吉田拓郎「おやじの唄」
最近某事が有って実家へ電話、すると親父がでて、僕の話を聞いているのか聞いていないのか・・・
翌日親父から電話が有って、相変わらず何言っているかわからないし、昔も今も相変わらずの口べた&不器用。
でも、そこには昔と同じで、それでいて昔と違う親父が居る。
とにかくおっかなくて、何か話す度にビクビクしていたあの頃の自分、でも受話器を通して、今耳へ入ってくる親父の言葉は優しくて、
あれだけ厳しかった筈なのに・・・・
何故かそこにある老いを感じ、それを否定できない自分と、幼い頃になんども頭へ振り下ろされた拳骨にどれだけ愛情が注ぎ込まれていたことだろうかを知る、
いまもって自分はこの親父を超えたろうか? すこしでも前に行けたのだろうか?
なぜか心の底から沸き上がる思いに涙あふれ、それを悟られないようにひたすら平然を装う自分と、反抗期真っ盛りに口にした、ただ親父を傷つける為だけだった言葉の数々が交錯する。
今以て、自分は電話の先にいる不器用な親父の子なのだと、それは過去から未来永劫かわらぬものだけど、
あちらこちらにぶつかりながら我が子を育ててきた自分には、その思いが果たして届いているのだろうか?
ただただ思い巡らすけれど、不思議と親父に負けたくはないという思いと、一生勝てないだろうな、という重いが常に堂々巡りする。
たかが一人、普通であって、特別ではない。
そんな親父、そして今ある自分、比較することに意味など無いけれど、比較しなければ自分という存在が確認できない。
やがて電話は母親に替り、先ほどの親父とは異なる明瞭で解しやすい言葉がそこにある。
でも何故だろう、訳の分からない親父の言葉に涙する自分がそこにいたことは確かだ。
最近某事が有って実家へ電話、すると親父がでて、僕の話を聞いているのか聞いていないのか・・・
翌日親父から電話が有って、相変わらず何言っているかわからないし、昔も今も相変わらずの口べた&不器用。
でも、そこには昔と同じで、それでいて昔と違う親父が居る。
とにかくおっかなくて、何か話す度にビクビクしていたあの頃の自分、でも受話器を通して、今耳へ入ってくる親父の言葉は優しくて、
あれだけ厳しかった筈なのに・・・・
何故かそこにある老いを感じ、それを否定できない自分と、幼い頃になんども頭へ振り下ろされた拳骨にどれだけ愛情が注ぎ込まれていたことだろうかを知る、
いまもって自分はこの親父を超えたろうか? すこしでも前に行けたのだろうか?
なぜか心の底から沸き上がる思いに涙あふれ、それを悟られないようにひたすら平然を装う自分と、反抗期真っ盛りに口にした、ただ親父を傷つける為だけだった言葉の数々が交錯する。
今以て、自分は電話の先にいる不器用な親父の子なのだと、それは過去から未来永劫かわらぬものだけど、
あちらこちらにぶつかりながら我が子を育ててきた自分には、その思いが果たして届いているのだろうか?
ただただ思い巡らすけれど、不思議と親父に負けたくはないという思いと、一生勝てないだろうな、という重いが常に堂々巡りする。
たかが一人、普通であって、特別ではない。
そんな親父、そして今ある自分、比較することに意味など無いけれど、比較しなければ自分という存在が確認できない。
やがて電話は母親に替り、先ほどの親父とは異なる明瞭で解しやすい言葉がそこにある。
でも何故だろう、訳の分からない親父の言葉に涙する自分がそこにいたことは確かだ。