帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

バイト

2005年09月13日 | Weblog
日曜の夜と、昨晩、二夜続けての晩徹バイトをしました。
私はよく、公務員と勘違いされる事が多いのですが、違います。 ですのでアルバイトを当たり前のようにやります。
もちろんダイエットや、社会の現状を知ること、若い男の子達と接し、何を考えているかを知り、さらには自分がカビて行かないようにする目的もあります。 
問題を持つ子供達の親をサポートしている側に良くありがちな、”エアコンの効いた部屋で、ペンを持ちながら、偉そうに子供達を語るような事”をするつもりはありません。
権威も無く、名も無い私が出来る事は、自らの体をつかって彼らと一緒に汗を流し、大人になると見えなくなりがちな、若い世代の心に出来るだけ近づく事です。
アルバイトの場合、同じ使われる側にありますから、上下関係が無い為に、わりと若い子も心を許し、色々な姿を見せてくれますし、割と深いところの話してもくれます。

私は元々子供を見下ろす側の人間ではなく、どちらかと言うと子供達共に有る側の人間です。 
もちろん自分の子供に対してはあくまでも父親ですが・・・・

今回は、内装現場の重い什器搬入の仕事で、日曜の夜9時から朝の5時までアルバイト、その後現職の仕事場まで移動して、6時過ぎから仕事し、就業後に職場で約二時間寝てから、再度アルバイト現場まで移動して徹夜、職場に戻ってきて2時間くらい仮眠の後、仕事を初めて、今、昼休みで書き込んでいます。
さすがに肉体労働だったので、立ちくらみしますが、本職は頭脳労働の為、眠気さえ我慢できればOKです。
昨日、今日と二日間通しての仕事でしたが、両日きたのは私ともうひとり、割と年配の方で、他のメンバーは全員入れ替わりでした。
たくさんのアルバイトをしながら、ついでに?若い男の子がどのように働いているかを見る事が多いのですが。
ほぼ99%の子は、真面目できちんと仕事ができます。
若い為に、危険なことの判断や、手順、容量が悪い事もありますが、実によくやります。
世の中ではフリーターは一時のような良いイメージが失われました、ニートと言う言葉と重なって連想され始めた為です。
アルバイトをしていると、特にこのような肉体系の場合には、「何だこの格好は?」という子もいますが、仕事自体はきちんとこなします。
彼らを見ていて思うのは、適切な職場と職種、言うなれば、職の提供がきちんと行われれば、それなりに能力を発揮できる子ばかりだということでしょうか。
若いが故に、格好の良い仕事や、楽な仕事に流れがちなのは我々の時代とて同じでした。
世の中が即戦力を求めるようになった、等とよく言われていますが、裏を返せば、若い子を社会が責任を持って育て上げる努力をしなくなったと言う事でもあります。
言う事を聞かないのが当たり前、が若さの証拠でもあるなら、彼らの心を理解しながら育て上げて行く事が出来ないと言うのは、無垢で、世の中を知らない若者より大きな責任を負っているはずの、我々大人が構成している社会全体がその責任を放棄していると言う事。
先の”即戦力”の話とあわせてかんがえるならば、”楽して金儲け”がいまの社会のすがたそのものでしかないと言う事。
若者ばかりを責めるこの風潮を作り出しているのも我々大人であることをまず認識し、そしてそれを改めないかぎり、若者に物を申す事など恥ずかしくて出来ないと思うのは私だけでしょうか?

育て上げるという考えが失われたのなら、誰にも言われる事無く、自らの努力で、正しい方向で前に進む事のできる力をもった子供、をそだてるのは親の務め。
自分の枠に縛られ、それに拘束され、いくら悩んだとて、親の出来る事は所詮、親のという人間の範囲を越える事は絶対不可能。
そうであるなら、優れた他人の教育という力を受け入れる事で、自分の能力プラス、優れた他人の能力という、これほど優れた教育法は無いのでは?と私は思うのです。
自分は親だから、親でなければと言う考えに、がんじがらめに縛られている人を見かけますが。 裏を返せば、自分という人間の枠を越える勇気の無い、自分が可愛いと言うナルシスト的考え方でしかないと言う事を言うと、やはり反発を招くのでしょうね・・・・・・・・
あー眠いぞー!