準備万端



気がつくと岡山国際サーキットへの出発は今晩でした。

5月1日 岡山国際サーキットで行われるマイスターカップ内 Z-チャレンジへ出走する為、準備を開始したのは2週間前 
とは言っても、ディスクパットの到着が予定よりも遅れたので全てのメンテナンスは昨日1日で終わらせ、本日は洗車と積み込み仕事が少し残っている程度です。

特別大きな変更は今回も行っていませんが、ARCラジエターへの交換と前後ブレーキパット交換 そして各部オイル交換
特に事前に走らせる予定もなく、今は静かに今晩の移動を待っていると言ったところでしょうか。

草レースだろうが公式だろうが僕がレースに参加するのは本当に久しぶりですし、オートポリス、mineサーキット以外の遠征レースは初めてですので、今この文章を書いているだけでも胸が高鳴りドキドキします(笑)
当のゴジラも遠征は昔々の全日本ジムカーナ選手権以来と言うことですから、彼も今日は仕事が手に付かずに僕と同じくドキドキしていることでしょう。

参加台数は16台とのこと。
全国紙で有名なZ乗りも同じレースを走るとのことですので、どの程度ついていくことが出来るのか? 全く話にならないのか? 
明日走ると解るだけの事ですから、今は想像することすら無意味かもしれませんが、どうしてもZ-チャレンジに参加できたことが嬉しくて僕は胸の高鳴りを抑えることが出来ません。

今夜12時に福岡を発ちます。




Z34 ver nismo入庫


約2週間前に打ち合わせに来てくださったM氏からオーダー頂いたZ34 ver nismoのパーツがすべて揃いましたので1泊2日の予定で入庫してもらいました。

先月登録したばかりのピカピカのnismoは走行も1000km程度しか走っておらず、ようやくナラシが終えたばかりの状態です。
「面倒なナラシも終わったし、よしよし 今からは好きにやらせてもらうぞ」
と言わんばかりのM氏のリミッターは解除状態です(笑)


デイトナHPからLINKしているSACLAM動画で聞く音質を大変気に入ってSACLAMは迷わず指名買いでした。
ver nismoの場合触媒後のYパイプ形状がnismo独自の物ですので、SACLAMサイレンサー取り付けにあたりYパイプも同じくSACLAM製をチョイスしました。
STDでは無音
nismoは静かな重低音
SACLAMは軽快な高周波
ベースは同じZ34フェアレディZ VQ37VHRですがマフラー1つで色々な顔を見せてくれます。


僕の最近の1押し オカダプロダクツのプラズマダイレクト
マルチスパークで完全燃焼を目指す点火系tuningです。
メーカーサイトの説明文や図解説明だけを見ていると「何とも胡散臭い内容だ」と以前は思っていましたが、これはですね・・・ あまりの違いに感動しますね。
特にNA車両のほうが違いを感じやすいと思いますが、アクセルを踏んでしっかりとついてくるトルクの増加にも驚きます。 他にも驚くことは沢山あるのですが、次回のBLOGでもう少し説明します。


そしてDAYTONA sports ECMのインストールで完成です。
STD比19PSアップのver nismoです。
nismoは専用ECU搭載ですのでSTDとはMAPが異なります。
燃料MAPや点火MAPが主に異なる点ですが、DAYTONA sports ECMではスピードリミッター解除、各制御MAPの見直しを行い特に中間速の速さやドライバーの意思に答えてくれるエンジンレスポンスの良さと言うところに重点を置いてプログラムしています。
ですので最大パワーの増加というのは精々5馬力程度の向上と案内しています。
これは高回転、高負荷域でのマージンを十分に確保しているため、あえてこの領域を狙っていませんので当然の事と思います。

だけど僕が本当に狙ったポイントと言うのは、目標の速度域までに到達する過程の楽しみであったり、その到達速度であったり、先にも書いたドライバーとエンジンが会話を出来るような マシンとの意思の疎通を出来るような関係を作りたいというのがプログラム製作の大前提にあって、気持ちよくエンジンを廻してフェアレディZを楽しむ! これが理想でもありDAYTONA sports ECMの結果でもあると僕は考えています。

車を引き渡しすると軽快なサウンドと共に走り去ったM氏
3時間後TEL頂き、ワクワクした声で
「良いね 良いね 凄く軽快になったよ。 帰りの高速道での加速はタマラナイね。 今までの車とは違うみたいだ。 デイトナに頼んでよかったよ ありがとう」


