DAYTONA Ver.nismo Style,



先月の浜名湖イベントで初披露となった新生DAYTONAデモカーは、Ver.nismoのボディキットとDAYTONA GTSフェンダーを装着することでnismoの新しいスタイルを確立していきます。

当初全く新しいMY13バンパーへのチェンジも検討していましたが、僕がロングノーズが大好きであることや、同じMY13モデルでもnismoは外観上の変更が行われなかったことなど 自分の中で幾つかの条件をクリアーしたので思い切ったチャレンジに踏み切りました。
とは言え、そのままポンと装着しても面白くありませんから随所に細工を施し“DAYTONAオリジナル”を僕なりに主張したかったのですが、出来上がってみるとあまりにも地味過ぎて自分でもよくわからない程の仕上がりに、まあ出鼻をくじかれる思いを感じながらも細かな調整を繰り返すことで何とか山本基準はクリアーできました。

今後はこのStyleをベースに、もう少しDAYTONAなりにアピールできるポイントを改善していく予定です。まだまだ良くなる要素は沢山含んでいます。

■nismo ボディキット
DAYTONA Racing GTSフェンダー

■前後バンパー エンブレム部 スムージング
■ボディキット 腰下ペイント
■nismo ハイマウントウイング(純正比+30mm)■GTSダクト、リアnismoダクト 一部ペイント


DAYTONA FacebookページはBLOG一期一へぇで紹介しきれていない画像や情報を沢山公開しています。
Blogと並行して閲覧することで楽しさ倍増です。

Yamamoto Style


DAYTONA-370Z
この車を新車でオーダーした時に、絶対に譲れなかったポイントは『グレーレザーシート』と『7速オートマチック』
本当はボディカラーは『ダークメタルグレー』が良かったのですが、ガンメタと言うとやまもと的センスは関係なく世間一般的に不人気カラー故のリセールバリューの悪さに周りの猛反対にあってしまい、手堅い?『ダイヤモンドブラック』になってしまったというエピソードがあります。

それと『ブレーキ』
譲れなかったポイントの1つとして、ver.Sとver.STグレードに純正装着されているAkebono製 対向ピストンブレーキにはあまり惹かれることはなかったと言う事。
Z33ではBrembo製ブレーキでしたがZ34ではAkebono製に変更になり、しかもVer.Tに比べver.STは約40万円アップになりました。
同時にグレードにより純正ホイールも18⇒19インチへと変更になったりしますから、純粋にブレーキ代金が40万円と言う訳では無いのですが、どうせホイールはスグに20インチへ変更するので純正19インチのメリットは僕には何も感じませんでした。
それだったらver.Tグレードを購入して『どうせなら』と、グレード差額の40万円で僕好みの社外の大型ブレーキでも買おう
と思いながら時は過ぎ・・・

自慢のSportTechnic MONO10 premium RMC 20インチから見えるキャリパーは何時まで経っても、味気のない純正の片押しブレーキキャリパー 非常にカッコが悪い・・
新車購入時に抱いていた『どうせなら』との思いは いつの間にか『機会があれば』へ変わっていったのですね・・・

しかし その機会は突然やってきました。



スーチャーZ33オーナーさんからAP Racingの発注を依頼された時に「今がチャンスだ!」と思い、ドサクサにまぎれてオソロイで(笑)370Z用のAR Racingもオーダー入れておきました。

ディスクローターはスリットで行くつもりでしたが、たまたまこの時期にお預かりしていた有田先生のPorsche911カレラ4S Type997のブレーキをホイールの隙間から覗いてみると、、、  
何とピンホールローター さすがPorscheカッコいい!!
と言う事で僕もスーチャーZ33オーナーさんと同タイプのF,CP7041 6piston 362mmローター R,CP5147 4piston 330mmローターの、ブレーキKITを装着しました。

今の感想は?
ようやく2年越しの課題を征服できた安堵の気持ち
RMC輝くホイールのスポークから、黄色にペイントされた『AP Racing』が誇らしげに顔を覗かせます。
例えばBremboに比べるとAP Racingのブレーキキャリパーって、キャリパー自体に艶もないしお洒落っ気も無いのですが、
何処となく『男っぽい機械さ』みたいな、ツンとしたキャリパーの表情を特に気に入っています。
簡単な言葉で表現しますと、『これでようやく自分Styleの370Zが確立された。』

