英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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感涙の第26回長野マラソン #4

2024年04月25日 | ランニング・筋トレ

(「感涙の第26回長野マラソン #3」の続きです)

30kmを過ぎると緩やかな上りと下りが2回続く通称「フタコブラクダ」です。多くのランナーたちが後半のポイントに挙げているところですが、松本マラソンのあの激坂を2回走っている私にとっては、むしろこの位の変化があった方が楽しいくらい。30~31kmのラップは4分28秒でしたから、タイムからもそれは分かります。

32km。ここまでは自分の中では抑えて走ることを意識してきました。しかし、ここからの残り10kmがマラソンの勝負どころなので、自分の走りを解放する時です。32km地点を過ぎるとすぐ、the Canadian Club が今大会のテーマ曲「Rechord」を生演奏して盛り上げてくれています。その演奏に走りながらガッツポーズで応えて、「さあ、行くぞ!」とスイッチを入れました。

33km過ぎ、スペシャルゲストの高橋尚子さんがハイタッチで応援してくれました。Qちゃんの「みんなー!ここまで走ってきたこと自体が凄いことなんだよ!」という言葉が、疲れてきた心身にしみわたります。そうだよね。ここまでの33kmを走れるって、凄いことなんだよね。なのにもう10km近く走ろうとしているランナーたち。周りを見れば、歩き始めたり、足が攣ってストレッチしたり、道路に倒れ込んでしまっているランナー。みんな苦しいけど、みんな凄い。普段の練習は独りだけど、今は独りじゃない。さあ、みんなでゴールに向かってもうひと走りしようじゃないか!

ここで後ろから「福澤さんですか?ブログ、いつも読んでいます」と声をかけて下さるランナーが!聞けば、同じくサブ3.25(3時間15分未満)を目指して走ってきたとのこと。できれば一緒にゴールしてサブ3.25を達成しようと、残り10kmの健闘を誓いました。

岩野橋を渡ると35km地点。ここから4km続く堤防道路。例年強烈な向かい風が吹く、長野マラソン最後の難所です。エナジージェル Mag-on のカフェイン入りを摂取し、心身に活を入れました。

しかし、今年は微風で、しかもそれまで蒸し暑かったのでむしろ心地よい風。2回目のフルマラソンだった2年前の長野マラソンでは37km過ぎで足が止まってしまったところ。あの時以降、同じ失敗を繰り返さないために、日々の練習を積み、レースプランニングを考え、今があります。もう足が止まることはありません。後半にスピードを上げるネガティブスプリットが私のマラソンスタイル。楽に、軽く、速く終盤を走る!

<32kmからの1km毎のラップ>

 ~33km 4分27秒

 ~34km 4分35秒

 ~35km 4分35秒

 ~36km 4分38秒

 ~37km 4分28秒

 ~38km 4分32秒

 ~39km 4分34秒

 ~40km 4分28秒

 ~41km 4分26秒

 ~42km 4分27秒

39kmを過ぎ、堤防道路に別れを告げて、いよいよフィニッシュの長野オリンピックスタジアムへ続く最後の直線2km。沿道の応援も増して、一層力を与えてくれました。スタジアムに入る42kmの直前、母・妻・次男が声の限りに応援してくれました。

41.9km地点 次男(中3)が撮影

 

41.9km地点 応援してくれる母を妻が撮影

 

そして、長野オリンピックに入る暗い通路にある「42km」の距離標識。残り200m。

信濃毎日新聞デジタル より

「よし、行ける!」とサブ3.25を確信。スタジアム内では例年通りE・エルガーの行進曲「威風堂々」が流れています。思わずガッツポーズをしながら、人工芝の反発を心地よく足裏で感じながらゴール!

3時間13分13秒。2ヶ月前の京都マラソン2024で記録した自己ベストを3分44秒も更新しました。直近6回のフルマラソンと同様に、一度も歩かず、立ち止まりもせず、気持ちも身体も最後まで余力を持って走り切ることができました。

(「感涙の第26回長野マラソン #5」へ続く)

コメント (3)
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