高まる環境


12月にBILSTEIN BSSダンパーを組み込んだオーナーさんよりRECAROシートへの交換依頼をいただきました。。
RECARO SR-7Fをベースにショルダー部にノンスリップサポート、REDステッチが効いたASM横浜モデルを両席に装着しました。
SR-6に比べショルダーの圧迫感が少ないこと またFモデルということもありサイドサポートをフラット化していることもあり、
バケットシートのホールド性はそのままにしながら普段使いも苦にならない優しい形状をしています。

弱点は、RECARO純正シートレールを使うとドア側にオフセットされてしまうこと。 そして、シートポジションが高くなってしまうこと。
せっかく最高級のドライビングシートを装着しながらも、肝心のドライビングポジションの悪化は最大の難点かつ弱点です。
今回は、僕がもっとも信頼をおいているレールメーカーのパーツを用いて最適のポジションになるよう組み込みました。


後期モデルには純正採用されたLEDテールランプも装着しました。
今ではオプション装着品であるハーフスモークLEDテールレンズよりも、何故か?高価な純正LEDテールレンズですが、
変わらない雰囲気の中に、僅かな変化をもたらしてくれる赤テールをチョイスです!


帰り間際に次回のModifyが決定しました。
2012年もDAYTONA CARBON×Leather コンビネーションステアリングホイールが大人気です!


オンリーワン


最初の出会いはデイトナオンラインショップでした。
DAYTONA TRACTION HOOKS選んでいただいたことをきっかけにご来店いただき、年末までにはDAYTONA Sports ECM、ローダウンスプリング、RAYS CE28 19インチを装着。
そして今月 ブレーキ廻りのカスタマイズを行いました。


Z34 VerS純正のアケボノキャリパーをベースにオリジナルカラー、オリジナルロゴへ変更。
ディスクローターもノーマルをベースにドリルド/6カーブドスリット形状へ変更です。

全てのデザイン、パーツチョイスはオーナーさん自ら行ったものですが、それでも完成した愛車を目の当たりにすると『うわ~ 想像通り  いや、想像以上の出来栄えだ!!』って大満足。
その喜ぶ姿を一番最初に一番近くで見せてもらえる我々も大満足。
オーナーの中に明確なビジョンがあったからこそそれを形とし成し得る事が出来た技で、例えばキャリパーの色1つ変更しただけでも、その完成形は大きく変わっていたことでしょう。

2度、3度 いや・・ もっと 
人から見れば小さな事かもしれませんが、拘りがある施工になればなるほど互いに細かな打ち合わせが度々必要になりますが、このようなオリジナル仕様は完成してしまうと満足感は高いものになります。

勿論、全てはDAYTONAが手がけましたのでペイントやマッチングを含めた完成度はバツグン。
オーナーさんとのコラボレーションモデルであり、単なるPartsではなく作品ともいうべきオンリーワンが出来上がりました。


大切なのは『中身』です。



DAYTONA Sports ECM PackBで入庫してきた21年式のZ34フェアレディZです。
この日新車3年目で迎える初回車検が完了し、その足で福岡まで来てくれたということでしたが、まだ若いオーナーが書いた受付票をみて驚いてしましました。
年齢・・・22歳!!
『ってことは19歳の時からフェアレディZに乗ってるの?』と聞いたら
「はい 僕は16歳の時から仕事をしています。 3年間ガムシャラに働いて19歳になった時 頭金300万円を持って新車を買いに行きました」と言うんですね。
「でもZ33を買おうか Z34を買おうか 当時はまだ悩んでいました。 ある日 地元の日産ディーラーにデビューしたばかりのZ34が展示してあってそれを見に行ったんです。
店長と思われるような方が接客してくれたのですが・・・
“こがんなクルマは医者か弁護士しか買えんバイ”って、全く相手にしてもらえなくて・・・。 くそっ悔しい! 絶対にこのクルマを買ってやる!って思ったんです」

結果として、その後新車のZ34を手に入れ今に至るわけで、その販売店では2台目となる新型フェアレディZの納車には19歳の若者が現れたという。 
その「医者か弁護士しか買えない」って言っていた店長さんは逆立ちしただろうなって笑いながらお話ししました。