たまに「やまもとさんって、殆どZに乗らないんでしょ?」なんて言われちゃうこともあるのですが、全然そんなことなく皆さんと同じですよ。
通勤にも買い物にも遊びにも使いますし、modifyをすることにおいては誰よりも自分が一番楽しんでいますよ。
久しぶりに『デモカーの話』の更新で、気分的に自分がデイトナの顧客になったような錯覚が起きていますが(笑)

370Zオーナー『やまもと』なのでした。

■AP RACING 6 Piston Caliper (CP7041) 
2Piece Cross-Drilled / Slotted Rotors (362mm) 

■AP RACING 4 Piston Caliper (CP5147) 
2Piece Cross-Drilled / Slotted Rotors(330mm) 

・キャリパーカラーは黒/黄文字 赤/黒文字 よりお選びいただけます。
・ディスクローターは、スリット スリット/ピンホール よりお選びいただけます。
・KITには、キャリパー、ローター、ディスクパット、取り付けブラケット以外に、BFグッドリッジ製ステンレスメッシュホースも付いています。
・為替の影響で販売価格の変動があります。

幻の逸品



通常ナンバープレートについているステンレス製の6角頭のボルトは、自動車を登録する際に所轄の陸運局から無料で頂けるステンレス製のボルトを付けていることが多いです。
最近では6角ボルトの頭に付けるキャップや盗難防止形状のボルトもよく見かけますが、僕が選んだのはM6 TITTANキャップボルト それも焼き入りでした。

最初ボルトを取り寄せた時はグレー色の無垢の状態でしたが、あまりにも地味すぎて誰も僕のナンバーボルトがTITTANとは気がついてくれませんでしたので、一発でTITTANと誰もが気がつくTITTANならではの色が欲しくなり、僕がバーナーで焼きを入れグラデーションカラーにしてみました。
実は既製品の焼き入りTITTANボルトも多数存在しますが、形状や色合いが好きになれずに態々TITTANの部材屋さんからM6キャップボルトとワッシャーを取り寄せました。
僕が焼き入れをし出来あがったボルトは、さすがに細かなパーツですので思ったようには色がつきませんでしたが、まあ普通のボルトよりも見た目も良いので僕なりにまあ満足しています。

同じように福岡カスタムカーショーで展示したパールのZ33ロードスターのサトダさん。
彼の愛車にはド派手なTITTANコーティングリムのブラックフリートV810を履いていますので絶対にTITTANボルトは似合うと思い
「ナンバーボルトもTITTANだったらカッコいいやんか」
とススメてみると
「自分で焼きを入れてみます」
と僕の横でバーナーでボルトを炙り無垢のボルトを自分色に染めていました。

今回TITTANボルトは全部で10本オーダーしました。1台3本使用しますからこの時点で残り4本しか残っていません。
すると 
山口県からZ34のO氏がDAYTONA sports ECMのインストールでご来店。
作業の待ち時間に僕のZ34を見ていたらO氏はTITTANナンバーボルトに気がつき

「あの チタンのナンバーボルト カッコが良いので欲しいんですけど」

僕は自分が焼いたTITTANボルトに気がついてくれたのも嬉しいし、それをカッコいいと言ってもらえたのも非常に嬉しい!
当然ながらラスト4本のTITTANボルトは3本を僕が焼きを入れてO氏のZ34へ装着しました。

こんなチョットした小物でも「俺流」のコダワリある物を装着したいし、チョットした物でも人から「良いねっ」て言われると無性にうれしくなっちゃいますよね。
それが僕の手で焼きを入れ自分の好みにあわせたものですから、特別思いが強かったのかもしれません。

