明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

眠い  


臨済義玄を作っていた辺りから、眠くてしようがない。クリニックに相談したら無呼吸検査キットが送られてきた。本日も気が付いたら寝ていた。 『慧可断臂図』とは、達磨大師に教えを請おうとした慧可が、受け入れられず、自分の左腕を切り落とし、ようやく受け入れられる、という場面である。アウトレイジで自分の小指を噛み切った中野英雄のようだが、中野の場合、この件に関して最後まで”道具“に恵まれなかった。慧可には切れ味の良い剣を与えよう。 達磨と慧可の頭部を作って、とりあえず頭部はここまでとしたい。初めてのことばかりで、ペース配分を改めて考えていかなければならない。後は全身を作る訳だが、出来たところで、単に被写体が完成したに過ぎない。そこまで面倒なことをし、ようやく私の“念写”が可能となる。外側の世界を被写体とし、自分を仮託したり比喩としたりということは私には全く向いていない。

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