明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



用済みのガラケーであるが、このまま無事に済ます気はない。腕ひしぎ逆十字の要領で、逆関節にへし折り、今までの鬱憤を晴らしたい。しかしただ折るだけでは面白くない、飲み仲間に、時計を見ては、お目当ての店の女性にメールをして落ち着かない爺がいる。ガラケーをしょっちゅうパタパタ開け閉めするので風が来て寒いよ、というくらいだが、相手にされないと腹を立て、ガラケーを放り出す。といっても、ちゃんと座布団の上なのだが。そこで、いい加減にしろよ、と爺さんいうところの“おなご”のデータが保存されているガラケーを取り上げ、同じ色でもあるし、目の前でへし折って見せるのはどうだろうか。救急車9回、バトカー2回乗車の酔っぱらい爺に、お灸をすえる良い機会である。

コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )