ARCオイルパン

VQ37VHR最大の弱点とされている油温の上昇

少しムキになって飛ばすと、油温はあっという間に130度オーバー

そしてエンジン保護のためレブリミットが入る

何とも遊べない。。。

こんな悲しい思いとは一刻も早くおさらばしたいのですが、かと言ってストリート重視の車にエンジンオイルクーラーをつけるのはスマートではないし、もう少し気の効いた?商品でも無いのだろうかと思っていたら1月にARC社から待望の大容量エンジンオイルパンが発売になりました。

大容量オイルパンでしたらオイルクーラーとは異なり管理も必要ありませんのでトラブルの心配も皆無です。
ねずみ色に輝くアルミニゥム製のオイルパンはエンジンオイルを約550cc増量することによって油温を分散させるのが目的です。
さらにはパンに放熱性の良いフィンが付いていますので、手軽に油温を落としたいユーザーにはぴったりの商品ですので、セミ体育会系?のZ34ユーザーさんには物凄くお勧めしたい商品です。

と、思って去年末より本商品をマーク
1月末に発売リリースとほぼ同時に早速顧客さんよりオーダー入りましたが 
時すでに遅し  なんと納期1カ月・・・
注文殺到で、1月末にオーダー頂いた分がようやく今週に入荷してまいりました。

パーツも比較的買いやすいお値段ですし、交換も楽々できますので工賃もそれほどかかりません。 それでいて熱に悩まされずに安心してアクセルを踏めるようになるわけですから、これは是非とも欲しいアイテムですね! だから1か月も納期がかかるのか。。。

「やまもと」も夏までには導入予定です。



■ARC UP GRADE OIL PAN
Z33,Z34全車対応・・・50,400円(税込み)


※基本工賃6300円
※エンジンオイルを全容量交換しますので、別途オイルエレメント、オイル代5.5L加算です。

大切な事はマッチング

「自分が想像する形と何か違う いや随分違う・・・」

地元のショップさんである程度の形を作ったZ33に乗ってきたN氏は少し困惑した様子で話し始めてくれました。
話を聞きながら車の仕様の確認をしていると、付いているパーツはどれも高価なパーツであることには変わりないのですが、オーナーが考える用途に合っていないパーツが多く、ある意味「オーバークォリティ」過ぎて乗りにくいZ33になってしまっているようでした。
それと誰しも同じでしょうが、「好み」と言うのは変わっていきます。
堅い足回りが好きだった時期もあったでしょうが、ソフトで上品な乗り味が好きになることだってあると思います。 
それはオーナーN氏も同じで気分よくガンガンに走る時もあるようですが、大人しく走る時だってあります。 狙いを定め進めたら、今度はある程度の幅を持たせて気分よく柔軟に対応できるカスタムこそ大切なことと思います。

難しいのは高価でレベルの高いパーツパーツが元から付いているわけですから、その上をいくセットアップ術が今回は求められます。
オーナーの想いと言うのを形に変えていくカスタムこそが今回のセミオーダーメイドカスタムで、実はDAYTONAが最も得意とする分野です。

現状のZ33を試走させてみると、やはり普段使うには厳しい個所もところどころあり、ピロアッパーもガタが出て異音が発生。 機械式LSDも効きすぎて不快な異音や、ダンパーとのマッチングも悪い様子。 さすがに乗りにくいでしょう。
ずばり課題は「街乗りからハイウェイクルーズまでストレスなく走れる車」
これもDAYTONAが最も得意とする分野かもしれません。


ダンパーはDFVオーリンズが付いていました。
使用して2年ということですので、これを機にオーバーホール及び仕様変更します。
スプリングはオーリンズ純正のアイバッハから同じバネレートでもソフトに使えるハイパコへ変更 バネレートも若干見直ししました。
フロントの応答性能はそのままに、特にリア周りを変更。 若干ふらつき感が感じられるZ33ですのでリアの減衰力特性やバネレートを変更です。



