帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

ウクライナと 軍用宇宙衛星

2022年02月28日 | Weblog

ロシアの侵入で始まった、 ウクライナ戦争。

当然の事ながら、ミサイル、空爆等々、 当初は一本的にロシアが有利で、 このまま数日でウクライナは崩壊してしまうのでは?と

思えたわけですが、 ”僕自身はそんな簡単にいくわけ無いでしょ!”と思っていた。

 

というのは、 第二次世界大戦は 2Dの戦い、 これすなわち地表面での戦いで、 作戦するにも、攻撃するにも、

海の上、陸の上でしかなく、 通信はその平面の情報として伝達されて戦っていた。

 

ところが、今はアメリカはじめとして欧州には軍事衛星が多数有り、 ロシア軍がどう侵入して、どのくらいの規模で、 

戦車の数は、装甲車の数は、どのくらいの兵士が居て、それは全て宇宙から丸見えなわけで、

今のウクライナ戦争は、第二次大戦と違って3Dなわけです。

 

大戦の時にも航空機はありましたが、 低く飛べば対空放火にさらされ、 中高度飛べば敵戦闘機の迎撃。

かといって高高度を飛べば、地上の状態が全く判らない。

 

写真、フィルム、 そんなものはその時間だけのもので、 実際は常に流動的に戦線は動いているわけで、 その情報を元に作戦立てて決行するには時間差がある。

 

当時は 防御(定位置)、攻撃(移動)そのパターンで成り立っていたのですけど、

 

今は宇宙から、 人の顔の識別が出来るほど、しかも常時24時間、 いつでも動画情報としてもみられるわけで、

攻撃してくるロシア軍は ウクライナ内地に入り込むほど、作戦遂行が困難になる。

 

日本の倍近い面積を持つ国に、19万だろうが入り込めば、 それは必ず移動をともなうわけで、

敵の基地(定位置)を潰すのは、戦闘機やらミサイルやらでOKだが、迎撃する側が常時最新情報を得て移動するとしたら、 

ウクライナ全土を焼き尽くすほどのミサイルは無いし、航空機も24時間全土をくまなく全土に飛ばして、迎撃にそなえる程の数は無い。

 

その衛星の情報は、特殊なソフトをつかうと、 スマホさえ有あれば攻撃側の情報が表示され。

進行してくる状態が手に取るように全部筒抜け。

ちなみに、ウクライナはIT大国である。

 

もちろんロシアにもこうした類いの物は有るであろうが、 衛生の数は少なく、 そもそもが精度が悪く、解像度が劣悪。

たいして、特に日本やアメリカの衛星の能力は半端ないわけで。

 

何も無い平原の戦いなら、数と火力に勝るロシア軍も圧倒的に有利だろうが、 建物混み合う市街地になると、 

情報筒抜けのウクライナ兵が待ち構えているわけで、ロシアとしてもミサイルで攻撃したいが、発射すればすぐにその情報は伝わり、 

航空機を飛ばせばばその情報も筒抜け。

 

ロシアの精度低い衛星でウクライナ兵を捉えてミサイルで攻撃をしようにも、既に察知して居なくなった 場所に雨あられと打ち込むのは無駄。

 

爆撃機を飛ばして潜んでいた場所に攻撃加えても、やはりもぬけの殻。

かといって、広大な市街地丸焼きにするために絨毯爆撃しようにも、 シェルターが普通に存在しているウクライナの街に意味は無い。

 

ウクライナ側は、マホでも容易に提供される、流動的敵情報をもとに、移動しながら米国製の高精度対戦車ミサイルぶっ放しているのだから

、ロシア側の損害は既に戦車150以上、 装甲車も同じで。

【命中率94%】対戦車ミサイル "ジャベリン" 2つの攻撃モードを持つタンクキラー

ロシア兵士にいたっては なんでこんな戦争しているの???と士気は極めて低く、目の前で次々と待ち構えていたウクライナ兵に攻撃されて友軍が破壊されたり撃破されれば、進撃すらしたくなくなる。

 

市街地を制圧しても、 その布陣の状態は宇宙衛星から丸見えで、 防御の薄いところから容易に侵入し突然攻撃をうけることになる。

また、後方の平坦握る輸送部隊は、格好の餌食。

 

内陸500kmまで入り込んで、 その補給路を全部守ることは絶対に不可能だし、 飯どうやって食うの?ロシア軍。

 

インフラが豊富で、 通信方法が腐るほどあるアメリカや欧州は、情報をガンガン流せるが、ロシア側の衛星の数は少なく、

それを処理して全部隊19万に情報提供できるほどの能力は無い。

 

スマホは電池切れれば使い物にならないが、可搬型ソーラーパネルがあれば問題は無いし、

通信の基地局が潰されても、 欧州やアメリカの軍事通信衛星と容易にリンクできる移動式基地局は 普通の車で簡単に運べる。

 

初戦こそ、勢いづいていたロシア軍だが、 広大な国土に軍を展開する=密度が薄くなり弱体化する。

次々と見方が特に戦車が破壊され、反撃しようにも、あっという間にウクライナ兵は居なくなってしまうし、意地になって捜索すれば、

今度はそれを察しして、チームワーク組まれたウクライナ軍によってのべつまくなく狙撃の餌食になる。

 

アフガニスタン等の国と戦争しているのとは、まったく違うわけだ。

 

数日で首都陥落、 政府が敗北宣言するか、 軍にクーデターを促して政府を打倒する。

武器も兵器も、戦車も航空機も少ないから意図も簡単に落とせると思っていたプーチンは、その程度と高をくくっていたかと思うが、

それその物が大きな間違いなんだと、そう思うんですよね。

 

ちなみに、そろそろ精密誘導兵器の弾が無くなってくるウクライナ軍ですが、 ドイツとアメリカが兵器の搬入を始めるという報道が有り、

こうなるとさらに強力な兵器がロシア軍に向けられることになる。

 

戦争は民主国家では絶対に起きない、 常に独裁者が引き起こす、 ロシアが正に今それで、次は中国だ。

 

武器を持たなければ戦争にならず、 攻撃もされず、 話し合いで全て解決出来る等との賜っている、このお花畑脳みそ人間が普通の日本は 侵略に対してたたかえるのだろうか?

そう思うんですね。