■DAYTONA Racing TITTAN M6ボルト 
まぼろしの逸品





SAMCO INDUCTION HOSE KIT



先月SAMCOクーラントホースに交換したZ34デモカーですが、今月はインテークパイプもSAMCOへ交換してみました。

過給圧をかけて走るターボ車両と自然吸気車両ではインテークパイプに求めるものが違うので、ターボ車のようにホース本体の膨張等は心配することはないのですが、やはり純正パイプではパイプ内部の無数の凸凹が抵抗になってるんじゃないだろうかと気になったり、かと言ってアルミ製インテークパイプではエンジンルームの熱をそのままパイプに伝わり吸気温度が無意味に上昇したりで、結局のところ吸気温度の変化を気にならずパイプ内部の抵抗も最小限のSAMCO製インダクションホースが最善なのかなとラジエターホースに続きインテークパイプも同メーカー製を選んでみました。

注意して見ると インダクションパイプのホースバンドもGTクランプへ交換している辺りが「ナイス!」と自分では思っていますが、普通は純正バンドを外して再利用しても全然問題ないと思います(笑)

■SAMCO INDUCTION HOSE KIT 
for VG30DETT・・・¥46,200
for VQ35DE・・・¥23,100
for VQ35HR・・・¥40,950
for VQ37VHR・・・¥39,900

DAYTONA Racing Z34フェアレディZ 牽引フック(TRACTION HOOKS )

発売以来 大変人気があるデイトナオリジナルパーツの定番商品 メッキ仕様の牽引フックです。ボールロックタイプですので走行中ブラブラ動くことも有りませんので安心して装着できるのも人気のポイントです。

取り付け方法に正しい姿とか、間違った姿はありませんが、大体皆さんフックを稼働させた時に輪が水平になるように取り付ける方が多く一般的?な感じです。 僕も同じつけ方でした。
ところが何となくデモカーZ34見てると 通常とは90度向きを変えて装着したらどんなだろうか?と思いはじめてチョチョイとワッカの角度を変えてみましたが、やってみると実はこっちの方が雰囲気良いように自分で思えてきて、なんだか適当にやっておきながら大変気に入ってしまいました(笑)



ほんの少しだけ、「通常」と違うことをやって カッコよく(気に入って)なって自分だけが無邪気に喜ぶ。

僕の場合 車=仕事 になりすぎていて、少し忘れかけていた車遊びの原点=楽しさ=結局自己満足 に戻った気になって、またそんな忘れかけていたことにも、たったこれだけの事で気が付いて 今日は?今日も?1日中ご機嫌さんな「やまもと」なのでした。


ウンウン やっぱ この角度がカッコイイです。

■Z34フェアレディZ 牽引フック(TRACTION HOOKS )¥19,950

SAMCO SPORTクーラントホースKIT

1カ月待って、やっとSAMCOラジエターホースが入庫してきました。
顧客さんにオーダー頂きましたのでデモカー用のホースも同時発注。 僕は無難なサムコブルーをチョイスしましたので1カ月で商品が届きましたが、顧客さんは特注カラーをチョイスしましたので、さらに1ヶ月後の納入予定です。

Z34の場合 オーダーした商品だけでしたらアッパー、ロアーホースの2点だけしか来ませんが、僕の場合それにあわせラジエターサブタンクのホースも同じサムコホースにやり替えてみました。
これだけでもボンネットを開けると色鮮やかなSAMCOホースが堂々と出迎えてくれるエンジンルームに変身し今までの印象とはまた違います。

それだけではなくVQエンジンは冷却水の圧力が強いので、純正ホースでは長いラジエターホースの膨張や逆に高温時にホースの潰れが発生してしまいますが、SAMCOシリコンホースは3層構造の為熱膨張にも大変強くドレスアップだけではなく実用面でも大変優れた性能を持っています。

段々と気温も高くなり始めました。
夏のオーバーヒート対策には同時にスーパークーラントへの入れ替えもおススメします。




■SAMCO SPORTクーラントホースfor Z34 ¥21,000(アッパー、ロアーSET)

バッテリー上がりにご用心



社団法人・日本自動車連盟
通称JAFのトラブルランキングによりますと、ダントツ1位は「バッテリー上がり」だそうです。
僕もお客さん達には「いざ という時にバッテリーがあがったら絶対に困るから、コマめに交換しようね」と言ってはいるのですが・・・

