帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

リビングのフローリング貼りを開始

2021年10月25日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 

依頼リフォーム中の物件、だんだんと終わりに近づきつつありますが、今日のメインは一階のリビングへのフローリング貼り。

ちなみに、今日は平日で、 ただ、作業を進めたいのと、有給が有り余っているので、休みをもらいました。

 

フローリング貼りって、簡単なんですけど、難しい・・・  ん です。

 

その前にと、  朝飯を食って、今日最初の作業。

まだ時間的に騒音が出せませんので、 静かに出来る事をやります。 というかそれしか無い訳ですけど。 (笑)

 

最近作業が終わった洗面脱衣所のクッションフロア貼り、その後に壁面と床面の接合部にコーキングする作業ですが、

見かけを美しくするのと、多少の水漏れ等が有った場合に、できる限り床下侵入を防ぐ為です。

 

マスキングしてコーキング、余分なのを取り除いて、最後にマスキングテープを剥がす。

単純で退屈な作業です。

 

それが終わる頃に8時30分を回り、 多少の音を出しても大丈夫になりましたので、やっと本題?に取りかかります。

ただ、冒頭に書いたように簡単で難しいのがフローリング貼り。

 

というのは、貼り始め第一列目が完全に水平になっていなければならず、ほんの少しでも傾いたりすると、二段目を張る際に、パネル接合面に隙間が出来る。

1mmでも隙間が出来ると、その後の3段目から隙間がさらに広がって、最後には「なんだこりゃ?酷いな~・・」という事になる。

 

今回の床貼りは、窓のある南面(1番目に着きやすい関係で)からの開始となるのですけど、 当然のことながら掃き出し窓である事や、他に柱等があって、デコボコ。

その辺りの処理をきちんとやらないとすぐに2段目に影響が出る。

 

そもそも、木造建築の部屋が幾何学的に1mm寸分違わずキッチリと長方形に出来ているはずもなく、平行四辺形だったり、不当長辺の四角だったりと、

型押しでプレスして生産されるような工業製品ではなく、基本的に人の手造りで出来ている物であって、その辺は仕方のないこと。

だから難しいんですね。 

 

作業は、まず部屋の中央に水平線を引き、その線から窓枠までの距離を測る。

 

そしてその中央水平線からと、真反対の壁からの距離との兼ね合いから、この部屋にどの程度の誤差があるかを測り、あまりにも歪みが大きいと、貼り始めと貼り終わりで生じる誤差分を2分割して貼る事ですこしでも見かけを良くしたり、体裁を整えたりする。

 

幸いにもこの家はさほどの歪みが無く、なので窓枠から30cmほど離れた処に基本水平線を書き、中央線との誤差を見ましたが、この家はかなり正確に窓が並んでいた。

 

次に、実際の作業に入りますが、横一列分のフローリングをカットするとまず仮置き。

 

その後、柱や壁の出っ張り等で生じる必要なカットして再度並べますが、その時に再度完全な水平ラインを引き直し、その線との誤差が0になるように釘打ちなどします。

壁面とのラインは完全に密着するようにカットしますが、 柱などの出っ張りは少し隙間をとって調整できるようにする。 

夏にフローリングが膨張するのもあります。

 

この隙間は、あとできちんとコーキング処理しますので、とにかく1列目に誤差が無いようにすることが肝心。

フローリングの縦方向の継ぎ目の隙間も無く、完全に水平になるように調整を行い、行けると判断したら本貼りを開始。

 

方向的には右から左へと各板を打ち付けていくのですけど、裏面に専用ボンドを塗って床に板を置き、 隠し釘にて動きにくいように数カ所を固定、 隠し釘は1列目だけに使用します。

その後水平ラインとの誤差が一切生じないように気を使いつつ、作業を進めますが、

ボンドが裏面に付いていると釘打ちした際に板がズレやすいので、再三の注意を払って施工したら、左の板サネをきちんとはめ込みながら隠し釘で借り固定しつつ本釘打ち。

 

最初の一段を貼り終わるまで、全神経を集中した作業の連続で、 部屋の中央線引きから始まってここまで2時間。

 

と、ゴシャゴシャと色々長く書いてしまいましたが、 まとめると一段目の並びをまったく歪み無く、寸分の隙間も無いように施工すると言うことです。

 

一段目が出来れば後は2段目ですが、これは各板のサネ部分(嵌め合い部分)に隙間が生じないように、ボンド塗った床材をキッチリと角材使って叩き込み、そして釘打ち。

この1段目と2段目に隙間が出来るか?で全体の出来が決まるので、 もし隙間が生じていたら、最悪の場合、1段目から剥がしてやり直しになる事も有る。

 

今回は、幸運?にも全く隙間が無くキッチリ施工できていたので、後は簡単で、単純に床張りしていくだけですから順調に施工。

ボンドは一本で約2坪ほど施工できるのですけど、 2本しか買っていなかったので、部屋の真ん中辺りまでフローリングを貼った頃に無くなった。

この時点でもう時刻は午後の2時近く。

*途中でフローリング材の買い出しに行ったのもありますけど。

リビングだけで16畳(8坪)有るのですけど、残りは次回。

立ったり座ったり、 中腰姿勢での作業が多いので、 どうしても腰が重くなって、 ゴミを全部まとめ、電動工具をしまったら作業完了。

 

さすがに疲れましたです。

 

リビングのフローリング貼りが終わると、そのまま玄関フロアに移り、それで全フローリング作業は完了。

その後は耐久性の高いワックスを二重塗りして完了です。

 

リフォームも最後に残すはキッチンになりますが、 こちらは既存のキッチンを解体して取り外し、 下地材を貼ってクッションフロアで行きます。

水気の多いところ、洗面脱衣所やトイレ、キッチンはフローリングを貼ると、見かけは確かに良いのですが、傷みが早く、それがクラックとなり、やがては表面が剥げてきます。

防水性が高く、 張り替えの容易なクッションフロアがなんと言ってもベストですから。