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花鳥風月・・・気ままな写真日記

ようこそ、どんこの小部屋へ。ゆっくりくつろいでください。
日常を出来得れば自然と融合したいと思っています。
 

飛び立つコサギ

2005-09-15 | 荒尾海岸の渡り鳥
 コサギが7羽、海岸の排水溝のコンクリートの上に休んでいました。引き潮が始まったばかりの時刻です。鳥たちは引き潮と共に小魚、ゴカイ、甲殻類を食べながら沖へと移動していきます。

 しばらくカメラを構えて待っていると、急に飛び立ちました。思わずシャーッターを切り続けました。運良く、その中の3羽の飛翔の瞬間が撮れました。これは、1羽の連続写真ではありません。3羽のそれぞれの飛形です。ホップ、ステップ、ジャンプの三段跳びのようだと友人が言ってくれました。

 これから秋、空が澄み、上空の雲も爽やかに広がっていきます。秋は私の好きな季節です。
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実るほど・・・

2005-09-14 | 花・植物・果実
 ・・・頭(こうべ)を垂れる稲穂かな
 たわわに実った稲穂は、古来、人間のあるべき謙虚さの比喩として引用されてきました。ちょっと有名になれば、いい気になって世間をなめたような言動をとるちゃらちゃらした芸能人や己だけの力で当選したと勘違いして、やたらに威張りたがる一部の政治家の面々と比べ、物も言わず、静かに頭を垂れる稲穂は確かな存在感があります。

 その昔、「貧乏人は麦を食え」と言って物議を醸し出した総理大臣がいましたが、今、麦を耕作する農家は激減しています。米は貧富の差を問わず、日本人の主食になってしまいました。この状況をあの総理は、あの世でどんな思いをして見つめているでしょうか。

 段々黄色く色づいてくる稲が収穫を待っています。畦道には彼岸花も咲き始めました。やがて、黄金色の稲穂と真っ赤な彼岸花のコントラストが田園風景を彩ります。この畦道を歌いながら家路を急ぐ子ども達の姿があれば、言うことはないのですが・・・。
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近くの浦川

2005-09-13 | 風景
 私の住む街には大きな河川はありません。この浦川がいちばん大きな川です。平地を流れる川で、改修以前は川幅が5,6メールしかなく、あちこちで蛇行し、ちょっと多めの雨が降れば溢れ、周辺の田んぼが水没していました。圃場整備に伴い、川幅が広められ、川もほとんど直線になってからは溢れることもなくなりました。

 私たちが幼少の頃は水も澄み切り、もってこいの水泳の場でしたが、今は工場排水や生活排水などでとても泳ぐことは出来なくなりました。それでも最近はハエ・フナ・コイが生息していて、魚釣りの人の姿を良く見かけます。

 アオサギ、コサギなどが小魚を狙って、川縁に待機しているのもここの風物詩のひとつになっています。この界隈を散歩するとつい「うさぎ追いしかの山 こぶな釣りしかの川」と口ずさみたくなります。間もなく稲刈りのシーズンが訪れます。

 川は回りの水田を潤し、隣町に下り、フェリーの発着する港のある有明海に注いでいます。フェリーの客の与えるエサに乱舞するユリカモメも見応えがあります。


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ハイビスカス

2005-09-12 | 花・植物・果実
 赤いハイビスカスの花言葉は「私はあなたを信じます・新しい美・大胆な美・開放的」だそうです。
 我が家の鉢物のハイビスカスは7月以後、一輪また一輪と断続的に赤いあでやかな花を咲かせてくれています。きょうも室内で33度の暑さでした。暑さにつられたのでしょうか、けさもまた一輪、見事な花びらです。

 県南の地では地植えのハイビスカスやブーゲンビリアの花がいっぱい花を咲かせてくれる情景を見ますが、県北の地ではほとんど見られません。冬には霜を避けるためにやはり鉢植えでしか育たないようです。

 総選挙は大方の予想を覆し、自民党が圧勝しました。国民は小泉首相に、ハイビスカスの言葉よろしく「私はあなたを信じます」とメッセージを託したのかも知れません。小泉さん、裏切らないでくださいね。
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多良岳の落日

2005-09-11 | 荒尾海岸
 私の住んでいる所から見ると、有明海を挟んで多良岳が右手、雲仙普賢岳が左手に見えます。多良岳は佐賀県に属すなだらかな美しい山です。
 有明海は世界一と言われる干潮で有名です。海岸から4キロ先までがすっかり干潟になります。昔からアサリなどの魚介類が豊富にとれ、「宝の海」と称えられてきました。近年は諫早干拓問題で波風が立っていることはお聞き及びでしょう。
 養殖海苔も有明海の特産です。
 きのう紹介した天才少女詩人・海達公子の「夕日」もこの有明海独特の干潟に映る夕日のまぶしさを素直に歌いあげたものです。以前はこの地先の干潟にはムツゴロウがたくさん繁殖していました。子ども達も親に作ってもらったガタブネ(潟舟)に片足を乗せ、もう一方の足で干潟をけりながら、目的地まで進み、引っかけ針を付けた竿で、巧みにムツゴロウを釣り上げたものです。バケツ一杯獲るのは、たやすいことでした。
 今ではムツゴロウの姿も乏しく、ガタブネの風物詩も見られなくなりました。
 ただ、多良岳に沈む夕日の美しさは昔も今も変わりません・・・。
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天才少女詩人