■SACLAM silencer KIT ¥273,000
■SACLAM Y-PIPE ¥126,000
■DAYTONA Sports ECM ¥99,750
■Okada projects PlasmaDirect ¥141,750

GT-C ガラスコーティング


最終モデルの新色「ダークブルー」のボディカラーにグレーレザーシートのZ33に乗るS口先生。
新車で購入後3年 味な紺色ボディはいつの間にか小さな小傷が目立つようになってきてしまいました。
それは事故やいたずら傷などではなく普段車に乗って出来る傷ばかりですが、洗車の時に付いてしまった傷や知らず知らずについた傷 雨が降った後に乾いて出来たウォータースポットなど 本当に細かな傷や染みなのですが、それが積もり積もってなんだかボディが白っぽくなってきましたので塗装面のリフレッシュを行いました。

S口先生のHZ33は新車時に日産ディーラーさんがおススメしている5年維持するコーティングを施工していましたが、当然ながら5年どころか3年経過した現在でも効果は薄れていました。
そもそも大したメンテナンスもせずに5年間もコーティングが維持できるはずもありませんし、アフターメンテナンスを行いコーティング膜のケアは出来ても新たについてしまった小傷がメンテナンスで消えるわけではありませんので、僕個人的な考えですが日常で使用する車でしたら最上級コーティングを行ってノーメンテと思いながら何とかコーティングを数年維持するよりも、普通のプランでも良いのでフレッシュなコーティングを毎年行ったほうが断然美しさを持続できると思っていますので、僕はあまり無茶なコーティングをお勧めすることはありません。


今回施工を行ったのは異物処理後 下地処理を2工程ほど行いGT-C(ガラスティック コート)と言う0.5ミクロンのガラスコーティングで仕上げています。
このコーティングは硬化してしまうと本当のガラス膜を形成しますので通常のコーティングに比べてもボディに傷がつきにくく、まるでツヤツヤに磨き上げたボディに透明フィルムでも貼ったかのような深みのある艶にも独特の美しさがあります。
そして洗車や雨天時はWAXのように水玉がコロコロできるものではなく、GT-Cは親水性ですのでスッと大きな雨粒が流れ落ちボディに水分が残りにくい=雨染み(デポジット)が出来にくいこともGT-Cの利点の1つです。

特に濃紺車は些細なことでも傷が目立ちやすいので、小まめなメンテナンスと間違いのないコーティング選びが美しさを持続できるポイントです!

■ GT-C ガラスコーティング

響 × CARBON LSD ver DAYTONA





福岡カスタムカーショーではCOSWORTH × SACLAM=「響」の名で展示したZ33のオーナーK氏が2月より検討していた駆動系の見直しで入庫してくれました。

「響」はsportsATですが、とてもトルコン式とは思えないピックアップ良い仕様にしています。  但しピックアップが良いと言ってもsportsATではアクセルを開ける使用域が6速車両に比べると非常に狭いので、ピックアップが良いだけではギクシャク感だけが増え唯の乗りにくい車になってしまいます。
それはアクセル全域を使用して運転する6速マニュアル車とは異なり、sportsAT車両は僅かな右足首の動きで車体を操るためです。
その為にもトラクションの確保は重要だし、逆にトラクションさえかけることが出来るなら今のエンジンの仕様はもっと生きるだろうなと僕とK氏で話し合っていました。

今まではアクセルオンでμが異なる後ろ左右輪が好き勝手に動き暴れていましたが、CARBON LSD ver DAYTONAを入れ走らせてみるとLSD装着車特有の「押し出し感」が強く働いてくれ、常に前へ前へ行ってくれようとする動きには安心感を抱きます。
それでいて低イニシャルのカーボンプレートですのでゴリゴリと嫌な作動音もまず出ることはありませんし、自然に乗ることが出来ながらトラクション確保することに成功した素晴らしい駆動系tuningです。

先日CARBON LSDを入れてくださったA氏がCARBON LSDを入れた後日談として面白い事を言っていました。
「Zに乗ってコーナーリングアプローチをしながらアクセルを踏んでいくと、なんだか僕の腰を厚手のグローブで叩かれたようにグングンと前に前に進んでいく感じがしたんだ。 
それは「もっと もっとアクセルを踏んでいってもいいんだぞ」とZが僕に言っているような そんな気がしたんだよ」