ある朝のお話

雨が降ったり、雪が降ったりの悪天候でしたので、1週間ほどDAYTONA Z34は自宅待機していました。
天気も回復してきましたし週末なんで来客も多いだろうと思いましたので、「さてさて今日はZ34に乗って出社しよう!」と張り切って車に乗り込みスターターボタンを押しエンジン スタート!!  ブヲンッッ~♪



のはずが・・・


キュルッ  


キュルッ   


キュル   ボッン♪   ボボボボボボボボボ~♪



汗・・・  
ギリギリセーフでエンジンは始動したものの、物凄くバッテリー上がりかけているな・・・・


クソックソッ
何だ!この野郎!!  この車 新車だぞ!!! どうなってんだ!
とは思ったものの、もしかしたらルームランプが点いていたり何か僕の不注意があったのかもしれないし、少し様子を見ようとこの日は久しぶりのZ34に乗って出社しました。

この日もたくさんの方がデイトナに来てくれました。
来客の多い1日はとても短く感じるものです。

今日もいろんな人に会えることができたよな~
いろんな話が楽しかったよな~
なんて思いながら1日は終わり、最後に数名の顧客さんが居残っていましたので一斉に解散しようと顧客さん達は車を移動し、愛車の暖気をしながらDAYTONA Z34の横で立ち話をしています。

さてさてデイトナ号も移動しようと車に乗り込みエンジンスタート!

すると・・・


キュルッ



キュルッ



キュルッ


キュル  



スカッ♪



皆が見ている前でバッテリー上がり・・・


顧客さん達も不思議そうな顔して

A氏「あの~ バッテリー駄目っぽくないですか?」

B氏「とても新車と思えませんね(笑)」

C氏「山本さん いろんな意味でちょっとヤバいですよ」


とても恥ずかしい! 非常に屈辱的だ!!!
くそ! 俺の車は新車なんだぞ!!! 納車後10か月の7000kmだぞ これはクレームだ!!

と思いながら日産の担当営業マンにTEL

すると返ってきた回答がこれまたユニーク

日「山本さん 申し訳ない  色々調べてみましたが新車でもバッテリーは特別扱いで、保証は3ヶ月なんですよ 特価でお出ししますから勘弁してください」

なんだ なんだ  なんでバッテリーが3カ月保証なんだよ。
アフター物だったら2~3年保証なのに、新車のバッテリーってとりあえず動かすだけのバッテリーってことか クソックソッ(泣)

もうこれ以上言っても仕方がりませんので、今はパナソニックのカオスにしようかボッシュの新型バッテリーを入れるかネットを見ながら悩んでいる「やまもと」なのでした(笑)。   

Zoom Engineering エクストラブルーワイドミラー


特に左後ろの三角窓が見難く後方視界の悪いZ34フェアレディZですが、最近良い方法を見つけ出しました。

1つは純正シートでは大きなヘッドレストが邪魔になるため三角窓が見難いので、RECAROシートへの変更。 つい先日、Z34 ver nismoの運転席、助手席のシートをRECARO SR-Ⅵ ASMへ変更しましたが、RECAROシートはヘッドレストが薄いので、ただそれだけで三角窓を見ることが出来、不思議と純正シートでは見ることが出来なかった窓もやっと本来の窓の役目を果たした感で、自分の眼で窓を見ることが出来るだけでも十分に安心できる材料になりました。

もう1つはミラーの大型化。 と言っても、ただでさえ大きなZ34のドアミラーをこれ以上大きくしてもカッコワルイだけですが、ミラーを大きく見えるように もう少し解りやすく言うと曲面ミラーにすることにより、より広くミラーに写すことが出来ます。 つまりは死角も出来にくく後方視界もある程度は確保できると言うことです。
それに加え酸化コーティングを施したミラー色鮮やかなブルーに輝き愛車のワンポイントファッションにも一役買ってくれそうです。