次はDFV OHLINSを検討しているというオーナーさん。
額面上の数字は確かに「高」ではありますが、金額以上の楽しみがギュウギュウに詰まっているってこと それこそ今乗ってるフェアレディZと同じじゃないかな?
支払った金額以上の楽しみや喜びが必ずあったはずです。
車やパーツ 難しいメカ的スペックも確かに重要ですが、感性こそが最大の力なり    表向きの数字では表すことが不可能な楽しみが待っていますよ。


DAYTONA Sports ECM for 370Z


山本QUALITY


12月中旬にオーダーいただいていたステアリングが一気に3本仕上がりました。
今回は3本ともブラックカーボン/ブラックレザーの2×2パターンのオーダーでしたが、先日案内した3×3パターンのステアリングも人気急上昇中です。

1本1本すべて完全手作業での加工ということもあり、以前は60日ほど製作納期をいただいていました。
しかし個人的にはもっともっと納期を短縮したかったので、納期を短縮できる『中国』の生産工場とのルートを去年開拓しました。
サンプルで2SETほどステアリングを作ってもらいましたが、どうしても僕が希望するデザインとは少し 本当に少しだけ違うんです。
これは指示してどうにかなる問題ではなく、半ば諦める必要があるくらいの細かな事でした。それとカラーカーボンの制作ができない。
だけど納期は現在の半分 約20日で仕上がります。
納期短縮は相当魅力的でしたが、残念ながら中国企業とのやり取りは、その1回で中止し、今も日本で日本の職人がステアリングを作っています。

だけど、その経験をふまえ大きく1歩前進したこともありました。
それは製品クオリティはそのままに肝心の納期を大幅に短縮できたということ。 
DAYTONAではステアリングパターンが2×2か3×3で、ある程度『型』が決まっていますので、工場側としては毎回毎回細かな打ち合わせが必要になりませんので製作がやりやすいということが大きな要因になりました。
勿論、相当数の発注があるからこそ実現できたことです。 今現在の納期は約25日です。

今回仕上がった3本中1本は海の向こうへ旅立ちます。
『山本のQUALITYが大変魅力だ!』って為替水準が今までにない円高にもかかわらず品質最優先ということでオーダーくれました。 
このステアリングは本日中にEMSを使いU.Sへ送ります。

DAYTONA カーボン×レザー コンビネーションステアリングホイール





EIBACH Pro-Stabilizer


DFV OHLINSダンパーを装着しローダウンするフェアレディZを数多く手がけてきました。
多くのオーナーは『快適性は十二分に確保しつつもルックス良くローダウンしたい』と考える方が大半です。
フェアレディZがスペシャリティスポーツクーペである以上、またスポーツドライブを楽しめるために「ある程度」の硬さは許されても、ガチガチの足回りはナンセンスであるためです。

例えば街中での40km/h 高速での100km/h 同じ車体に同じドライバーが乗り同じように走らせても、スピードレンジが大きく変わればその印象もまた大きく変化し、速度が高くなるほどゆっくりと動くロール量が気になることもあります。
『ロール量をもう少し減らしたい しかし、これ以上バネや減衰力を硬くするのは嫌だ』
その『もう少し』を改善するための方法は幾通りもあります。
しかし、車体への極度のストレスをかけるであろうハイレートスプリングへの変更や、今以上に減衰力を絞ってロールを抑制する事は極力避けたいと言うオーナー。
そこで真っ先に思い浮かんだのはスタビライザーの交換でした。


国内外のメーカーが販売をしているスタビライザーを調べて見ましたが、意外と調整機能が備わっている商品は少なく、その中でも今回使用したアイバッハ製スタビライザーはフロント2段、リア3段調整ができますので選んで見ました。
パイプ径は画像で見るよりも実際は更に違いを感じますが、フロント26mm→32mm リア24.4mm→29mm 勿論純正ブッシュは使えませんので、ウレタンブッシュも同時交換です。



とは言えスタビライザーに限った話ではありませんが、「大きく」するとか「強化」するとかが大切なわけではなく、今のサスペンション 今のオーナーさんのドライビング=好みにマッチさせる事が最も大切であって、装着→ハイ終わりでは効果の半分も試すことはできません。
そういった意味では前後共に調整機能を持つスタビライザーのアドバンテージが高い=好みに合わせやすい=おすすめしやすい となります。 

