Z33後期 バイキセノン ヘットライト

デイトナ顧客のM氏よりTEL

「ライトのプラスチックレンズがくすんで暗いんだよね。新品に交換しようと思うけど、どうせだったら後期ライトに変更したいけど高いかな?」

とご相談を受けました。

前期、後期ではライトデザインは大幅に異なりますが、意外に価格は同じなんですよね。
但し、車体側ハーネスカプラーが前期、後期ではピン数が違いカプラーオンとはいきませんので、組み換えが必要になります。
ですがご安心を デイトナでは実績が多いので難無く作業できます。


今付いている前期ライト
長年 雨にあたり、風にあたり、お日様にあたり
黄色くくすみ シミのようなものが浮き出ています。
コンパウンド等で磨いて一時くすみを取ることはできますが、また直ぐにくすみが出ます。
最終的には交換するしか綺麗にする方法はありません。


新品と中古?
前期と後期
本来クリアーなレンズが変色している様子が分かると思います。


後期ライトへ交換
前期との相違点はライトの目玉が大きくなり、ハイビーム側もキセノンです。
そしてスモール点灯で4つのLED(ドット)がオレンジに光ります。


完成です
M氏と雑談していたら「毎日デイトナのBLOG見てるから 更新楽しみにしているよ」と嬉しい言葉をいただきました。

今後もなるべくサボらず更新していきますね!
ありがとうございました


デュアルフローパスバルブ ショックアブソーバ・・・再入庫



盆前に日産純正デュアルフローパス ショックアブソーバーの交換をしてくださったT氏に「増し締め点検」の為 再入庫をお願いしました。
お盆休みで遠方まで出かけたと言うこともあり、すでに1500km程度走ったと言うことで丁度いいあたりも付いたころでしょうから、このタイミングで再点検を行いました。

DAYTONAでは足廻りに限った話ではありませんが、エンジン等の重整備を行った車両やダンパー類を購入してくださったお客様、ブッシュ類を交換してくれたお客様等 ある程度バラした車両は極力「再点検 増し締め点検」を行うようにしています。
目安は1ヶ月1000km程度で再入庫、再点検のお願いをしています。
これはデイトナで手を加えた車両に安全に安心してお乗りいただくためのサービス作業です。 

何の問題もなく点検は終了しましたが、再入庫の目的は「増し締め点検」だけではなく「感想」や「ご意見」を聞くためのものでもあります。
「○■が凄く良かった」とか「思ったよりも△だった」など・・・
貴重なご意見を伺う時間でもあり、もっともっとDAYTONAが「質」の高い仕事をしていくための生の意見を聞くことができる勉強の時間でもあると考えています。

そうそう、ミノルインターナショナルのスーパーブレーキフルード
僕の熱心なセールスでブレーキフルードの交換作業を入れていただきましたが、この感想が面白かった。
ブレーキタッチにシビアなT氏の想像以上に感触が良く「正直 オイルだけでこれほどまでに変化が出るとは思わなかった。」
そして
「このオイル あまりにも良いので僕のほうからお勧めしたいくらいですよ。」
と逆にセールスされるほど好感触の結果で互いに大満足でした。

「やまもと」は一生懸命 お客さんが喜んでくれるよう今日も明日も頑張ります!


もっとレスポンスを良くしたい・・・

DAYTONA Z34号もそろそろECUの交換を行おうと企画しました。

先月の東京出張で得た有力な情報もあわせて自分なりのベストな選択肢を考えていますが、特に電子スロットル系の制御はVQ35HRから特殊なものになっていて、どうもZ34の場合はVVELがその運動性能を左右しハイスロットル化が難しいようです。

あるECUメーカーからは「恐らくZ34ではハイスロは無理」とまで言われてしまい、あのモッサ~感が消えてしまわないとはと肩を落としていました。。。
そこで、ひとまずは今までのZ33で得たDAYTONAなりの常識、ノウハウを一旦リセットし「プライベートショップ」の製品だけではなく「チューナーズ・ブランド」の製品も視野に入れ純粋に客観的に考えることにしました。

悩むに悩んで、来る日も来る日も各メーカー担当者と連絡を取り、メーカーが考えるVQ37VHRの方向性や現状のプログラムや仕様というのを聞き 僕の欲しい情報やZ34に望む姿とどこまで近いのかを自分なりに考え、 またそれら全てを聞きだし、あるメーカーの思いと僕の考えが一致し納得したその瞬間 今までどのメーカーのチューニングECUを使うか悩むに悩んでいた自分の気持ちは固まりました。