当然ながら「やまもと」もエクストラワイドのミラーを装着しています。
最初は曲面ミラーに慣れないので距離感がつかめませんでしたが、今では距離感もつかめて車庫入れがずいぶんと楽になりましたし、特に天気がいい日には思いっきりブルーに輝くミラーには「いかにも良い部品に交換してるぞ」と思わせる所が、実は自分なりに一番に気に入っている箇所であったりします(笑)

■Zoom Engineering エクストラブルーワイドミラー
Z32~Z34 全車10,500円
取り付けは両面テープで張るだけで簡単です。

DAYTONA Racing 62Φ 電子BIGスロットル





DAYTONA Z34はIMPUL ハイパワーコントロールユニット単体をいれています。
 
IMPULのwebサイトを見ても分かるようにECU単体での販売とBIGスロットルとのSET販売の物があります。 ECU本体は同一のものですが、個人的には「やはりBIGスロットルとの組み合わせで100を狙う商品なのかな?」と思いながらも、試験的にまずはECU単体をチョイスしていました。
ところが、ECU単体でも驚くほどの変化を味わうことができIMPULの営業開発担当者が僕に話してくれていたようにIMPULハイパワーコントロールユニットではVQ37VHR特有のVVELがより一層生きてくる 乗ってみて説明の意味が理解できましたが実際VVELが生き生きとした印象を受け、正直な話 ECU単体で既に100を超えているのでは?と言うのが感想でした。

そうなってくると当初考えていた「100に近づくためのBIGスロットル」と、なんとなく「やれやれ」と思える物の見方から、実は「150に行く為のBIGスロットル」と期待と希望に満ちあふれた事になってしまいIMPUハイパワーコントロールユニットを装着した日から丁度40日後にBIGスロットルを装着することにしました。

さすがにBIGスロットルだけで150になったと書くのは少々大げさとは思いますが、VVELの効き始め3500rpmからの加速感が「タマラナイ」 豪快に加速していくその感は1.5t級の大型スポーツカーだということを忘れさせてくれ楽しい 本当に楽しいフェアレディZを感じさせてくれ気分は150以上 
僕はDAYTONA Z34に乗って心の底から楽しんでいます。


■DAYTONA Racing Z33、Z34フェアレディZ BIGスロットル 
VQ35HR/VQ37VHR 
60φ⇒62φ 左右SET 純正下取り価格 73,500円(税込) 基本技術料12,600円(吸入急器量学習処理含む)

BILLION レーシング パワステ タンク


走行中のパワーステアリングオイルの温度がどの程度まで上昇しているのかはあまり知られていない事でして、アイドリング時で50度程度 普段の街乗りなら80度程度で問題はない範囲です。 
しかしワインディングや都市高速道で少しスポーツ走行をしただけでも結構な温度まで上昇しているようで、走行後にボンネットを開けZ33.Z34純正採用の半透明パワーステアリングタンクを見ると、今にも吹き返す勢いでオイルが廻っているのを見たことがある方も多いと思います。 この時で大体100度程度です。
走行中でしたらもっと高いでしょうから。。。 パワステオイルは結構な温度まで上がっています。

Z33の時はnismoが大型パワーステアリングクーラーを販売していましたので、そちらに変更しているお客さんも多く、やはり皆さんパワーステアリングオイルの温度上昇からくるステアリングフィールの悪化を嫌っている様子でした。
残念ながらZ34は現時点ではnismoのクーリングユニットはありません。

前々から興味があったBILLION レーシングPSタンクの仕組みを見て これならパワーステアリングオイルの温度が上昇しても、ある程度は抑えることができるのではなかろうかと思いまして早速取り寄せ 取り付けを行いました。
商品の構造はいたってシンプル
温度が上がって気泡が混じったパワーステアリングオイルを、タンク内の外周路を通し泡とオイルを分離し、オイルだけをタンク内のオイルパンに落とすというやり方です。 気泡が温度上昇をさせ、フィーリングの悪化となる原因です。
その原因を取り除くということです。


デイトナの近くにある小さなダムまで試乗に行きました。
小さな道路は切り返しが多くパワステには物凄く負荷がかかり、今回のようなTESTには持って来いのコースです。
ステアリングを切り返して切り返して いつもだったら熱ダレで「ダル」になりそうな時にも、しっかりとしたステアリングインフォメーションがその効果を立証してくれているようでした。

