すでに12年近く使い続けている、 朝日ソーラー の石油ボイラー
朝日ソーラーといえば、一時はマスコミに悪の権化みたいな扱われ方をされたせいで倒産まで持って行かれ、今は再生法?かなんかで立ち直って細々とやっている。
ここは、社長が 「太陽エネルギーは元気力エネルギー」、というフレーズで売り出し、現場では 拳骨エネルギー といわれる厳しい営業姿勢により一時は大企業となったのだけれど。
こうした営業で必ず出てくるのが老人や障害を持つ人を騙して搾取する営業マン。
会社自体は何ら悪くないのに、一人でもこうした人間が居ると、あっという間に会社は潰れてしまうわけです。
本来、この朝日ソーラーという会社の製品信頼性は異常と言ってよいほど良く(社長は品質にも厳しかった)、家の屋根に乗っているソーラーパネルは設置して15年ほど経過しているが、今年の夏にパネルとタンクを接続するホースを交換しただけでほぼメンテナンスフリーで快調に毎日働いている。
これに、少し遅れて設置した同社ボイラーは風呂、キッチンのコントローラーが一度ずつ故障したのみで、定期的な水抜きを行っていることもあるのか一度も故障は無い。
その前、新築時取り付けられていたガス湯沸かし器(ボイラー)は必ず冬になると凍結故障したり、定期的に基盤が壊れたり(3万ずつの出費)の繰り返しで最悪だった。
こんな感じで朝日ソーラーはとても良い製品なのだけど、不満があるとするなら旧式のために多少なりとも動作音が大きく、これに気を遣うことだ。
ただ、いい加減壊れてもおかしくない年月を消費しているため、新しいボイラーの設置準備に入ることに決めた。
といっても、新設のボイラーをまだ取り付けるわけではなく、その位置にまで必要な配管類を伸ばし、いつでもポンと切り替え可能なようにするだけ。
そうでないと、いざ故障した時に交換と判断されれば、見積もりから始まって業者が来て設置及び工事等々、平気で一週間は過ぎてしまう。
真冬にせよ真夏にせよ、お湯がその間無いというのは最悪で、何とか2,3日で済ませたいし、設置業者なんぞに頼んで
工事費払うほどバカらしい物はないで、当然の事ながら、全て自分で工事をやれる様にしておかなければならないわけだ。
予定では、現在の貯湯式ボイラーを長府製の直圧式へと変更。
本当は朝日ソーラーの物が欲しいのだけれど、高い・・・・
直圧式へと変更のために配管は4本で良く、風呂の循環(湯張り及び炊きあげ保温の回路)が1つで配管2本、
もう一つは水道水の入りと、給湯の出で計二本。
そして現在有る、減圧用の同圧配管は廃止なのでその分の配管は今回しない。
*いい加減で申し訳ないが一応ぽんち絵を写真でアップ。
新たなボイラー設置場所を決め、同時に古いボイラーはそのままにしておいて、新設場所は現在の位置と建物をはさんで反対側にする。
なんで現在位置で交換しないか?というなら、今ボイラーが有る位置は隣家の玄関先。
当然に灯油の燃えた匂いが残るわけで、また動作音が迷惑をかけているのが分かりきっているからだ。
その他に、場所的に狭いし、メンテナンスはやりづらいしと最悪なこともその理由。
建物反対側の方が広いスペースが有る。
そんでもって一番時間がかかる、新しい管を床下に通すのだけれど、これは古い鉄管や塩ビ管等を使用せず、曲面に柔軟対応して凍結に強い最新のさや管(ポリエチレン管)で当然クイックコネクタ仕様の物。
今日はこれの10m物を4ロール買って床下を通した。
予め予想はしていたけれど、断熱材付のポリエチレン管は寒さでがち固くなっている上に、狭い床下を4ロールはわせるのは想像以上に大変で、
終わるころには頭からつま先までどろどろ、鼻の穴から口の中、目まで埃で真っ黒という有様。
オマケに配管取り回しているうちに床の断熱材(当時はまだグラスウール)を引っ掻いてウールの粉じん飛ぶし、自分一人で阿鼻叫喚状態。
ほぼ1時間格闘してやっと床下点検口から出てきた僕を見て娘と息子が笑うけれど、 「あの~ 必死だったんだけれど・・・・」 笑
その後は建物外側両サイドから管を引っ張り、床下のネジ曲がりや弛みを調整、同時に無駄を極力無くすようにして終了。
後は口金やらなにやら取り付けるわけだが、今日はいい加減疲れたので、「このまま風呂に直行でぃ!」
ちなみに、実際の配管は、ぽんち絵と異なって、ただTジョイント付けて接続すりゃ~いいってものではないわけで、それなりに大変。
旧ボイラーの内部構造がよく分からないので、というか新しいボイラーと現在の物ではかけられる水圧がそもそも違うことから、水圧見て減圧&逆止弁を単なる逆止弁に
交換することも必要だし、直配するかも知れないし、当然その時には古いボイラーの配管外さねばならない等、かなり大変。
へたすりゃ古い配管を大々的に造り直すことになるかも知れないわけで、当然の事ながら、これがこうした配管工事の面倒なところだ。