Z Car Fiestaより戻りました。


過去に1、2度ほど、Z Car Fiestaへお邪魔させていただいたことはありますが、自車での参加は今回が初めてとなりました。

会場は、日産自動車追浜工場GRANDRIVE 以前はテストコースとして使用されていたようですが、現在では今回のようなイベントやCM等で使用する事が大半とのこと。
とはいえ、普段使用していない施設とは思えないほど手入れが行き届いており、素人ながらに用途がイベント用では勿体無いような気にさえなります。



この日集まってくださった、日産自動車の開発陣 テストドライバーさんが同乗走行に使用するnismo Z
なんと7-8台用意されており、今回は全然当てはまる話ではありませんが、ある所にはあるなー。と。。


こちらの車
なんと本物のnismo Zテストカーだそうで、カモフラージュされたラッピングがなんとなく素敵です。


10月のつま恋以来に会う面々は、それはそれで気さくな友のような交流で、雑談が絶えません。
逆に本当に久しぶりに再会を果たした、シルバーのZ32を操る横浜の湾岸暴走族 溝田大先輩とは、雑談は雑談でも腰痛について長々と語り合いました(笑)


コース上ではグループ別で、テストコースを走行する事が許されており、旅の記念ではありませんが一走りしてきました。


ミーティングルームでは、基準車とnismoの相違点や、開発ストーリーなど。 とてもカタログやネット情報では得ることのできない、大変貴重な情報を得ることができました。
最後は質疑応答。

「なぜnismoにはMT車が用意されなかったのだろうか?」

と、僕は質問をしました。

要約すると、現状のマニュアルミッションでは、nismoが叩き出す420馬力という許容値を超えている。ということ。
トランスミッションを新開発すると言っても、費用は並大抵ではない。
もう1つは、たとえ420馬力のMT車が完成したところで、405馬力のATトランスミッションの基準車の方が速い。
それはnismoでは許されないと思う。
大きくはこの2点が理由でした。





黒い箇所は、よりブラック 透明な箇所は、よりクリアーに。


常連さんの愛車 CKV36スカイラインクーペ。
STILLENスーパーチャージャーを搭載し、楽に500馬力をマークする個体ですが、その出力を楽しもうと思うと市街地ではなく高速道。
つまりは、飛び石傷が”それなり”に発生してしまいます。


飛び石によるダメージは塗膜を割り下地にまで達するため、スーパーブラックで覆われた塗装面の所々に下地(グレー)が見えるので、余計にダメージが大きく見えてしまいます。
そのため、今回はボンネットフード、フロントフェンダー、サイドスカート左右の補修塗装を行うことにしました。


本来ならば、塗装完了後にプロテクションフィルム等の施工を行ったほうが良いのですが、フルラッピングともなれば100万円を下りませんので一部を除く国産車の場合コストパフォーマンスが悪く、
正直な話 ダメージを絶対に負いたくない箇所以外は都度補修を行ったほうが良いかもしれません。
今回は、塗装補修後に鏡面加工及び塗膜保護を兼ね、ガラスコーティングを行っています。


スカイラインクーペは、フロントガラスへプロテクションフィルム"P-shield"を施工しました。
僕も自車へ月に2回も飛び石を食らい、それ以降は”絶対に割りたくない”車へプロテクションフィルムの施工を行いましたが、残念ながらP-shieldの発売前でしたので、ホント少しだけの違和感があります。
その点、Pshieldは透明度も高く、ゆらぎが皆無ですので、違和感どころか貼っていることさえも言われなきゃ判らないレベルですのでストレスフリー。
かっ飛ばし派のオーナーさんだけでなく、対UV紫外線対策にも効果的なほか、フィルム自体に撥水能力もありますので、室内外に保護にも大変役立ちます。

追浜へ向け輸送開始。


今週末開催のZ Car Fiesta 2023。
プロトスペックは12月2日に開催されるnismoフェスティバルへ輸送するため、Z Car Fiestaへは黒RZ34テストカーで参加しようと思っていました。
ところが、イベント〜イベントまでの1週間 DAYTONAプロトスペックを保管する用意が出来ましたので、どちらのイベントへもプロトスペックで参加することとなりました。
金曜日に都内でプロトをピックアップして、横浜を経由し追浜へ向かい、存分に楽しんできます。

