朝職場に着いたら、珍しい物が敷地の中に落ちていた? いや 落下していた? 着陸していた? 笑
長い紐にパラシュートにアンテナみたいな物がついた白い箱
初めは遠巻きに見ていて、その後静かに近寄って触らずに観察してみると ラベルが貼ってあり、 日本語で 能書き、 その横には英語の能書き。
なんと気象調査用のラジオゾンデでした。
めずらし~!
こんな物と普通の生活で遭遇するなんて、ほぼ宝くじ並みの確立。
ほとんどのラジオゾンデは、 偏西風にのり、太平洋に落ちる、 滅多なことでは陸地に落ちない物なんです。
で、能書きをみると、 もし拾ったらそれは使用済みなので不燃ゴミとして捨ててくれと書いてある。
ふむふむふむ
そんじゃ~遠慮無くポイ! ってするはずが無い僕 あははは!
当然分解します!
中身が気になる・・・・・ これ裏面。
捨てて良いと書いてあるので、バラして 不燃ゴミと可燃ゴミに分けて捨てるという事も有ります。
遠慮無く カッターで横を留めているテープをカットして、 そろりと蓋をあけます。
基板を取り出してみると メーカーはロッキードマーティン製
センサーは3つ有り、 一つは湿度測定用、 そして温度測定用、 後はなんだろ? 光度測定?
基板の上には GPSアンテナが載っかっていて、これで、このラジオゾンデが今何処へ飛んでいっているか? 高度は?気流の流れ(速度)は?を測定する。
金色の縁のがそのGPSアンテナ
GPS右記電波をうけて処理するのがここ。
TRIMBLE GPS レシーバー
http://www.rpc-electronics.com/datasheets/gps/trimblecopernicusii.pdf#search=%27%EF%BD%94%EF%BD%92%EF%BD%89%EF%BD%8D%EF%BD%82%EF%BD%8C%EF%BD%85+6353050%27
そのデータはここで処理。
CPUやROMやらで、 ペンキ塗られてチップの詳しい情報が見えない・・・・
データを処理している部分です。
そしてCPUで処理されたデータは ここで400Mhz のマイクロ波にして、 アンテナから地上の追跡基地局へ送信。
一番下の四角い檻みたいな物の中に有る部品類がそうですけど、これがデータをマイクロ波にして送信するトランスミッター部。
電源は?と見てみてら、パナソニックのリチュウム電池 3個あって9V。
水バッテリー使っていることが多いらしいですが、しっかりした電池でした。
電源の接続は 箱の裏面にあるギボシ端子を接続するだけという、完全な使いすて。
こんなシールが
以上ラジオゾンデの分解でした~!
最後にこれを成層圏近くまで運んで割れたバルーン君でした。