帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

爆風&激寒下のタイル貼り。

2022年02月21日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 

昨日はそこそこに暖かくて、なので、今日は楽かな?な~んて思っていたんですけど、玄関開けたら嫌~な雰囲気。

やたらと寒いし、無風。

 

つ~事は、 日中は北風が強くなると言うことで、溜息を付きながら車に乗ります。

今日は玄関ポーチのタイル貼り作業ですので、一気に仕上げます。

なので、できる限り早く行かねばなりませんから。

 

現場に到着したのは朝の6時15分。

まず初めに昨日塗布をしたシーラーを見ましたけど、完全に乾いていて、とても良い感じです。

ボヤボヤしてはいられませんので、すぐに墨だしを開始。

その次にタイルの割り付けをします。 初めはこう並べようかな?とか思ったんですけど。

やはりオーソドックスな普通の並び方にしました。 

 

玄関ポーチは、横サイドの全周にモルタルを打ったのですけど、その際に最小の誤差になるようにしましたので、

奥から手前(奥行き)の誤差3mm 左右(幅)の誤差 2mmで収まっています。

今回の工法は、圧着張りで行きますが、使うのは普通の4倍近い価格がする特殊高級モルタル。

すぐに剥がれる(普通の職人が使う)安物モルタルは使いませんです、当然に。

 

後で適度に剥がれて又仕事(お金)もらえることを僕は計算しませんので。

 

タイルの施工って実はバカでも出来る簡単な作業でして、まずタイルを載せる部分にモルタル(目地打ちも出来る)を薄く塗り広げます。

そして、タイルを採寸して必要なサイズにカット。

タイルの裏面にもモルタルを盛って、それを先にモルタル塗ったポーチの上に置いて、圧着。

こんなもの、技術もへったくれもなく、誰にでも出来ます。

 

今回、玄関ポーチに下地にレベラーを使ったことも有りまして、 奥から手前まで、ほぼフラットになっていますから、

水勾配はこのタイル貼りの時に持たせます。 今回は100:3

 

簡単に言うと、奥の方ほど下のモルタルに厚みが有り、手前ほど薄くなっていくという感じです。

 

奥の方のモルタルは少し硬めで、 この部分は玄関ポーチの真下(=同時に人がよく歩きまわる場所)ですので、余り水がかかりませんからタイル裏面の全面までの圧接にやたらと神経を使う必要は無く、

手前に来るほど、雨水にさらされるので、タイル裏面全面(=100%)にモルタルを行き渡らさねばなりません。

 

今回、目地打ちも同時に出来るモルタル(ポリマー系の)を使ったのは、圧着時にタイルの4方からはみ出してくるモルタルをそのまま目地に使う為です。

これを使うと、貼り付けと目地うちを別にする必要が無く、施工時時間の短縮になるだけにとどまらず、乗せたタイルがモルタルのバスタブに浮かぶように全面施行できる事から、あとで雨水が浸入しにくいんです。

普通の施工(ボトムと目地を違う材質の物で施工)をすると、まずは材質の違いがあり、先に貼り付けたタイルのモルタルが乾いてから目地を打つ事になり、

まずは一体化しませんし、原理的に全周に少しずつ隙間が出来ます。

当然そこに水が入り込こんで行き、最終的にタイルの裏面全体に染みこんで乾きません。

やがて、真冬の厳冬期に凍結して膨張、 =タイルが割れたり剥離する。

 

僕は職人じゃ~ありませんので、技術屋らしく、簡単で確実、そして高品質だけを提供することを最重視でやります。 

 

そんなことより、段々と風が強くなってきて、しかも激寒。

タイル貼りは必要な量だけのモルタルをバケツに造って、暫時堅さを換えて施工、それを何度も繰り替えしますが、 どうしても水作業ですので手が水で濡れます。

そこに来て北風吹き荒れると段々と指先の感覚がなくなり、しまいには霜焼けになるかと思うほど。 感覚が全く無いし、痛いよ~!!

 

8時くらいには日が差してきて、それがそのまま11時頃まではよかったんですけど、建物の陰に太陽が隠れ始めると

も~~~寒いのなんのって 

 

性分的にこの程度の面積だと、半分を今日、残りを後日というのが嫌なので、意地でも今日中には終わらせます。

 

奥から施工していって、2列程横に貼ったら、3列目を貼りながら、一番上のタイルのはみ出しモルタル使って目地処理。

 

余分をスポンジで吹き上げ、また次のタイルを貼っての繰り返し。

真ん中が大体終わると、後はカットが必要な周辺タイル貼りとなりますが、余りの寒さで根気が途切れ気味。

誤差0mmでカットするはずが、採寸も手抜きになっている為に、何かな~  後で、最後くらい完全にやれば良かったかな?と猛反省。

全面を貼り終えると、 後はコーナ処理。

 

まあ、そんな感じですが、普通に見たらそんなカットと採寸の誤差は、まったく判りませんです。

あくまでも、自分で自分に対する評価ですから。

 

タイルはトップ部分だけの施行でして、 サイドは施工せずに打ちっぱなしです。

駐車場なので、車が真ん前に駐まりますから、そのうちタイヤをタイルにぶつけたり、こすったりとか、かならず剥がれるので貼りませんです。

 

ただ、そのサイド部分は、綺麗に洗い流しをして、全く水分吸わないような防水加工を後でやります。

これは、後に薄汚れたりコケが生えたりしないよう、半永久的に綺麗な灰色のままでいるようするためです。

 

道具を片付けて、ようやく終了

しかし・・・・余りの寒さに多少気の緩みが出て、なんつ~か 自分で自分に点数をつけるとしたら 多分0点

まあ、なにはともあれ、これで玄関ポーチのタイル貼りは終了です。

 

冷え切った体を車に押し込むと、フルに暖房を効かして暖まりながらの帰り道。

時刻は4時15分

10時間全く休みを取らない連続集中作業、今日は昼飯を食う時間すら無かったです  笑