■ATS CARBON LSD ver DAYTONA仕様 ¥175,350
8枚プレート ハイレスポンス仕様 2WAY
AT,MT各専用設計です。

エンジンオイルのススメ


僕は昔っからなのですがオイルを色々と選ぶのが大好きで、エンジンオイルに関しましては2社4種類 ギアオイルは4社4種類を定番商品として使用しています。
特にエンジンオイルは3~5000km毎に交換するユーザーさんが多いので、特性や価格が異なる4種を使い 特に人気があるのは各メーカーの最上級グレード ハイパフォーマンスシリーズが即体感できるので好評です。

少し紹介しますが、画像中央と右端の黒いボトルのオイル
ここ数年 スーパーGT等のモータースポーツでは日産×MOTULがタッグを組んでいますのでMOTULのロゴをご覧になられた方も多いと思いますが、フランスのオイルメーカーで「モチュール」と言います。
最大のセールスポイントはベースオイルにあり、MOTUL独自の「ダブルエステル」と言う種のベースオイルを使用しています。
・MOTUL300V(画像右) 
モチュールと言えば300Vと言う位メジャーなオイルでデイトナでは去年最も販売数が多かったオイルで、固定客の中には300Vファンも大勢います。
とにかくオイル交換をした瞬間に違いが解ると絶賛する方も多いです。

・nismo competition oil (画像中央) 
nismoブランドの中にはヴェルスピードと言うオイルシリーズがありますが、その上をいく最上級のオイルブランドがnismo×MOTULのダブルネームオイル「competition」です。 nismo S-TUNE指定のエンジンオイルと言うことからも解るようにハイチューンNA車両向けのオイルです。 デイトナでは使用温度や交換サイクルの管理をキチンとしていただける方のみに販売しています。
ちなみに、このnismo コンペティションオイル ディーラーの中でも取扱い方法や商品知識のレベルが高く、最もコンペティションオイルの取り扱いに適している販売店にのみ与えられるauthorizedディーラーと言う格式高い販売店があります。 
その輝かしいauthorizedディーラーの看板は九州ではただ1社のみに与えられ、その1社とは我々「デイトナ」です。

・REPSOL ELITE Common Rail(画像左)
スペインに本社があるレプソルです。
2輪のモータースポーツや4輪のレースWTCCではスポンサー活動も積極的ですのでヨーロッパでは認知度高も高く、またヨーロッパの最新、最先端の規格をとるオイルメーカーです。MOTUL300V同様にハイレスポンスハイパワー向きのエンジンオイルですので、オイル交換後 即に反応してくれるエンジンレスポンスは正直 意外なほど変化が起きますので驚く方も多く、また熱にも強く高温時のせん断性能は他社オイルの追随を許さないレベルの高いオイルです。ベースオイルにはPAOを使用しています。

先日 山口県よりZ34のエンジンオイル交換とDAYTONA Racing スポーツエアクリーナーの交換に来てくれたお客様がいます。 
その方は今まで日産純正オイルをディーラーにて交換してきました。
今回は福岡カスタムカーショーでのご縁もありましてデイトナにてREPSOL ELITE Common Railを交換していただき、その後の感想をメールで頂きましたので紹介します。
車は20年式のZ34 6速 フルノーマル車両です。

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山本様

昨日は大変お世話になりました。
入れて頂いたオイル気に入りました
今までなら交換しても一日走ると慣れてしまうのですが、
エンジンが軽い、と自宅に着く頃でも感じる事が出来ました
エアーフィルターの影響も有ってだろうと思いますがありがとうございました。

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このようなメールを頂きました。
とにもかくにも今回紹介した3種のエンジンオイルは、フリクションロスが低減されるオイルですので体感がしやすい高性能オイルです。
どちらかと言うとマーチのようなパワーが無いNA車のほうが違いを感じることが出来やすいですが、Z34のような大排気量車両でもここまで違いを解っていただけるのですから、どれほどまでに強烈なハイスペックオイルなのかと言うのは、もう ここまで来たら説明の必要もなく、何も言わず聞かずオイルを入れていただいた方が早い そんなレベルと僕は思います。