そして異音が出やすいピロボールアッパーマウントからゴムブッシュアッパーへと変更。
リアのピロボールが傷むと室内に「コトコト」音が侵入してきますから嫌らしいですよね。
シャープさよりも異音対策の為前後共にゴムブッシュへ変更です。


そしてお決まりの1G締め付け
せっかく良いdamperKITを装着するのですから出来る限り最適化してあげるのは当然です。
この後4輪アライメント調整も行いdamper廻りは完成


そして、次なる問題の機械式LSD
以前はC社の機械式LSDでしたが、あまりにも街乗りには不向きですのでATS カーボンLSDへ交換しました。
とはいえ、使用するタイヤやダンパーの仕様 そして一番大切なのはオーナーの乗り方使い方です。 いくら良い部品と言えども全員にマッチングするわけではありません。
大切なのはオーナーにマッチングさせることです。


ATS社に車やオーナーの情報を送り電話やメールで数回打ち合わせを行い仕様を決めていきます。
例えば今回のカーボンLSD 基本仕様は2WAYですがSTDヴァージョンよりもプレートや皿バネの仕様変更 そしてイニシャルトルクを落として組み込んでいます。
狙いはアクセルオン時で即時にLSDが働くようにレスポンスの上昇
そして中間トルク域での反応の上昇です。 その為にはデイトナ独自のセッティングが必要でした。


熱冷却のためEU日産純正のフィン付きデフカバーへの変更


エンジン関係はトルクの上昇を望まれていましたので、まずはDAYTONA BIGスロットルverⅡの導入
口径は同じく62Ф仕様ですが、丸型のスロットルシャフトを断面加工して吸入抵抗を低減させました。
昔で言うWEBER キャブのようなイメージですね。
それに合わせDAYTONA スポーツECMでリプログラムを行いました。
元はIMPULハイパワーコントロールユニットが付いていましたが、「もう少し元気に回る仕様にしたい。 しかし扱い辛いのは嫌だ」ということでしたので、ハイスロットルセッティングを少し抑えて中間トルクをあげていく方向に制御してみました。



各種オイルやnismo S-TUNEプラグも交換し全ての作業メニューを完成させました。

僕なりに頭を悩ませ、「どうやったらお客さんが喜んでくれるかな~」と考えに考えたことでも、ユーザーさんが思う方向に向いていなかったら意味がありません。
少々の違いは調整で済んでも、基本の道を間違えるわけにはいきません。
ですが、一番初めにも書きましたが、現状で素晴らしいパーツで組み上げられたZ33です。ただし、方向があっちを向いていたりこっちを向いていたり パーツが互いに主張し合っている状況ですので、それらをオーナーが思う方向へ向かせる必要がありました。

このような仕事をやらせていただき納車した後の2.3日間はドキドキします。
どんな感想が待っているのか・・・

オーナーN氏よりメールが届きました。

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山本さん

おはようございます。 Nです。
週末は色々なステージで軽く走りこんで感触を味わっていました。
たくさん感じた事はあるんですが、

①足回り、駆動系 》
 バネレートを高めた分コーナーでのロールが減り、LSDを2wayにしたせいかアクセルのオン、オフでの挙動の乱れがほぼなくなって全体的な安定感が抜群に上がりました。弱アンダーな感じで直安性も良いです。そして微振動が減り、強い入力の時も(バネレートが上がった分の硬さはわずかにありますが)角が取れた感じで乗り心地はむしろ改善しています。
 乗り出してすぐのLSDの引きずりやバキバキ音もありません。
②スロットル、ECU 》
 レスポンスは丁度良い感じで、このままのデータで行きたいです。トルクも上がっており高速で6速2000回転からでも割と加速していくため、6速キープで走れます。

一言でいうと 素晴らしい!! です。
N関~K水IC間を何の不安もなくアッという間に駆け抜けることができました。

長々と書いてしまって申し訳ないですが、狙った方向に進んで来ているので非常に満足しています。
ありがとうございました。今後とも宜しくお願いします。 
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僕とオーナーN氏の方向感がシンクロしたということで、このようなありがたいメールも頂頂戴できました。

