最高と思える時間を一緒に刻もう




Z33Roadsterにお乗りのレオンさん。

DAYTONA sports ECM、SACLAM SILENCERやモナコミラーを装着してもらっていますが、ここ1.2カ月位かな?
ず~とレオンさんは頭を抱えていました。 
悩みと言うのは、現状のRoadsterのハンドリングがタイヤが古いせいでとても反応が悪く、「タイヤを買い直すなら、ホイルごと買い直そう」
と思ったのは良いのですが、そのホイールの選定で頭を抱えていました。

19インチにしようか? それとも20インチにしようか?初歩的な問題から始まり、マーケットには莫大な数のアルミホイールが流通されています。 その中から自分が気に入るデザインを見つけ出す。
暇さえあればインターネットでいろいろと検索して、あれにしようか? これにしようか?悩むに悩んで
そして、ようやく見つけ出した1本が「RAYS BLACKFLEET F1B」でした。

どうせ装着するならカッコよく着けたい!
ホイールディスクのサイド部分にダークガンメタのオプション ペイントを行いました。
大きく見えるパールホワイトのボディカラーに、渋くワンポイントグレーの入った大口径ホイールのマッチングは、念入りに念入りに打ち合わせをした時のイメージ通り 
「俺のZって最高!」
と思えるほど満足度が高いものだったのではないでしょうか?

そして大口径ホイールをよりよく見せる為には車高ダウンは必須です。
今回組み合わせたメインスプリングは独アイバッハ PRO KITスプリングです。
これによりフロント-20mm リア-20mm車高ダウンし、お尻が大きなZ33Roadsterをグラマスに演出できる事が上手く行きました。

そして最後に4輪アライメントまで調整して完成です!

ゴム質の柔らかいタイヤに交換して、軽量高剛性の鍛造ホイールに交換 そしてスプリング交換と4輪アライメント調整
恐らく「何故これほどまでに乗りやすくなったのか!」と驚くほど、入庫前後で車のインフォメーションに変化があったものでしょう。

この感覚を絶対に忘れないでください。
それが、本来のZ33 Roadsterが持つ姿なんです。 レオンさんが感じる最高のパフォーマンスこそが、フェアレディZ 最大の魅力であり魔力でもあります。
そして我々DAYTONAはフェアレディZが持つ力を引き延ばす手助けをしているだけです。

是非この感動を胸に Roadsterと最高と思える時間を一緒に刻み続けてください。

■RAYS BLACKFLEET F1B 9.5jj×19 10.5jj×19
■eibach Pro-Kit for 350Z

















370Z-D Roadster ver nismo




【370Z Roadster ver nismo】

本来ロードスターにnismoグレードの設定はありませんが
「Z34フェアレディZ ver nismoを造ってみようか」と、遊び心に火がついたオーナーさん。
普通にペイントを行い純正パーツを付けるだけでもすごいことだというのに、ただつけるだけだは面白くないと言います。
そこでオーナーさんと一緒に試行錯誤を繰り返し随所に手を入れながらver nismoエアロパーツをオリジナル装着しました。

手を入れたポイントは前後の日産エンブレム部のスムージング
大きくNISSANと書かれたエンブレムを取り外し、穴埋め加工を施しました。
とは言っても、このZ34 ver nismoのバンパー素材 PP樹脂の割には相当なまでに特殊で、スムージングしても歪が出てしまい、どうにもこうにも難儀しました。
極めつけにオーナーさんと僕たちしか知ることができないおしろい彫りを施しました。
ある一定の条件のもとでしか見ることができないそれは、貞淑な貴婦人の凛とした美しさと清純さの中にちらりと垣間見える妖艶さが何とも言えない雰囲気を+させることに成功。
もっともそれをおしろい彫りと名付けたのはオーナーさんご自身なんですけどね。

それと同時に、何とも不細工なフロント・ナンバープレートのベースフレームを廃止して、スマートかつスタイリッシュにバンパーにステーを加工して装着です。
ちなみに370Zにはこの違和感たっぷりのステーは存在しないんですよ。
ナンバーの形状が違うからじゃないかと言われればそれまでですが。

そして最大のこだわりペイント
Z33 ver nismoでは腰下はグレーのツートンカラーでしたがZ34 ver nismoでは単色です。
特にZ34のnismoはフロントバンパーがノッペラボウに見えますので、Z33 ver nismo同様、腰下をガンメタにて塗り分けペイントを行いました。

完成したRoadster ver nismo

もうカッコいいのなんの!!!
 
