蝦蟇仙人・鉄拐仙人が判りやすいが、中国から伝わる顔輝の作品が多くの日本の絵師の手本になっている。それが伝言ゲームのように伝わって行、ある絵師はポーズを参考にし、ある絵師は表情、またはガマガエルの抱え方を参考にし、とそれは現在のパクリなどというのとは違い、そうやって写し、修行してきた、という感じだろう。かつて輸入品を改良して来た日本人のパターンかもしれない。 しかし絵画に関しては顔輝作品を越えることは出来ず、新たな表現を上書きできた絵師だけが輝いているように見える。 私の場合は顔や表情、ポーズを考えるのが面白いわけなので好きにやりたいが、何で白く描くのかは知らないが、白いガマを頭や肩に乗せているのは、是非やりたい。何しろそれをやってみたくて作ろうと思ったくらいなのである。こんな所はまさに小学3年生に戻ってしまったようである。 以前房総で鮮やかなオレンジ模様のある蝦蟇蛙を見たが、いくら検索しても何故か出てこない。