※画像はZ34 イグニッションオン時のオープニングのメーター演出です。

McGard:ナンバープレートロック

ナンバープレートに被せる半透明のカバーが何でも装着禁止になったとかで、「違反になるくらいだったら外しましょう」と取り外しています。

道路交通法上ではカバーを外すだけで良いのですが、今度はナンバーの留めネジを交換したいと言ってこられるお客様が数名いらっしゃいました。
確かに過去数件 ナンバープレートの盗難の被害にあわれた顧客さんもいますので、用心のため特殊なネジに交換しておくのもいいかもしれません。
ナンバープレートが盗難されると再発行はできないわ、顛末書(始末書)は提出しないといけないわ、もう一度陸運局でナンバーをつけないといけないわで、何にも良い事はありませんので、面倒なことになりたくなければ自己防衛が必要です。

セキュリティシステムもMcGard:ナンバープレートロックも同じですが、「何で泥棒のために俺がお金出さないといけないんだ!」と皆さん口をそろえて言っていますが、万が一 盗難にあった場合は無駄な時間、無駄な費用、悲しい気持ちも自分に降りかかってしまいますので、そうならない為のセキュリティなんですよ。結局は自分を守るということですよ と案内しています。

■ McGard ナンバープレートロック
  定価3,675円

BILLION スーパーブレーキフルード

ブレーキフルードやクラッチフルードを交換するサイクルはどの程度で考えていますか?
1年? 2年? 記憶にない??
一般的には車検毎交換が普通で、中には3か月毎交換の顧客さんもおられます。
よくよく考えればエンジンオイルの管理不足で故障が起きたとしましても、エンジンストップで済む話なのでしょうが、ことブレーキトラブルに関しては車が止まらない=重大事故も起こりえる訳でして、身の安全を考えますとある程度の水準でブレーキフルードの管理をしたいところであります。

DAYTONAではミノルインターナショナルBILLIONのスーパーブレーキフルード DOT規格なし 1L 4500円をメインで使用しています。

一般的なブレーキフルードとの値段差が1,500円程度しかありませんので、僕としても非常にお勧めしやすい価格なのですが、このスーパーブレーキフルードの素晴らしいところはブレーキのフェードが起きるドライ沸点、ウエット沸点がスポーツレーシングオイルと同レベルでありながら、ライフは通常のDOT4フルード並みという相反する点が特に素晴らしいと僕は常々絶賛しています。

一般的にブレーキフルードは水分を吸収しやすい特性があり、完全レース用など高沸点のフルードの場合 特に水分を吸いやすいためライフが短いというのがパターンでした。
ところがBILLIONスーパーブレーキフルードは相反する特性を見事にクリアーし、また目で見てフルードの汚れ具合が分かるようにとオイル自体に薄いブルーの着色までしています。 これで濁りが出てきたら一発で解ります。
そしてブレーキペダルのタッチをより良い物にすべく、ベースオイルの粘土を徹底研究し「カチッ」と踏み応え有るフィーリングを実現しています。

もしかしますと人によってはオーバークオリティと思われる商品かもしれませんが、フェアレディZのような重量級スポーツカーには高い次元での制動性能を求めるのも当然のことではないでしょうか? 
個人的な見解ですが 今のところ、BILLIONスーパーブレーキフルードを使わない理由がどうしても見つかりません。

■ BILLION スーパーブレーキフルード BBF-01
ドライ沸点330℃
1%ウエット沸点283℃

定価 4,725円/1リッター (基本技術料 5,250円 マスタータンクオイル抜き換え、4輪エアー抜き込) 



Z33フェアレディZ  デュアルフローパスバルブ ショックアブソーバー

「スーパーノーマル」
以前 ある車が題材の漫画で出てきた造語。 
主人公が操る車をチューニングしていくのですが、過激な改造はせずにノーマルの良い部分のみをどんどん伸ばしていくチューニングを手掛けるチューナーの言葉でした。
僕がフェアレディZに求める姿や手掛ける仕事など・・・ 
今も昔も基本的な考え方として僕も「スーパーノーマル」を基本として考えていますので、大変共感した漫画でした。

