明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



撮影用に色を塗り直しているのは25年ほど前に作った物だが、その前年まで、黒人しか作ったことがなかったのに、一年で転向した。こういう作業はこれまでの来し方をつい考えるが、不思議なもので、写真、パソコン、写生、と苦手、あるいは嫌いな物に限って手掛けることになった。精神科の医師の友人にいわせると嫌いな物には必ず自分の要素が有るという。それにしても。 頭は仙人化していたので、すっかり油断していて、急に我にかえるような感じだが、なかなか気持ちが元に戻れない。そういう意味では眼鏡を作り色を塗り直したりの作業は良いかもしれない。片手に人形、片手にガメラで街に出て撮り歩く、私の大リーグボール1号の証し、手で持った人形の脚の部分がが手垢に汚れていた。そうこうして、こういう角度でこちらからこう撮ろう、ということが決まって来た。



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