明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



河童の着彩終了。甲羅は3つ目に制作した物である。1つ目が亀そのもの。2つ目は青磁風の色と質感にした。3つ目は、身体からはみ出す大きさだったのを、少々小型にしてフィットさせた。2つ目は青磁という頭もあり、艶のある質感にしたが、濡らして撮影することを考えると、ザラザラした質感の方が良いと考え、身体同様、甲羅も磨いたりせずそのままにした。甲羅は特に艶のある磁器のようにしてしまうと、水をはじき、水滴が玉のように付くであろう。この水滴の大きさが河童の本当のサイズを明らかにしてしまう。特撮の神様、円谷英二でさえ火炎とともに、水の飛沫、波などには苦労したはずである。模型を大きくすることで対処するしかない。身体の方も艶消しのざらざらのほうが、水気を表面に保持してくれるであろう。 来週はいよいよ主役の撮影に入る。打ち合わせが来週に延期になったので、それまでにできるだけ完成させておきたい。 そういえばどこへ仕舞ったろうか。河童のヌルヌルを表現するために入手しておいたさるローションは?検索してどこかのサイトで注文したのだが、使用法がにわかには判りかねるような物まで入手しそうになるので、早急に探し出さなければならない。ヌルヌルといえば柔道着に細工していた卑怯千万な柔道家がいたが、未だにツラを見ただけでムカついてくる。

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