オーナーさんも興奮気味にノリノリ気分で喜んでくれました。
純正パーツを使いながらも、純正+αの工夫と想像をMIXさせたRoadster ver nismoの完成です。

「これは370Z-D ver nismoだな  DはDAYTONAのD う~ん 最高だ!」

と楽しそうに言いながら帰って行かれました(笑)

僕には「370Z-Dエンブレムを造ってくれ!」とオーナーに言われているような気がしましたが、 
う~~~ん とても大変な宿題を置いていってしまいました(笑)

■オーテックジャパン ver nismo エアロパーツ DAYTONAオリジナルver
  



new DFV OHLINS ver DAYTONA for 350Z+ROBERUTA


OHLINS DFVの新シリーズ ROAD&TRACK モデルが9月より発売されました。
フェアレディZではZ33型のみROAD&TRACKへ切り替わり、それに伴いver DAYTONA仕様も基本ダンパーをROAD&TRACKへ切り替えを行います。



内部構造や、ダンパーセッティングは基本的には従来型と同一ですが、
ダンパーシリンダーに樹脂コーティングを施し、更にはNZ-P加工を施すことにより従来比3倍以上の耐蝕性を実現して商品そのものの耐久性を上げ、
ダンパーカラーを今まで市販のゴールドボディから戦うイメージカラーのチタニウムグレーへ変更。これはOHLINSレースダンパー同様のカラーリングです。
内部構造や、ダンパーセッティングは基本的には同一ですが、リアの減衰ダイヤルの形状を変更して、
より使いやすくなるようにダンパーに対し水平マウントに変更されました。

その完成間もないROAD&TRACKをベースにDAYTONAオリジナル減衰へ変更。
new DFV OHLINS ver DAYTONA の誕生ですが、記念すべき第1号はイケパン工房ノーミさんがオーダーしてくださり、Z33 ver nismoへ装着することになりました。


話はそれだけでは終わらずに、車高を下げ心配するのは段差越えやエアロパーツの破損など
それらトラブルを未然に防ぐことが出来るように、車内から車高を上下できるエアーリフターシステム「ロベルタカップ」を組み合わせることにしました。
これにより車高は5cm上下することが出来ますので、普段はカッコ良い車高ダウンで乗って、少し危ない段差越えの時はリフターシステムを稼働させ車高を上げてクリアーすると言う画期的なシステムで、特に超高級輸入車 ランボルギーニやフェラーリ、ポルシェを中心に幅広く使用されています。

今回はRAYS製19インチAWと大柄なver nismoボディ それに実用車高を絡めて考えますと、車高ダウン量を25~30mmに設定しました。
スプリングはハイパコ F/700ポンド R/500ポンドです。
ほんの少し乗るだけでも明らかな違いが解るのですが、ステアリングの応答性が抜群に良くなり、確実に路面をとらえているトラクション性能
装着後にオーナーさんの意見を聞いていると、よく出るキーワードですが
「イメージとして、タイヤが路面を掴んで離さない」
「難しい事は全て抜きにして話しても、それだけ安心して乗ることが出来るようになったんだ。」
良いとか悪いとか 硬いとか柔らかい等の判断じゃなくて、キチンと安心して命を乗せて走ることが出来るのか否か?
という、少し深い感想を述べてくださるオーナーもいらっしゃいました。

そして 皆さん同じように言いますが
「今までのダンパーは何だったんだろう?」
と首をかしげたくなるほど、DFV ver DAYTONAの独自の世界観と言う物は 想像を絶する異次元の空間で、これからの世界では恐怖心と戦いながら走ることは皆無です。

■DFV OHLINS ver DAYTONA for 350Z
■ロベルタカップ(フロント)




