明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



最終ページは前後にカラスをしたがえた河童である。振り返りながら飛び去っていく。それが着彩を残し完成。これで作らなければならないのはあと2体。1体はほとんどシルエットなので小さな物で充分である。週末には、柳田と河童のツーショットや、個々の撮影を始めたい。そのためには翁が被る烏帽子を今日の夜中には作りたいところである。三郎と翁、同時にいっきに撮影したい。 パソコンのある部屋の窓を開けていると、都心方向から遠くの車の音が聴こえてくる。これが房総の波の音とほとんど同じである。潮で空気が煙っている様子が目に浮かんでくる。昨年房総で最初に撮影したのは泳ぐ三郎である。水中モーターは2連にしようとパワー不足で、結局Kさんにテグスで引っぱってもらった。そういえば先日、人物像を作る私の、フランケンシュタイン博士の教訓について書いた。つまり“やり過ぎてはいけない”。であるが、もう一つあった。“助手は選ばなければならない”。である。映画では博士の助手のフリッツがボンクラで、よりによって極悪人の脳みそをもってきてしまって、それがもとで怪物ができてしまう。おなじくKさんはまったく役立たずで、自分の目的を果たすと、テグスを引っぱっただけで東京に帰ろうとする。酔っぱらって一人で同じことを朝まで喋り続け、自転車でこけてケガ。足手まといなだけである。まず自分用の脳みそをどこからか調達してきて欲しい。

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