与えられた燃料を完全に燃やす。


Hitachi Automotive │ イグニッションコイル - nissan フェアレディZ Z32
この最近、エンジン廻りの修理/調整で入庫してくるZ32オーナーさんへ、ほぼお声がけをしているのがイグニッションコイルの交換。
目で見て摩耗のわかるプラグは交換しても、イグニッションコイルは見た目では何もわかりませんから、継続して使用し続けている方も多いのです。
もちろん、多少の能力は落ちるにせよ”仕事”をしてくれているうちは交換の必要もありませんが、寿命は10万キロと言われるコイルは”仕事量”が気が付かないうちに低下しています。

例えば、今週は特に気温が急激に下がり始めましたが、エンジンコンピュータは水温と連動してクランキング時に燃料増加を指示します。
どことなく完全燃焼していないかのような初爆 2-30秒してから、ようやくリズミカルにファーストアイドルが上昇してゆくZ32が非常に多いです。
俗に言う不完全燃焼にあたります。
大前提にスパークプラグの好状態は必須ですが、Z32へ搭載されているVG30エンジンはメンテナンス性の悪さにも非常に定評があり、正直な話”診る”位なら”交換”したほうが、後々のためであり、作業の手間は同じです。
と、同じようにコイルを外さないことにはスパークプラグへもアクセスできませんので、古いコイルへ戻そうが、新しいコイルへ交換しようが同じ手間ですから、それだけでも交換する価値はあります。

やはり真新しいイグニッションコイルには確かなパワーを感じさせてくれます。
燃料増加時でもモタツキのないスムースなエンジンの回転であったり、エンジンを回して走り出しても妙な谷間は皆無です。 なによりも完全燃焼こそが内燃機エンジンの宿命でもありベストな状態です。
そのような事情もあり、DAYTONAでは古いイグニッションコイルは、いいタイミングでの交換を推奨しています。

夏の疲れが残っていませんか?


GB FAN CLUTCH │ ビスカス・ファンカップリング- nissan フェアレディZ Z32
Z33以降に採用されているラジエター冷却用のファン駆動はモーター式ですが、Z32ではベルト駆動のファンカップリング方式です。
感カップリングの仕組みは面白く、カップリング内部にビスカスオイルを充填しており、オイル粘度により回転速度が変化します。 
アイドリング時(低音)にはファンの騒音を抑えるためにも低速 エンジンが回りだすと高速へと変化します。
意外と盲点的にノーメンテナンス車が多いですが、ファップリングが故障すると手でファンを回そうにも固着してしまい、また主軸にガタがでるとバランスが悪くなりウォーターポンプまで破壊する、扱いを間違えると恐ろしい存在です。

DAYTONAではファンカップリング及びクーリングファンをメインに製造を行うGB社のカップリングを以前より使用していました。
純正より優れた性能で・・・という訳ではありませんが、ターボ/ノンターボの両グレードで使用できるよう調整を行い、また純正品よりも30%ほど価格を抑えて提供することができます。
純正品を購入したと思えば、ほぼほぼ同額でGK Techのハイパフォーマンスファンまで導入することができますので、この夏のDAYTONAではベストセラーアイテムでした。
すっかりと肌寒くなったこの時期にクーリングアイテムをご紹介するのはナンセンスかもしれませんが、春冬の間にコンディションを整え、恐らく灼熱になるであろう来夏へ備えるのも良いかもしれません。

純正品が悪いわけではなく、純正品より優れているサービスアイテム。

車検とリフレッシュを兼ねて、Z32が神奈川県より入庫してきました。


一見、そう悪くないように見えるエンジンルームですが、オイルが僅かに飛び散っている痕跡があるため下回りも確認します。


アンダーカバーを外してみるとご覧の様子。
Z32では、残念ながら見慣れた光景です。



位置的にフロント側カムシールかと思い、タイミングベルトカバーを外すと、このようにオイル漏れの痕跡があります。
最近特に多いわけではないのですが、年式的にタイミングベルトの交換を1度2度は行っている車両が多いのですが、VTCパッキン/カムシャフトシール等には手を付けずに、純粋にタイミングベルト交換のみで作業を完結している場合には、追々このようになるケースが多いです。


