つにつれその場しのぎの作業はオーナーさんの心を痛める残酷な姿を現してきます。
もう一つの原因は異質のバンパー同士を組み合わせたことによりパテ処理が難しかったこともあると思います。
nismoバンパーはP.P 社外バンパーはラバーのような材質でした。


膨れた箇所だけを剥離したところ、全体的な処理に問題があると判明しましたので、接合箇所は全て完全に剥離し2液性エポキシボンドで固めたあとにパテ処理を行いました。
この手の作業で一番気を使うのは、「今綺麗に仕上がった」かなんかは当たり前のことで、あとあと接合部の「キワ」が現れないか?の方が僕は気がかりで、それを想定した作業を行う必要があります。

柔軟力あるウレタン素材と、固めてしまうパテ素材を組み合わせることにより「キワ」が目立つわけですので、実はピカピカにペイントされた外観以上に、丁寧な下地処理がのちのちまでモノを言うのがデイトナ流のボディワークです。




最愛の人からの贈り物。


去年末オーダーを頂いていた DAYTONA CARBON×Leatherコンビネーション ステアリングホイール、DFV OHLINS Ver.DAYTONA ESEを装着しました。
Z33購入直後に装着したコンフォートモデルの車高調整ダンパーをお使いでしたが、寸法のみが合う他車種用のダンパーを装着していたこともあり、バランス感の無さにたまらず交換。
まだまだ使える綺麗なダンパーでしたが、乗り味の確保とはそんな問題ではなく、車体の安定性確保と言う重要な使命以外、自身の満足度を高めるためにも、使える、使えない、為の交換では有りませんでした。
例えばこれから数年後 「今」を振り返る時が来たとしても、思い切ってその快適性、運動性能の高さをもたらせてくれるDFV OHLINS Ver DAYTONA ESEに決めたことは十分に納得できる出来事であるはずです。
何も解らず選んだ「過去」と、フェアレディZの楽しさを知った「今」があるように、味の広さを知ると今度は深さを知りたくなる。 この味付けが、今の僕の深さです。


年末にご来店いただいた時 全く同仕様のステアリングを装着しているノーミさんのZ33nismoのステアリングを見て心ときめいたといいます。
BLOGでは何度も何度も見ていても、実物を目の当たりにした時 胸からこみ上げてくるワクワク感から、装着せずには居られない状況でした。
口径、グリップ、仕上げ どこを見ても間違いなく最高の品です。 車に乗り込み、まず目にするステアリング 運転する時握り続けているステアリング 
言うなれば、ステアリングとは愛車の『手』なんです。
最愛のパートナーの手をぎゅっと握りしめ また、握手をするように、時には慈しみ手を差し伸べるかのように、その手から様々なinformationを感じ取ってくださいね!


遠いところ、短期間で2度も来店頂きありがとうございました。
また、帰省、來福の際は是非ともお立ち寄りくださいね。 
雑談(笑)・・・だけじゃなく増し締め点検やアフターメンテナンスなどなど提供したいサービスがデイトナにはたくさんあります。

DFV OHLINS Ver.DAYTONA ESE for 350Z
DAYTONA CARBON×Leather コンビネーション ステアリングホイール for 350Z
(オプションのCARBONステアリングパネルを装着しています)


加速。


雪がパラパラ?降りしきる中 近畿地方よりZ34フェアレディZオーナーさんが来店してくれました。
SACLAMサイレンサーKITとDAYTONA Sports ECM Pack,Bのご依頼でした。

特にこの空気が乾いた季節 遠くにそびえ立つ山々が綺麗にクックリと現れるように、マフラーが放つエキゾーストサウンドも本来持つポテンシャルの全てを伸び伸びと澄んだ音色を放ちだしてくれます。 
勿論、他メーカーのマフラーでも条件は同じですが、特にSACLAM独自の高周波サウンドはこの季節に聞くと格別なる音であると僕は感じています。 
またECUはVVELセッティングをTuningしていることもあり、加速中4,000rpm~のパァ~~~~~ン♪と鳴く音がアクセルを操るドライバーに高揚感さえ与えてくれ、なんとも気分よくドライブ出来る組み合わせです。


オーナーさんはZ34フェアレディZを今まで2年ノーマルでお乗りになっていましたが、今までの2年間と今日からの1日 また1日は全く異なる思いを抱く事になるでしょう。
この日1日だけ見ても、行きの580kmと帰りの580kmでは“フェアレディZ”と言う車そのものに2面性があるかのごとく、また新しい顔を表してくれた愛車をもっともっと好きになることでしょう。 
これからのオーナーさんの楽しいフェアレディZライフにおいて、間違いなくこの1日は大きく想いが切り替わった これからも、もっともっと楽しいフェアレディZライフをおくることが出来るポイントであると信じています。