僕がお勧めしたいのは 特に初期型のZ33です。
何となく安定性がないステアリングが恐ろしいほどに一定の軽さになり 非常に効果があり間違いなく体で感じ取れます。

■BILLION レーシングパワーステアリングタンク BRPS-N04 
定価 23,100円

もっとレスポンスを良くしたい・・・

DAYTONA Z34号もそろそろECUの交換を行おうと企画しました。

先月の東京出張で得た有力な情報もあわせて自分なりのベストな選択肢を考えていますが、特に電子スロットル系の制御はVQ35HRから特殊なものになっていて、どうもZ34の場合はVVELがその運動性能を左右しハイスロットル化が難しいようです。

あるECUメーカーからは「恐らくZ34ではハイスロは無理」とまで言われてしまい、あのモッサ~感が消えてしまわないとはと肩を落としていました。。。
そこで、ひとまずは今までのZ33で得たDAYTONAなりの常識、ノウハウを一旦リセットし「プライベートショップ」の製品だけではなく「チューナーズ・ブランド」の製品も視野に入れ純粋に客観的に考えることにしました。

悩むに悩んで、来る日も来る日も各メーカー担当者と連絡を取り、メーカーが考えるVQ37VHRの方向性や現状のプログラムや仕様というのを聞き 僕の欲しい情報やZ34に望む姿とどこまで近いのかを自分なりに考え、 またそれら全てを聞きだし、あるメーカーの思いと僕の考えが一致し納得したその瞬間 今までどのメーカーのチューニングECUを使うか悩むに悩んでいた自分の気持ちは固まりました。

※画像はZ34 イグニッションオン時のオープニングのメーター演出です。

Z34 カスタム開始

会う人会う人に聞かれます

「Z34型 フェアレディZって良いですか?」

答えは意外に難しく、機関や内装の質感等はさすが最新の物だけあって申し分ないと思っていますが、
ノーマルの外観が気に入らなく、どうしても返事に困っていました。
あの前上がりに見える牙のように見えるフロントバンパーデザインも嫌いでした。
パッと想像しても、このままローダウンしたからと言ってカッコ良くなるのか不安に思っていました。

が・・・

先月より予約を入れているビルシュタイン製オーダーメイド車高調 エナペタルETS KITがようやく製品版として完成したと言うことで、急ぎで送ってもらいました。


ビルシュタインETS KIT TYPE HA
バネレート フロント8K リア7k
基本ダウン量は-30mm



まずは指定の状態で組み込んでみます。
ダウン幅はまだまだありますので、今後車高のSETは決めていきます。


まずはノーマル
ホイールも純正18インチです。



次に30mmローダウン
明らかに車高が低くなりました。 前上がりに見えるバンパーも、そこまで目立たなくなってきました。


Z33に付けていた手持ちの20インチのホイールを装着してみました。
これはカッコいい
雑誌なんか見てたら、「Z34へはZ33サイズは装着できない」とか「フロント9.5jj オフセット+40」と情報があると思ったら、別の情報誌では「9.5jj 10.5jj オフセット+25」等 てんでバラバラの情報でした。

このくらいローダウンするのでしたら、リアなんて10.5jj オフセット0は余裕で入りそうです。

もう少し様子を見ながら煮詰めていきたいと思います。

はい


■エナペタル オーダーメイド車高調
ビルシュタインダンパー ETS KIT TYPE HA
バネレート フロント 8kg/m リア7kg/m 
ダウン量  フロント-30m リア-25~40mm
定価 304,500円 (基本技術料 21,000円)

