明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



午前中クリニックへ。どうも血圧が高い。原因は睡眠不足が大きいようである。寝ても3時間ほどで目が覚めてしまう。加齢もあろうがトイレで目が覚めることも大きい。睡眠薬出しましょうかといわれるが、あのまま目が覚めなかったら恥ずかしいことになりはしないか、と今回は辞退した。 家で飲んでいるときは、なんでも生のままで飲むのでトイレに起きないが、酒場で長時間楽しい馬鹿話をするためにはそうもいかない。K本でも水分を控えるためキンミヤ焼酎を生で行きたいが、瓶の本数で勘定するので迷惑である。一度試したが、確かにチェイサーの炭酸は減らないが、私だけ炭酸用にコップを出してもらうのも迷惑。しかし紳士淑女御用達酒場における炭酸のラッパ飲みは、大人のすることとは思えず断念した。 午後麻布十番の田村写真へ。前回久しぶりにオイルプリントをやってみたが、ゼラチン紙の制作の都合上、冬季にしかやったことがなかった。ゼラチンを変えることにより、ゼラチン紙の制作は田村写真で成功したが、ゼラチンが高い気温でダメージを受ける。そこで硬膜処理やネガの調子を変えるなど、試行錯誤中である。それにしても自分のHPの制作法を参考に見るのはいい加減にしたいものである。 世界でも、古典技法をやる人は、アルコールにポーランドの『SPIRYTUS』というウオッカを使うそうである。せっかくだからと生でいただいてみたら、口中の粘膜が縮緬状になったような痛さであった。そのわりに喉はそうでもなかったから、世界でも寒い地域に住むバカが喉に放り込むための酒であろう。つまみは写真用のゼラチンを重クロム酸アンモニウムに漬けた物。にしか見えない、鶏卵紙制作用に余った黄身の醤油漬け。酒場とは二味違うオツさ加減であった。

※世田谷文学館にて展示中。

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