400Z カスタマイズド プロトを見て


先日の東京オートサロンで特別展示されていた400Z カスタマイズド プロト。
サスペンションメンバー付近を撮影しましたが、興味深い数点のヒントがありました。


まず、エグゾースト。
画像加工しプレートを拡大しています。
すでに藤壺技研工業によりJQR審査もパスした証までついているため、このマフラーはそのまま市販されると見ていいでしょう。
2分割されている特徴的なテールエンドです。

次にサスペンションメンバーとデフケース
サスペンションメンバーはおそらくZ34と共通なようで、相変わらず3点支持です。
デフケースはフィン付きであることから欧州モデルをベースに使用されているようですが、推測では市販時にはフィン無しに切り替わると考えています。
またリアデフケースはフィン付きの新形状のもの及びハーネスらしきものが見えます。 今回より採用されるEデフのセンサーであると思います。

とにかく待ち遠しい 新型フェアレディZです。

CKV36スカクーをバブリングしてみた。ノーマルマフラー編

嬉しいことにバブリング動画をアップしてからと言うもの、ほぼ毎日バブリングのお問い合わせを頂戴しています。
その中で、ノーマルマフラーではだめですか? スポーツマフラーでないと鳴きませんか?とお問い合わせをいただきますが、結論から言うとノーマルマフラーでもバブリングします。
しかしながら、バブリング=マフラー内で爆発しているので、ストレート構造に近いマフラーのほうが威力は強いです。
キャタライザーに関しては今回スポーツキャタライザー装着車へ実施していますが、ストレート→ノーマル触媒→スポーツ触媒の順で推奨します。
あまり連続した空ぶかしは発熱の影響もあり、メタルキャタライザーはやや弱いようです。 
また、先日のBLOGでも書きましたが、システム上アクセルOFF時に点火カットが出来ませんので通常MAPの調整を行っています。 特にAT車はクラッチがありませんので、アクセルを離してもエンジン負荷軸が割と高めの領域を読んでいます。
その箇所の点火MAPを意図的に調整すると、今度は逆に走行時にも同じ箇所を読むと都合が悪いので控えめにしています。
高回転域までエンジンを回しアクセルを離すと、通常走行時では読まない領域に落ちてくるため、バブリングしやすいように調整できています。

CKV36スカクーをバブリングしてみた。ノーマルマフラー編


Z34 nismo バブリングしてみた。

Z34 nismo バブリングしてみた。


フェラーリやランボルギーニのように、アクセルを煽るとバランバランと爆発音(バブリング)をZが発したらどんなにカッコいいだろうか?
これはアクセルOFF(非同期時)した際に点火カットされ残った燃料が爆発し出ている音なのです。

Zのもう一つの故郷であるアメリカでは去年辺りからバブリングに関するECMの開発が行われていました。
最初はイマイチだった出来栄えも、コンピューターソフトウェア会社であるUpRevの度重なるアップデートの甲斐もありチューニングZのマストアイテムとなりつつあります。
パワーがあれば有るほど燃料もドンドン増加できるので炸裂パワーも大きくなってゆく傾向があります。
日本の事情と異なるのはカリフォルニアを除くアメリカ大陸では触媒レスが未だに多く、排気抵抗がないことからもマフラーから火を吹くZも珍しくありません(笑)

ただ、日本の道交法事情を考えると同じようにはチューニングできませんので、車検や排ガス等を日本仕様へとリセットアップしたファイルが出来上がりましたので、先日に前々からオーダーを頂戴していたオーナーさんへアップロードを行いました。
それがこの動画。 
勿論、車が速くなったり、その他メリットが有るわけではないのですが、今回のリセットアップに合わせて停車時に作動するエンジンリミッターを解除し、一気にレブまで回せるようにセットアップしています。
残念ながらシステム上アクセルOFF→点火カットは出来ませんが、アクセルOFFした際に読むエリアを重点に調整を行い、走行に支障が出ないようマッピングしています。

新規インストールの場合
・DAYTONA SPORTS ECM 98000円
・UpRev ARC(アドバンスド.レーシング.コントロール)10000円
・Race EVO 10000円

既にDAYTONA SPORTS ECMが入っている場合
・DAYTONA Racing リセッティングフィー 35000円
・UpRev ARC(アドバンスド.レーシング.コントロール)10000円
・Race EVO 10000円


The Nissan Z Proto is coming

The Nissan Z Proto is coming


日産自動車は時期フェアレディZのプロトタイプを9月16日に神奈川県横浜市にある日産パビリオンにて公開するとのアナウンスを開始しました。
プロトタイプのデザインや企画は北米日産が主導となっている模様で、Z誕生50年の情熱や伝統に現代のテクノロジーを加え開発を行っているそうです。
2週間後 どのようなZが公開されるのか、楽しみでなりません。