人生まで面白くなってきた




DAYTONA BIGスロットル、NGKイリジウムプラグの装着からはじまり、そして先月にはSACLAMサイレンサーの装着
順調にフェアレディZライフを楽しんでいるZ33オーナーさん

今回(今月?)の楽しみはDAYTONA SPORTS ECMへのアップデートでした。
『目的は非常識なスピードを求めるわけではなく、純粋にフェアレディZを楽しみたい ただそれだけ』

僕が考えるZ33のVQ35エンジン 最大の楽しさはVTC(可変バルブタイミング)のセッティングでトルクフルにもモアパワーへも変身してしまうほど、特性変化が楽しめるエンジンであると思っています。
今回のオーナーさんのZ33はVQ35DE 280PSモデル 吸気側のみVTCが採用されているエンジンです。
純正のVTCマップを見ますと最大負荷2~4000rpmをピークにバルブタイミングが進められていまして、トルクフルなVQ35エンジンを存分に楽しむことが出来るような そのようなセッティングになっています。

僕の狙いは、たとえば高速巡航中
5速2000rpmからの加速でも『モ~~~♪』とモッサリした加速ではなく、負荷が低い回転域からでもシュン!とタコメーターの針が瞬時に立ち上がってくれるような、そんな気持ちよく廻ってくれるVQ35DEをイメージしてVTCセッティングを行っています。

DAYTONA SPORTS ECM単体では無茶苦茶にパワーが上がる訳ではないのですが、純正では得られなかったフィーリングの改善や、高回転域での『もう一伸び欲しい』と常々思われていた今回のオーナーさんには

『Zがまるで生まれ変わった。

デイトナで自分のZをチューニングしていくと、なんだか人生まで面白くなってきた』 

と、少し褒め過ぎな様な気がしないこともありませんが(笑)
今朝方 こんなにも有難く、暖かなメールを頂くことができました。


オーナーさん達からの、感想メールを読むたびに 僕自身も人生が面白くなりますし

もっともっと面白く もっともっと感動を与えるような そんなフェアレディLIFEをプロデュースしていきたいと思う「やまもと」なのでした。

■DAYTONA sports ECM for 350Z VQ35DE

フェアレディZ × ADVAN RZ-DF



車検でお預かりしていたZ32
今まで装着していたwork製のホイールですが、4年も使うと少し傷も目立ってきたので、車検と同時に足元のお色直しをとオーダー頂きました。

一時はコルベットZ06の購入を考えていたオーナーさんの愛読書は輸入車情報雑誌「ゲンロク」
そのゲンロクに今年5月頃から度々紹介されていたホイールが偉くカッコいいとは言っていましたが、そのホイールとは今回装着するADVAN RZ-DFでした。
そう言えばオレンジ色のポルシェ911 GT3RSとRZ-DFのコラボ記事が多く紹介されていたのを、僕も思い出しました。 

それもそのはず ADVAN RZ-DFの開発上のイメージターゲットはポルシェであるということからも、大人のお洒落な走れる鍛造ホイール=RZ-DFを自分のZ32に装着したらどんなにカッコいいだろうとオーナーさんはイメージしたようでした。
一目惚れとはこの事です。
最初っから指名買い
「RZ-DFのMAT blackオーダーしてください」

そして1週間後 
ADVAN Racing初となる鍛造ホイールRZ-DFを履くZ32フェアレディZ
愛車と対面するオーナーさん

「いや~ 足元が真黒になってしまいましたね~」

って、あまりのカッコよさに ただ普通に会話していてもにやけてしまう 
その嬉しさを顔全体で表現してくれ、いつもに増して笑顔が素敵なオーナーさんは晴天の福岡の街を駆け抜けていくのでした。

何の迷いも 何の疑いも 何の心配もせずに、最初っから「コレしかない!」って言う ある種運命的なパーツを見つけることが出来たと言うことは、本当に素晴らしい事ですよ。
その運命の喜びをゆっくりと楽しんでください。





 

更なる楽しみ




仕事場がある神奈川県から飛行機に乗って北九州まで向かい 自宅に置いているZ33フェアレディZに乗る。
といっても月に1,2回程度自宅に帰るだけなので、当然Zにも月に1,2回程度しか乗ることがない。
だけど、その月に1.2回しかない自分とフェアレディZとの時間をより大切にするために
「マフラーでも交換して気分も変えて見よう」
とデイトナに来てくれました。

