夏の名物修理

昨晩仕事も終え自宅でゴロゴロしていたら、携帯がピロピロ♪
お客さんからの電話でした。

客「水温が上のほうまで上がってるんですが」
僕「う~ん オーバーヒートですかね」
客「ここ数日臭かったんですよ 明日持っていきます」
僕「いや、これ以上動かさない方が良いので引き取りに行きます」

こんな会話でしたかね。
水漏れ?等でヒートしてしまった場合は、極力動かすのはやめてくださいね。
水漏れ修理で終わるものが、取り返しが効かない状態になることもありますので。

そんなわけで、お昼から行って来ます!

OBDシステム

フェアレディZでしたらZ32時代から装着されているコンサルトカプラー。
ダイアグノーシス(故障自己診断)です。
専用機械を使い比較的簡単に異常個所が解るようにしています。
とは言っても、基本はコンピューターで制御しているところのみの診断で、
例えば、エアクリーナーの汚れ具合やブレーキパットの減り具合などは診断できません。
逆にAACバルブやエアフロー、クランク角センサーなどのECCS制御している箇所は診断できます。 あとはエアバックやAT制御等の診断も出来ます。

Z33になってから、コンサルトカプラーは国際規格のOBD-Ⅱと言う方式へ変更になっています。
これは、今までは各社バラバラだったカプラーを世界統一しようと、アメリカでは1996年以降の全ての新車に装着が義務つけられ、日本車も最近ではOBD-Ⅱを採用しています。

このOBD-Ⅱと言うのは排気ガス減少が一つの狙いで、車両に異常が生じた場合は直ぐにユーザーも異常が目視(警告灯など)で確認でき、速やかに工場等へ行き修理し、常に綺麗な排気ガスを出そうと言うのが本来の目的です。
それと同時に、修理するメカニックも故障箇所を発見しやすいようにしています。

逆に専用テスターを持っていないと、異常個所を修理してもメーター内の警告灯1つ消すことすら出来ないと言う事実もあり、ベンツなどは専用テスターがないと、ヘットライトバルブ1つ,ブレーキパット交換さえ出来ないそうで、町の修理工場や板金屋さん等は困り果てているのも事実であります。

「修理が出来ないならテスター買えばいいやん」と思われるでしょうが、そうは問屋が卸さない。
まったく使い物にならないテスター(異常があっても発見できない)が格安で流通していたり、本当に使えるテスターは物凄く高価だったりして、現状ではディーラーや一部の修理工場、専門店位しか専用テスターを持っていないと言う現状です。
最近では、警告灯を消す目的で作られたスキャンツールもありますが、これでも高価です。

弊社でも随分長いこと専用テスター導入を考えましたが、うちに入庫する車はディーラー修理を断られた車なども多いので、今年初めから専用テスターを導入しています。
市場で入手可能なテスターの中ではダントツに優れたテスターで、日産ディーラーの専用スキャンツール「コンサルトⅡ」に匹敵すると言われている、大変すばらしいツールです。

納車前の中古車や、お客様から依頼される修理等に活躍している本当に頼りになる機械です。 
勘に頼る修理から、コンピュータースキャンツールで確実に知る時代へと変わって来ています。 車が進歩した分だけ工具も進歩していくと言うお話でした。






今と昔・・・

先日、取り引き業者の方と色んな話をしていました。
その方は、元マツダの工場長で現行サバンナがSA22SからFC3Sに代わった時の話をしてくれました。
今から18年くらい前の話ですね。
FC3Sが新車発表された時に、実はSA22Sの長期在庫が数十台残っていたそうです。
困ったメーカーは、「安くても良いのでナンとか処分してくれないだろうか?」とディーラーに打診していたそうです。
その工場長が居たディーラーでは、FC3Sの新車発表の会場の隅っこで「SA22S 長期在庫車あり 安くします!」と看板を立てていたらしいです(笑)
考えられないくらいの値引きで、割り当て分は全て売ったらしいですが、そこは長期在庫。
新車なのにワイパーゴム替えたり、酷い車になるとマフラーに錆が来ていてASSY交換した車が事実あったそうです(笑)
勿論、新車ですので新車保証もついて、「本当にSAが欲しかったが手が出ない」というようなお客さんには格安で入手できて喜んでいたでしょう。

何が言いたいかと言いますと、今と昔で状況が違うとは言え「だまし討ち」するのは考え物かと・・・
「35thアニバーサリー」モデルのZ33フェアレディは専用エンジン、専用ホイルが一番の売りだったのでは?
それが、9月のマイナーチェンジによって「6速車のエンジン」とアニバーサリーエンジンが同じ。 ホイルも同じ。
アニバーサリーを購入した方々は、「前期物の車に後期エンジンと後期ホイルを付けた車」を買ってしまったわけです。 
今だからこそ言いますが、僕個人で「アニバーサリー」を買おうか最後の最後まで悩んでいましたが、こうなってきますと何が希少で、何がお買い得か解らなくなってきました。

高い買い物だけに、慎重に選ばないと。。。

6周年

お蔭様で今年6周年を迎えることが出来ました。 全ては皆様のお陰と感謝しております。

毎年この季節になりますと「○周年記念」Tシャツを製作しております。
今年も例外は無く6周年記念Tシャツを製作し、本日納品の予定です。
本来でしたら、もっと暑い時に完成していたら良かったのですが、ニューロゴ思案に時間がかかり、決まった時には盆前と言うことで製作が遅くなりました。