2019年 やまもと的 今年の漢字

毎年恒例となっているDAYTONAやまもと的 今年の漢字を発表したいと思います。
その前にこれまでを振り返ってゆきます。

・2018年 "挑"
・2017年 "基"
6年間休憩
・2011年 "満"
・2010年 "満"
・2009年 "実"
・2008年 "支" 
・2007年 "波"
・2006年 "和"
・2005年 "忍"
・2004年 "結"

2018年は常に挑戦者で有り続けたいと"挑"を1年の漢字としてノミネートしました。
それは2018年を振り返った言葉でもあり、反対に2019年に対する挑戦とも言えましたが、結果としてチャレンジャーであったかというと答えはなんとも難しい。
とにかく今年は日々の仕事をこなしてゆくのが精一杯であったし、内部的な話ではあるけど2018年比120%程度の仕事量を請け入れていましたので、SNSを始め当Blogもほとんど手を付けることができず、更新を楽しみにしてくださっている方々には残念な思いをさせてしまったことをお詫びします。
また大きな失敗ではなかったものの、Z34は現行車とはいえ数年落ちの個体をベースに手を入れることにより、これまででは考えられなかったようなトラブルが生じてしまったり、Z32も同様に走行距離が伸び切っている個体をベースにオーバーホール等を行う作業が立て込んでおり、納期遅延や受け入れ時期が押している状況は当然改善してゆきたいのですが、純正部品供給との兼ね合いもありしばらくはこの状況が続きそうです。
とはいえ、スムーズ円滑な仕事を心がけてゆくことに違いはありません。

それでは、やまもと的 今年の漢字を発表します。 

今年の漢字は"初"。

初心へ戻るという想いや、2019年は東京オートサロンへ初出展(サンダーボルト)を行うことから、それらの想いを込めました。
ルーティンワークを日々送っていると気が付かないミスや怠慢さ。慣れからくる勘違い これも改善する必要があるし、一気にバタバタっと形付けること無くもう少し丁寧に生きてゆきたい。
そのためには1つ1つを確認する初心者へ戻る必要があるし、全く関係ない話ですが来年より僕はもう1校 英会話教室へ通い始めますが、なんとビギナーコースからの再スタートを行います。
これも同じで現状の語学で物事を伝えるには何とかなるレベルではあるものの、正確な文法としてみた場合には改善の余地が随分とあることから初級からの積み上げを行うことにしました。
ですが”ビギナーズラック”という言葉があるように、初心者に"幸運"はつきものです。  



画像は今年の10月 海外から来てくれたゲストを連れて福岡のシンボルである福岡タワーへ登った際に撮影しました。
手前は海浜公園 奥は志賀島。 見ての通りとても天候がよく、海と空の鮮やかさがとても印象的な1日でした。 

山本 友基

3型オーバーホール案件 2


車両より降ろしたエンジンは、早速洗浄作業へと進んでゆきます。
その後、計測→研磨→組み立てへと流れてゆきます。


シリンダーヘッド廻りは問題もなく、バルブの再使用も出来そうですから安心しました。


カムシャフトもスクラッチは少なく、このあたりは流石新車からのワンオーナー車ということもあって、これまでに行ってきたオイルメンテナンスが結果へとつながっています。
軽度のラッピングを行いフリクションの低減を狙ってゆきます。


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DAYTONA SPORTS STEERING WHEEL by Forged Carbon.


DAYTONA Racing │ フォージドカーボン×レザー ステアリングホイール
セミオーダーシステムを採用したDAYTONAスポーツステアリングは、シーズン2へと突入してからも多くの受注を頂いています。
以前は60日以上と長らくの納期を要していたステアリングですが、現在はCarboTeck社のレスポンスと作業効率の高さから約半分の30日前後でのお届けができるまでに納期は短縮されました。
また、カーボンパターンも平織り/綾織のみならず、フォージドカーボンを新たに採用したことは前回のBlogでも書いたとおりです。


以前から馴染みのある縦横へと編み込まれたカーボンを"らしい"と感じるのか、新素材の波へ乗るのかは意見が分かれることろですが、少なくとも今週完成した2本のZ34ステアリングは偶然にも同仕様(フォージ/ブラックレザー/レッドステッチ/レッドリング/3ポイント)。
しかし、規則正しく織り込まれているマテリアルや塗装とは異なり、フォージドの特徴は同じように製作を行っても木や石と同じで1本1本の表情が異なる事が魅力であると言えるのです。


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