興味があるのはSACLAM SILENCER KIT  だけど、心配していたのは「音」
これは僕がUPしているyoutube動画が原因の1つかもしれませんが、その派手で甲高い音がSACLAMの特徴ではあるのですが、いつもいつも「ご機嫌sound」を聞かせられたのではキビシイな。と、非常に心配されていました。

100の説明よりも1の試乗の方が説得力もありますので、早速試乗していただき常用使用域での音量と4000rpm位のアクセルを踏み込み負荷がかかった時の音量との違いを経験してもらいました。勿論、音質や製法にまで興味を持ってもらいました。
「これならご近所さんにも迷惑じゃないね! それにワクワクするね この音は!」
気分よく 機嫌よく これからもフェアレディZと付き合っていくための新しいマフラーを手に入れてくれました。

それと、ブレーキパットが摩耗していましたので田中実ブランドのZONEディスクパットへ交換しました。 ブレーキフルードもbillion スーパーブレーキフルードへ交換です。
僕はディスクパットの銘柄は、納期を2週間程度頂けるオーナーさんにはZONEをお勧めしています。
これは、全ての製品が受注生産の為、納期が平均2週間程度かかってしまう為です。

ZONEの特徴は、とにもかくにもコストパフォーマンスが高く、価格の割には制動力や耐摩耗性、低ダストとストリートで使用する3大要素を兼ねそろえているのが、僕がお勧めする最大の理由です。

ブレーキフルードも「ブレーキタッチを今のフィールにするためにベースオイルの粘土を徹底にテストした」と田中実さんが言うだけあって、フルード交換のみでブレーキペダルから伝わってくるディスクパットの様子や、もっとペダルを踏み込むとタッチは更に安定し
「キチンとディスクパットを押さえつけているんだな」
と足の裏から伝わるインフォメーションは、今まで経験したことが無い世界です。
そのような理由から、僕は好んでbillionスーパーブレーキフルードを使用しています。


納車後オーナーさんよりメールいただきました。

デイトナを出て、すぐに高速道に乗りドライブを楽しんできたということ。
追い越しでシフトダウンをして加速して行く時の炸裂音の快感さ。
ブレーキを踏むたびに感じられる安心感
自宅に帰ったら、奥様に「あれマフラー交換していないの?」と言われるほどの静かさ。

全てが、今まで自分が経験した事の無い感覚
少し戸惑いながらも、確かな変化と喜びを感じながら メールの最後に書いていた

「Z33にかけられている足枷をもっと外してやりたい衝動にかられてしまいます。」

オーナーのこの言葉が、さらなる楽しみを求めている本心であると思います。

その1言が我々の活力です。


福岡より約400km離れた岡山県は倉敷市よりZ34オーナーさんが来てくれました。

事前にメールでオーダー頂いておりましたDAYTONAカスタムメイドCFRPステアリングの装着と、DAYTONA スポーツ ECMへの書き換え依頼です。


ステアリングはご希望ありましたら色や形状などを、ある程度は自在に変形することが出来ますが「やまもと仕様で造ってほしい」と嬉しいお言葉を頂きました。
製作はCFRP加工をシンガポールで行うため納期は約1ヶ月ほど頂いております。

せっかくですので若干デザインが異なる3パターンのステアリングを用意してオーナーさんに選んでもらいました。
気に入っていただけたのは今回が初のお披露目となる最新verでした。
よく見ないと前回のものと違いが解りにくいですが、ステアリングを握って親指の上にくる「コブ」の真ん中でCFRPとレザーを切り返しました。
しかも切り目はステアリングにそって垂直ではなく、ステアリング自体の垂直方向へ切れ目をいれる小技を利かせてみました。
輸入車のカスタム雑誌などを見ていると、このような切れ目がスパッとまっすぐに切ったデザインのものが目につきます。 イタリアの斬新なデザインをZ34にも取り入れてみました。


そしてDAYTONA SPORTS ECM への書き換え。
同時施工でNGK♯9のスパークプラグとDAYTONA SPORTS フィルターへの交換もおすすめしました。

