2022年 やまもと的 今年の漢字

毎年(でもないですが)恒例となっているDAYTONA”やまもと”的 今年の漢字を発表したいと思います。
その前にこれまでを振り返ってゆきます。

2年間休憩
・2019年 "初”
・2018年 "挑"
・2017年 "基"
6年間休憩
・2011年 "満"
・2010年 "満"
・2009年 "実"
・2008年 "支" 
・2007年 "波"
・2006年 "和"
・2005年 "忍"
・2004年 "結"

流石に前回は3年前ということもあり、覚えていなかったどころかBlogを読みながら「昔はよくBlogを更新していたし、文章も上手だな」と妙に感心したりもしています。
2019年はオートサロンへ初出展を行った年でもあり、初心へ還りモノコトを大切にしようと、初心忘れべからずの精神でした。
では2022年はどんな1年だったのか?

その前に、この3年間はCovid-19という未知のウィルスに世界中が怯え生活環境は全くと言っていいほど別物になったことは記憶にも新しく、第1波の時など感染したら死ぬリスク 葬儀の時でさえ立ち会うことができないなど、同じコロナ感染とはいえ今とは大きく感染に対する対応や理解が異なっていました。
その間さまざまな研究の末、ワクチンの普及も進みようやく平常な日常がおくれるところまで世界は回復することができました。
DAYTONAは?というと


外出自粛などの要請が続いている期間も業績を落とすことなく、また2021年に増資を行ったこともあり2022年度の決算では前年比130%程度の売り上げが予想されており、創業して今日までの過去最高が決まっています。
ですが、正直なところ僕が理想とする内容には程遠く、償却資産の売却も手伝って数字だけが膨れていった感が否めない部分、また乱高下する為替レートに振り回され、なかなか思ったようにビジネスを安定させきれない所に、すこし神経が消耗しているというのがホンネです。
とはいえ、念願のツインターボエンジンを搭載したRZ34も来年には納車が進んでいくようですから、諦めたり疲れたりするには場面が違います。
これからの新しい時代へ 新しい時代へ対応するべく2023年へ向け変革の1年とし活動を継続していました。
すなわち

今年の漢字を『変」

とし、2023年はよりチャレンジングな年 そして今までの集大成でRZ34を作り、これからオーナーになるオーナー様等を迎え、また既存のZ32~34のオーナー様達からもこれまで以上に愛されるDAYTONAへと、変化を恐れず変化を楽しみ、そのような1年になることを切に願い締めくくりたいと思います。




Z32が好きで始めた仕事だから。


今年も残すところ7営業日。
しかも週末は雪予報ということもあり、2022年のDAYTONAは12月30日まで営業を行い、1台でも多くのお預かりしているZの納車を行います。
さて、なんだかんだと言っても依然Z32の入庫が多く、車検や修理、板金塗装など モディファイよりもプチレストア案件が大半です。


どの車両もベースは同じなので、故障箇所も似たようなケースが多く、特にオイルシール系をはじめとするラバー材質の硬化によるオイル漏れやサスペンションからの異音など。
これらは特に気温が下がる冬場に症状が悪化してしまいます。
逆に夏場はオーバーヒートに苦しむZ32が多く、結果として年中Z32を触り続けています。


東北より入庫いただいたZ32を回送したり。


新しく入庫したZ32も、またオイル漏れ。
今年もZ32に囲まれてDAYTONAは1年の営業を猛ダッシュで締めくくりに入っています。

SACLAM for RZ34ニュース


SACLAM社のBlogで公開されていますが、RZ34情報をお届けします。

先日、宇野さんから電話がありました。
「あのー ちょっと雑談いいですか?」と。
聞くと、僕の求める要求が少し難しい箇所もあるそうで、イラストを描いては試作を作ってを繰り返すうちに行き詰まったとのことでした。
僕個人的にはそう高い要求をしたつもりではなく、思いつくままに話してみたり、好きな車のテールを真似てみたいと思って画像を送ったりしているうちに、だんだんと難易度が高くなりパニックになってしまったようでした。
製品化ともなれば生産コストとの兼ね合いも当然出てきますので、高度な妥協は然るべき、
でも"純ガソリン車"最後になるであろうRZ34に、最高なエキゾーストを作りたいという思いもあり、その辺りのバランスを見ている段階です。

肝心の音質等々は、最初からの想定の範囲内でしたが、Z34エキゾーストをそのまま装着しても「非常に静か」なようで、それも当然 自然吸気300馬力程度のエンジン用に製作したモノが、そのままOKになるはずもなく、メイン径からの見直しは必須です。
音色に対する初テストは年明け早々に企画しています。


