明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



東京ローカル午後のロードショーで私の生まれた57年の『OK牧場の決闘』を観る。クラントン一家の中に若きデニス・ホッパーがいた。水色の目をした純情な若者役。笑ってはいけない。ワイアット・アープのバート・ランカスターとドク・ホリデーのカーク・ダグラス。アープの仇討ちの助太刀するホリデー。高倉健と池部良、三島由紀夫ではないが、ヤクザ映画だったら唐獅子牡丹が流れるところである。 カーク・ダグラスのゴッホを観たくなった。ランカスターはなんという映画だったか、不良少年が人を殺し、刑務所内でも看守を殺す。母親が大統領に減刑嘆願、終身刑に。ある日窓から小鳥が入って来て飼う。やがて独房は鳥かごだらけ。鳥が病気になり、本を取り寄せ独学の上、それまでなかった治療薬を作ってしまう。鳥籠に囲まれ最後は権威にまでなる。実話を元にした映画で、アルカトラズ刑務所を背後に、リポーターが彼はまだ服役中です。みたいなラストだった、と思う。何しろテレビで観たのは50年くらい前である。おそらく私はスターウォーズを一度も観ずに死ぬだろう。



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