■SACLAM SILENCER KIT for 370Z
DAYTONA Sports ECM Pack,B for 370Z

唯一無二


DAYTONA Sports ECM Pack.B施工です。
去年12月にDFV OHLINSを装着してくださったオーナーさんです。
VQ35DE中期モデルですが、アクセルペダルとエンジンスロットルが同調したかのように気持よくスムーズに加速してくれるセッティングを狙ってみましたがいかがですか?
純正のようにモサ~とした立ち上がりとも、レスポンスのみを追求したギクシャクした動きでもない、ごく自然と楽しむことが出来る特性にマッピングを行なっています。
ファインチューンを施したNAエンジンならではのシャープさを楽しんでくださいね! 


CPV35 スカイラインクーペです。
こちらは少し特殊なオーダーをいただきまして、なんと高速道路に乗るときはハイオクガソリン 市街地走行ではレギュラーガソリンを使用されるということで、少し頭を悩ませました。
ガソリンにはオクタン価というのがあり、一般的にはレギュラー90 ハイオク100と言われています。
基本となるレギュラーガソリンに対ノッキング対策としてオクタン価を上げた燃料がハイオクガソリンというわけです。
VQ35DEはハイオク使用を前提に作られているため、勿論、純正ECUも基本ベースはハイオク仕様です。 
ですが、万が一レギュラーガソリンを入れたときにでも走ることが出来るようにレギュラーMAPというものが存在しています。
ノッキング等の発生で故障無く 最小限のパワーダウンで最大限のフィール向上を目指してマッピングを行いました。
この日は1/3程度はレギュラーガソリンが燃料タンクに入っているという状況でしたが、アクセル全開でもノックリタード無し。 
完璧です。
うまくまとめることができた満足感にひたりながら、まるではずむような軽快さでデイトナをあとにする姿を見送りました。

DAYTONA Sports ECM for VQ35DE

DFV OHLINS Ver.DAYTONA EURO SPORTS EDITION


DFV OHLINS Ver.DAYTONAは2012年(正確には2011年12月より)  小幅?なモデルチェンジを行いました。
僕は機械ではなく生身の人間ですので、その時々で好みや感じ方は変化していきます。
前にも書いたと思いますが、最近公私ともにドイツ車に乗ることが多くその懐の深さに感激しています。 

"ナッパレザー"という皮をご存知でしょうか?
程よい光沢の中にシットリとした感触 手触りは柔らかく、高級ブランドのレザーグッズにも多く採用されているほどです。
フェアレディZではZ34型nismoの純正ステアリングがそれに近く、BMWではMシリーズのステアリングがナッパレザーを採用しています。

少し話はそれてしまいましたが、その柔らかくしっとりとした乗り味の中にスポーツ性を融合させる。 元々そんな思いからOHLINSダンパーをチューニングしハイパーコイル社のスプリングを組み合わせて使用していたのですが、僕の思いが強くなればなるほど 僕がフェアレディZ以外のクルマを知れば知るほど、ダンパー、スプリング、ブッシュを更にチューニングしていく必要がありました。
その時々で最善の品を提供し、今の最高をお届けしています!

※Z32フェアレディZ OHLINSダンパーはその中身だけではなく外観もROAD&TRACKカラーへチェンジしMY12仕様に変更になりました。


このダンパーの依頼主 オーナーはコニタン
『足回りが気になるんですよね・・・。 ホームページに載ってるOHLINSって良さそうですよね・・・・・。  それお願いしてみましょうか・・・・・・・・・。』
軽く笑ってくれる程度で、いつもながら寡黙な中にも揺るがない毅然とした意思と思いがあふれるコニたん。 
一言も聞き洩らさないように、そしてたまに見せてくれるコニタンの微笑を絶対見逃さないように、そしてコニタンの秘められた思いにこたえるために、そしてコニタンが満足した時に見せてくれる笑顔を見たいがために僕も必死です。 
ありがとうございます。

少ない言葉の中からコニタンの思いをくみとり感覚へと変える作業は試行錯誤の繰り返しだけど、ただ一台の車とひとりのオーナーさんの心に寄り添うこの時間をたまらなく愛しく感じる毎日です。
組み込み後の試走でプロペラシャフトの振動に気が付きましたので報告したところ、今月末の車検時にASSY交換をご依頼くださいました。
せっかく良いダンパーユニットを組み込みましたから、一刻も早く無振動、超快適なスポーツドライビングを楽しんでいただきたいです。
日産が在庫を切らしていますから少しお待ちくださいね。 約2週間で出来立てのプロペラシャフトが納品される予定です。