バタバタ 師走


12月も中盤というのに入庫車がどんどんと入ってきます。
お預かりしている車両の半分以上は年明け納車となりますが、それでも年内仕上げが可能ならばもちろん納車したいので急ピッチで作業を進めています。


先日は少し変わった車両が入庫しました。
レアなスカイラインクロスオーバーかと思いきや、実はインフィニティEX35 まさかの逆輸入クロスオーバーでした。
他にもインフィニティQ45(Y33シーマ)もお乗りとのことで、それはまた珍しい。 是非とも次回はQ45で来てくださいね。


AMS Perfomanceの代理店になりました。


米国ギャレットのディストロビューターでもあり、製品ビルダーでもあり、チューニングショップでもある技術集団"AMS Perfomance"は、シカゴに拠点を設け日産車のみならずランボルギーニやスープラなども手がけており、主戦場はドラッグレースです。 
開発から設計、製造、セットアップに至るまで、AMS Perfomanceは自社で行なっており、高い製品技術と確かな実績を残すことで米国内では最も名門な1社です。
彼らがV37 400Rにも搭載されているVR30DDTT向けへ幾つかのアイテムを展開していたのは知っていましたので、その時からAMS Perfomanceに着目していました。


RZ34がAMS Perfomanceへ納車され、彼らはエンジンはノーマルのままギャレット製アップデートターボKIT(Pure Turbos Current gen/"Stage 2" )を組み込み、0−400へ挑んだところいとも簡単に9秒台へ叩き込み、その時のパワーは719馬力 トランスミッションは純正オートマチックでした。
その前後より日本におけるディストロビューターとして私達に打診があっていましたが、昨晩 正式にAMS Perfomance直系のパフォーマンスディーラー、ディストロビューターとして提携することになりました。

日本ではどの程度ターボチューニングが浸透するかはわかりませんが、多くのRZ34乗りに喜んでいただけるように、一生懸命サポートさせていただきます。

Proto Specで2日目の旅に出る


2日目に立ち寄ったのは箱根神社
芦ノ湖のそばに位置する箱根神社ですが、最も有名なのは水中鳥居ではないでしょうか?
単なるインスタ映えスポット?としてではなく、平和を願う鳥居としても知られています。
僕は今回1人旅でしたので、シンガポールから来ていた青年にお願いして撮影してもらいました!


そして念願の箱根ターンパイクです。
車好きなら一度は訪れてみたいスポットではないでしょうか? 
さまざまな雑誌や動画で試乗スポットとして目にすることが多いのですが、広大なワインディングを爽快に飛ばすのも楽しみの一つでしょうが、そういう僕は走るのが楽しみというよりも何がなんでもこの料金所で撮影したかったのです。
念願の場所に来ることができ少しジーンと来ました。


そうこうしていたら料金所のおじさんが「いい写真は撮れた?」と尋ねてくれました。
実は福岡からZを引き取りに来てね〜と話をしたら、おじさんが「それは珍しい。記念品あげるから待っててー」とステッカーを2枚も頂戴しました。
大切にします。ありがとう。


そしてターンパイクの料金所をくぐり走る。
すごい気持ちがいい。 道幅も広いし交通量も少ないのでストレスなく走ることができました。 


山頂にはスカイラウンジなるカフェがあり、コーヒー片手に大観山を一望。
パーキングでは自動車雑誌の撮影が行われていました。


そして何よりも車好きな方が集まり、わずかな時間ではありますがオシャベリも楽しかった。
話しかけてくれたGR86さんとGRスープラのオーナーさん。 ありがとうございました。


そして高速に乗り、目指すは埼玉SACLAMです。


何年ぶりにSACLAM宇野さんと会ったことでしょう。
ランチしながら今後製作を進めるRZ34エキゾーストへのリクエストを好きなだけ語り、さらにお互いの身の上話・・・。
会わない間に色々あったのですよ的な・・・。
一通りお願いして僕は再び東京へ移動です。 帰りは電車ですが。


本当ならこの日に福岡へ戻る予定でしたが、サイレンサーの打ち合わせが長引いてしまい翌日の始発で飛ぶことにしたのです。
品川も何年ぶりに訪れただろうか。 街の雰囲気は変わらなくても、ショップが変わっていたりホームが改装されていたり。
そしてコロナでの規制が緩やかになり、人々はこれまでの生活に戻ってゆく準備をしています。

Back to Zero 原点回帰。
10数年前DAYTONAが大きく前進した頃は、この品川を拠点として動き回っていた時期がありましたが、2022年僕は再びこの地へ戻ってきました。