屋根裏部屋拡張計画で、舞い散る木屑と這い回る延長コードにうんざりした僕、が半分衝動買いしたのがこれ。
日立製のコードレスマルノコ。
バッテリー部分に24800円の価格表示があるが、実際はホームセンターの決算投売りで売っていた、展示品だと思われる。
何で思われるのかというなら、このバッテリー、明らかに使いすぎて弱くなっている。
そんでもって実際の購入価格は処分価格で、この半分の12400円でした。
バッテリー駆動の丸ノコって切れるんだろうか?
と半分疑いながら家に持ち帰り充電、恐る恐るベニアをカットしてみると、 「はれ?」 というほどの切れ味。
もっともバッテリーが弱いので、何枚か切るとバッテリー内部の温度が上昇して力が無くなる。
現在は新品のバッテリーを3500円で購入して使っているが、非常にクール。
どこがいいかというなら、やっぱりコードの取り回しの必要が無いこと。
どこにでも、すぐにもっていけ、電源の無いところでの作業が可能。
なによりこれが一番嬉しい(マルノコつかったこと無い人にはわからないかもしれませんが・・・)。
その次、切りくずを吸い込み、右サイドについているハウジング中に溜める機構が付いていること。
このおかげで、やたらめったら飛び散ることが無い。
木屑を吸い込むのでカット線が見えるし、最高。
でも何枚かベニアを切るとハウジングの中がすぐに満タンとなる。 笑
この部分に掃除機のホースが接続でき、木屑を吸い込んでくれるようになっているために室内の作業でも
ほぼクリーンに出来るのが嬉しい。
もっとも完全ではないけれど・・・・
ハウジングカバーをはずすとこんな感じ
運転は二重ロック機構でうっかり回ることがないために安全で非常に便利、なおかつ
写真の親指がかかっているのが丁度一番目のスイッチなのですが、これを押すと
LED式のライトが点灯して、かっと部分を照らしてくれるので、切りくず吸い込み機構とあいまって非常に
精密な加工が出来る。
親指のスイッチ押して一段目のLEDが点灯、そして人差し指のトリガーを引くと刃が回転する機構で、
スイッチの位置は絶妙で、殆ど不満は無い。
バッテリーという動力源を使用している以上、バカみたいなパワーは無いが、家庭で行われる日曜大工
位の仕事ならおそらく何の不満も感じないと思う。
一応、安定と力を入れてカットする為のグリップも先端についているが、殆ど使わないだろうと思う。
使ってすぐにわかることが、やたら目たら静かだということ。
その1で紹介したマルノコに対しての騒音比較で、あくまでも自分の感覚でしかないけれど、10分の1というところ。
もちろんカットの際は音が出るが、回転数が早いのと、よく切れる刃で静かだ。
ヒステリックな切り裂き音が嫌いな人には良いと思う。
とここまでは良いことですが、この先は不満点。
まず、バッテリーが12Vで、どうしても力不足。
あえてやらんでもいいのだけれど、厚さのあるものをカットするとすぐに刃が止る。
この場合、ゆっくり動かしていけばやたらと切れるノコ刃が綺麗にカットしてくれるので問題ないのだけれど。
自分みたいな早い作業を望む人間には多少残念なところ。
現在14V仕様やそれ以上の電圧で駆動する物が出ているようだけれど、直で電源引っ張るでかいマルノコにかなうはずも無いので、
どのくらい効率アップできるか疑問?
第一値段が4万とか5万する、どこぞの金持ちが買うんだろうか?
刃の径が小さいのでカットに限界がある。
当然の事ながら刃の径が小さい、120mmといったところで、出幅は頑張って45mmくらい。
2x4材をカットするのが限界と考えたほうが良い。
次、やはりバッテリーだ何だと機能が充実しているので重い。
といっても、特段重量があるわけでもなく、馴れてしまえば重さを感じさせないくらいかな~ 笑
最後にバッテリーの持ちが悪い。
これも当然の事だけれど、あくまでバッテリー駆動であるが故の宿命。
何枚もの板を連続でがんがん切ろうなんて考えないほうが良いことは間違いない。
買った際についていたバッテリーは実演で酷使されていたらしく、殆ど力が無くて、11mmのベニア数枚切ると加熱して
アウト、冷えるまで待って又数枚という感じ。
ただ、新品のバッテリーを購入したら、結構な枚数まで切れそうな勢い。
耐久テストしたわけではないが、10枚くらいは平気でいけるのではないかと思う。
まとめ、
衝動買いしたこのコードレスマルノコ。
でかいマルノコを出して来て、延長コードリールつなげて、木屑撒き散らして作業するほどの事ない軽作業では最高の存在。
現在ちょっとした作業ではこのマルノコに全面的に頼っている。
頼もしい相棒だ。