今回入庫してくださったお客様も、きっと「スーパーノーマル」を求めデイトナにやってきたのではないのかなと思います。
294PSモデルのZ33 走行距離は5万キロ程度ですが「常に良い状態のフェアレディZに乗りたい」ということでDAYTONAに相談いただきました。
基本的には少しくたびれているであろう純正ダンパーASSY交換の行いたいということでしたが、社外品の利用ではなく日産純正かチューナーズブランドを望まれているようでした。
Z33純正ダンパーは大きく分けて3パターンあります。
・前期純正(普通のアブソーバー)
・中~後期純正(デュアルフロートパス)
・ver nismo専用(スポーツダンパー)
全てのZに全ての商品を取り付けることができます。 価格はほぼ全て同じです。

色々話し合った結果 少しでも硬くなるのは避けたいということでしたので、
現車に装着されている294PSモデルより純正採用された日産純正の「デュアルフローパスバルブ・ショックアブソーバー」に決定し、同じ商品への交換とのオーダーをいただきました。
フェアレディZが持つ運動性能を最大に引き出して、ドライブを楽しみたい。
そして「ダンパー=消耗品」と割り切ったキチンとした知識を持つオーナーさんですから、いくら純正部品とは言え新品の良い状態というのを本気で感じてくれていて、逆に悪い部分もを感じることも出来る。 真剣にフェアレディと向かいあっています。
当然、僕も全力でサポートさせていただきました。



現車の車高等を計測した後、純正ダンパーを外していきます。
同時にスプリングも純正新品へ交換するので外します。



ダンパーは4本とも外傷?はありませんでした。
しかしブッシュは・・・ 右が新品 左は5万キロ
組み込み時には特殊グリースを塗ってブッシュの滑りを良くします。特にリアは下手に組むとアッパーマウントブッシュの「キュッキュッ音」が出やすいので、入念に作業を行います。


新品部品です。
Z33は後期型からデュアルフロートーパス まあオーリンズのDFVと考え方は同じです。
強いエネルギーがダンパーへ入力された時はバルブから力を逃がし急激な突き上げをさせない微振動吸収ダンパーです。


フロントのテンションロッドブッシュです。
下の方が切れています。 Zに限った話ではありませんが、それだけストレスがかかっている箇所という証拠です。
少し前よりテンションロッドブッシュの切れが発生しているZ33を見るようになってきました。 当然交換です。


純正部品ではブッシュ単品の設定がありませんのでアームASSYで交換します。
残念ながらnismoの強化ブッシュもありませんので純正新品か社外品(アーム調整式ピロ形状)への変更です。



確実に1本1本ネジを締め各部点検しながら新しいダンパーユニットを組んでいきます。命を吹き込むといえば大げさかもしれませんが、僕がダンパー交換をするときに一番嬉しくなる瞬間です。


組みあがると軽く試運転して異常がないかを点検します。通常でしたらここで終わりですが、オーナー氏の希望もあり1G状態でのネジの締め直しを行いました。
これはデイトナでは足回りを全バラしたときなどには必ず行いますが、ブッシュの位置って必ずしも適正箇所で締められてはいないと僕は考えています。
例えば 車両静止状態を0として沈んだときがプラス 伸びたときはマイナスとします。
あるアームは0で組み込まれ 別のアームはマイナス2 また別のアームはプラス1であったりします。 新車の状態でも完全に全てが0ということはなく、前後左右である程度はバラバラに組み込まれています。 それらブッシュ(関節)を一度緩めて0の状態を作り、締めなおしていくと言う作業です。
ショックアブソーバーのネジをはじめ、各部アームに付いているブッシュの数 フロントだけで10箇所 リアは18箇所 計28箇所あります。
それら全てを0にあわせます。 車の程度にもより異なりますが、こちらの車両は4mm上がりました。以前作業を行った別の車では1G組み込みする前と後では車高が7mmも下がりました。 
車高が下がることもあるし上がることもありますが、1G組み込みが基本 適正値です。
1つのブッシュも無理させることなく0から動いてくれます。  
特にローダウンした車両は1G状態が純正とは明らかに異なりアーム類がバンザイしていますので、そういった意味では1G組み込みの効果は高いと思います。
2時間程度で作業は出来ますので、興味ありましたら問い合わせください。