■DFV OHLINS Ver.DAYTONA E.S.E (EURO SPORTS EDITION)


DAYTONA Sports ECM

この週末はDAYTONA Sports ECM Pack.Bを求めに多くのオーナーさんが来店してくれました。




中期モデルのZ33 Pack.B施工です。
見ての通り気温は1度。 データUpdate後の試走ではハイパフォーマンスECM+超コールドエアーを吸い込みバリバリに走りました(笑)
NAエンジンは吸気温度でその表情、ポテンシャルが大きく変化します。 僕がエアクリーナーをムキ出しを使わず純正BOXに拘るのはその為です。
吸入抵抗をエアクリーナーに求めるのでしたらDAYTONA Racing スポーツエアクリーナーが忠実に役目をはたしてくれます。 吸入温度は純正BOXが守ってくれます。

とても可愛らしいチワワもオーナーさんと一緒に来店してくれました。 とてもおとなしく、ベロをチョコット出しているのがこれまた可愛い。
是非とも、また一緒に来店してくださいね!!  


同じく中期モデルのZ33 Pack.Bの施工です。
吸排気フルノーマルのATです。 元々DAYTONA BigThrottleを装着してくださっていますのでハイレスポンス効果は高い仕様でしたが、今回は更にファインチューニングを行います。
『MAPを変更するとか 難しいことはよくわかんないけど、山本さんがそんなに“イイ”って言うならやってみます!』
おお~~ 全面的に信頼くださりありがとうございます。  
期待は絶対裏切りません。 
低中速の乗りやすさの向上 高回転域のフィーリングの良さを全身で十二分に感じてくださいね! 



飛び込み来店でしたが、この日を逃すと次来店できるのは1ヶ月後ということもありましたので頑張りました!
Z33 前期モデルにPack.B、DAYTONA BigThrottle施工です。
ドライブスポットやおいしいお店に詳しいオーナーさんでしたから、うちの女性スタッフがメモを片手にすっかりお話しに聞き入っていましたね。
ありがとうございます。

Pack.Bを強くオススメするのは幾つか理由があるのですが、一番の理由としてスパークプラグの交換メンテナンスをお願いしたいからです。
20年前は白金プラグが主流でした。 謳い文句は10万キロ交換不要  現代ではイリジウムプラグが主流です。
イリジウムの利点は一般的なプラグと比較し1/6程度に電極を細くすることができるので電極を集中し強いスパークをすることができます。
特にVQエンジンはモデルが新しくなるにしたがいエンジン圧縮比が高くなる傾向がありますので燃焼室内では着火しにくいプラグにとっては厳しい環境なんですね。
それに加えスポーツデータへUpdateすることもあり、よりハイレスポンス ハイパワーをエンジンに求められます。
そこで効率よくスパークするためには高性能イリジウムプラグが必要になるという理屈です。
しかし、高性能故=高寿命と言うわけではなく、一般的には2万キロ毎交換 長寿命イリジウムプラグは10万キロ毎交換と言われていますが、
『使うことが出来る=フルに性能を維持し続けている』と言う意味ではありませんから、やはり交換サイクルを管理する必要はあると考えています。



DAYTONA Sports ECM Pack,B for VQ35DE

Our Love is Special


『BLOG見ました! 自分のステアリングがあると思うと・・・ 昨晩はなかなか寝付けませんでした』
そう言いながらソワソワしながら来店してくれたオーナーさん。

どうですか? 夢にまで見たステアリングをギュッと握ることができて安心できたし、これでゆっくり眠ることが出来ましたか(笑)?

このステアリングはオーナーさんからのオーダーによって、オーナーさんのためだけにこの世に誕生することが出来た、オーナーさんのためだけの特別なステアリングです。
そして、我々のことを特別な存在と思ってくださっているのと同じ位、私達もオーナーさん1人1人のことを特別な存在と思っているのです。
何度も書きますが、このステアリングは貴男の為だけに生まれてきたステアリングです。 
それはステアリングという『形』だけが特別なものではなく、打ち合わせの時間や、カーボン加工の時間、レザーを巻く時間 一針一針丁寧な手作業で締め込みながら縫い上げるその『時』さえも、貴方からのオーダーのためだけに費やされたという事実。
やはり重要かつ特別な『時間』なんです。

僕を含め、このステアリングに関わった皆が貴方のためだけに、貴方のステアリングを用意させてもらいました。
これからは簡単に行き来できることが難しい沖縄に行かれてしまいますが、どうかこの感覚を忘れずに居てもらいたい。

我々にとって特別なオーナーさんへ!

DAYTONA CARBON×Leather コンビネーションステアリングホイール for 350Z