2005-09-10 | 郷土 荒尾
 平成17年9月10日(土)  

 海達公子は1916年(大正5年)に生まれ、1933年(昭和8年)17歳で夭折しました。尋常小学2年の時、北原白秋の「赤い鳥」に児童自由詩が掲載され、推奨作となった「夕日」の詩碑が彼女が通った現在の荒尾第二小学校玄関前に建っています。

  もうすこしで
  ちっこうの         (筆者注:ちっこう=築港)
  さきにはいるお日さん
  がたにひかって       (筆者注:がた=干潟) 
  まばゆい
  まばゆい
                【大正13年九月号「赤い鳥」】 

 彼女が「短い生涯の中で作った児童自由詩は五千余編にのぼる」(規工川佑輔氏)と言われています。北原白秋はこの「夕日」を『珍しい詩才の持主』と選評し、以後たくさんの詩を「赤い鳥」に選び、掲載しています。
 女学校の卒業を前に心臓麻痺で亡くなりますが、彼女の華やかで、短い詩才の業績を規工川佑輔氏がその著「少女詩人海達公子の発掘」で詳しく紹介しています。
 かつて、炭都として栄えたこの街・荒尾を海達公子は学校の小高い場所から見守ってくれているような気がします。
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台風で落ちた晩白柚

2005-09-09 | 花・植物・果実
 我が家の庭先には晩白柚(ばんぺいゆ・ザボンより果実が甘い)の木が1本あります。昨年は15個ばかり収穫して、ご近所にもお裾分けが出来ました。今年は10個ほど実を付けています。先日の台風で、一番大きな実が落ちてしまいました。写真の右は軟式の野球ボールです。11月頃に収穫します。この程度の大きさでは全然食べられません。
 幸い、こちらは台風の影響が少なく、ほっとしていますが、中には穫り入れ前の稲が全部倒れている田んぼも見受けられました。その隣の田んぼの稲はしゃんと立っています。品種が違うのでしょうか、それとも植え付けの差だったのでしょうか。不思議です。
 まだまだ、日中は33,4度の残暑が続いています。ひと頃に比べ、一段と残暑が厳しくなったようですが、夜にはスズムシ、コオロギの鳴き声がして、あ、秋はそこまで・・・と言う気配が感じられます。
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コエビソウ

2005-09-08 | 花・植物・果実
 終日蒸し暑い天気でした。きょうは集合商店街にある本屋へ月に2回配本される本を取りにいきました。別の本を注文しようとしたら、店長が「すみません、来月の2日で閉店することになりました。注文はもう受け付けておりません」と気の毒そうに言いました。普段から客は多く、繁盛していると思っていましたが・・・。閉店の定かな訳は分かりませんが、馴染みの店だっただけに淋しい気持ちがします。今取っている本も他の店に頼んで引き継いでもらうしかないなあとがっかりです。
 庭には夕陽を浴びてコエビソウが咲いていました。6月からずっと咲き続けている寿命の長い花です。台風にもめげず、葉の傷みも少なくほっとしています。倒れたヒマワリなど背の高い草花の整理がやっと終わりました。
 熊本の残暑はまだまだ続いています。
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台風一過

2005-09-07 | 天文・気象・気候
 台風14号はすぐ西に当たる諫早市の上陸しました。台風の眼の東側に位置しますので、相当の暴風雨を覚悟していましたが、一時期はすごかったですが、幸いにも大事に至らず、吹き返しの風も影響が少なくほっとしました。それでも、各地の被害の惨状に思いを巡らすと胸が痛みます。災害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。災害の度に尊い命が失われます。ご冥福を祈ります。
 案じていました当地の梨園や水稲の被害も最小限にすんだようです。私の所は背の高い花苗がほとんど倒れていました。ソフトボールよりも大きくなっていた晩白柚が1個、渋柿や富有柿の実が10数個落ちていた程度でした。
 夕方まで盆栽を元の棚に戻したり、散らかった落ち葉や家の回りの整理をしました。日の沈み前に海岸へ出たら、雲仙普賢岳がくっきりと夕映えに浮かんでいました。たった1日で、自然は穏やかに戻っていました・・・。
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雨風の中のダイシャクシギ

2005-09-06 | 荒尾海岸の渡り鳥
 台風がひどくならない午前10時過ぎに、海岸へ行ってみました。思いがけず、波飛沫が打ち寄せる岸辺にダイシャクシギがちょうど10羽、羽を休めていました。

 風の方向を向いて、一本脚で必死に休んでいるものもいます。ほとんど動かずにいますが、時々風にあおられて、体勢を整えたりしています。シロチドリは1,2羽しか見かけませんでした。

 海岸には警戒のパトカーが1台いました。通りかかった軽トラのクラクションの音で、ダイシャクシギたちは南へ飛び去っていきました。戻ってくるのかなあとしばらく待っていましたが、だめでした。


