明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


私のエドガー・ポーは、少なくとも楽しそうではないが、縛られて上から刃の付いた振り子が降りてくる程ではなくなった。考えてみると、有名な肖像写真、昨日書いたように、死の前年、最悪な時期の撮影ではあるが、写真館で写真を撮ろうというくらいで、振り子に襲われている絶対絶命、というほどの表情ではない。よって基本形を元に、恐怖が露になった表情を改めて作ることにした。基本形の頭部は明日にでも仕上げることになるだろう。 
夕方ミュージシャンの町田謙介さんと、ビジネスホテル内の店で待ち合わせるが休憩時間で閉まっていた。店外に出ているテーブルで写真を披露する。横浜に出来たばかりの画廊があり、昭和というテーマで展示をし、そこで町田さんがライブをするということで、写真作品でお手伝いをすることに。 せっかく来ていただいたので、以前お仲間の長見順さんのCDジャケットの撮影をしたK本にお連れした。町田さんを知ったのは昔、別名で活動されていた頃であるが、すっかり出不精になってしまい、ライブなど出かけなくなり失礼している。同い年ということもあり、まだ明るい店内で常連も交え楽しく過ごした。

※世田谷文学館にて展示中。

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