ECM書き換えそのものは15分もあればインストール可能ですが、実際にはオーナーさんにDAYTONA SPORTS ECMの内容説明 
これはDAYTONAでECM書き換えされたオーナーさん 皆さんに同じ説明をしていますが、ECMデーターなんて普通目で見るモノでもないし、いくらSPORTS ECMといえ実際に何が行われているのか?な部分が多いと思います。

そこで、実際に書き換えをする画面をお見せして、オーナーさんにも簡単に解り易く解説を行っています。
デイトナに来てくださる方は、数値に魅力を感じるよりも5感で楽しむ事を求めるオーナーさんが多いので、エンジンには極力ストレスをかけずにスムーズに伸びがあるデーターを基本に味付けを行いインストールしています。

最終確認ではOBDⅡコネクターから車両情報を専用の機材を用いて読み込み、アイドル全閉位置学習、 スロットル全閉位置学習及びアイドル吸入空気量学習、空燃比学習クリアさせて基礎学習をしています。
その後は最新式のデーターロガーを車載して、実走行でインストールしたプログラム内容と実際の内容に相違がないかまで確認した後 初めて作業が終わります。

人の考え 物の考えは様々です。 どれが良いとか間違いとかは選ぶ人が決めたらいいだけですが、僕は責任あるPROとして全ての作業を請けています。
たとえば今回のZ34フェアレディZ 新車価格は500万円オーバーです。
そんなにも高価な車両の作業をお請けして、パーツつけて作業完成 確認もろくにせず、はいOK!なんて、そんな仕事デイトナには出来ません。

ステアリングを交換したらしたでOBDⅡから車両情報読み込んで、SRSエアバック系統にエラーが出ていないかイチイチ確認しますし、ECM書き換えも同じでエラーを拾っていないか確認します。 先にも書いたように、当然のことながらA/F(空燃比)やノッキングが出ていないかまで自分の目や耳で確認しています。

先日、雑誌屋サンの取材の際にこのような話したら
「へ~ 時代に逆行していますね!」
って通販やネットオークションでお手軽気分が渦巻くこの世に、担当者は嫌味なんかではなく本当に絶滅品種でも見たかのごとく驚いた様子で話していました。

だけど僕にしてみたら、
「安い車ならまだしも、500万円もする車に良く解らないパーツつけたり、何の確認もせずにパーツだけつけて乗るほうが恐ろしいわ」
と真剣に思っているわけですので、周りからは「オリジナルECMやダンパーも通販したらいいじゃんか」とアドバイスをもらいながらも、自分で確認するまでは仕事が終わらないと言う強い意思がある為、なかなか商売として効率よく出来ない自分がいながらも

「あ~本当にデイトナに来てよかったです」

って倉敷のオーナーさんに言っていただけた、その1言で「最高に良い仕事が出来た!」と満足する喜びを励みにしている不器用な「やまもと」なのでした。














取材




久しぶりに雑誌の取材をうけました。
三栄書房の「オプション」と言うチューニング系自動車雑誌です。

僕の持論は

「デイトナがしている仕事はチューニングと言う言葉では収まることが出来ない、もっともっと大きな、例えばその後のオーナーの人生にもかかわるほどの仕事をしている。 
だから、デイトナの仕事はチューニングではなくZと言う車を愛する人生設計 つまりはライフプランナーなんだ」

と、完全に独自路線で営業しているデイトナですが、
口の上手な担当営業マンに

「大人のスポーツカーブランド フェアレディZを熱く語ってほしい!」

と言われましたので、このコンセプトには大いに共感した漢「やまもと」二つ返事で了承しました(笑)


九州ではまず右に出るものはいないトップクラスの写真家と言われる「ニシキヨ」さんとも久しぶりに一緒にお仕事が出来て、僕のカメラでは見ることが出来ないような良い写真をたくさん撮ってもらいました。

前日には福岡上空を台風が通過すると言う、決して良い撮影条件ではありませんでしたが、僕も久しぶりの取材と言うこともあり終日ハイテンションで無事トラブルも無く取材を終えました。