SAMCO INDUCTION HOSE KIT



先月SAMCOクーラントホースに交換したZ34デモカーですが、今月はインテークパイプもSAMCOへ交換してみました。

過給圧をかけて走るターボ車両と自然吸気車両ではインテークパイプに求めるものが違うので、ターボ車のようにホース本体の膨張等は心配することはないのですが、やはり純正パイプではパイプ内部の無数の凸凹が抵抗になってるんじゃないだろうかと気になったり、かと言ってアルミ製インテークパイプではエンジンルームの熱をそのままパイプに伝わり吸気温度が無意味に上昇したりで、結局のところ吸気温度の変化を気にならずパイプ内部の抵抗も最小限のSAMCO製インダクションホースが最善なのかなとラジエターホースに続きインテークパイプも同メーカー製を選んでみました。

注意して見ると インダクションパイプのホースバンドもGTクランプへ交換している辺りが「ナイス!」と自分では思っていますが、普通は純正バンドを外して再利用しても全然問題ないと思います(笑)

■SAMCO INDUCTION HOSE KIT 
for VG30DETT・・・¥46,200
for VQ35DE・・・¥23,100
for VQ35HR・・・¥40,950
for VQ37VHR・・・¥39,900

DAYTONA Racing スポーツエアークリーナ-

先日、通販でお買い求めいただいたお客さんよりエアクリーナーについて問い合わせを頂きました。

画像のようにエアフィルターをアタッチメントにSETするとジワッと浮き上がるということでした。

原因は2つ
1つはアタッチメント自体の反りなど 薄いプラスチックですので、個体差や熱による変形などが考えられます。
もう1つはエアフィルターの密着度を上げるためシーリング部分を多く確保しているためこのような現象が起きています。

しかしながら使用に関しては何の問題もなく、むしろ若干浮き上がるくらいのほうがエアクリーナーBOXに入れたときの密着度はより増しますので良いくらいです。
あくまでもアタッチメントとフィルターをSETしたときにだけ浮くだけの話で、BOXに入れてしまうときっちりと収まります。

そこで1つ 純正エアクリーナBOXを切断して、内部でどのようになっているのかを見てみましょう。

まず見えやすいようにBOXを切開です。
赤くペイントした部分にエアフィルターのゴムパッキンがあたります。


解りやすいように大きくアタッチメントとフィルターを浮かせて見ました。
この状態でエアクリーナーBOXに挿入です。 当然ながら浮いたままです。


最後にクリップを2箇所留めます。
すると一気にアタッチメントはBOXの背面に押し付けられますのでギュッとパッキンが潰れてシーリングとしての役目を果たします。

このような感じで、アタッチメントからフィルターが盛り上がってもBOXにSETすると問題なくシール出来ますので安心してお使いください。

また、我々も十分TESTした上で製品を販売していますが、今回のように「大丈夫なんだろうか?」と思うような事などありましたらご連絡ください。
お客さんの生の声 一言一言を僕たちはとても大切に思っています。

よりいっそう良い商品を開発していきたいと思います。
 ありがとうございました。

Z32の魅力



Z32型フェアレディZ
最古のモデルでは実に21年経過していますが、今見てもとても20年以上前の車とは思えない美しいシルエットに魅了されている人はまだまだ多く、これだけ時代も進み技術も発達した今 
残念ながらZ32に代わるような国産スポーツカーは存在していない事実があります。

その為かZ32オーナーは今まで以上に愛車に愛をそそぎ込み大切に大切に時を楽しみ、同時に市場ではZ32ブームが再来しそうな動きが見えます。
Z32を愛する材料は人それぞれでしょうが、多くの人はやはり独特の美しいボディラインに魅かれ魅せられ魅了されています。
Z32のラインは誰が見てもスポーツカー
ベタっと寝そべったフォルムでZ33やZ34には無いデザインです。
それでいてフロントフェンダーの筋肉質っぽい盛り上がりが美しい
綺麗さと力強さを兼ねそろえたデザインにため息さえついたほどです。
横から見ると流れるようなライン とにかく綺麗 その1言です。

それでいて動力性能も一級品
ツインターボ搭載で国産初280PSモデル
ブーストアップで400PS
タービン交換なら600PSオーバー
ボディは流れるように綺麗で、エンジンを始動して走り出せば抜群 
やはり今の時代には出来ない魅力がたくさん詰まっていますね

確かなメンテナンスと確実な管理で、その美しさを維持していきましょう!
デイトナはZ32をこれからも応援しています!!