※1本1本 完全オーダーメイドの為 納期が2週間ほどかかります。




Z34 フェアレディZ

納車されてから1週間
たった4日で1000kmを走りナラシを終えた途端、ここ2,3日は家に直帰
今度はまったく乗らなくなった「やまもと」です。

熊本にも2度行きました。
北九州、別府にも行きました。 
高速道やワインディング、街中 Z33ロードスターで走った場面を同じような感覚で走ってみました。

まず。。。

後ろが見えない・・・ 
まったく見えない。。。
高速道などを下り、離合する場面 ミラーを見ながらも後方確認で振り向くと、こんな感じに見えます。
デビュー当初から思っていましたが、ヘッドレストが大きすぎです。
それと三角窓が小さすぎ。 まったく見えないです。。。 はい


これは慣れの問題ですが、Z34フェアレディZからはインテリジェントキーになりました。 鍵を持っているだけでドアも開くしエンジンも始動できる便利な鍵です。
しかしながら人間側が付いていけてない為に、未だにエンジン停止時に右手で鍵を探す始末です。
まあ、これは慣れだけですので問題ありませんが。

素晴らしく進歩したものとしてエンジンやミッション以外には純正HDDナビ

処理速度やガイダンスも素晴らしいし、HDDと言えばミュージックサーバーも搭載です。 画面はタッチパネルで、空調も画面上で操作できます。
これは凄く使いやすいし、日産とは思えない?新しい装備です。
普通の社外品より全然良いんじゃないですかね?

そして、、、

今日見つけました。
フロントバンパーに飛び石傷・・・(泣)
ナラシでは高速道を多用したので仕方がない  しかし悲しい・・・

エンジンも3000rpmからの中速域が伸びがあるし、ATミッションもそこそこ繋がりが良い。 シャーシやダンパーも剛性がありステアリングインフォメーションもキチンとしてるし、回頭性も非常にいいと思います。 Z33でもそうでしたが、片押しブレーキ(STD、verT)でも制動能力は素晴らしいものがあります。
スタイリングは好き嫌いあるでしょうが、メカニカル面では当然新しい車だけあって良いものだらけです。
アフターパーツはマダマダ開発が進んでいないようで、出揃うまではすごく時間がかかりそうですが、今後の展開が楽しめそうな「Z34フェアレディZ」なのでした。



ナラシの旅


納車から3日
毎晩、仕事が終わると高速道に乗って「ナラシ」をしてます。
お陰で「高速代は高いし燃料代は高いし、遅くまで走るんで眠い」と助手席で小言を言われながらも、何とか750km走りました。
1日250kmです。
 
とりあえず1000kmは「ナラシ」をしようと思っていましたので、計算から行くと今晩で目標達成です。
その前にオイル交換をしました。 その作業1つでも時代の流れと言うか、進化と言いますか変化を感じ取ることができます。
 
Z32時代ではオイルパンむき出し。 オイルエレメントもむき出し。
Z33時代ではオイルパン一部むき出し。 オイルエレメントはアンダーカバー内
Z34時代ではオイルパンもフィルターもアンダーカバー内

たったオイル交換1つでもネジ15本近く外さないと作業できません。
まあ大した手間ではありませんので、、、


サスペンションメンバーやサブフレーム等はアルミフレームになっています。
Z33ともまた違った作りです。
驚くべきはリアマフラー 中間パイプはバイクレベルの細さ 大型パイプにしてもパワーUPは望めないようなデーターもあるようですが、この辺りは部品が揃いだしてから検討しましょう。

燃費は今のところ9km/1L位 高速で3000rpmキープですので、ボチボチ燃費が良いです。
ブレーキやハンドリングもいい感触です。

さてさて 今晩封印が解けるのでしょうか?


オーリンズのその後

先日「レポートしますね」等と書いておきながら、約1カ月以上の放置 さすがです山本さん。 と嫌みの電話が顧客さんからかかってきました。。
僕としては「良い商品よ」と簡単に終わらせることもできないので、1ヶ月間という時間をかけてきっちりと乗り味を確かめたかったんですよ。 と我ながら素晴らしい言い訳をしてBLOGを書くのでした・・・


さてさて
1か月のTESTでは、街中、通勤、高速、超高速、ワインディングとサーキット走行以外のステージを試走しました。
・DAYTONAデモ車 フェアレディZ ロードスターにてTEST
・減衰力はオーリンズ推奨値(ワインディング F,7クリック戻し R,10クリック戻し) 
・車高もオーリンズ推奨値(-25mmダウン)
・タイヤホイールはワーク製シュバートSC1 / ミシュラン パイロットスポーツPS2 F/20インチ 245/30R20 R/21インチ 255/30R21 

