明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



本日は実にキャッチーなブログタイトルである。 個展用のホームページには、人形か写真のどちらかでも出品予定の人物をズラズラ載せたが、拡大プリントが増えた分、作品は減るので、近いうちに修正しないとならない。 夕方フィルムスキャンのお願いと追加分のプリントを見に行く。オイルプリントにもした江戸川乱歩の『盲獣』。これは合成ではなく、ただヌードに乱歩像を置いただけだが、 乱歩の頭部は実物大で充分だったが、それ以上の大きさである。乳首は賭博用のツボぐらいか。乳輪にいたっては30センチはありそうである。この作品は乱歩が背広を着ているモノクロバージョンもあるのだが、乳首の生々しさでこちらを選んだ。 以前盲獣の尻だらけのカットを大きくして銀座青木画廊の個展に出品したことがある。幼児に「オシリオシリ!」と好評をはくした。大きかったら面白いだろう、と永井荷風のストリップ劇場の踊り子の脚や、やはりヌードに配した谷崎潤一郎、今回の乳房など巨大化させて喜んでいるが、私の幼児性が露呈しているようで、いい加減にしておかなければならない。そういえば、『ボッカチオ'70』のフェリーニのパートで看板から抜け出る巨大な女を演じたアニタ・エクバーグ。最近亡くなったが、何故かサイン入り写真を3枚も持っている私であった。

『特別展 深川の人形作家 石塚公昭の世界』

 『朗読、音楽、スライドで味わう 乱歩と鏡花』予約受付中

特別展『百年目に出会う 夏目漱石展』神奈川近代文学館 漱石像出品

『タウン誌深川』“常連席にて日が暮れる”第4回



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