機械っぽさが面白いんだ


リッターバイクが大好きなA氏
300km以上スピードが出るスズキGSX-1300R「隼」や、そのライバル車種 カワサキZZR1100も所有してるほど単車が大好きです。
そんなA氏が選んだ4輪車両は日産 フェアレディZ  おおっ~ 違いが解る男が選んだ車が僕たちの専門車種フェアレディZとは嬉しい話です。

バイクでは日常のメンテナンスや軽いカスタム等はご自身でされているそうですが、流石に日産の最新技術で固められた近代の乗り物は良くわからんと言うことでデイトナに来ていただいています。
はじめの来店時からおっしゃっていましたが「何かこう Z34はドライバーがコンピューターに乗せられているという感が嫌いで、もっともっとドライバーの意思で動いてほしい」と言うのが当初からの目標でしたので、手始めに機械式LSDを入れて意のままに車の向きを変えていきたいと今回入庫いただきました。


A氏がチョイスしたのは今までのカーボンLSD ver DAYTONAよりも効きを強くしたサーキット対応モデル デイトナSTD仕様です。
これは今まで紹介してきたVer デイトナに比べ最大限効きを強めたモデルで、とにもかくにも効き重視で製作したモデルです。
現にZ33でオートポリスを走っているゴジラも街乗り~サーキットまでこのモデルを使用して最高の評価と最高の信頼性を貰っています。 
ハイレスポンス仕様に比べ若干の立ち上がりの遅れはあるものの、やはりフルロックさせるようなシーンではデイトナSTDのほうがロック率は高いのでハードな乗り方をする人でしたらこちらのモデルのほうが面白いでしょう。 
当然ですがVDCやABSには一切の悪影響を与えませんので、機械的な部分のみをグレードアップして電子デバイスはそのまま使用できますのでストリートでも安心して使えます。


欧州日産フィン付きデフカバーをメッキ処理してみました。本当はアルマイト加工をする予定でしたが、アルマイト処理が材質の関係上できずに渋々メッキになりました。
腹下の見えないところをメッキ処理してどうするの?と思われそうですが、A氏の面白いところは「ピョンっとジャンプした時にキラキラって光るものが見えたら面白いじゃないですか!」と・・・
どうもジャンプする気でいるようです(笑)


そして熱い走りにこたえるべく、オイル容量が1.5Lと非常に少ないZ34ですからブローバイが多く出ると予想してオイルキャッチタンクも増設
さすがに今の段階ではデフクーラーまでは必要ないでしょうが、ブローバイを多く出す走りをすると予告しているようでやる気満々のご様子です。

晴れたミルクロードややまなみハイウェイを気持ちよく走り「機械」を動かす喜びや楽しさを感じながら、抜群のトラクション性能を誇るカーボンLSDを効かせながら1つ また1つコーナーを抜けていき、「俺の管理下で動くんだぞ!」と言わんばかりにアクセルのオンオフでZ34の姿勢を保ちながら疾走する楽しそうなA氏の表情を想像する「やまもと」なのでした。

■ATS CARBON LSD DAYTONA STD仕様 ¥175,350
デイトナSTD仕様 2WAY
AT,MT各専用設計です。

■欧州 日産 デフカバー (冷却フィン付き)¥12,600

DAYTONA Racing Z34フェアレディZ 牽引フック(TRACTION HOOKS )

発売以来 大変人気があるデイトナオリジナルパーツの定番商品 メッキ仕様の牽引フックです。ボールロックタイプですので走行中ブラブラ動くことも有りませんので安心して装着できるのも人気のポイントです。

取り付け方法に正しい姿とか、間違った姿はありませんが、大体皆さんフックを稼働させた時に輪が水平になるように取り付ける方が多く一般的?な感じです。 僕も同じつけ方でした。
ところが何となくデモカーZ34見てると 通常とは90度向きを変えて装着したらどんなだろうか?と思いはじめてチョチョイとワッカの角度を変えてみましたが、やってみると実はこっちの方が雰囲気良いように自分で思えてきて、なんだか適当にやっておきながら大変気に入ってしまいました(笑)



