サッカーをやっているのに、英文に出てきた suddenly が読めないし、意味も知らない生徒が多いのに驚かされます。
でも、そんな生徒たちに「PK戦の6人目以降で、勝ち越した時点で試合が終わるのは?」と聞くと「サドンデスです」と即答します。
なぜ、普段使って知っているカタカナの語源に興味を持たないのか?そこには英単語を覚えるきっかけに満ちあふれているのに・・・。もったいない!
サドンデスは sudden death で「突然死」の意味です。形容詞 sudden「突然の」を覚えれば、suddenly「突然(に)」を覚えることで、形容詞+-ly=副詞という大切なルールも知ることができます。
名詞 death「死」、動詞 die「死ぬ」、形容詞 dead「死んだ」と派生語も覚えれば、どんどんボキャブラリーが増えていきます。
スポーツをやっている生徒は、その中で使われているカタカナを掘り下げれば、もっと楽にボキャビルできますよ。
因みに、私が今まで最も楽に英単語を覚えたのはプロレス技を通してです。その多くが、生活英単語として今でも役立っています。そのごく一部を紹介すると、
scorpion deathlock「サソリ固め」
camel clutch「ラクダ固め」
bear hug「熊式鯖折り」
bow and arrow「弓矢固め」
drill a hole piledriver「脳天杭打ち」
tombstone piledriver「墓石式脳天杭打ち」
German suplex「ドイツ式原爆固め」
brainbuster「脳天砕き」
elbow drop「肘落とし」
knee drop「膝落とし」
figure-four leglock「足4の字固め」
neckbreaker drop「首折り落とし」
iron claw「鉄の爪」
key lock「鍵固め」
どうです?動物や体の名前が使われているものが多く、英語を学ぶなら知らなければならない単語ばかりでしょう。小学校の頃、クラスで勝手にプロレス団体を作り、段ボールでチャンピオンベルトを制作するほどプロレス好きだった私は、何の苦もなくこれらの英単語を覚えられました。
英単語のボキャビルは工夫次第です。もう一度、身の回りを見渡して、英単語を覚えるきっかけを探してみましょう。