明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



鉄拐仙人仕上げに入る。同時にペアとなる蝦蟇仙人も。様々な理由で予定とは違ってしまったが、行き当たりばったりの割に的をそれほどはずさず予定の着地場所近くにに着地したのではないか。 昔から使っていたちゃぶ台は、畳生活も限界が近づいている。そこでスチール製の折り畳みの脚を入手していたので、テーブルにしたい。妙に重いと思っていたが、脚を外してみると、思いのほか欅の天板4枚が分厚い。後は脚に塗装してボルトで止めれば良いはずである。もう一つ、早々にギブアップした文机がある。障子越しの光で執筆する泉鏡花が頭にあったのだが、様々意味で正反対の人物をイメージしたのが失敗の元であった。すでに昔の役場の机のような作業机に換え、処分しようと台所に立てかけていたが、天板が欅の一枚板である。ここで私の不治の病いが出る。2枚重ねればギターに丁度良い。高校の試験中、逃避の手段がギターのデザインと、自転車の改造計画であった。以来、一度も作ったことはない。5年前に入手したホンジュラスマホガニーの板も手付かずである。そういえば、三十年以上通った煮込みの銘店は、木場の河本の解体現場から救い出したカウンターも未だサーフボードのように立てかけてある。



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