ほんの少しだけ、「通常」と違うことをやって カッコよく(気に入って)なって自分だけが無邪気に喜ぶ。

僕の場合 車=仕事 になりすぎていて、少し忘れかけていた車遊びの原点=楽しさ=結局自己満足 に戻った気になって、またそんな忘れかけていたことにも、たったこれだけの事で気が付いて 今日は?今日も?1日中ご機嫌さんな「やまもと」なのでした。


ウンウン やっぱ この角度がカッコイイです。

■Z34フェアレディZ 牽引フック(TRACTION HOOKS )¥19,950

Z33後期 バイキセノンライト

最近のZ33リフレッシュの1つの方向性として、後期ライトへを前期モデルへ流用と言う依頼を多く受けます。
平成14年にデビューしたZ33型フェアレディZですので、初期モデルでしたら8年の年月を過ごしてきたことになります。
Z32まではライトレンズがガラスでしたので、経年劣化を感じにくい素材でしたがZ33からは樹脂レンズですので、紫外線や汚れとの戦いです。
曇って白っぽくなるだけならまだしも、小さなヒビが発生しているレンズも少なくはありません。
そこで、どうせ交換するなら後期ライトへ変更したいという方が多いです。



1週間で2台後期ライトへ交換しました。
たまたま偶然ですが同じ初期モデルのシルバーで山口県からと熊本県から来ていただけました。 
シルバーやパールホワイトのように明るいボディカラーに、傷1つないクリアーな新品ライトを入れると車全体まで綺麗に透き通ったように見えるのもオーナーさんから大変喜ばれる秘訣です。
今後のお手入れはプレクサス等で優しく拭きあげながらメンテナンスしてあげるといっそう長くお使いいただけますよ。

■DAYTONA リフレッシュプラン 後期バイキセノンライト \145,000

Cosworth Twin Plenum Intake Manifold

今年2月に開催された福岡カスタムカーショーに出展していた「輝」をテーマにしたシルバーのZ33が入庫してきました。

ショー開催時よりオーナーが気にしていましたが「響」をテーマにしたZ33に装着されているコスワース インテークマニーホールドをどうにもこうにも気になっている様子でした。
ところが「響」オーナーさんの「これ トルクモリモリで良いよ 楽しいよ」の一言でコスワース装着を決意。
同じ車に乗る者同士 楽しさが伝染してしまいました。
 


前回のような納期遅れのハプニングはありませんでしたが、本国でも月産10SET程度しか確保できないようで、今回は納期1カ月ほどで手元に到着しました。
何時見ても美しいCFRPサイドカバーや6連スロットルに溜息が出てしまうほどです。



何時も同じようなことを言いますが、精度が出ているパーツであったり機能が優れているパーツであったり 何か特別なモノを持っている商品と言うのにはどこからとなくオーラが出ている感があります。
勿論 今回装着するコスワース インテークマニーホールドも例外ではなく独特のオーラがアルミダイキャストやCFRPからにじみ出ている感があり、装着をするメカニックにとってもネジ1本を締めるにしてもコスワースのパワーを感じます。

しかも、羨ましいのはこれはすべてのフェアレディZの中でもVQ35DEエンジン搭載車にしか味わえない贅沢な特権であるし、VG30や35HR、37VHR搭載車には装着しても装着できない 本当にVQ35DEオーナーを羨ましく思う瞬間です。


純正交換タイプのエンジンカバーもCFRPですが、コスワースのCFRPサイドカバーと同化して何か別のエンジンに見えるのは気のせいでしょうか?
コスワースの装着は見た目だけではなく1500rpmから1段とトルクが強くなり、新しく生まれ変わった愛車に乗ったオーナK氏からは「ECUも何かセッティング変更しましたか?」と質問をしてくるほどですので、その高性能さをしっかりと身体でも感じ満足していただけました。

■ Cosworth Twin Plenum Intake Manifold(Z33.CPV35 VQ35DE専用)  ¥199,500

運命の・・・F50 Brembo

去年までは福岡にいたN氏ですが、今では奈良県を本拠地として世界を飛び回るお仕事をされています。
3月中旬 車検の為 お土産持参で約700kmを走りデイトナまで来てくれました。


今回は24カ月法定点検以外にも長年の夢?であったビルシュタイン ダンパーKITやアイバッハ スプリングの装着もN氏の大きな楽しみです。
買って買えない金額ではないけど
・ビルシュタイン
・アイバッハ
・ブレンボ
この3大名詞はN氏にとって最大の「憧れ」でもあり「目標」でもあり「夢」でもあり・・・
この目標に向かって今まで進んできたわけですが、今回まさか全てを手に入れるとは この時点では思ってもみませんでした。



事前の打ち合わせ通り車検、メンテナンス、ダンパーを組み込み、各部消耗部品と点検していたら、フロントのブレーキパットが残量5mm程度
一応報告しておこうとN氏にTEL
すると・・・

「あ~ 今年中にはブレンボ入れますから問題ないです!」

う~ん 男だ!! その時を待ってますよ!!


