久々にリフォームのオーダーが入った。
以前やっていたのとは違うオーナー(僕の友人)さんからで、買ったのは良いけど、このままでは住めない(貸せない)ので、是非やってもらえないだろうかという要請。
季節的にほぼ夏だし、 「ウインド行くので10月以降にしか本格的に出来ないよ!」というとOKとのこと。
でもって、今日がぽっかり予定空いたので、 とりあえず壁面?の破壊に取りかかることにした。
なんだろうね~この意味不明の室内壁・・・・・・・
普通は砂壁とか、 壁紙なんだけど、 変な風な感じで、 しかも外壁用の塗装が吹き付けられている。
理由でもあるのかいな?
この壁処理は一階から二階の廊下及び階段の両側全面に施されていて、 この薄汚くて不快な感じの壁をまず壊さないことに始まらない。
そこで、一部を壊してみると。 あんらら・・・・
写真ではよく見えないと思いますが、 一番奥の下地が9mmほどのタイガーボードみたいで、表面が砂壁になっている。
で、バカというかなんというか、その上にモルタルを同じくらいの厚さで施して、さらにその上から外壁用の塗装をしている事が判った。
なんでこんな事をしたのか?が皆目見当が付かないが、天上が和風ですから、おそらく以前は壁全面が和風になっていた事が容易に判る。
当然、 和風=薄暗くて陰気 な事から、 基のオーナーが左官か誰かに頼んで塗りつぶした?としか思えない。
しかし・・・・・・・・・・・・・薄いボードにモルタルなんか貼り付けているという意味不明の工法。
こりゃ~駄目だ! つ~わけで、 早速破壊開始。
手当たり次第に穴開けてからバールを引っかけて手前に引いて崩していきますが、とにかく脆くて、
おまけに施工時にモルタルの水分吸ってしまったせいか、砂のようになって崩れてくる。
マスクしてやりますが、 ホコリが凄まじく、思わず涙目。
脚立忘れたので、手の届く範囲しか出来ませんが、それでも凄い量。
一通り壁を取り去ったら、 次は電気系の配線を検討。
建物的には40年ほど前の物で、全室エアコンという考えが無かったのだと思いますが、
部屋に来ているコンセントの数は少ないし、 エアコンのための配線がブレーカーパネルから壁貫通して外に出してから、屋外を取り回して部屋に行っていたりする。
現行ブレーカの容量は40Aで、容量的に少ないので、これはブレーカーパネルごと交換しないと駄目。
単相3線で給電されているので、60Aの物に交換すれば、 これで各部屋のエアコンは賄える。
しかし・・・・外に配線取り回しているというのはみっともないので、 室内廊下壁全壊した事から、
きちんと建物内を通してやることにした。
この建物は 2階が2部屋。 一つは洋室、もう一つは和室。
一階が一つが和室、 もう一つがLDKの .3LDK
和室のままだと入居者が少ないらしく和室は、両方とも洋室にするか、もしくは一つはモダン和室的にする方向で行こうと思う。
で、まずは二階の洋室から取りかかった。
とりあえす畳を剥ぐって見ると下地は幅15cmくらいの、厚さが12mの板が満遍なく打ち付けられている。
畳なので、 風通しを考えての事かと思けど、このまま上にフローリングやクッションフロアを貼れないので、
それ用の下地を造る必要が有る。
足で踏むと心許ない・・・・
この部屋は砂壁の真壁工法で造られていて、 この真壁にボードを打ち付けて壁紙を貼って洋室にしようと思うが、真壁工法独特の剥き出し柱をどうするか?で暫し問答。
で、和室らしさ全階の鴨居を全部取り外すことにしました。
撤去開始。
この押し入れは、折戸式のクローゼットにするか、引き違い戸にするか?で悩みますが、 とりあえず今日はここまで。
ついでに天井裏を除き、 天上の釣り状態を確認。
断熱材とか入ってないんだよね~ この時代は。
強度が無いので、 9mmのボード貼るというわけには行かない事が判ったので、 塗装もしくは壁紙処理ということになるな。
とりあえずやれることが無くなったので、今日はこれで終了。