9月26日発売のオプション11月号 フェアレディZ小冊子に掲載されます。
今回はイケパン ノーミ Z33 ver nismo号と幸さんのz34 ver nismo?号 の2台がデイトナからエントリーです。

カラーリングが派手なチューニングカーが沢山集まっている紙面に、ノーマル然とした車が2台並ぶある意味 異様な光景が思い描かれますが(笑)

デイトナが提案するのは「カッコいい大人のスポーツカー、フェアレディZ」
僕やオーナーさんの熱い想いが全国に羽ばたくと良いなと思う「やまもと」なのでした。

胸 高鳴る・・・


先月、憧れに憧れ 夢にまで見た念願のSACLAMサイレンサーを手に入れた「おがわ」さん。
本日はSACLAMの増し締め点検の作業ついでに、エンジンオイル交換をご依頼いただきました。
勿論、「やまもと」が10年来使い続け惚れているMOTUL300V POWER Racing 5w30を指名買いです!

Z34乗りのオーナーさん 皆が同じことに悩まされていますが、この時期油温上昇の恐怖にヒヤヒヤしながらドライブするのは車にもドライバーにも相当なストレスになりますので、大容量オイルパンを導入して発熱温度を分散させるか、若しくはある程度の温度上昇は割り切ってエンジンオイルを短いライフで交換してパフォーマンスの良い所だけ使い続けていくか。 
その考え方はそれぞれですが、どちらにせよサクラム装着車両特有の悩みになりそうですが、
高周波サウンドを聞きながら気分よく高回転までエンジン回転を上げアクセルを踏む限り、いつまでたっても油温上昇との戦いは続いてしまいそうです(笑)

作業が終わって雑談していたら「モナコミラーが気になっています」
と声をかけてもらえましたので、せっかくなので実際にリアルカーボンとシルバーカーボンをミラー位置に持って行き、車外から見える様子をご自身の目で確かめてもらいました。
「おがわ」さんのブリリアントホワイトパールのZ34に装着したモデルは、1400Rのブルーミラーを採用したシルバーカーボンのモナコミラーでした。

きっと明日の朝 車に乗り込もうとするとき
フロントガラス越しに見える、シルバーカーボンで輝くモナコミラーを見るたびに、
「うわ~ 俺 とうとう買ってしまった~ 俺最高だ!」って、SACLAMサイレンサー買ったときのようにドキドキする「おがわ」さんが目に浮かびます(笑)

ちなみに、ここだけの話ですが「やまもと」は、いまだに自分のZのモナコミラーをみても、あまりのカッコよさに胸がドキンドキンしてしまい、皆さんのモナコとまったく同じものですが「俺のモナコが一番かっこいいんだ」と何故か本気で思い込んでいます(笑)






撮影


今日は東京から友人カメラマンがデイトナの広告撮影の為に、始発便で福岡まで飛んできてくれました。
その友人は僕のカメラの師匠?でもあり、カメラの魅力や写真の楽しさを僕に教えてくれた1人でもあります。
勿論本日も撮影テクニックや構図造り、光と影の使い方等 沢山の使えるテクニックを伝授してもらえました。

彼は僕のBLOGを何時も見てくれていますので、僕の撮影が段々と変わっていることに気が付いています。
「もうそろそろ写真も上達したようなので 次の撮影くらいには僕の出番は無いんじゃないですか?」
なんて、心にもない事を平気で言う辺りが大好きだったりもします(笑)

更に驚くべきは、僕が散々カメラを買おうかどうしようか悩んでいる機種
CANON 5DmarkⅡを来副の数日前に入手したと言う友人

「僕の為に高いカメラを用意してくれてありがとう!」

と言う感謝の気持ちと

「5DmarkⅡなんて要らないでしょ ムダムダ」と散々僕に言っていた友人の言葉が、
実に妙な感覚で僕の心を巡るのでした(笑)

まあ今回は雑誌の広告用の撮影なのですが、広告デザインが決まったらアップしますので是非とも見てください。 
いや~自分で言うのも変ですが「ステキ」ですよ。 はい

使う理由は必ずある


日本のモータースポーツのトップカテゴリーS-GTではnismoや無限のパートナーシップ企業になっているので「MOTUL」のロゴをよく見かけるようになりました。
その日本法人の総責任者である「手島」さんがデイトナに来店してくださいました。