まずは前後共にソフトレートで設定して見ました。 フロント側は場合によってはハードに振るかもしれません。 また、ダンパーの減衰力は基準値以下まで落としました。
足を動かしながらも左右への動きを抑制する 今僕が考える理想的なダンパーセットが現れていると思います。




かけがえのない時間


久しぶりの登場です!
K作さんのZ32 メンテナンス入庫でした。

・パワーステアリングポンプ交換
・NGK イリジウムプラグ交換
・フロント マルチリンクサスペンション アッパーアーム交換
・メインスプリング アイバッハ社→ハイパーコイル社へ変更及びバネレート変更
・4輪アライメント調整

ざっと上記のメニューでルーティーンメンテナンスです。
今現在の予定では、今年8月の車検で一旦Z32フェアレディZを降り、新しいパートナーを見つける“予定”ではありますが『その時までは大切に気持ちよく乗っていたい』と言うK作さんの気持ちを第一に考え、普段通りの作業に着手しました。
例えばメンテナンスを最低限で抑えあと7ヶ月走らせる方法はいくらでもあります。 極端な話 ここまでメンテンス状況が良いK作Z32でしたら、ガソリンだけを入れていたら何のトラブルも無く7ヶ月走ることは・・・ 何の問題もなく可能です。
多少のアバタには目をつむる・・そんな方法も選択としては『あり』なのですが、決してそれを選ばないK作さん。  
最後の最後の日まで『完璧』なZ32フェアレディZを走らせたい想い 
8年前にZ32と出会い、今までの時間、思い出を噛み締めるように。。。

それはK作さんにしか見えないstory
同時に寄り添える僕たちのstoryまで輝かせてもらえるような気がします。

素材を活かせ




E89オーナーさんからの依頼で純正ステアリングをアルカンターラへ張替え加工を行いました。
先に装着していたend.c.c アルカンターラ ミラーカバーやBMWPerformance アルカンターラシフトノブ
どのパーツとも同化できるようにアルカンターラ素材を使ったステアリングです。
またステアリングの縫い糸は2色使用しMステッチ化を行い、これぞカスタマイズBMW!って雰囲気が良いですよね。


POGGIPOLINI(ポジポリーニ) チタニウムホイールボルト
WRC,フォーミュラー1にも多く使用されているイタリアのボルト&ナットメーカーです。
Ti-6AI-4Vチタン合金 比重は鉄の6割程度の重量かつアルミの6倍以上の強度を持つ、軍事、宇宙開発でも使用されているチタン合金を贅沢にもホイールボルトへと成型しています。
1本あたりの重量はなんと35g 
但し、金額はそれなりでございまして、ホイールボルト20本で176,400円と値段は張ります。
しかしながら、それに見合う運動性能の向上と“ポジポリーニ”を装着したという満足感から逆算しますと生まれてくるのは快感か?
そう考えると、見た目の数字の割には高い買い物ではないのかもしれませんね!

■TheDAYTONA アルカンターラステアリング E89
■POGGIPOLINI TITANホイールボルト 

さあ、第二章の幕開けです。




この週末は2012年に入り始めての週末ということもあり、福岡県内外より沢山のオーナーさんが年始の挨拶?に遊びに来てくれました。

そのなかでも山陽地方よりSportsデーターへのバージョンUPに来てくれたZ34オーナーのO川さん 
本当に久しぶりのご来店でした。
今まではDAYTONA Sports ECMの中のミドルクラス ハイレスポンスプランをインストールして楽しんでもらっていましたが、走行距離も5万キロ目前ということもあり、
イリジウムスパークプラグ、エアフィルター等の消耗部品の交換と共に、ECMデータも燃料、トリミングMAPまでTuningを施したSportsデーターへとアップデートし、これからはじまる新たなステージ。
第2章の幕開けです。

気になりながらもなかなかメンテナンスのために使う時間をとることができないほど多忙をきわめていたO川さんでしたが、
同時に行ったメンテナンス後は「これで安心した、気持ちがいい!」と本当にスッキリしたご様子。

今までとはひと味違う聞きなれないEXサウンドや、確実に手に入れたエンジンパワー ダイナミックな走りをますます楽しんでください。


DAYTONA Sports ECM PacKB for 370Z

空間を作り出す為に、時を超えてやってきた!




