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日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

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ChatGPT

2023-02-26 05:10:08 | 翻訳術

 ウィニフレッド・バード『日本の自然をいただきます 山菜・海藻をさがす旅』(亜紀書房)が3月8日に刊行となる。

 https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1102&st=4

 これをもって2023年に入ってすでに5冊刊行と、なかなかのハイペースだが、2023年はまだ始まったばかり。今後さらに何冊か刊行を予定している。

 その中でもいちばん力を入れている書籍の翻訳をどんなに忙しくても毎日進めているが、この本も注が大幅に必要な気がする。

 ノンフィクションやアートブックの翻訳には必要な注を漏れなく入れるということをずっと続けているし、今後もその方針で臨みたいが、最近実に力強い仲間を得た。

 Open AIのChatGPTだ。

 https://openai.com/blog/chatgpt/

 このいちばん力を入れている本に、次の「セリフ」があった。

 ‘Tonight, Matthew, I’m going to be – Anthony Trollope.’

 作家の真似をして文を書くことの大切さをここで説いていて、「アンソニー・トロロープになる」とマシューという人に言っていることは間違いない。

 だが、‘Tonight, Matthew, I’m going to be – Anthony Trollope.’はどこから来ている「セリフ」なのか、調べないといけない。

 それで、最近話題のChat GTPに、

 ‘Tonight, Matthew, I’m going to be – Anthony Trollope.’ Where does the saying come from?

とたずねたところ、次の返事が数秒であった。

The sentence "Tonight, Matthew, I'm going to be..." is a catchphrase from the British television show "Stars in Their Eyes". The show was a talent competition in which contestants would impersonate famous singers and perform their songs, and the catchphrase was used by the host, Matthew Kelly, to introduce each contestant. The catchphrase has since become a popular phrase in British culture and is often used humorously to introduce someone who is about to take on a new persona or role.

 これはすばらしい。"Stars in Their Eyes"のイギリス番組から生まれた言葉で、番組のホストのMatthew Kellyが使うということが、これだけまとまった、わかりやすい情報として瞬時に得られる。

 もちろん「裏を取る」ことは必要だが、Google検索にもできない「ピンポイントでの返答」が大変頼もしい。

 いい注が書けそうだ。

 本日も更新が遅れてしまって、申し訳ございません。

 

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