・初乗りの感想
元々DAYTONAデモ車にはビルシュタインBSS KITという高性能ダンパーが付いていましたので、オーリンズに変更したららと言って極端に何かが変わったようには思いません。 しかし全体的に少しだけ硬いような印象を感じました。 ピロアッパーマウントの影響かもしれません。

・街乗りでの感想
突き上げ感も、底つき感も無く上々です。
特にリア足の動きがビルシュタインに比べると沈み込みも滑らかでトラクション方向のセッティングになっているようで乗っていて気持ちいいです。 ですがリアは21インチのホイールで重量もそれなりにありますので、バタつき防止の意味も含めてもう少し減衰力を絞っても良いような気もします。
逆にフロントは、少し「ヒョコヒョコ」動くような印象が見受けられます。 こちらは減衰力を2クリックほど緩めて、もう少しソフトにした方が乗りやすいかもしれません。


・高速道での感想
基本的には良いのですが、やはりリア周りのバタつきやロールの大きさが目立ちます。 フロントは問題ないようです。
特にスラロームでは腰砕けのように感じます。 
TEST車両はロードスターなのでクーペに比べ+100kgの重量増の為、特にロールが大きいようです。 クーペだったら問題ないかも。
Fは丁度いい感じです。 何の問題もありません

・今は・・・
若干の微調整で、個々にあった理想的な状態に持って行けそうです。
バネも落ち着いたようで、車高が最初にSETした時に比べフロント3mm リアは5mmほどダウンしてきました。 
減衰力はF,R共に7クリック戻しで使用しています。 ずいぶん良くなり僕好みになりました。
Fは減衰力を2クリック緩めましたがソフトすぎるようです。
2クリック締めると今度は硬すぎ。 オールマイティに使うなら7クリック戻しがベターでした。

というのが僕の感想、意見です。

純正からのステップアップ 他メーカー品からのステップアップとして、今回の「オーリンズDFVダンパーKIT」は値段に見合った高性能ダンパーシステムと思います。
純正の足回りはそこそこ固くパッと乗るとスポーティっぽい気もしますが、乗れば乗るほどボロが出るといいますか。。。  バタつきが酷くて「ただ硬いだけの足回り」と、ほとんどのオーナーさんは感じているようです。
その点オーリンズダンパーでしたら硬さも軟さもある程度は調整できますので、自分好みの足回りを作るのが可能です。


・想像してみましょう
週末のドライブで阿蘇の綺麗な山並みを走る貴方がいます。
3.5LのパワフルなフェアレディZはグングンとワインディングを駆け抜けていきます。
高速コーナーでロール量が大きいかなと気がつき始めました「う~ん 少しフロントが弱いかな」と車を停めボンネットを開けアブソーバー上部にあるアジャスターで調整し走り出す。

減衰力を絞って硬くなったショックアブソーバーからは先ほどまでとは違う確かなステアリングの応答性を感じています。
「今度はリアが弱いかも」と思い再び車を停めリアホイールの隙間から手を伸ばしアブソーバー下部のアジャスターを「カチッカチッ」と、音と僅かな振動で確認しながらダイヤルを回す。
そして走り出す。

色付き始めた阿蘇の山々に秋の訪れを肌で感じながら大自然の中を走るのでした。。。


そしてこれを読んだ方は無性にオーリンズが欲しくなり、デイトナまで走るのでした(笑)


■価格
●ショック単体 \218,400 (本体価格 \208,000)
●スプリングレスキット \260,400 (本体価格 \248,000)
●コンプリートキット \323,400 (本体価格 \308,000)

■スペック
          Front              Rear
メインスプリング 10kgf/200mm ID65   7kgf/240mm ID98
基準車高(純正比) 約20mm DOWN    約20mm DOWN
全長調整範囲 上記基準に±15mm     上記基準に±15mm
« 前ページ