帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

総仕上げに取り掛かり その5

2022年02月06日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 

昨日よりさらに寒くて、 マジのマジで、糞だよな~ とか思っているうちに現場到着。

 

まだ、朝の7時半ですので、 とりあえず、昨日作業したところを色々と確認していきます。

玄関枠の水平、 問題なし。

ポーチ面の凹凸の状態確認。 大きいところで1cm程度なので、上にモルタル打つなら多分2cmくらいでOK。

予定では30mm

 

ちなみに、以前のタイル施工は、団子貼りという手法でして、タイルの裏に団子状にモルタル乗せて、それを貼り付ける。

なので、モルタルの接着していた部分は丸い形、 潰れた団子状態になりますので、黒矢印部分(一部です)がその時の名残りですが、 

これやった職人さん。

手前で大体2cm程度、 サイド部分で、5cm近いモルタル団子。

 

バッカじゃないの! しかも団子の廻りが隙間だらけで、 目地コンが少しでも傷むと隙間全体にまんべんなく雨水が浸透してくれるというおまけ付き。

本当に職人つ~のは・・・・

ポーチは奥から手前まで少し傾斜を付けるのが普通で、 レーザーと、木板を敷いてその上にレベル載せながら、あちこち見ますが、 傾斜が殆ど有りません。 

一応付いているかな・・・・という感じ。

赤矢印部分の引っ掻き後みたいなのは、昨日表面研磨した跡です

左右の高低差を、レーザーにてチェック。 問題なし。

で、大体の感じが掴めたので、 ポーチサイドの3面はモルタルを流し、新たに造り上げることに決定。

ドルフィンボードと2x4にて型枠を作成中。

枠が出来上がったら、 モルタルを流し込みます。

 

既存ポーチがかなり水分を吸いますが、 今回は水を撒くことをせずに、モルタルの堅さを柔らかめに調整して流し込みました。

水分多めの方が、内部のエアが抜けて綺麗になる事も有ります。

 

 

モルタルを流し込むと、圧力で型枠が動くので、 庭にあったブロックと木クイなどで固定。

 

鉄棒で、可能な限り流したモルタルをつき回したりかき混ぜたり、 ポーチの既存コンクリートが適度に水分を吸って、その状態でベストな堅さになるように(ドライアウトにならない)様にするのですが、

モルタル4袋分をコネてエア抜きしたりするのはまじで面倒くさいです。 

 

本当はバッテリー式のハンディ振動器があれば、エア抜きを初めとした作業が簡単なのですけど、一度きりのために買っては居られませんので。

朝の8時過ぎに型枠造り、 その後にモルタル流し込み、 そして調整等をして終わったのが12時。

柔らかめだったモルタルも、既存ポーチが適度に水分を吸い込んでくれたので、堅さ的にはベスト。

度良い感じになりました。

 

これで、夜に凍結しないといいんですけど・・・・ 量が比較的多いので大丈夫とは思いますが、

マイナス10とかにならない限りは大丈夫かと思うしか無い訳ですが、まあ、最後に型枠外せば分ります。

 

今回の工事ですが、玄関ポーチ側面はモルタル打ちっぱなし、タイルは上面だけに貼る予定です。

作業工賃が破格に安いので、 その程度でしか出来ません。

 

やれと言われれば、 あらゆる技法をつかってマジ&ガッチリ施工しますが (笑)

 

ここで、余談ですが、玄関のコートハンガーの先端ノブを取り付けました。

さて、玄関ポーチは、今日はやることが無いので、 次は建物内部に有る私物をできる限り撤収します。

昨日は大物でしたが、今日は小物&雑品。

 

全部整理をして、 次々に車へ積み込みますが、 さすがに全部は積載できませんでした。

 

まだポーチ作業が完成していないので、残ったものは次回です。

 

ごらんのように、軽自動車に目一杯ですが、それだけ工具や材料、私物が大量に有ったわけです。

まあ、約一年間、週末だけここで生活していたような物ですので、当然というか(笑)

とりあえず、積載が終了したので、 本日最後の作業。

浴室の全面防水施工をしますが、やりたくないんですよね~  汗。

 

バスタブはFRP、床はバスナフローレですが、その他は既存の材料で構成された浴室で、

僕の嫌いなタイル。

 

タイルはまず目地が湿潤し、そして乾燥を繰り返します、そこに夏と真冬の温度差が加わり、 

だんだんと駄目になる。

少しでも水分が入ると、水の膨張などで影響を受け、 一番良くないのが真冬に換気のために窓開けていたりした場合に。

その水分が凍結したりして、段々とボロボロになってくる。

 

吸い込んだ水分はタイルの裏面に影響を及ぼし、割れや接着力の低下の原因となり、 やがては大きな割れとなり、タイルも含めて脱落してくる。

 

この建物は、前のオーナーが別荘的な使い方をしてくれていたおかげで浴室の痛みがほぼ皆無だったのでリフォーム施工費は安く済みました。

 

ただ、新しいオーナー家族が、この先使用していけば、浴室は普通に使いますから、タイルもそれに連れて普通に劣化してくるので、 

入居前の段階で、劣化防止の為の防護を”当然”します。

 

ネブライザーを使い、 体はフィールドジャケット、 マスクにゴーグルで覆うと、 作業開始。

 

天井から床まで、 隅々までたっぷりと防水材を吹き付けますが、 ゴーグルが霧ですぐに見えなるし、隙間から目に入って凍みるしで、キツい。

浴室全体がビショビショになったところで、作業完了。

 

*天井から床まで、全部塗布します。

浴室を出て、 ジャケットを脱いで、 窓を開けて霧状の余分な防水材が外に流れるように風通し。

バスナフローレの床も薬品でビチャビチャ。

エプロンのスカート部に、照明に反射した床が映っているな~。

有機溶剤をはじめとして、不要分が全部揮発するには大体3日、一週間有れば大丈夫。

 

来週の末には、タイルの表面からバスタブの中、 床から天井まで、 水を掛けるとコロコロの玉水になって流れるようになります。

 

防水材の浸透圧がかなり高いので、タイルの表面などに薄らと入ったクラックも基材がしみ込みますし、 目地も今後は一切湿気をすいませんので、カビも生えません。

ガラスやその廻りのモールも表面がコートされ、 さらにその上に石けんかすとかが付いたのが汚れるのはともかくも、

内部にカビは浸透できません。

 

しばらく風を通して、ヤレヤレという感じで、今日の作業は終了。

防水材しみ込んだジャケットを車に乗せて帰りますが、少しラリってる?ような感じのする翔でした。