英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

大学受験生としての自覚

2022年10月20日 | 指導現場にて

一般受験で大学合格を目指す、普段は感情を表に出さない高3生が、授業中に突然泣き始めた。

先月末くらいから、指定校推薦で大学が決まった友達の遅刻が多くなり、ついには学校を休み始め、明らかに勉強に対する態度が変わったという。「あの友達と同じレベルの大学にだけは行きたくない。負けたくない・・・」

ここ数日、当学院に通う複数の生徒から、指定校推薦の校内選考で大学が決まるや否や、学校を休み始めたり遅刻したりする人が増えたと聞いた。

コロナ禍の昨今、「体調がすぐれない」と連絡すれば公欠扱いになるのも、学校が安易に欠席を認めざるを得ない一因となっているようだ。

 

何か違うんじゃないか、指定校推薦組!大学が決まればそれで終わりなのか?勉学に対するそんな姿勢を看過している親の神経も疑わざるを得ない。

今の時代、保護者の立場が強く学校が何も言えないのは分かるが、学校の対応にも問題あるんじゃないか?

指定校推薦が決まって勉強に対する姿勢が悪くなった場合は推薦を取り消すなどの条件を、予め告知しておくべきではないか?

欠席する場合は、診断書などの公式な文書の提出を課すべきではないのか?

学校がそこまで対応しなければならなくなった我が母校の状況に、危機感しか覚えないよ。

 

断っておきますが、指定校推薦が決まった全ての生徒がそうであると言っているわけではありません。指定校推薦で大学が決まった当学院に通う生徒は、校内選考通過後に親と話し合う時間を持ち、「英検準1級合格という新たな目標を設定し更に頑張っていきます」と、授業後も遅くまで自習をしています。

大学に合格すればそれでいい。そんな安易な考え方は捨てろ。その先には、君たちが経験したことのない、想像も出来ないような苦労が待っているんだよ。

常に目標を設定し、真摯に努力しろ。高3生のみなさんより少しだけ長く生きている私からの忠告です。世の中、そんなに甘くないよ。

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