明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



ドストエフスキーを乾燥させながら修正する。三島由紀夫、古今亭志ん生、伊集院静、夏目漱石、エドガー・アラン・ポー、伊集院静がおおよそ仕上げが終わり、本日より着彩に入る。三島は明後日、彫Sに預け、いよいよ背中に唐獅子牡丹が入る。東映の高倉健と池辺良の道行きシーンは確かスタジオセット丸出しだったような気がする。リアリズムより形式美ということで。 いつもであれば、画面に入る被写体には同じような光を当て、合成臭くならないようにするのだが、今回は映画のポスターのように切り張り感が出ても良いのではないか、と考えている。 三島が大映の『からっ風野郎』で演じたチンピラヤクザの格好で、市ヶ谷のバルコニーの上から辺りを睥睨する作品も、今回大きく引き伸ばして出品する予定であるが、(見上げる自衛隊員目線を味わえないだろうか?)考えてみたら、唐獅子牡丹を背負った三島こそバルコニーに立たせるべきではないのか。背中を向けた三島の唐獅子牡丹にどよめく自衛隊員。いずれ必ず。

特別展『百年目に出会う 夏目漱石展』神奈川近代文学館 漱石像出品

深川の人形作家 石塚公昭の世界展

『朗読、音楽、スライドで味わう 乱歩と鏡花』予約受付中

『タウン誌深川』“常連席にて日が暮れる”第4回

 



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