今回のモデルファイを振り返ると、ダンパーシステムは我々が最も得意とする分野ですから、手に取るように方向性が見えてきました。
しかしながらカーボンLSDのセットは正直悩みました。 普通のハイグリップラジアルタイヤを履き、若干ソフト路線に振ったDFVオーリンズにマッチングさせるLSDというのを悩みました。
当初は今月初旬に発売されたばかりのATS カーボンLSD タイプSTREETも視野に入れていましたが、ラフに使ってもタレの心配のないカーボンLSDをチョイスし効きを弱めながらも、作動ポイントの改善を行いました。 結果として雨天時など低μな場面でも確実にトラクションを確保できる素晴らしいZ33になりました。

まだまだ伸び代はありますので、今後も楽しいモディファイを提案していきたいと思います。















                                     

CKV36  SKYLINE‐COUPE  sporty package

3ヶ月前にCKV36スカイラインクーペにSACLAMサイレンサーKITを装着してくれたE氏がエアロパーツをつけたいとの相談を持ちかけてくれました。

装着したいエアロパーツとは、09年の東京オートサロンに日産が参考出品として展示したエアロパーツが今年1月にディーラーオプションとして製品化され「スポーティパッケージ」として販売されたものを装着したいとのことでした。

とはいえ今年1月に販売されたまではいいのですが、実はマイナーチェンジされており「どこまで」が前期と共通なのか解らないという難題付きでした。
ぱっと見は前期後期で同じように見えても、プレスラインが異なったりしたら一発で合いませんし、なんせ先月出たばかりのパーツですから前例もなし。
しかも「合わなかったから諦めよう」とは言えない金額設定(何と前後バンパーとサイドスカートやLEDウインカーミラーで40万円オーバー)

オーナーE氏は「このエアロパーツつけるのが夢だったんですよ」と僕に語りかけ その言葉は僕の肩に重くのしかかります(笑)
まあ、早い話 バンパー類の交換をしたいわけですから、前後フェンダーやボンネット、トランクが前期後期共通だったら何の問題も起きないわけですので早速調べてみました。

答えはあっさり出ました。


純正オプション その1
「ミットナイトグリル」
純正ではメッキ加工されたグリルをブラックアウト化しています。
さりげなくインフィニティエンブレムが良い味出しています。



定位置で撮影したつもりですが大幅に角度が異なるのはご愛嬌ということで。。。

純正オプション その2 フロントエアロバンパー
コレは流石に誰が見ても違いがわかりますね。
純正比52mm延長のロングノーズバンパーです。
左右に空いたダクトのメッキ処理も良いですよね~
ちなみに単体で17万円です!!



純正オプション その3 リアバンパースポイラー
マッドガード一体形状のようなデザインで全長は2mm延長
ダウンスポイラーですから特にエアロチックです。

純正オプション その4 サイドシルプロテクター
アフターパーツでも純正パーツでも同じでしょうが、サイドスポイラーって重要ですよね!
サイドスポ1つでどうにでも見た目が変化すると思っています。
とてもセンス良いスポイラーです。


純正オプション その5
スタイリッシュドアミラーウインカー
純正のLEDウインカーミラーですね。 まったくの余談ですが、配線処理が・・・ 大変です。。

そして唯一 純正?と異なるのは、ドアミラーの台座の部分とミラー下部が純正では黒色です。
せっかくエアロパーツも組むので、より一体感をだす為に同色ペイントを行いミラー本体もエアロっぽく演出して見ました。

いかがでしょう!
勢いで買ってしまったと、ややマリッジブルー気味?のE氏でしたが、完成した愛車を目の前にし「ホント 買ってよかった。 ホント このエアロつけるのが夢だったんです。」と大喜びの様子でした。
金額は確かに張りましたが、これほどデザイン性がよくフィッティングも良いエアロパーツなんて探しても見つかるものではないし、エアロチューニングは純正オプションやnismoパーツが大好きな「やまもと」も今回の「スポーティパッケージ」を選んだことは大正解だったと思います。
問題は前期ボディに流用で装着できるか否かの問題でしたが、そこも難なくクリアー

09年にすごく衝撃を受けた参考出品の日産エアロパーツ
夢にまで見たエアロパーツを今は現実の愛車に装着しています。
お気に入りの音楽を聴きSACLAMサウンドを聞きながら素敵なドライブ、愛車生活を楽しまれてください! 
フェアレディZ同様 素敵なスカイラインオーナーさんのカーライフもサポートいたします!!