最後に4輪アライメント調整を行います。今度はブッシュではなくタイヤの位置関係の最適化です。
最後の最後にトルクレンチで全てのネジを締めなおし終了です。

納車して1週間 オーナー氏と電話で連絡取りました。
休みの日に宮崎は「高千穂」までドライブに行ってきたそうですが、4輪がきちんと接地していてコーナーリングも凄くスムーズだと驚かれていました。
ブレーキング時もテンションロッドブッシュが新品ですので、ステアリングに伝わる微振動も皆無でとても気持ちよく走れた。と感激したとのコメントを頂きました。

ある夏の日の夜
常に万全な状態に整備された愛車のZでドライブに出かけ、いつものワインディングロードを駆け抜けていく。まるで自分の手のようにも足のようにも感じ、意のままに動かすことができる。
ほんの1㎜の違いも感じ取ることができる体中のセンサーが、今日の路面の凹凸をステアリングから通じて感じ取ることができる。
ギアを落とし少しアクセルを踏み込み加速してみよう。
さっきまで聞こえていたカーオーディオの音は風の音にかき消され、今はただただ自然の風を感じている。 今日もZとのドライブはどこまでも「ワクワク感」が消えない。
V型6気筒の独特なエキゾーストノートが夜の山々に響き渡る。 キセノンライトで照らされたコーナーを1つ また1つクリアーしていくたびに、どんどんテンションが上がっていく。 時間が経つのも忘れて夢中でドライブした。 何かに吸い込まれそうなほどに。。。
嬉しくて仕方がない 楽しくて仕方がない ドキドキして仕方がない
「もしかして恋にも似た感覚かな」と考えているとルームミラーに写る自分の顔が少年の頃のように無邪気に笑っていた。

DAYTONAは、そんな真面目なZが大好きで そんな感性豊かなオーナーさんを応援しています。

■日産純正 ショックアブソーバー @12,600円~
■日産純正 スプリング @7,660円~
ダンパーユニット基本交換工賃 26,250円~
1G組み込み基本工賃 19,950円~
4輪アライメント測定、調整 26,250円

写真撮影

東京在住の友人のカメラマンが「福岡に仕事に行くから、何かあるならついでに写真撮るよ」ってメールくれたので、今朝8時に福岡空港まで友人を迎えに行き、そのまま博多の森レベルファイブ スタジアムに直行し撮影を行いました。



彼に写真を撮ってもらうと、どれも素敵な作品ばかりで、いつもホームページや年賀状などに使っています。 PC内のフォルダにある彼が撮ってくれた画像を見ても、どれもこれもいい写真です。
最近は自分でも少しは写真を撮れる様になりたいと思い出し、数ヶ月前にデジイチなる物を購入し日々作業風景などをカメラに収めていますが、僕は面倒くさいのは嫌いで取扱説明書も見たことありませんので、基本もできておらず写真撮影は決まってオートモード 周りからは「何のためにデジイチ買ったんですか?」と言われていると友人に伝えると、これも「ついで」だからと友人カメラマンがカメラの基本を教えてくれました。



今日はこれを覚えました。
「絞り」が異なる2枚の画像
背景の時計の見え方がまったく違います。それと明るさも異なる。
こんな機能は使ったこともありませんでしたので「やまもと」はこれだけでも感動しました(笑)

その他にもピントの合わせ方なども伝授してもらえました。

そうそう 良い写真に必要なのは「腕」では無いそうです。
まずは「アングル」
そして「お金」らしいです(笑)
良い写真は「レンズ」と「三脚」が必要らしく、「最近はカメラ自体の性能が非常に優れていますから、腕の差なんてありませんよ」と言っていましたが。。。
いやいや そんなはず無いやろ・・・



沢山写真は撮りましたが、特に良い感じで撮れた物です。
黒いZ34と白く大きな柱
オレンジのZ33と緑いっぱいの森林
雰囲気出てるな~って作品

そして積載車
これ物凄く気に入ってます。
トラックのフロントガラスに緑が映りこんでいる様子なんかは最高です。
友人カメラマンに
「積載車を望遠レンズで撮影している人なんてはじめて見たよ」と笑われてしまいましたが。

これからは、もう少しだけ良い写真が撮れる気がしている「やまもと」でした。

今月末くらいにはHPを若干リニューアルしますので、本日カメラマンが撮影した画像はそちらで使いますので、よかったら見てください。