明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



カセットを聴ける機材が資料館にしかない。5月6日の朗読ライブでは私が映写するスライドの切り替えをするので、控え室を出たり引っ込んだしながらチェックする。『貝の穴に河童の居る事』は義太夫ではなく、あくまで義太夫三味線をバックでの朗読だが、ところどころに義太夫調が炸裂。人間に怪我をさせられた河童の三郎は、鎮守の森の姫神様に仇討ちを願い出るが、色々あった後、機嫌を直し大団円を迎える。そのあたりの畳み掛ける様はほとんど義太夫調で語られる。一部のジャズピアノをバックに語られる乱歩作品とは良いコントラストを生むであろう。 三島に『唐獅子牡丹』を描いてくれた女刺青師彫S来場。真っ先に三島の所に行くものだと思ったが、なかなか見に行けない、とモジモジしているのが可笑しかった。三島の出来に大いに喜んでくれた。こうなると谷崎潤一郎の『刺青』なども可能になってくるだろう。明日は用事があり、行けたとしても遅くなるかも。

『特別展 深川の人形作家 石塚公昭の世界』

フェイスブック『石塚公昭の世界』

 『朗読、音楽、スライドで味わう 乱歩と鏡花』予約受付中

特別展『百年目に出会う 夏目漱石展』神奈川近代文学館 漱石像出品

『タウン誌深川』“常連席にて日が暮れる”第5回 



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