ワイパーブレードのススメ

ワイパーブレード

今までの車は、どれも皆同じ形状で面白みというか飾り気のない部品が大半でした。
場所が場所なだけに、雨さえ確実にふき取ることができるのならば役目をはたしているので、カッコよくする必要はないのかもしれませんが、日産で言うとZ34フェアレディZや新型GT-Rは日産独自のエアロワイパーが純正採用されました。


それがこの形状
フラットブレード式ワイパー
ブレード全体が柔らかいゴムのような材質なうえに、走行風を押し当て雨にふき取りを確実なものにしています。

しかしながら、残念なことにカッコがイマイチ。。。

かな?


そこで、デイトナがおススメしているのはLEXUS純正ワイパーブレード。
表面はいかにも空力良さそうなエアロ形状で表面の材質は樹脂でデザインされています。
当然ながら走行風でワイパーを押しあてガラス面をふき取りますので、通常のタイプに比べ拭き残しが少なく、さらにはその特殊なデザインのおかげでワイパーの風切り音防止に一役買ってくれています。
(普通のワイパー(トーナメント式)でしたら、高速走行時に空気がワイパーに絡みつきバタバタ暴れ音が出ます)
どうせ1年に1回くらいしか交換しないワイパーで何かを付ける必要があるのなら、スタイリッシュなパーツを選んだほうが車がより綺麗に見えますので、小さな部品で地味な箇所ですが僕はお勧めしていますよ。

■LEXUS ワイパーブレード流用
1台分 3本SET 
8,500円(税込み)

ゴジラの上津江村日記・・・その2


今朝7に起床してゴジラとやまもと2人でオートポリスに行ってきました。
外気温は0度 
道中 上津江村のトンネルから滴り落ちる山水が凍っていたり、山の上にあるオートポリスにたどり着くまでの景色やゴジラとの車内での会話も、それはそれで何か遠足のように楽しかったりします。

オートポリスに到着して準備をしていると、あちらからもこちらからも楽しそうに会話している声や、やる気に満ちたエキゾーストノートが響き渡り、ただ立って目を閉じているだけでも「やまもと」には鳥肌が立ちそうなほど楽しくてドキドキします。


午前中の4輪スポーツ走行枠で走ってみます。
前回からの変更ポイントは
ATSカーボンLSD導入(DAYTONA オリジナルSPEC)
F,キャンバーアーム導入(-2.5度)
nismo スタビライザー導入
Fバネレート変更(12kg/m)

機械式LSDやスタビライザー導入で確実なトラクションの確保を狙いTESTします。
当面のターゲットタイムはハード的なものはあまり手をつけなくて、現状+セットアップで目標2分12秒台と考えています。 

ゴジラの走行中は、僕は車の姿勢変化をコース外から観察して、外から見て解る情報を集め、ドライバーのフィーリングと情報を照らし合わせ方向性を考えていきます。



1500kgのZ33は思ったよりも車のロールが大きく、バネレートが現状のF12kg、R9kgでは全然足りていないようでした。
同時にスタビラーザーを導入したのは良いのですが、リアのバランスが非常に悪く、逆にノーマルスタビラーザーのほうが今の仕様にはあっているようなので、ノーマルスタビに戻し再トライ。
外から見ていても姿勢がいくらかは良いようですが、やはり全体的に車重の割にはバネレートが低すぎてロールが大きいですね。