基本的にはお世話になったお客様への感謝の気持ちとして配っているものですので、
「俺は貰えるだろ?」と思われる方は遠慮無く「俺のTシャツ何処にあると?」と来店されて下さい(笑)
数に限りがありますので、なるべく早い来店をお待ちしております。
当然ながら「無料」でございます。 間違えてもWAX拭きの雑巾にはしないで下さいね(笑)

入庫のお知らせ

6年式 verS RECARO 2/2 AT 走行77000km
レッド 純正BBSアルミ
4型です。 希少ミラーコートTバールーフ
1オーナー車輌です。
車輌本体価格75万円(税込み 諸費用別)

よろしくお願いします。

入庫のお知らせ

盆空け初の入庫車です。

11年式 verR2/2 AT 走行36000km
希少なライトニングイエロー(特別塗装色)
キセノンライト インパルAW ソニーCD
車輌本体価格210万円(税込み 諸費用別)

とても綺麗な車ですので、一見の価値あります。
よろしくお願いします。

お盆休みのお知らせ

夏期休業のお知らせ

8月14日(日曜日)~8月17日(水曜日)までお休みさせていただきます。
18日より通常営業いたします。
なお、故障などの際はJAF(#8139)へ連絡してください。

それでは、よいお盆休みを


画像は福岡イムズ4Fの日産ブースにて。。。
350Zのプレミアムサンシャインイエローも展示してました。 こちらは乗って触れる事も出来ます。

IMS RACING CAR COLLECTION 2005

エアロパーツ

お客さんのHさんが購買意欲がわくように写真アップしますね(笑)

オーナーはフェアレディクラブ「ZEUS」(お世話になっております)の、マサマドさん。 
1代目のフェアレディが盗難にあうという悲劇を乗り越え、
現在はこの2代目でフェアレディライフを楽しんでいただいております。

これは取り付けサイドの話ですが、エアロのデザインを最優先させる為に
純正マーカー類(このバンパーは純正フォグと、マーカーを使用します)
を裏側から専用のあて板で留める形になっております。
これがなかなかの曲者でFOGやウインカー球が切れたら、
きっと大変な作業になると思います。

その他は問題なし 材質も普通に良いと思います。
うちの「通勤SPL@緑ガメ」もこのエアロが欲しいです。

エアロパーツ2

サイドスカート
普通のスカートに見えますが、後方下部の爪?(出っ張り)が気に入ってます。

エアロパーツ3

先日紹介したナイスなエアロの3点KIT装着画像です。
マフラーはZEESさんのサイバーGT
サイレンサーが左右に開いているタイプですので、
それに合わせてリアバンパースポイラーを整形しなおしています。
折り返しの部分もキチンと作っていますので、加工物とは誰も思わないでしょう。

このシリーズのリアウイングはイマイチですので、あえて純正ウイングをつけています。

近況

あまりの忙しさに、日記を放置しておりました。
スンマセン

最近は本当に忙しい。それに加えて非常に暑いので、休み休みの作業をやるので時間もかかる。 ホント悪循環です。
ここ最近は、この季節柄かオーバーヒート、水漏れ、エアコン関連の作業が多いです。
ホース類の亀裂やラジエターの破損 毎日この関連作業をしている気がします。
あとは盆の帰省前に簡単な車輌チェックやホイル交換なども多いですね。

それと偶々ですが、ブレーキラインの交換 2日に1台は作業しています。
ブレーキに関しましては、どのお客さんも「弱さ」を感じていますので、相談は多いですね。
よくあるパターンが、ノーマル車輌に「BIGローターKIT」をいれたいのですが・・・
価格も安いし、ローター径が大きくなるので良いような気がしますが、僕は勧めていません。

・初期段階からの変更として、まず「パット交換」を第一に勧めます。
お勧めしているのは、ストリート、ワインディング共にGLAD製です。
ライフも長く、ダストも他メーカー同等品に比べて少ない気がします。
良い商品と思いますが、知名度が低いのが難点ですかね。

・次のステップでブレーキローター交換
正直な話し、スリットでもピンホールでもノーマル形状でも何でも良いと思います。
特別な指名が無いのでしたら、DIXCEL製を使ってます。
外品ブレンボ等でしたら、また全然別のを使いますが・・・
純正に比べ安いし、今のところトラブルらしい事も有りませんので、この部分は特別拘っておりません。

・その次で、ブレーキホースやMCS
ブレーキの効きと言うよりは、「タッチ」の違いが物凄く出る部分です。
車体で言うなれば、タワーバーのような部品ですので、フィーリング改善には持って来いです。
ホースに関しましては、純正がゴム製品に対しメッシュホースに交換するわけですので、ダイレクトに油圧が行き来してくれますので、当然フィールがよくなります。
MCSも同じように、マスターが動くのを制御してくれますので「カッチリ」感は上がります。
この2点の装着で随分と変わりますので、初歩的ですがお勧めです。

・これでも気に入らない場合
おもいきってブレンボ入れてください。
様々な僕の体験談から言って、純正キャリパーでは上のプランまでです。
純正ブレンボでもF50でも8POTでも、ご自分に合うプランで選んでください。
但し、ブレーキに限って言うと「大は小を兼ねる」と言う事を頭において選んで見てください。 
キャリパーの差は非常に大きく、とても「スミトモ」キャリパーで300φ以上のローターを止める能力が有ると思えません。 これがBIGローターKITを勧めない理由です。

以上
オイルとダンパーとブレーキにうるさい、ウォーターボーイ山本でした(笑)。