明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日撮影した、ひれ伏し翁を見上げ、敵打をお願いする河童。真剣にお願いさせるつもりでいたが、撮ってみたら、不細工に作ったつもりの河童の三郎が想定を超えて男前に写っていた。お願いしている内容がそもそも自分勝手である。オッツチョコチョイがオッツチョコチョイなお願いをしている。そう考えていたのだが、あまりに純?な眼差しに、予定と違うそのカットを選んだ。一方、柳田國男の翁は、孫を見つめる老人、もしくは愛犬を見つめる愛犬家、みたいなことをイメージしてはいたが、撮ってみたら、いつもの柳田の顔と違って見える。そうイメージしながら撮影しているからそうなる、といえば簡単だが、産みの親であり、その誕生の事情から素材から熟知しているからこそ、そう簡単でない事も判っている。私が寝ている間に演技プランを練っていてくれていたのか?ノイローゼといわれかねない。 たしかに寝不足ではある。寝床を寝づらくして睡眠時間を削る作戦にすでに入っている。夕食は最近T千穂で塩サバという日が続いているが、毎日ラストオーダーの10時半ギリギリである。カウンターの両サイドの常連の声が遠くに聴こえる。制作する河童はあと1匹。 のはず。

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