残念ながら目標タイムには届かず 前回よりも1秒1速い2分13秒531がBESTタイムでした。

何となく方向も見えてきて、現状での駄目な部分も明らかになってきました。
今後は特にリア廻りのセッティングが肝のような気がします。
あとはノーズの入りも良いし、油温、水温も問題なし。
機械式LSDの導入でデフオイルの油温が気になっていましたが、オートポリス連続9週走行でも油温上昇の気配は感じられませんでした。
但し、このデフオイルの油温に関しましては、当日オートポリスに来ていたATSの情報によると「200度近い数字になることもある。」と言うことでしたので、もう少し様子を見ながらデフクーラーの必要性を判断していきたいと思います。

そして、次回は大幅に変更することは考えずに、キャンバー角度の調整や、前後バネレートの変更で何とか12秒台を狙って行きたいです。

と、会議も終わったので「うかれ亭」の美味しい焼きそば食べて福岡に帰ってきました。


特別編

現在、九州のトップランナー と言うよりは全国区1,2位を争うレベルの車道楽九州男児NSX
今や筑波サーキット56秒台の正真正銘バケモノマシンです。。。
オーナーH氏とはちょくちょくメールでやり取りしていましたが、お会いするのは実に4年ぶり

昔はh氏とは良き?ライバルで、デイトナ300ZXと九州男児NSXは常に戦っていました。
勝ったり負けたりを繰り返していましたが、こちらが必死につめて挑むとさらにつめて挑んでくるあたりが憎たらしくて、大嫌いで仕方ありませんでしたが(笑)、僕がサーキットから降りても何かと気をかけてもらい、以後ずっとメールや年賀状のやり取りを続けています。
もちろん僕も彼の活躍をまぶしかったりうらやましかったり尊敬したりしながらずっと見てきて、そして大人になった?(笑)今、お互いの活躍を本当に心から喜び合えるかけがえのない友だと勝手に思っています。

いつだかのメールに「デイトナステッカーをNSXに貼ってる」と聞いてはいましたが、お会いするなりNSXのカーボンカウルを指差し「ほら ココ ココ ねっ ステッカー貼ってるでしょ」 嬉しくて嬉しくて胸にジンジンきてしまいました。

全国制覇に王手をかけ自信に満ちた表情と現在の活躍ぶり さらには「やまもと」がこの冬買おうか買うまいかと悩みに悩んでいるうちに暖かくなり結局買えなかった「モンクレール」のダウンを羽織ったお姿にには輝かしいものがありました(笑)

この日のBESTタイムは なんと1分55秒952
言葉が出ません・・・

ますますのご発展 本当に心から応援しています!



そんなこんなで、また来月
ゴジラのチャレンジは続くのでした。。。




おまけ 当時のDAYTONA300ZXと九州男児NSX


当時で1分57秒台くらいでしたね
この週の最後にDAYTONA300ZXはファイナルギアーがブローしてしまいリタイヤ
同じく車道楽NSXもエンジンブローでリタイヤ
この年を最後にTEAM DAYTONA Racingは活動を休止しました。

う~ん 懐かしい。。。

SAMCO SOPRT クーラントホースKIT


デイトナがチューニングした車の大半はボンネットを開けエンジンルームを見ると、色鮮やかなサムコブルーのホースが目に飛び込んできます。

約6年前よりデイトナが使用するすべてのシリコンホースは英samco社の製品を使用しています。 
それまでは良質国産シリコンホースを使用していましたが、1年2年と使ったバキュームホースに力をかけるとスカッとシリコンホースがまっ二つに切れてしまうのをこの目で見てしまい、恐ろしくなって本当に信頼できるシリコンホースを使いたいと探していた所samcoを見つけ使い出したのが始まりでした。
使ってみると耐久性の良さは当然のこと、特に密着度の良さが他社製品に比べると抜群素晴らしいものがありますので今では好んで使用しています。

バキュームホースのほかにも150度まで対応できる4層構造のラジエターホースやサクションホースもsamco製を使用しています。

特に大きな口径を持つラジエターホースはボンネットを開けたときにインパクトが大きいのでお洒落ですし、寒い冬から春を迎えるこの季節。
LLC交換も同時に行い 冷却水のセミO/Hとし着手するのもいいと思います。