 
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台風14号が接近中

2005-09-06 | 天文・気象・気候
 台風が接近しています。午前9時現在、雨は降っていますが、風はさほど強くはありません。九州直撃は免れそうにありません。

 我が家の富有柿は写真のように実をたわわに付けています。子どもの頭の高さまで垂れ下がっています。暴風が来れば、多分大半が落ちてしまうでしょう。

 吹き返しの西風が吹けば、海水が飛沫となって襲い、海寄りの田圃の稲は、塩害で全滅の恐れがあります。稲にしろ梨にしろこれまでの農家の苦労が台無しになるのでしょうか。速度が遅いというのも暴風雨が長時間に及ぶことになり、心配です。今は、最小限の被害を祈るのみです。

 
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シロチドリ

2005-09-05 | 荒尾海岸の渡り鳥
 台風14号はいよいよ接近しているようです。朝から風も少しずつ強くなって、雨も降り始めました。我が家には松の盆栽などが40鉢もあり、これを避難させるのが一苦労です。去年は相次ぐ台風襲来で3回も小屋への出し入れを余儀なくされました。「非常に強い」勢力と言いますから、心配の種は尽きません。梨農家の話だと、後10日、遅く来ればどうにか一番収穫が出来るのに、今来られては全滅だと嘆いていました。自然は優しいだけとは限りません。アメリカのハリケーンによる被害も甚大で、自然の脅威に、人間は為す術もないようです。胸が痛みます。
 きのう、海岸で撮ったシロチドリです。この雨風の中、どうしているのでしょうか。
 さあ、今から雨の中、盆栽の避難を始めましょうか。
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ダイシャクシギ

2005-09-04 | 荒尾海岸の渡り鳥
 今朝は近くの海岸へ探鳥に出かけました。有明海の蔵満海岸です。歩いて5分の距離です。市の野鳥の会の呼びかけがあったそうでしたが、4,5人見えていました。時間が早かったせいかも知れません。
 シロチドリ、メダイチドリ、ダイゼン、ソリハシシギ、トウネンなど5,6百羽が寄っていました。満潮で、防波堤のコンクリートの階段まで、シロチドリやメダイチドリが上がって、ほんの4,5メールの先に可愛い姿を見せていました。
 台風14号の影響でしょうか、普段は内海で、べた凪なのですが、きょうは時折波打ち際で水しぶきが上がっていました。この鳥たちはもし、台風が来たらどこに身を潜め、羽を休めるのでしょうか。
 まだ当地は薄曇りで、蒸す蒸しする天気です。庭の数本の富有柿、渋柿、晩白柚などは実をたわわに付けています。暴風雨になれば多分大半は落ちてしまうことでしょう。自然には逆らえませんが、台風が来ないことを祈るのみです。
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ケチョウセンアサガオ

2005-09-03 | 天文・気象・気候
 ケチョウセンアサガオが今朝は3輪咲いていました。きのうは2輪。まだオクラに似た蕾が数本ありますので、しばらくは咲き続けるでしょう。二番咲きです。8月の初めが一番咲きでした。花の直径が10センチを超える大輪です。
 この花は午後になるとすぼみ、夕方には薄茶色になって大半は落ちてしまいます。午前中だけのはかない寿命ですが、輝くばかりの白さと雄しべ、雌しべの繊細な美しさには思わず見とれてしまいます。時々、キアゲハチョウなどがつかの間のオアシスを求めてやってきます。
 花が終わると、ピンポン球にトゲ状のイガイガが生えた実をつけます。根はゴボウに似て人命をも絶つ猛毒があります。ゴボウ畑の傍に植えるなと、と言われる所以です。花の美しさからは想像も出来ません。それとも、「きれいな花には毒がある」との教えの通りなのでしょうか。
 強力な台風14号が九州方面へ進んでいるようで心配です。当地にはジャンボ梨で有名な新高梨が10月の収穫期を控えています。直撃すれば、壊滅的な打撃を受けることでしょう。梨農家ならずとも、逸れてくれればと祈っています。

 
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浦川のアオサギ

2005-09-02 | 鳥・昆虫・生き物
 自転車で5分の距離に幅が10㍍ほどの川が流れています。浦川と言い、回りの田圃を潤しています。この川岸や田圃にはコサギ、キアシシギ、アオサギ、オオバンなど沢山の野鳥が見られます。サギ類はここと数百㍍西の有明海の干潟の小魚やカニなどを食べに行ったりして往復しているようです。
 特に牛水海岸や蔵満海岸はトウネン、ハマシギ、オバシギ、ソリハシシギ、チュウシャクシギ、メダイチドリ、シロチドリ、ダイゼン、オーソリハシシギなど野鳥が集う場所で有名です。多いときは数千羽が見られます。
 浦川べりを歩いていると、突然ばさばさと羽音を立てて、アオサギが飛び立つ光景に出くわします。「グァォー」という鳴き声は眼に比例して、鋭さがあります。
 この前まで緑一色だった稲にも早や穂が実りつつあり、秋の気配も漂い始めました。
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