また、アイドラーを固定するスタッドボルトにしても、再利用しているケースが多く、経年ストレスにより根本から折れタイミングベルトが脱落し、最悪のケースではエンジンブローも考えられます。


以前なら、タイミングベルト交換=タイミングベルト+アイドラー+テンショナー+ウォーターポンプで完結していた作業でも、ここまで車が古くなれば”もう1ランク上”の整備を行うのは当然ですが、DAYTONAでは更に”もう1技” つまりは部品のそのものアップデートを行い、より確実で より安心できる整備進行を心がけています。

今回の使用部品
DRM(DAYTONA REST&MOD)│VG30 タイミングベルト オーバーホールキット
ARP │ タイミングプーリー スタッドKIT
DRM(DAYTONA REST&MOD) │ アルミニウム バイパスパイプ
GKTech │ ハイパフォーマンスファン
Hitachi Automotive │ イグニッションコイル

感動や興奮 マクラーレン・トラックデイ・ジャパン 2023


有明から富士スピードウェイまで移動しました。
この日はマクラーレン・トラックデイ・ジャパン 2023
マクラーレン60周年のイベントという事もあり145台ものマクラーレンが日本全国より集結し、今やその規模は世界一だそうです。


九州からの遠征組は765LT 2台 720S 2台 600LT 1台 570s 2台 計7台です。


東ゲートよりパドックへ向かうとマクラーレンのアーチが出迎えてくれました。





ピットエリアには往年の名車がずらりと展示されており、セナやF1は日常では見ることはありませんから、ただ見てるだけでも興奮します。 
ただ展示されているだけではなく、”走ってナンボ”の精神で、展示車両までもデモランが行われており、F1に搭載するBMW製12気筒エンジンの音色を富士の長いストレートで聞くこともできました。



僕はと言うと、マクラーレン福岡を運営する永三モータースさんの計らいで、720sをエキスパートクラスで走らせることになりました。
レーシングスーツ必須と言うことで、約20年ぶりに袖を通しました。九州オートポリスをホームコースとして走る765LT/600LTオーナーさんの後追いをし20年ぶりにレーシングコースを走りましたが、昔の感が戻り765LT/600LTをぶち抜くどころか驚くほど普通にしか運転できませんでした笑。 なんとか時速300kmの世界より無事生還です。




レーシングイベントの合間に参加車揃ってのパレードランへも参加しました。


マクラーレンはフェラーリやランボルギーニほど企業も車両登録台数も多くはありませんから、比較的小規模の分類に入るかもしれません。
しかしながら、小さいからこそオーナーとオーナー オーナーと企業の距離が近く、マクラーレンオートモーティブジャパンの正本社長が開会の挨拶で言ってましたが、私たちはファミリーである。と。
事実、イベントも閉幕が近づいてきた頃、僕を含む九州チームで雑談していたところに正本社長が来て、2-30分に渡り僕の横で談笑していました。
ジャパンの代表がオーナーやリテーラーと直に意見交換を行い、時に難しく 時に笑い。 信じられない距離の近さに驚きましたが、今後の取り組み等を含め様々なお話をすることができました。 
名残惜しい気持ちを胸にホテルへ向かいます。
チーム九州は「今夜は誰の部屋で飲む?」で悩んでいました笑



宿泊ホテルは、トラックディのオフィシャルでもあり、レーシングコースの真横に聳え立つ富士スピードウェイホテルbyハイアットです。




ホテルの中は、車好きにはたまらない様々な仕掛けが。
ワッと驚くのは、ホテルの中にレースカーミュージアムがある点でしょう。


僕はコースサイドの眺望を選択(富士山側もあります)


朝の目覚めはクラブマンレーサーのスキール音と、加速してゆくエキゾーストノート。 レース好きにはたまらない客室です。


ホテルの駐車場へ降りると、トラックディの参加者がそのまま宿泊が多く、周り一面マクラーレン。
いくらキチンとしたオーナーさんが多いとはいえ、市場価格は2億円とも言われるセナを自走で来て駐車場へ置いて・・言うのが、これまた凄さを感じます。