短い時間でしたが、凄く面白い話を聞くことが出来ました。
MOTULが総力を挙げ造っている300Vと、同じくMOTUL×nismoが造るnismoコンペティションオイルとの「差」の話し。
そして、その両者の特徴や開発ストーリー

簡単に書きますと、MOTUL300Vはオイル屋MOTULが「最高だ」と思えるオイル
nismoコンペティションオイルは、nismoがエンジン開発等の経験から得たノウハウを元にnismoが「最も欲しい」オイル
この違いが一番の相違点だそうです。
ちなみに300Vは自然なエステルの香りがしますが、nismo 2108Eには意図的に香りをつけているそうです。 
これはオイルマニアの人に「あ~この匂いって2108Eだ!」と一発で解ってほしいという思いがあるそうですが・・・ 「やまもと」にはやや難易度が高い話しです(笑)
勿論デイトナではこの2種 どちらも使用していますので特徴等は熟知していますが、開発の背景にある話は、実に興味深く楽しく聞くことが出来ました。


話題は変わってMOTUL社の営業スタイルの話しでは、MOTULオイルは「売る」のではなく「使ってもらう」と言う「差」の話し
これは、僕にも物凄く理解が出来たな~
これは我々も全く同じですがMOTUL製品も「どうか買ってください 安くします」
と販売する商材は実はほとんど0なんですね。

まあ、取り扱っている車(オイル)そのものが趣向性高い物と言うのもありますが、その中でも選りすぐりの一流の物ばかりを販売しています。 
「安いから買おう」とMOTULオイルを選ぶ人はいませんが、「値段は高いけど良い物だから問題無い」とか「価格は張るけど、内容を考えると決して高くは無いね」とオイル交換作業をオーダーしてくださるオーナーさんがほとんどです。

ちなみに値段の話になりますが
MOTUL300V 1L3,450円(税抜き)です。
nismo 2108Eは3,900円(税抜き)です。
ディーラーや量販店、ガソリンスタンドで一番安いオイルでオイル交換を頼んだら、300V 1リッターの値段も出せば普通にオイル交換1台分 つまり4Lのオイル交換ができるんじゃないでしょうか?
この差は簡単に理由がつきます 「壊れはしない」商品と「パフォーマンスが高い」商品の「差」

当然、この2つは価格も品質も比較対象にはなりもしませんので無理に売るような真似はしたくない。
だけど、本当の意味でのパフォーマンスの高さをその体で知ることができたら、誰も営業はしなくともオーナーさんの方から商品を求めに来る。
その時の為の、安定した品質であったり供給姿勢であったり、また商品知識であったりすると言う、非常に深いお話しを聞くことができました。

いろんな話をしていたら僕に
「デイトナって屋号は、やはりDAYTONAスピードウェイを意識したものですよね?」

と聞いてきましたので、

「勿論そうですよ 僕は根っからのZファンでして、これ(IMSA300ZXのモデルカー)に惚れて、憧れ デイトナ24時間レースを優勝で飾ることが出来た喜びの思いを自分の店の屋号にしました」 

とお答えすると

「いや~ 確か92年ごろだったかな? 私、海外赴任が多くて 当時、これ(IMSA300ZXのモデルカー)が優勝したレース Daytonaスピードウェイで観戦していたんですよ。 
今日、こちらにお邪魔させていただいて話をしていたら、昔の記憶がよみがえってきましたね!」 

ルート66をバイクを乗せて走った話等 夢のような予想外のお話まで聞くことが出来てお腹一杯になりました(笑)

人はどうかは知りませんが、僕には使うモノ、選ぶモノ 
何か どんな小さな理由でも必ず選ぶワケがあります。 
パフォーマンスが高いのも大切な理由だし
名前が売れているのも理由になるかもしれない 
営業マンが好きだから、と言うのも大切な理由かな

「貴方は全てが解っているんですね 確かな目でモノを見ることが出来る大切な人です」

ってニホンジン離れした「手島」さんが発したその一言が僕の胸に刺さりました。