明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



2日から手掛けていた物、仕上げの段階に。おかげで正月休みという、世間が休みで、それに乗じ堂々と、また清々しく豊干禅師などというモチーフを手掛けられるところ、作り損なった。まあ今年は正月気分など、始めからなかったから良しとしよう。 豊干の乗る虎は、猫を撮影し、虎を見たことがなかった日本の絵師の味を出すことに決めていたが、猫が思ったようなポーズを取ってくれない、という問題があったし、虎を合成するとなると、虎に乗った豊干は展示出来ず、いつものように、撮影が終わり、首を引っこ抜いて捨ててしまうことになる。それに今は、同じ画面内でなければ、猫を撮影した虎と、作った虎が混在していても良い、という気にもなっている。私も随分と融通が効くようになったものだが、昨年11月頃、頼まれて某動物を作り、しかも毛流があるべきだろうと、方法を考えた。まったく虎のことは頭になかったが、虎を作れ、とこれまた導かれていたのかもしれない。



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