帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

アメリカで部品を買うと安いよね~ 、そうでないと維持できないし。

2011年10月28日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス

数週間前に終わったダッジの車検は、すでに10万キロ突破していたのと、1994年型ということで、肝心の部分をきっちりやらねばならなかったので多少費用がかかった。

部品はすべてこちらが供給で、純粋に車検代として支払ったのは16万。   高い・・・・

 

今回まず優先してやったのはフロントと、リアのブレーキの整備。

なんとなく左にハンドルが取られる違和感を覚えていた僕はオーバーホールなんていうのじゃなくアッセンブリー交換。

シール類を取り寄せてオーバーホールという手もあるのだけれど、年式など考えるとピストンの熱変形やらシリンダの腐食等が当然

考えられるので、いっそ交換したほうが安全で簡単だ。 

 

フロントのディスクブレーキは新品にパカット交換してもらって終わり(整備士おお助かりなんですね、これは)。

次はリアのブレーキホイールシリンダだけれど、これは特に問題なかったけれど、年式考えてフロントと同じく丸ごと交換。

ブレーキ系統はまずこれでOK。 

 

次が点火系統ですが、火花を配るディストリビューターとローターは当然の事ながら消耗品なので交換。

実は注文時にうっかりしていてプラグコード一式を注文するのを忘れていた・・・・   

 

これには話があり、「プラグもそろそろ交換だべ?」と今回は寿命の長いプラチナプラグを8本取り寄せた。

ところが車検時に工場から「前回交換してありますよ」と指摘、どうも前回車検時に次回交換品として プラグ と 上に書いたプラグコードを頭のなかでとり違えていたようだ   老化? ボケ? ははは まだ若いのにな~ 

あとは通常メンテナンスで十分だった。

 

さて、その他は車検でやってもらうと工賃等でお金が出て行くので、リフト作業の無い安全に出来るものは全て自分でやるわけだが、

その一つがおととい紹介したリアのショックアブソーバー交換。 

 

後はそろそろやらねばならないフロントの駆動系一式ですが、これは来春までにやる予定なのだけれど、まずはウォーターポンプアッセンブリー、アイドラープーリー、テンションプーリー、駆動ベルト等。

全て消耗品と考えてよいので、一気にやらねばならない。   めんどくせー 

 

そういえば、アメ車には日本車で一時期流行った史上最低最悪の、先進技術名目でいて、その実は適度に車がお釈迦になって廃車してくれるのを期待してメーカが取り入れたタイミングベルトなんちゅ~くだらない物は無い。 

大陸を横断する車は、砂漠のど真ん中でベルト切れによるエンジン大破なんていう様な愚かな構造にはなっていないわけだ。

まあ、余りにも故障が多く、社会問題化しそうになって日本の各社ともタイミングベルトやめてチェンに戻っているけれど・・・・ 

 

とりあえず交換部品として取り寄せたのはこれで全部。

当然これだけの部品を日本車で交換しようなんて考えたら大変な金額になる。 

なぜか日本の部品代金に不満を持つ僕は当然アメリカから輸入、送料が8000円かかるが、日本で買うよりはるかに安い。

以下に大体の値段比較を書いてみたいと思うけれど、ちなみに日本国内にあるアメ車関係ショップの部品価格も参考に書いておきたい。

 

ダッジの車体考えれば、強度的にハイエースより上で、大体クラウンあたりの部品がつりあう同じ程度だろうと考えても良いわけだけど。

たとえるならブレーキキャリパーアッセンプリー  これは向こうの価格で一つ66ドル、円で5000円前後だ。

左右で1万円というところ。

クラウンなら一つ3万からへたすりゃ5万。 アメ車屋で3万からへたすりゃ10万ボッタクられる 

オーバーホールキットでも片側だけで5000円前後と日本車は激高。

 

ブレーキホイルシリンダーにいたってはアッセンブリーで11ドル、たった700円。 クラウンは4輪ともディスクのために

比較不能、アメ車屋でこの部品は5000円から1万する。

ちなみに700円は 普通の日本車のオーバーホールキットより安い。

 

ディストリビュター と ローターはあわせて30ドルで2400円と。 同じV8のクラウンなら数万、 アメ車屋で1万円くらい取る。

 

ウォーターポンプは100ドルで 8000円 パジェロミニのポンプ値段と変わらない(笑) 

、クラウンなら3万、 アメ車屋で2万。

 

駆動ベルトは 50ドルで4000円、 クラウンで同じものは無いがドライブベルト系合わせて8000円、 アメ車屋で1万えん。

 

アイドラープーリーは30ドルで2400円、 クラウンなら(付いているかな?)多分8000円くらい、アメ車屋で1万。

テンショナー&プリー は110ドルで9000円くらい、 クラウンなら(付いている?)16000円くらい、アメ車屋で2万。

プラチナプラグ 一本4.5ドルで360円 日本だと1500円。

 

リアのショックアブソーバーは一本60ドルで約5000円、 日本車なら1万、 アメ車屋なら1万5千円。

 

とだいたい書き出してみたが、どれだけ日本車と日本国内のアメ車やがボッタクリしているか良く分ると思う。 

 

上に書いた価格から、概算で取り寄せたのが4万8千円くらいであるが。

クラウンだと12万円、 アメ車屋だと18万円になる。

 

このコスト差の理由だけれど、今回取り寄せたのは純正品ではないが、純正と同等かそれ以上の性能をもつOEM部品製造会社のものばかり。

アメリカでは純正品より社外品のほうが低コストで性能がはるかに上の製品というのは当たり前のようにあるわけです。

*ただ、その信頼性の高いところを見つけるのは大変ですが。

 

なんで日本車はこんなに部品が高いのかというなら、OEM部品を造って売る、また売れる土壌が無い。

車を所有する物が言われたままの値段にまったく疑いをもたない、またコスト意識が全く無い。

へたすりゃ部品代が高く、修理などでバカ高い金額をはらわされても、逆にそれをステータスにしているやからもいる。

 

このあたりは、少しでも浮かしたお金で家族と旅行へいったり、美味しいものを食べに行こうとする僕にはまったく理解出来ないことです。 

車検代でバカ高いお金払わされて自慢している人間の顔をみると、その値段の分だけ脳みそが足らないように感じてしまう。 

 

とにかく入ってくる収入というのが増えもせず、みんな大して変わりが無いのだから、あとは支出の中から、何が無駄で何が有用なのか?

どうやって品質を落とさず品質の良いものを得るか? 24時間常に考え、それを実行しない限りはただの無駄と後悔だけが待っていると思っているが、まちがいであろうか? 

 

知り合いが車を車検に出し、40万ディラーに請求された話を聞くが、参考までに僕外車所有経歴の中で部品代を除いて、大抵は15万から18万、20万を超えたことなど一度も無い。

こうした日常生活の中にある、無駄の一つ一つを丁寧に減らしていくと、無頓着に生活している年収1000万くらい人の生活が僕にも出来てしまっている。

知識と技術、教養はその人間のもつ力を数倍にして、安定させてしまう。

同じ様な力をつけることを、つい娘と息子に願ってしまうのだけれど、単なる親父の小言にしか聞こえていないところが残念で仕方ない。 

 

えへへ