明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



この期に及んで太宰も完成させるか、などといっていた奴は誰だ。無理に決まっていただろう。 田村写真にてモノクロプリントをスキャンしてもらう。ウエス・モンゴメリーやロバート・ジョンソン、ジョン・コルトレーン。架空の女性ボーカリスト。リー・モーガンはリアルに写っているが、そこが引っかかって止める。そもそもジャズ/ブルースシリーズから作家シリーズに転向したきっかけは、個展会場で、人形ではなく人間を撮ったと勘違いされたことであった。そんなことをしたかったのではない。 画塾のアトリエを借りて撮影した村山槐多。金沢で撮影した泉鏡花。それぞれ思い出深い。シャドーボクシングをしながら線路を行く寺山修司。これは刑務所を出た後、線路伝いに返って来たというボクサー、ソニー・リストンのエピソードから着想したが、寺山には単線路が似合う。これを見て元奥さんの九条今日子さんは、「ボクシングなんかやったこともないのに。」確かに写真に残るファイティングポーズは様になっていなかった。この線路は青森とつながっているようだ、といってくれた。巨大な寺山を見て欲しかった。 土曜に彫Sから三島由紀夫を受け取ることに。

『特別展 深川の人形作家 石塚公昭の世界』

フェイスブック『石塚公昭の世界』

 『朗読、音楽、スライドで味わう 乱歩と鏡花』予約受付中

特別展『百年目に出会う 夏目漱石展』神奈川近代文学館 漱石像出品

『タウン誌深川』“常連席にて日が暮れる”第4回



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