さあ、2泊3日の研修ツアーは無事に終わりました。
未来の事も確かに気にはなりますが、それ以前に現在気になっている事も沢山あり、例えば海外や大型展示会などでは無く参加型イベントを体験する事で見えてくる事もあるのではなかろうかとスケジュールを組みました。
何かと色んなことが凄すぎて頭が整理しきれていませんが、願わくばデイトナを利用してくださるオーナーさん達が少しでもカーライフを楽しんでもらえるように、僕たちは今後も精一杯取り組んでいきたいと思います。


未来の自動車の姿 モビリティショー


始発のフライトで東京羽田へ向かい、会場のある東京ビックサイトへ向かいます。
9時頃には到着予定でしたので、アーリーチケットを使い会場へ入ります。


真っ先に向かったのは日産ブース
ハイパーフォースを一番に見ることにしました。


何処かGTーRを連想させるようなポイントがいくつも有り、見ているだけでもワクワクします。
流石にこの状態での市販化はないでしょうが、未来のスポーツカーを想像させてくれました。


ハイパーツアラーは、見ての通り未来型ミニバン
どちらかといえば、この状態に近い形で登場しても良いほどの完成された姿でした。


次に向かったのはメルセデスベンツ。
EQGですが、このまま動くのでは?と思えるほどに細部までの作り込みは美しく、EQGは現状に近い状態で市販されるのではないでしょうか?


トヨタのスポーツコンセプトFTーSeも造り込みが美しく、本当に完成された姿です。
コンセプトカーと言えども、トヨタが作るだけあって本当に完成度が高い印象が有りました。


またトヨタ自動車は先日公開されたセンチュリーSUVや、復刻版ランクル70など 実際に販売を行う車両のプレ展示も並行して行っており、
現在、目前、近未来をバランスし、これこそ見ていても飽きず、想像力を働かせながら食い入るように見ていました。


ホンダも面白く、車ならずホンダジェットを展示。 なんと機内に入れます。


そうそうプライベートジェットに座る機会もありませんので、僕も順番を待って入りました!
何かと比較も出来ませんし、当然ながら小型ジェットなんて今まで乗ったこともありませんので、単にスゲー位しか言葉は出ません。


スゲーと言えば、エアモビリティ 次世代型ドローンも目立ちました。
物流や日常の移動など そう遠くない未来に、人類は自由に空を移動できる日が来るのかもしれません。

モビリティショーは、現実社会に生きながら、現実味のある未来と想像が難しい未来を一度にわかりやすくカタチとして表現を行なっています。
それを見て混乱したりワクワクしたりと、頭が忙しい展示イベントではありますが、それでも夢や感動を与えてもらえた気が僕はしました。
全く新しい自動車社会は目前まで迫っているのかもしれません。


会場を後に、僕は静岡県御殿場市まで移動しました。
別件のイベントは明日ですので、それまで少し休憩です。



なぜか僕の中で御殿場と言えば、”ようかん”で有名な虎屋。
どら焼きと煎茶をいただき早々に宿へと戻り明日に備えます。 今朝は5時起床 明日は6時起床の予定。

明日も天気でいい一日になりますように!


今週の営業についてのお知らせです。


今週の営業についてのお知らせです。

ジャパンモビリティショー及びイベント参加のため、DAYTONA店頭は下記期間を臨時休業とさせていただきます。

11月2日(木)〜 11月5日(日)
※ メール、LINEへの問い合わせに関する返信は11月6日以降となります。

新しい時代の新しい自動車の形を、見て学んで想像して楽しんできます。
特に日産"ハイパーフォース
今までのEVといえば、乗用車の進化版的なルックスが多かったように思いますが、”ハイパーフォース”はシルエットフォーミュラのようにデザインされた究極かつ極端なコンセプトモデルです。
それにM・ベンツにて展示されているEV版Gクラス"EQG"これも見たい。停止状態からモーター駆動をコントロールし180度ターン出来、こちらは現実的な1台となりそうです。

11月4日は富士スピードウェイまで移動して、別事業関連のイベントへ参加してきます。
こちらの方も、ドキドキ ワクワクしています。

それでは行ってきます!