と思っていたら、電話から2日後
狙い撃ちのごとくナイスタイミングでデイトナが販売した使用期間1年のF50Brembo+RDD355ФのKITが手に入りましたので一応N氏にTEL

すると

漢N氏 迷わず装着!!

う~ん タイミングが最高に良い!
これぞ運命なんでしょうね! 
今までBremboを買わなかったことも、今このタイミングで車検に入庫したことも、そしてこのタイミングで極上Bremboが手に入ったことも 全て運命なんでしょうね
買うべくして買ったというところでしょうか。 

3月の終わりに長年思い描いていたビルシュタイン、アイバッハ 
そして運命のbremboを手にすることができたN氏

とても素敵な出会いに立ち会うことができました。
N氏の喜びインプレッションメールが本日届きましたが、文面からもN氏の喜びが伝わってきて、本当に良い仲人ができたと 感動のあまり胸をうたれる「やまもと」なのでした。

DAYTONA Racing with ATS CARBON LSD

毎度おなじみパン工房ノーミさんの自家用兼配達車がLSD装着に入庫してくれました。


装着するのは、ATS CARBON LSD DAYTONA versionです。
通常のCARBON LSDよりも最大限の効きは落としていますが、アクセルオンで即反応してくれるレスポンスの良さや街乗りでも違和感なく乗れるようにリセッティングを行ったデイトナ特別仕様です。
特にAT車両の場合 6速ミッション車両とは異なりクラッチを切るなど意図的に駆動力を切ることが出来ませんので、妙な機械式LSDを入れてしまうと常に引きずりが起きてアクセルを抜きソフトに乗りたい場面でも苦痛以外の何物でもありません。 

CARBON LSD最大のメリットは悪路時に発揮するLSDの効果でしょう。
フェアレディZは後輪駆動の2駆ですが、悪路で駆動輪が片足取られてしまった場合トラクションをかけることができるはずの駆動輪に適切に動力が伝わらない 車格に見合わない非常にソフトなLSDが純正採用されています。 
CARBON LSDの場合 同じ場面でも左右共に駆動力が伝わりますので、どんな悪路でもキチンと2輪駆動としての力を発揮してくれます。
この違いはGT-Rやレガシー、インプレッサ等のハイパワー4駆の車両に乗ったことある方なら解ると思いますが、唯でさえパワーが有り余っている車ならば駆動輪が多いほど安定感が増し安心感につながるということと同じで、300馬力オーバーのフェアレディZも1駆から2駆へ変化したら、それだけで安定感が増すということです。
当たり前にごく自然に使えてアクセル踏むとガンガンに遊べて そして本当の意味での2駆の安定感に物凄く満足してもらえるのがCARBON LSD DAYTONA versionです。


そして今回は冷却フィン付きのデフケースカバーに変更。
フェアレデZはデフオイル容量が1.5Lと非常に少ないため発熱が心配されています。
EU日産純正のフィン付きデフカバーで冷却効果を高めるのが目的です。


1.5トン 300馬力オーバーのアキレス腱になるのがLSDです。
ハイパフォーマンス ハイパワーを生かすも殺すも動力性能を路面に接地させることができるか否かです。
タイヤもダンパーも高性能パーツを求められるし、そしてLSDも同じでエンジンの伝達能力を路面に伝える大切な役割を果たしているパーツです。
「たった」という言い方をしたら語弊ありますが、「たった」LSDと言う部品を交換するだけで今までとは違い嘘のように曲がり、嘘のように弾かれたように加速して行くのですから、ホント車って面白いですよね!


■ATS CARBON LSD version DAYTONA ¥175,350
ハイレスポンス仕様 2WAY
AT,MT各専用設計です。

■欧州 日産 デフカバー (冷却フィン付き)¥12,600