前々からフォグランプの増設を希望されていたCKV36オーナーさん。
とは言え、このご時世 なっかなか好みのフォグランプを選べるほど豊富には揃ってないんですよね。
オーナーさんからの条件として
・バンパー両脇にマウント
・プロジェクターFOG
・HID ディスチャージライト
本当になかなか見つかりませんでしたが、なんとか探し当ててきました。
CIBIE ウォスキセノンフォグランプがこの商品です。

70mmのプロジェクターレンズよりHIDが照らされ も~う完璧にオーナーさんのリクエスト通りです。
ただ1点だけ言わせてもらいますと、取り付けが大変・・・。
運転席側のバンパー裏側には巨大なウインドウウォッシャータンクがドンと構えており、バンパーのダミーメッシュとのクリアランスは20mm程度。
対するCIBIE ウォスキセノンフォグランプは全長153mm レンズの部分を差し引いても120mmはバンパー奥側に引っ込みますので、やはり現状では装着は無理。
ウインドウウォッシャータンクを移設できないか・・・ 考えをめぐらせ、めぐらせ、悩み・・・
「ハッ!」
パッといいアイデアが浮かんできました。

これが悩める大人のお助けパーツ

実はこれ、昭和45年前後の日産車に標準で装着されていたウインドウウォッシャータンクなんです。
別名『カンガルー式ウォッシャータンク』とも呼ばれているアイテム。
日産純正部品ですので当然ながら耐久性を含む品質には何の問題もありませんし、配管、配線を繋ぎ直すと何の問題もなくウォッシャーは作動します。

欲しいものは確実に手に入れる。
しかし見た目の美観や実用性も含めて失うものも妥協する点もあきらめることも何も無い。
これぞオトナのチューニングの見本と言っても過言ではないような作業でした。 

今頃はスイスかな? 沢山の土産話をお待ちしておりますね!



今年の「初」は・・・  maroonさん よろしくお願いします。


以前40thAnniversaryを選んだ理由の1つとして
『ガンメタ色の純正ホイールが特に気に入ってます! エアロパーツは装着してもホイールを交換することは“まず”無いと思います。』
とおっしゃっておられましたが、その “まず”無い と思われたアルミホイールの交換に踏み切ったのが2011年11月
日々ガン細胞の研究をされているmaroonさんですが、ご自身の物欲細胞までは完全に究明できないようで、
時として口から発する事と、心が発する事では内容が全く異なることもあるようです。

それはそれは何も嘆くことではありません。 時間が経つと考えが変わることもあるんです。
全くもって悪いことではありません。 わかり易い言葉で表すと「変化」と言うんです。「変化」を恐れたり否定してはいけません。変化がもたらすのは歓びです、存分に楽しみましょう。(笑)

まずは何はともあれ見てください!
40thAnniversaryを最高にバランスよく美しくローダウンして、これほど距離をあけながらも純正REDキャリパーやTE37SLのREDバッジ それにRAYS軽量ナットのREDがキレイにワンポイントアクセントとしてキマってます!
全佐賀県民が泣きます!

だからとてもmaroonさんのご家族とは信じられないような美人の奥様と、めちゃくちゃ可愛らしい子どもたちと一緒に写った写真入り年賀状に 
『今年はあんまりおだてんどいてください・・・・・買いすぎます』
な~んて、あたかも自制心ジミタことを書いてきても・・・  僕に言わせると「ムダなこと」
そんなネガティブな考えは2012年は捨て、さぁ今こそ本能のままに全てを解き放ちましょう!! (笑)

2012年は、そんなますますカッコイイmaroonさんの記事からスタートします! 


DAYTONA CARBON×Leatherコンビネーションステアリングホイール
非常に好評頂いておりますが、maroonさんのステアリングでは少しアソビゴコロも+してデザインしてみました。
これまでの上下CARBON 左右Leatherの2×2パターン形状から、3×3パターン形状にカスタムを行い、Leatherはアルカンターラを使用しました。
アルカンターラといえばステッチは当然ながら×××のヨーロピアンステッチを採用。
とてもムードあるステアリングを造ってみました。

今月には合わせてデザインしたシフトノブ、シフトブーツも完成しますので楽しみでなりません・・・ よね?

さて本日よりDAYTONAは営業いたします。
2012年も皆様とお会いできることを楽しみにしております。 どうぞ 本年もよろしくお願いいたします!