ホンダ製のポータブル発電機のユーザにとって悩みの種が オイル交換
オイルの注ぎ口と 排出口を兼ねているのですが、 こ~んなに奥にある。
で、交換は発電機を傾けて行うわけです。
しかし、見て分かるように下手にやろうものなら水色丸の辺りと、最悪両脇からケース本体の底へ流れ出てしまい、発電機を置いたところにオイルシミが出来まくるハメになる。
で、「これって何とか出来ない?」となるのが普通でして、 とうぜん誰しもが思う不便を解決する様な治具がネットで売られていたりもして。
きちんと真鍮を削りだした良質品だと価格は2500円くらいする。
しかしながら貧乏で 天の邪鬼な僕は つい「自分で造ってしまえ!」となってしまう。
で、300円で作製しました、 いや 一部材料を変えれば 200円でも出来る。
性能は同じなので、 もし壊れても無くしても何ら惜しくも何ともないし。
まず、オイルゲージ兼ねた純正キャップを購入、価格は180円。
とりあえず加工前に各部のサイズを測定。 一番径の細いところで16mmある。
強度の関係から 開ける穴の径は12mmに決定。 厚み2mmは強度保持のために持たせたいからです。
他にも、ビニルホースで外径12mmのがホームセンターとかで売っているんです。
穴開けて、 ホースを差し込み、シリコンシーラントで固めてしまえば、 ホースが10cm=15円程なので、200円前後で簡単に造れてしまう。
初めは僕もそうしようかと思ったんですが、 外径12mmのホースだと内径は10mm程度になり。
オイルを入れる時に面倒かな・・・と。
なので、 異径ジョイントを咬ませ、 内径16mmのホースを使う事で扱いを向上させました。
異径ジョイントですが、園芸用品コーナーとかで売っているジョイント。
一応サイズ測定。
タケノコの太い部分で14mm有りますので、 これを削り落としてしまえば。
本来の外径12mmとなり、ピタリ。
さて、加工ですが、まずはキャップのオイルゲージ部分とつまみの部分をディスクグラインダーで削り落としてしまいます。
次は穴開け。
つまみの部分を木片二枚で挟んで、普通のドリルでやっても良いんですが、ボール板が有るのでそれでホジホジ。
次に異径ジョイントの 余計な出っ張りを、やはりディスクグラインダーにて取れば下準備OK。
これをこうして。 ピッタリはまるように最後は慎重に削って調整を加えます。
ちなみに裏側から見ると
次に使うのがこれ、 ただのビニールホースです。 笑
何かに使う可能性が有るので、 一応内径25mm と内径16mmを購入、 価格は20cmで 50円と 30円。
先ほどの二つの接合部の最終処理ですが、差し込み部分にシリコンを塗って「ソィヤッ!」と差し込むと。
後はつまみの部分を含めて全体をシリコンで盛り上げます。
こうしなくても良いんですが、 シリコンが後でラバー化すると手の感覚が良いので、そうやっています。
ちなみに異径ジョイントを使わずにビニールホースでやる場合は、つまみを持って廻す際にホースが潰れて抜けたりもするので、もっと厚みを持たせて包むように盛る方が良いかと思います。 オイルも漏れませんし。
他にもテープを巻いて、 レジンを流し込んで同じように固めてもOK。
で、シリコンが固まったら、ビニールホースを差し込んであっさり完成。
オイルゲージ付 純正オイルキャップが180円、
異径ジョイントが98円 ビニールホース内径16mm物が15円と、合計約300円で造れてしまう。
単にオイル交換するときだけ使うものなので、僕はこれで十分です。
以上 オイル交換治具でした。 てへへ