さらには最近Z33 VQ35HRエンジン用とZ34用も追加で発売されましたので、CKV36スカイラインを含むHR系オーナーさん特にもお勧めですよ。

裏技?としてSAMCOと言えば鮮やかなサムコブルーが定番カラーですが、特注カラーとしてレッド、イエロー、パープル、グリーン、オレンジ、ブラック、ブリテッシュレーシンググリーンも選べます。 但し納期は3週間かかりますので、欲しいと思っても我慢できる根性がある方のみが楽しめるオプションメニューです。

■ SAMCO SPORT クーラントホースKIT
Z32 VG3DETT・・・37,800円
Z33 VQ35DE・・・27,300円
Z33 VQ35HR・・・30,450円
Z34 VQ37VHR・・・21,000円
※各 税込み 工賃別
※現在HR系 納期3月中旬
※装着の際にはLLC、スポーツLLC同時交換をお勧めします。

DAYTONA 純正形状エアークリーナー

ゴジラZ33に装着しているDAYTONA製 オリジナル エアークリーナー
たった1行だけ書いただけなのに顧客さんも欲しい欲しいと言ってくれたり
、遠方のユーザーさんからも「オンラインショップで販売してほしい」と思いのほか問い合わせが多く正直驚いています。

VQ35DEの場合 他の多くの日産車と同じ形状のエアークリーナですので、数多くのメーカーさんからもリリースされていますので比較的種類が豊富にあります。
反面VQ35HRやVQ37VHR(共通)はnismo等からも販売されていませんので、VQ35DEほど選べないのが現状です。

僕もHRに装着する純正交換形状エアーフィルターは、今まであまり良い商品がないので選ぶのに悩んでいました。
とは言え消耗品ですからある程度は安価で、しかし吸気効率は確実に上げていきたい。 そして肝心なのは乾式を選びたい。
エアクリーナーは純正のようにオイルを染み込ませている湿式と、完全に乾いた乾式があります。
ゴミを取り除くという面だけで考えると湿式に部がありますが、綺麗なエアーのみを
スロットルから吸い込ませたいと考えたら、どうしても乾式になると僕は考えています。

そこで、エアフィルター専門の工場に依頼して、VQ35DE、VQ35HR共に450馬力対応の乾式フィルターを数台分試作として作ってみました。


ゴジラ研究所の通気抵抗確認(笑)
こちらはデイトナ試作


こちらは純正


面白そうなので僕も息を吹きかけてみました(笑)

こんなので何がわかる?と言われてしまいそうですが、実はこの2つを比べたら人間でもわかるくらいの「差」があるのですから、それはそれで驚きです。
当然ですがデイトナ製エアクリーナーのほうがエアーの到着が早い=低抵抗です。

もう1つ 僕がこだわった密着度の追求

写真で見るとロゴが入っているのでわかりますが こちらは日産純正
写真のようにエアークリーナーをアタッチメントにセットした状態で、逆さまにひっくり返すとエアークリーナーが脱落してしまいます。
エアクリーナー本体にゴムのシーリングパッキンがありますが、このようにカパカパということはパッキンの役目を果たしていないようです。つまりは大きなゴミはフィルターでキャッチできても小さなホコリ、ゴミはエンジン内部に混入する可能性があります。


DAYTONAフィルター
形状は純正と同じですが、シーリングパッキンがキチンと役目を果たしていますのでご覧のように一度アタッチメントに装着すると、ひっくり返しても抜け落ちるようなことはありません。
つまりは小さな隙間もなく非常に気密性良いフィルターと言えます。

そして低抵抗、高密度フィルターと言うことは当然実馬力も向上しています。
結果ダイノパック測定で純正比2.4馬力の向上を確認しています。

ほとんどの自社TEST確認項目はクリアーしましたので、まもなく販売です!



と言っていたら緑色の某社エアクリーナー装着の380RSに乗るN村さんご来店
アタッチメント内でパコパコしているフィルターを見て即決でした!


■DAYTONA 純正形状エアークリーナー
VQ35DE コットン乾式 予価3675円
VQ35HR ペーパー乾式 予価3675円×2個
VQ37VHR ペーパー乾式 予価3675円×2個