明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


それにしても良く寝る。長年寝る寸前まで起きていて、ばったりと、ほぼ十秒以内に寝ていた。ピストルで撃たれたように、といわれたものである。しかしそれは力尽きて寝るのであって、できれば制作を続けたい。二日酔いしないことと、いくらモニターを見つめていても疲れのが有り難い。ただし乱視は酷くはなってきている。夕方最終日、ようやくフジイメージングギャラリーの『織作峰子“小山薫堂写真展』光という絵の具を求めて、を観る。オイルプリントは修験者の技のような分、額装が映え見違える。私が何度オイルによる個展をやるより、この展覧は伝搬力があったろう.会場を見て回り、ソファーに座り、私は写真の中の陰影や光や艶、ボケ、それらをすべて排除しようとしているのか、と改めて思ってしまった。こうして書くと良いとこ無しである。年内に一度はカラオケで『回転禁止の青春さ』の一番だけは歌っておこう。

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